早春の草花 2017 [草花(春)]
早春の草花 2017
もたもたしているうちにラッパスイセンの蕾が膨らんできました。
私の庭ではラッパスイセンは本格的な春の到来を告げる花です。
昨年は2月末まで病室にいて早春の草花が見られませんでした。
今年の一番乗りはやはり「スノードロップ」。
暖かい地方では年末から咲くようですが、この庭では2月の花です。
ほんとうに雪の妖精のよう。
続いての登場はフクジュソウ。
柔らかい葉は初め濃褐色を帯びています。
2013年にいただいた大株が今年は20輪くらい咲きそうです。
3月になると葉はほぼ緑色。
フクジュソウというと今までは真上からの輝く花姿を撮ってきたようです。
でも年のせいでしょうか、今年は花弁の裏面の細い褐色線条に見とれました。
今年は2輪しか咲かないコシノコバイモ。
でもこの花と葉の渋い色合いは花の骨董品。
雪割草はキンポウゲ科ミスミソウ属。
日本にはミスミソウ、スハマソウ、オオミスミソウ、ケスハマソウが自生します。
園芸店では主にオオミスミソウから生み出されたたくさんの品種が「雪割草」として流通しています。
地植えのピンクの雪割草はまだ小さな蕾です。
新たに加えた2種は鉢に植えたため早くも満開、特に紫色の株は生育良好。
これら2種はともに雄しべから花粉を出しています。
最近の新種では雄しべが退化したり、弁化して八重になったりしているようです。
白の花弁の方は葉の生育が悪く3輪しか咲いていません。
これは大型ヒメリュウキンカ。とにかく元気で明るいのが取り柄です。
従来のヒメリュウキンカはまだ咲きません。
これはこれは!
ニホンスイセンの根元に自生した白花のオキザリス。
その周りに青く光るのはオオイヌノフグリ。
可愛いからもう少し咲かせておきましょう。
オオイヌノフグリはオオバコ科クワガタソウ属。
華奢な雌しべの両脇に太めの花糸の雄しべが一対、真ん中に蜜があります。
今年は今ひとつ物足りません。
昨年私の留守中に咲いたセツブンソウの鉢に花が見られなかったのです。
出たのは1枚づつの葉のみ。
ネット検索にて近くの河川環境楽園に咲いていることがわかり行ってきました。
車で行って写して帰るまで1時間足らず、良いところを見つけました。
もたもたしているうちにラッパスイセンの蕾が膨らんできました。
私の庭ではラッパスイセンは本格的な春の到来を告げる花です。
昨年は2月末まで病室にいて早春の草花が見られませんでした。
今年の一番乗りはやはり「スノードロップ」。
暖かい地方では年末から咲くようですが、この庭では2月の花です。
ほんとうに雪の妖精のよう。
続いての登場はフクジュソウ。
柔らかい葉は初め濃褐色を帯びています。
2013年にいただいた大株が今年は20輪くらい咲きそうです。
3月になると葉はほぼ緑色。
フクジュソウというと今までは真上からの輝く花姿を撮ってきたようです。
でも年のせいでしょうか、今年は花弁の裏面の細い褐色線条に見とれました。
今年は2輪しか咲かないコシノコバイモ。
でもこの花と葉の渋い色合いは花の骨董品。
雪割草はキンポウゲ科ミスミソウ属。
日本にはミスミソウ、スハマソウ、オオミスミソウ、ケスハマソウが自生します。
園芸店では主にオオミスミソウから生み出されたたくさんの品種が「雪割草」として流通しています。
地植えのピンクの雪割草はまだ小さな蕾です。
新たに加えた2種は鉢に植えたため早くも満開、特に紫色の株は生育良好。
これら2種はともに雄しべから花粉を出しています。
最近の新種では雄しべが退化したり、弁化して八重になったりしているようです。
白の花弁の方は葉の生育が悪く3輪しか咲いていません。
これは大型ヒメリュウキンカ。とにかく元気で明るいのが取り柄です。
従来のヒメリュウキンカはまだ咲きません。
これはこれは!
ニホンスイセンの根元に自生した白花のオキザリス。
その周りに青く光るのはオオイヌノフグリ。
可愛いからもう少し咲かせておきましょう。
オオイヌノフグリはオオバコ科クワガタソウ属。
華奢な雌しべの両脇に太めの花糸の雄しべが一対、真ん中に蜜があります。
今年は今ひとつ物足りません。
昨年私の留守中に咲いたセツブンソウの鉢に花が見られなかったのです。
出たのは1枚づつの葉のみ。
ネット検索にて近くの河川環境楽園に咲いていることがわかり行ってきました。
車で行って写して帰るまで1時間足らず、良いところを見つけました。
2017-03-06 22:34
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トキワシノブ [草花(冬)]
トキワシノブ
シダ類 ウラボシ綱 ウラボシ目 シノブ科 シノブ属の園芸品種(台湾原産)
学名:Davallia tyermannii
常緑多年草
10年ほど前に植えた1株のトキワシノブが大株になりました(全高約40cm)。
寒さにも強く当地の雪にも負けず、常緑を保っています。
銀白色の毛に覆われた根茎はナツツバキの幹に着生しようと上に向かって伸びています。
根元にも繁茂。
さらに地面にも太い根茎を貼り、所々から葉柄を伸ばしています。
夏の葉はもっと色鮮やかです。これは2010年10月3日撮影。
葉は針金状の葉柄(〜15cm)と三角形の葉身(〜20cm)から成ります。
1葉採取。
葉身は、先の鋭い三角形、無毛で硬い紙質様です。
各裂片に丸い膨らみがあります。
葉の裏面。
黄色い斑点がびっしり。
これがシダの胞子嚢群でソーラスとも呼ばれます。
胞子嚢を保護するように被さっているのは包膜。
貝のような形で下から包んでいますが、ここでは既に胞子が成熟して溢れそうです。
このとき観察した葉の一部を小皿に乗せたまま忘れていました。
数日後、小皿に薄黄色の粉のようなものを見つけてびっくり!
暖房による乾燥で胞子が一斉に飛び散っていたのでしょうね。
大きいものは破れた嚢?
葉の裏にも飛び散った胞子がたくさん付いていました。
FABREで覗いてみました。
濃黄色の胞子嚢が包膜からはみ出してあふれそう。
円く膨らんだ胞子嚢の上部にオレンジ色の縞模様が見えます。
これは「環帯」と呼ばれます。
FABREは20倍で見えますが、写真に撮りにくいのが難です。
淡い黄色に見える胞子嚢群。
辺縁部の胞子嚢は胞子が出た後のようで白っぽく見えます。
しかし包膜の下の胞子嚢の多くはまだ黄色が濃く、胞子が残っていそうです。
室内で胞子を飛ばした胞子嚢は華やかでした。
多数の胞子や、役目を終えて伸びた環帯が飛び散っています。
次に顕微鏡で確認しました。
胞子の入った胞子嚢、赤い部分が環帯です。
乾燥して嚢が破れると環帯の弾性により反り返って胞子を飛ばします。
胞子を飛ばし終えた胞子嚢。
この伸びきった環帯の下には胞子が10個ほど残っているようです。
(追加)胞子
近縁に東アジアに自生する シノブ(Davallia mariesii )があります。
シノブは冬季葉が枯れますが、日本でも古来「忍ぶ玉」として吊り下げたり、盆栽風に仕立てられてきました。シノブの葉はトキワシノブに比べやや薄くて優しい感じのようです。
今までシダは難しいからと避けてきました。
これをきっかけに今年はもう少し庭のシダを見て見たいと思っています。
しかし何せ素人の個人観察、誤りがありましたらどうぞお教え下さいますようお願いします。
シダ類 ウラボシ綱 ウラボシ目 シノブ科 シノブ属の園芸品種(台湾原産)
学名:Davallia tyermannii
常緑多年草
10年ほど前に植えた1株のトキワシノブが大株になりました(全高約40cm)。
寒さにも強く当地の雪にも負けず、常緑を保っています。
銀白色の毛に覆われた根茎はナツツバキの幹に着生しようと上に向かって伸びています。
根元にも繁茂。
さらに地面にも太い根茎を貼り、所々から葉柄を伸ばしています。
夏の葉はもっと色鮮やかです。これは2010年10月3日撮影。
葉は針金状の葉柄(〜15cm)と三角形の葉身(〜20cm)から成ります。
1葉採取。
葉身は、先の鋭い三角形、無毛で硬い紙質様です。
各裂片に丸い膨らみがあります。
葉の裏面。
黄色い斑点がびっしり。
これがシダの胞子嚢群でソーラスとも呼ばれます。
胞子嚢を保護するように被さっているのは包膜。
貝のような形で下から包んでいますが、ここでは既に胞子が成熟して溢れそうです。
このとき観察した葉の一部を小皿に乗せたまま忘れていました。
数日後、小皿に薄黄色の粉のようなものを見つけてびっくり!
暖房による乾燥で胞子が一斉に飛び散っていたのでしょうね。
大きいものは破れた嚢?
葉の裏にも飛び散った胞子がたくさん付いていました。
FABREで覗いてみました。
濃黄色の胞子嚢が包膜からはみ出してあふれそう。
円く膨らんだ胞子嚢の上部にオレンジ色の縞模様が見えます。
これは「環帯」と呼ばれます。
FABREは20倍で見えますが、写真に撮りにくいのが難です。
淡い黄色に見える胞子嚢群。
辺縁部の胞子嚢は胞子が出た後のようで白っぽく見えます。
しかし包膜の下の胞子嚢の多くはまだ黄色が濃く、胞子が残っていそうです。
室内で胞子を飛ばした胞子嚢は華やかでした。
多数の胞子や、役目を終えて伸びた環帯が飛び散っています。
次に顕微鏡で確認しました。
胞子の入った胞子嚢、赤い部分が環帯です。
乾燥して嚢が破れると環帯の弾性により反り返って胞子を飛ばします。
胞子を飛ばし終えた胞子嚢。
この伸びきった環帯の下には胞子が10個ほど残っているようです。
(追加)胞子
近縁に東アジアに自生する シノブ(Davallia mariesii )があります。
シノブは冬季葉が枯れますが、日本でも古来「忍ぶ玉」として吊り下げたり、盆栽風に仕立てられてきました。シノブの葉はトキワシノブに比べやや薄くて優しい感じのようです。
今までシダは難しいからと避けてきました。
これをきっかけに今年はもう少し庭のシダを見て見たいと思っています。
しかし何せ素人の個人観察、誤りがありましたらどうぞお教え下さいますようお願いします。
2017-02-21 14:57
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コハクチョウ [庭の外]
コハクチョウ
小白鳥 カモ目カモ科ハクチョウ属
数年前から近くの木曽川橋の近くにコハクチョウが飛来すると聞いていました。
でも川岸は寒かろうし、入り口もわからないし、歩行障害のあるものには無理かと諦めていました。
しかし、2月4日、春を思わす日差しに誘われ思い切って行ってみると、幸いにも難なくコハクチョウを見ることが出来ました。
木曽川左岸堤防から北を見ると対岸の堤防の上に伊吹山が見えました。
手前の木々の間から見える白いものがコハクチョウでしょうか。
とにかく近くまで行ってみましょう。
いました! 優雅に浮かんでいます(画像は全て画面をクリックすると大きくなります)。
こんなに簡単にコハクチョウに会えるとは夢のようです。
少し上流では中洲で休む姿も。
さらに上流にものどかにくつろぐ白い鳥の群れ。
合計50羽以上いるようです。
ひょいと持って行ったのは、いつもの軽いマクロレンズのついた一眼レフのみ。
それでも試しに写してみました。
周りには望遠レンズのカメラを3脚に固定して撮影中の男性多数。
一羽が大きく羽ばたき。
水中に頭を突っ込んで食事中。
コハクチョウは草食性、水中の水草や水田の落穂や草を食べるようです。
ただし、ここでは餌(穀類)のプレゼントがあるよう。
羽の色が灰色に見えるのは幼鳥、白色は成鳥です。
急に大きな水音!
幼鳥が幼鳥を追いかけている?
憤懣やるかたなし。
まだにらみ合いが続きます。
怪しい雰囲気。
右の幼鳥が口を開いて怒っています。親鳥たち(?)も何か叫んでいます。
うわあ、噛み付かんばかりの勢い!
アタック! 「やめなさい!」
追いかけろ!
兄弟喧嘩でしょうか?
けたたましく叫ぶ親鳥! 親の気持ちは人も鳥も同じ?
お母さんに叱られて静かになりました(?)。
お母さんは大変ですね。
間も無くまたこの子達と一緒にシベリアへ出発しなければなりません。
初めて見たコハクチョウでした。
コハクチョウは間も無く4,000kmも離れたシベリヤへ渡っていくそうです。
そこで産卵し、雛を育て、秋には幼鳥を連れてまた飛んで来ます。
こんな近いところでコハクチョウに会えることがわかり、昨日は友人を誘いました。
3日前とは異なり伊吹おろしが吹き付ける寒い日、重い望遠レンズを友人に持ってもらって行ったのに1羽もいませんでした。
今一度と今日も行ってみましたが、数多のカメラマンが虚しくひたすら待つ姿のみ。
諦めて帰ってきました。
小白鳥 カモ目カモ科ハクチョウ属
数年前から近くの木曽川橋の近くにコハクチョウが飛来すると聞いていました。
でも川岸は寒かろうし、入り口もわからないし、歩行障害のあるものには無理かと諦めていました。
しかし、2月4日、春を思わす日差しに誘われ思い切って行ってみると、幸いにも難なくコハクチョウを見ることが出来ました。
木曽川左岸堤防から北を見ると対岸の堤防の上に伊吹山が見えました。
手前の木々の間から見える白いものがコハクチョウでしょうか。
とにかく近くまで行ってみましょう。
いました! 優雅に浮かんでいます(画像は全て画面をクリックすると大きくなります)。
こんなに簡単にコハクチョウに会えるとは夢のようです。
少し上流では中洲で休む姿も。
さらに上流にものどかにくつろぐ白い鳥の群れ。
合計50羽以上いるようです。
ひょいと持って行ったのは、いつもの軽いマクロレンズのついた一眼レフのみ。
それでも試しに写してみました。
周りには望遠レンズのカメラを3脚に固定して撮影中の男性多数。
一羽が大きく羽ばたき。
水中に頭を突っ込んで食事中。
コハクチョウは草食性、水中の水草や水田の落穂や草を食べるようです。
ただし、ここでは餌(穀類)のプレゼントがあるよう。
羽の色が灰色に見えるのは幼鳥、白色は成鳥です。
急に大きな水音!
幼鳥が幼鳥を追いかけている?
憤懣やるかたなし。
まだにらみ合いが続きます。
怪しい雰囲気。
右の幼鳥が口を開いて怒っています。親鳥たち(?)も何か叫んでいます。
うわあ、噛み付かんばかりの勢い!
アタック! 「やめなさい!」
追いかけろ!
兄弟喧嘩でしょうか?
けたたましく叫ぶ親鳥! 親の気持ちは人も鳥も同じ?
お母さんに叱られて静かになりました(?)。
お母さんは大変ですね。
間も無くまたこの子達と一緒にシベリアへ出発しなければなりません。
初めて見たコハクチョウでした。
コハクチョウは間も無く4,000kmも離れたシベリヤへ渡っていくそうです。
そこで産卵し、雛を育て、秋には幼鳥を連れてまた飛んで来ます。
こんな近いところでコハクチョウに会えることがわかり、昨日は友人を誘いました。
3日前とは異なり伊吹おろしが吹き付ける寒い日、重い望遠レンズを友人に持ってもらって行ったのに1羽もいませんでした。
今一度と今日も行ってみましたが、数多のカメラマンが虚しくひたすら待つ姿のみ。
諦めて帰ってきました。
2017-02-08 21:12
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シモバシラの霜柱 2017 [庭便り(冬)]
シモバシラの霜柱 2017
1月25日の朝日新聞の天声人語に「シモバシラの氷の花」が取り上げられました。
実はこのブログでは庭の霜柱について2009〜2014年にわたり何度も記事にしましたので、しばしお休みしていましたが、今年は天声人語に勢いを得てまたもや登場させます。
1月24日、この冬初めてシモバシラに氷の花が咲きました。
3年の間に周りのクリスマスローズの葉が大きくなって株を取り囲んでいます。
1月26日、氷の花はますます大きくなりました。最低気温−4度。
これがこの庭のシモバシラの霜柱の典型です。
拡大します。
たくましい大型の霜柱が密生しています。
霜柱の横綱? 四人ばかりではありませんね。
茎の本数がまた増えたのか、隣が近すぎて写真が撮りにくい。
その上、腰の手術後しゃがめないので低いものを撮るのは至難の技です。
太ーい糸巻き型。
これまた太く腰の据わった横綱型?
くるりと巻いた紡錘型の糸巻きは典型例です。
こんな複雑な組み合わせは生成過程を見てみたくなります。
5年前に別の場所に新たな株を植えました。
成長が遅くその上今年は誤って短く刈られましたが、切り株に4様の霜柱ができています。
さらに2014年記事にしたオルトシフォン・ラビアツス(シソ科)にも花餅の様な霜柱がたくさんついていました。
葉腋から押し出された様に飛び出しています。
まだ枯れきっていない皮層が霜柱に押されて剥れていくようです。
冒頭の1月25日の天声人語には帯広畜産大学の武田一夫教授の研究が紹介されていました。
私は2015年1月16日 NHK「おはよう日本」でたまたまシモバシラの霜柱形成の動画を見て感動しました。それはここ数年最も見たいと思っていたものでした。霜柱完成までの10時間を15秒に圧縮した迫力ある動画、ここに登場されたのも武田一夫教授でした。
もうその時の動画を見ることはできませんから、研究概要を引用、ご紹介します。
「シモバシラの氷晶析出現象について、析出機構の解明を目的に室内実験を行った。
その結果、初冬に氷核活性温度が-2.1~-2.5℃に高まること、電子顕微鏡写真から木部表面に1μmのピット(壁孔)構造があること、3次元蛍光画像解析から茎内部の給水が導管周辺部位を経由して起こることが確認された。気温低下が始まると、氷核活性によって凍結し、ピットが氷の木部内部への侵入を阻止し、氷成長面の吸引力によって土壌水が根系や導管を経て木部表面に移動し、連続した氷晶が析出すると考えられる。」
改めて動画について検索すると YouTube「シモバシラ 動画 氷花の舞」を見つけました。
https://www.youtube.com/watch?v=orWyCPPcIpI
霜柱が形成され消えるまでを追った素晴らしい動画です。是非ご覧ください。
………………………………………………………………………………………………………………………
(夕菅の庭のシモバシラ関連記事)
シモバシラ 2009 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2009-01-29
シモバシラの霜柱(1) http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-01-31
シモバシラの霜柱(2) http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-05
霜柱 3 種 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2012-01-13-2
初雪と初霜柱 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2012-12-20-1
シモバシラと芝生の霜柱 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2013-02-26
シモバシラの霜柱2014 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2014-02-28
シモバシラの花 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-10-04
オルトシフォンの霜柱 2013 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-13
オルトシフォンの霜柱2014 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2014-01-19
・
1月25日の朝日新聞の天声人語に「シモバシラの氷の花」が取り上げられました。
実はこのブログでは庭の霜柱について2009〜2014年にわたり何度も記事にしましたので、しばしお休みしていましたが、今年は天声人語に勢いを得てまたもや登場させます。
1月24日、この冬初めてシモバシラに氷の花が咲きました。
3年の間に周りのクリスマスローズの葉が大きくなって株を取り囲んでいます。
1月26日、氷の花はますます大きくなりました。最低気温−4度。
これがこの庭のシモバシラの霜柱の典型です。
拡大します。
たくましい大型の霜柱が密生しています。
霜柱の横綱? 四人ばかりではありませんね。
茎の本数がまた増えたのか、隣が近すぎて写真が撮りにくい。
その上、腰の手術後しゃがめないので低いものを撮るのは至難の技です。
太ーい糸巻き型。
これまた太く腰の据わった横綱型?
くるりと巻いた紡錘型の糸巻きは典型例です。
こんな複雑な組み合わせは生成過程を見てみたくなります。
5年前に別の場所に新たな株を植えました。
成長が遅くその上今年は誤って短く刈られましたが、切り株に4様の霜柱ができています。
さらに2014年記事にしたオルトシフォン・ラビアツス(シソ科)にも花餅の様な霜柱がたくさんついていました。
葉腋から押し出された様に飛び出しています。
まだ枯れきっていない皮層が霜柱に押されて剥れていくようです。
冒頭の1月25日の天声人語には帯広畜産大学の武田一夫教授の研究が紹介されていました。
私は2015年1月16日 NHK「おはよう日本」でたまたまシモバシラの霜柱形成の動画を見て感動しました。それはここ数年最も見たいと思っていたものでした。霜柱完成までの10時間を15秒に圧縮した迫力ある動画、ここに登場されたのも武田一夫教授でした。
もうその時の動画を見ることはできませんから、研究概要を引用、ご紹介します。
「シモバシラの氷晶析出現象について、析出機構の解明を目的に室内実験を行った。
その結果、初冬に氷核活性温度が-2.1~-2.5℃に高まること、電子顕微鏡写真から木部表面に1μmのピット(壁孔)構造があること、3次元蛍光画像解析から茎内部の給水が導管周辺部位を経由して起こることが確認された。気温低下が始まると、氷核活性によって凍結し、ピットが氷の木部内部への侵入を阻止し、氷成長面の吸引力によって土壌水が根系や導管を経て木部表面に移動し、連続した氷晶が析出すると考えられる。」
改めて動画について検索すると YouTube「シモバシラ 動画 氷花の舞」を見つけました。
https://www.youtube.com/watch?v=orWyCPPcIpI
霜柱が形成され消えるまでを追った素晴らしい動画です。是非ご覧ください。
………………………………………………………………………………………………………………………
(夕菅の庭のシモバシラ関連記事)
シモバシラ 2009 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2009-01-29
シモバシラの霜柱(1) http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-01-31
シモバシラの霜柱(2) http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-05
霜柱 3 種 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2012-01-13-2
初雪と初霜柱 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2012-12-20-1
シモバシラと芝生の霜柱 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2013-02-26
シモバシラの霜柱2014 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2014-02-28
シモバシラの花 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-10-04
オルトシフォンの霜柱 2013 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-13
オルトシフォンの霜柱2014 http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2014-01-19
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2017-01-30 23:34
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雪の庭 2017 [庭便り(冬)]
雪の庭 2017
今年も雪が降りました。
ドウダンの細い枝には綿帽子がいっぱい。
(どの画面もクリックすると大きくなります。)
雪が止むと紅い花芽が輝いていました。
侘助も雪化粧。
今年はウメの開花も早く、お正月から咲いていました。
暖冬に突然の雪。
梅の花に雪の華が重なった〜。
ロウバイも満開。
雪の結晶がぶら下がっている?
結晶のレースが崩れて水滴になる。
クリスマスローズの葉の造形。
アニソドンテアもまだ頑張っていました。
枯れたと思っていたシモツケに残っていた紅葉。
矮性サルスベリの実と水仙の葉。
レンガの小径は雪解けが楽しい。
このニホンズイセンは辛うじて雪に耐えました。
大抵は花茎が折れてしまいます。
ナツロウバイの大きな果実にも結晶のような雪が載っていました。
これは?
ナツロウバイの小枝に載った結晶のような雪。
ただそれだけ。
今年も雪が降りました。
ドウダンの細い枝には綿帽子がいっぱい。
(どの画面もクリックすると大きくなります。)
雪が止むと紅い花芽が輝いていました。
侘助も雪化粧。
今年はウメの開花も早く、お正月から咲いていました。
暖冬に突然の雪。
梅の花に雪の華が重なった〜。
ロウバイも満開。
雪の結晶がぶら下がっている?
結晶のレースが崩れて水滴になる。
クリスマスローズの葉の造形。
アニソドンテアもまだ頑張っていました。
枯れたと思っていたシモツケに残っていた紅葉。
矮性サルスベリの実と水仙の葉。
レンガの小径は雪解けが楽しい。
このニホンズイセンは辛うじて雪に耐えました。
大抵は花茎が折れてしまいます。
ナツロウバイの大きな果実にも結晶のような雪が載っていました。
これは?
ナツロウバイの小枝に載った結晶のような雪。
ただそれだけ。
2017-01-17 23:35
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138タワーパーク [庭の外]
は つ は る の お 慶 び を 申 し 上 げ ま す。 2017.1.1.
これは昨年12月15日の午後、138タワーパークの展望台から写した中央アルプスです。
この公園は夕菅の庭から約4kmの木曽川のほとりにあります。
メインの施設はタワー「ツインアーチ138」。
その高さは一宮にちなんで138m(いち→1、み→3、や→8)。
タワーは高さの異なる2本の双曲線アーチと、中央のエレベーターシャフトが「木曽三川の雄大な流れ」を象徴するように設計されました。
展望台は100mの高さにあり、一周すると360度の大パノラマが楽しめます 。
エレベーターを降りると西側に出ました。
南西に横たわる山影は多度山・養老山系。
さらに奥に鈴鹿山系が重なっているそうです。
続く伊吹山はこの冬はまだ積雪が少なく、勇姿が見られません。
真下にあるのは一宮市体育館、その奥がラグビー場です。
その間を高速道路(東海北陸自動車道)が貫いています。
眼下には広大な無料駐車場。
休日は満車になりますが、平日はガラガラです。
木曽川の堤防沿いに一宮市から犬山市に続く18mのサイクリングロードが完成。
広い川幅。左は愛知県、右は岐阜県です。
右上は岐阜市の市街地。
岐阜市にある標高329mの金華山、その頂上に小さく見えるのが岐阜城です。
(どれも画面をクリックすると大きくなります。)
木曽川の中州にあるのは川島町(岐阜県各務ヶ原市)。人口約1万人。
画面中央にある円いものは?
円いものは観覧車でした。
ここは138タワーパークから約1kmの河川環境楽園。
世界淡水魚園水族館もあります。
国営公園エリアには木曽川水園と自然発見館 があり、植物や野鳥も多く散策に良い所です。
北側の真下を見たら、このタワーの影が映っていました。
川島町が続いています。
御嶽山 標高3,067m。
2年前の大噴火の後、木曽川の堤防からでも噴煙が見える日がありました。
続いて現れるのが中央アルプス(トップの写真を再掲します)。
伊那谷と木曽谷に挟まれた約100mの山脈を木曽山脈=中央アルプスと言います。
最高峰は木曽駒ヶ岳(2956m)。
さらに東へまわるとなだらかな恵那山が構えていました。
標高2,191mで木曽山脈の最南端。
南は広い広い濃尾平野。
逆光でガラス越しのため写真がまともに撮れず残念ですが、名古屋駅前の高層ビルが見えます。
年末に突然97歳の母が倒れて緊急入院、脳梗塞でした。
直前まで少数ながら書道のお弟子さんを指導し、依頼された書も書き上げてありました。
その後病院までの50kmを往復、ブログの更新もできず、新年を迎えました。
元旦からは息子一家が来て、5才と2才の孫達とこれまたうれしい悲鳴のお正月でした。
孫達はこのタワーパークの子供の遊び場が好きで大はしゃぎ。
私も術後のリハビリも兼ねて今年はこのパークや河川環境楽園にも出かけたいと思っています。
これは昨年12月15日の午後、138タワーパークの展望台から写した中央アルプスです。
この公園は夕菅の庭から約4kmの木曽川のほとりにあります。
メインの施設はタワー「ツインアーチ138」。
その高さは一宮にちなんで138m(いち→1、み→3、や→8)。
タワーは高さの異なる2本の双曲線アーチと、中央のエレベーターシャフトが「木曽三川の雄大な流れ」を象徴するように設計されました。
展望台は100mの高さにあり、一周すると360度の大パノラマが楽しめます 。
エレベーターを降りると西側に出ました。
南西に横たわる山影は多度山・養老山系。
さらに奥に鈴鹿山系が重なっているそうです。
続く伊吹山はこの冬はまだ積雪が少なく、勇姿が見られません。
真下にあるのは一宮市体育館、その奥がラグビー場です。
その間を高速道路(東海北陸自動車道)が貫いています。
眼下には広大な無料駐車場。
休日は満車になりますが、平日はガラガラです。
木曽川の堤防沿いに一宮市から犬山市に続く18mのサイクリングロードが完成。
広い川幅。左は愛知県、右は岐阜県です。
右上は岐阜市の市街地。
岐阜市にある標高329mの金華山、その頂上に小さく見えるのが岐阜城です。
(どれも画面をクリックすると大きくなります。)
木曽川の中州にあるのは川島町(岐阜県各務ヶ原市)。人口約1万人。
画面中央にある円いものは?
円いものは観覧車でした。
ここは138タワーパークから約1kmの河川環境楽園。
世界淡水魚園水族館もあります。
国営公園エリアには木曽川水園と自然発見館 があり、植物や野鳥も多く散策に良い所です。
北側の真下を見たら、このタワーの影が映っていました。
川島町が続いています。
御嶽山 標高3,067m。
2年前の大噴火の後、木曽川の堤防からでも噴煙が見える日がありました。
続いて現れるのが中央アルプス(トップの写真を再掲します)。
伊那谷と木曽谷に挟まれた約100mの山脈を木曽山脈=中央アルプスと言います。
最高峰は木曽駒ヶ岳(2956m)。
さらに東へまわるとなだらかな恵那山が構えていました。
標高2,191mで木曽山脈の最南端。
南は広い広い濃尾平野。
逆光でガラス越しのため写真がまともに撮れず残念ですが、名古屋駅前の高層ビルが見えます。
年末に突然97歳の母が倒れて緊急入院、脳梗塞でした。
直前まで少数ながら書道のお弟子さんを指導し、依頼された書も書き上げてありました。
その後病院までの50kmを往復、ブログの更新もできず、新年を迎えました。
元旦からは息子一家が来て、5才と2才の孫達とこれまたうれしい悲鳴のお正月でした。
孫達はこのタワーパークの子供の遊び場が好きで大はしゃぎ。
私も術後のリハビリも兼ねて今年はこのパークや河川環境楽園にも出かけたいと思っています。
2017-01-07 00:00
コメント(12)
ハナアブ [昆虫]
伊吹おろしの季節になりました。
冬枯れの庭を歩いてもブログに書きたいものが見つかりません。
思い切って未整理のファイル「ハナアブ」を開きました。
予想通りの難航の末、なんとか名前を付けて公開することにしました。
間違いがありましたら、お教えいただけましたら幸いです。
「ハナアブ」
花虻 ハエ目ハナアブ科に属する昆虫の総称
日本では89属400種は分布するのではないかと推定され、世界では188属約6000種が記載されているそうです(Wikipedia)。
庭で撮ったハナアブに名前を付けて並べてみます。
(体長は測っていませんのでネット情報から拝借しました。)
ヒメヒラタアブ♂(花はシュウメイギク)
日本のヒメヒラタアブはかってはキタヒメヒラタアブと称されていたのに、近年ミナミヒメヒラタアブと判明したそうです。
体長8〜9mm、腹部が細長くこの中では最も小さいヒラタアブです。
これは複眼が接しているので♂、♀は腹部が少し膨らんでいます。
胸部は銅黒色、周りの黄色が鮮やかです。
ホソヒラタアブ(1)♂(セアノサス)
庭で最もよくみられる小型種です。体長約11mm。
赤っぽい大きな複眼。胸部は銅金色で縦に線条が入っています。
腹部は細長く平らで黄色、そこに黒色の太い帯・細い帯が組み合わさった縞模様が鮮やかです。
ホソヒラタアブ(2)♂(シラユキゲシ)
腹部の縞模様には個体差があり、これはオレンジ色が目立ちます。
複眼が左右接しているので♂です。
花から花へホバリングしながら、蜜や花粉を求めて飛び交います。
ホソヒラタアブ(3)♀(ロニセラ・タタリカ・ロゼア)
腹部の横縞模様が多く、黄褐色・クリーム色・オレンジ色など複雑ですが、これもホソヒラタアブでしょうね?
ホソヒラタアブ(4)♀(サクラタデ)
腹部の黄色の帯の中央に黒色が入って、左右に分かれています。
ホソヒラタアブ(5)♀(葉の名前は不明)
複眼が離れているのが明瞭。
これも腹部の黄色の帯が左右に分かれています。
ホソヒラタアブ(6)(チコリ)
♀の顔。短い触覚!(役者さんの顔を連想しました。)
シマハナアブ(1)(ナバナ)
体長約12mm。
頭部に2本の灰白色の帯、腹部は一対の三角班と4本の白い横縞があリます。
シマハナアブ(2)(シュウメイギク)
上の画像に比べてずんぐりしていますが、白い横縞が鮮明ですからこれもシマハナアブでいいかと思います。
ナミハナアブ(ラッパスイセン)
体長14~16mm。
全体に黒っぽく、黄褐色の毛で覆われています。
腹部の橙色の大きな三角斑が特徴です。
ナミハナアブとの鑑別が難しいことがありますが、まずは体長がより大きい。
アシブトハナアブ?(ミズナ)
体長12−16mm。
胸部に2本の黄褐色の縦縞、腹部には1対の黄色の三角班があります。
この画像では三角班の色が薄くはっきりしませんが.......。
キゴシハナアブ(ツバキ)
体長9〜10mm。
全体に黄褐色で胸部に大胆な4本の黒い縦縞があります。
腹部第1・2節が黄色いことで黄腰と命名されたようです。
斑点のある黄色い複眼が特徴ですが、この画像では見にくいですね。
オオハナアブ(1)(メランポジウム)
体長14~16mm。
オオハナアブとはいえ、体長はナミハナアブと同じくらい。
でも全体に太くて円っこく、上半身が黒いので大きく見えます。
腹部に巾広の橙色の帯があるのが特徴です。
14 オオハナアブ(2)(シャクヤク)
真っ黒い毛むくじゃらの脚も特徴に上げてよさそうです。
複眼の模様も独特のようですが、この画像ではわかりません。
「ハナアブ」を整理しようと思い立ったのですが、昆虫は花よりなお大変でした。
花に集まるハナアブたちは送粉の役目を担う上、幼虫はアブラムシを捕食する益虫です。
花を撮るときハナアブが飛んでくると一緒に写したくなります。
しかし幼虫はやはり近縁のハエと似ていて生活排水や汚水に生息し、「オナガウジ」とも呼ばれます。
幸い(?)まだこの庭では幼虫にお目にかかっていません。
冬枯れの庭を歩いてもブログに書きたいものが見つかりません。
思い切って未整理のファイル「ハナアブ」を開きました。
予想通りの難航の末、なんとか名前を付けて公開することにしました。
間違いがありましたら、お教えいただけましたら幸いです。
「ハナアブ」
花虻 ハエ目ハナアブ科に属する昆虫の総称
日本では89属400種は分布するのではないかと推定され、世界では188属約6000種が記載されているそうです(Wikipedia)。
庭で撮ったハナアブに名前を付けて並べてみます。
(体長は測っていませんのでネット情報から拝借しました。)
ヒメヒラタアブ♂(花はシュウメイギク)
日本のヒメヒラタアブはかってはキタヒメヒラタアブと称されていたのに、近年ミナミヒメヒラタアブと判明したそうです。
体長8〜9mm、腹部が細長くこの中では最も小さいヒラタアブです。
これは複眼が接しているので♂、♀は腹部が少し膨らんでいます。
胸部は銅黒色、周りの黄色が鮮やかです。
ホソヒラタアブ(1)♂(セアノサス)
庭で最もよくみられる小型種です。体長約11mm。
赤っぽい大きな複眼。胸部は銅金色で縦に線条が入っています。
腹部は細長く平らで黄色、そこに黒色の太い帯・細い帯が組み合わさった縞模様が鮮やかです。
ホソヒラタアブ(2)♂(シラユキゲシ)
腹部の縞模様には個体差があり、これはオレンジ色が目立ちます。
複眼が左右接しているので♂です。
花から花へホバリングしながら、蜜や花粉を求めて飛び交います。
ホソヒラタアブ(3)♀(ロニセラ・タタリカ・ロゼア)
腹部の横縞模様が多く、黄褐色・クリーム色・オレンジ色など複雑ですが、これもホソヒラタアブでしょうね?
ホソヒラタアブ(4)♀(サクラタデ)
腹部の黄色の帯の中央に黒色が入って、左右に分かれています。
ホソヒラタアブ(5)♀(葉の名前は不明)
複眼が離れているのが明瞭。
これも腹部の黄色の帯が左右に分かれています。
ホソヒラタアブ(6)(チコリ)
♀の顔。短い触覚!(役者さんの顔を連想しました。)
シマハナアブ(1)(ナバナ)
体長約12mm。
頭部に2本の灰白色の帯、腹部は一対の三角班と4本の白い横縞があリます。
シマハナアブ(2)(シュウメイギク)
上の画像に比べてずんぐりしていますが、白い横縞が鮮明ですからこれもシマハナアブでいいかと思います。
ナミハナアブ(ラッパスイセン)
体長14~16mm。
全体に黒っぽく、黄褐色の毛で覆われています。
腹部の橙色の大きな三角斑が特徴です。
ナミハナアブとの鑑別が難しいことがありますが、まずは体長がより大きい。
アシブトハナアブ?(ミズナ)
体長12−16mm。
胸部に2本の黄褐色の縦縞、腹部には1対の黄色の三角班があります。
この画像では三角班の色が薄くはっきりしませんが.......。
キゴシハナアブ(ツバキ)
体長9〜10mm。
全体に黄褐色で胸部に大胆な4本の黒い縦縞があります。
腹部第1・2節が黄色いことで黄腰と命名されたようです。
斑点のある黄色い複眼が特徴ですが、この画像では見にくいですね。
オオハナアブ(1)(メランポジウム)
体長14~16mm。
オオハナアブとはいえ、体長はナミハナアブと同じくらい。
でも全体に太くて円っこく、上半身が黒いので大きく見えます。
腹部に巾広の橙色の帯があるのが特徴です。
14 オオハナアブ(2)(シャクヤク)
真っ黒い毛むくじゃらの脚も特徴に上げてよさそうです。
複眼の模様も独特のようですが、この画像ではわかりません。
「ハナアブ」を整理しようと思い立ったのですが、昆虫は花よりなお大変でした。
花に集まるハナアブたちは送粉の役目を担う上、幼虫はアブラムシを捕食する益虫です。
花を撮るときハナアブが飛んでくると一緒に写したくなります。
しかし幼虫はやはり近縁のハエと似ていて生活排水や汚水に生息し、「オナガウジ」とも呼ばれます。
幸い(?)まだこの庭では幼虫にお目にかかっていません。
2016-12-15 23:16
コメント(14)
ツルヤブコウジ [花木(冬)]
ツルヤブコウジ
サクラソウ科ヤブコウジ属(←ヤブコウジ科)の常緑小低木
軒下の一隅に拡がったジュズサンゴがまだ少しばかり赤い実を残したまま紅葉しています。
その陰に大きな真っ赤な実を発見!
ジュズサンゴや落ち葉を除けると赤い実がここにもここにもと現れました。
2010年の晩秋、アイビーを撤去した軒下に園芸店で購入した苗を植えました。
年末には艶やかな葉と真紅の実が楽しめました。
しかし、この植物のラベルが見当たりません。
ヤブコウジ(Ardisia japonica )の園芸種?
その後は隣に植えたジュズサンゴの陰になって目立たぬ存在になっていました。
今期、久方ぶりに見る葉は6年前とは異なり黄色っぽく一部では紅葉も見られます。
紅い実も房状にはならず、1〜2個づつぶら下がっています。
しかし、消え入りそうなヤブコウジとは異なり、逞ましい印象です。
葉には大きな鋸歯があり、葉の幅が広い。茎は直立せず横に這っています。
ヤブコウジの鋸歯はもっと細かく、葉は細長い。
検索すると近縁種「ツルコウジ(Ardisia pusilla )」が見つかりました。
しかし、山地に自生するというツルコウジの画像を見るともっと華奢な感じです。
一体、これは何者でしょう?
果実の直径は7〜9mm。ネット検索するとツルコウジは5〜8mmです。
5裂した萼が残っています。
さらに検索すると「ツルヤブコウジ」・「中国ツルヤブコウジ」が見つかりました。
ヤブコウジやツルコウジのように在来種ではなく、中国原産。
まさしくこれです!やっと納得できました!
花は2014年6月に撮っていました。
花冠にはそばかすのような褐色の斑点があり、5裂して先端は後ろへ反り返っています。
茎には細毛がびっしり。
茎の細毛はヤブコウジにはなく、ツルコウジにはあります。
花の裏側。
淡いピンクに染まった5裂の萼が美しい。
蕾にもそばかすがいっぱい!
画像を拡大すると中心に雌しべ、その周りを取り囲む尖った葯(雄しべ)が5枚。
属名Ardisia はギリシャ語で「矢または槍の先端」を意味する「Ardis」からつけられたそうです(植物の世界:6-28.朝日新聞社)。
長く突き出た雌しべ。これは果実になっても残っています。
そばかすは花弁のみならず萼や花柄にも。茎には長い毛が密生。
この年はこんなに花が咲いたのに果実を観察しなかったことが悔やまれます。
ツルコウジの葉は光沢が無く両面に長い軟毛があり、長さ3cmくらいだそうです。
この葉には毛は無く光沢があり、大きい葉は長さ7cmもあります。
葉の表面。毛はありませんが点状の突起があって触れるとザラザラします。
裏面にも明らかな毛は認められません。
直径9mmの大きな実を2つ採ってまずは味見。
紅い外果皮を取除くとみずみずしいピンク色の果肉が現れました。
口に含むと............不味い!急いで口をすすぎました。
果肉を洗い落とすと直径6mm、縦に縞模様のある大きな種子が現れました。
これはマンリョウ(Ardisia crenata) の種子とよく似ています。
ヤブコウジも植えてあったのですが隣のタイワンホトトギスに負けて消えてしまいました。
写真はこの2007年のピンボケ1枚しか残っていません。
和名は薮に生える「柑子(こうじ...ミカン類)」の意味だそうです。
先日園芸店でもヤブコウジが見つからず「斑入りヤブコウジ」を購入してきました。
ヤブコウジは万葉集にも「山橘」と詠まれ親しまれた植物です。
江戸〜明治の頃には斑入りの品種が多く作られ、有名品種はべらぼうな値段で取引されたそうです。
別名「十両」のヤブコウジがセンリョウやマンリョウより高価だったとは愉快ですね。
学名 分布 特徴
ヤブコウジ Ardisia japonica 北海道・本州・四国・九州 葉の鋸歯が細かい
藪柑子 朝鮮半島・台湾・中国 葉も茎も無毛
ツルコウジ Ardisia pusilla 千葉以西の本州・四国・九州から 葉の鋸歯が荒い
蔓柑子 南西諸島・中国・フィリピン 葉も茎も有毛
ツルヤブコウジ 中国 葉の鋸歯が荒い
蔓藪柑子 (園芸品種) 葉は無毛・茎は有毛
サクラソウ科ヤブコウジ属(←ヤブコウジ科)の常緑小低木
軒下の一隅に拡がったジュズサンゴがまだ少しばかり赤い実を残したまま紅葉しています。
その陰に大きな真っ赤な実を発見!
ジュズサンゴや落ち葉を除けると赤い実がここにもここにもと現れました。
2010年の晩秋、アイビーを撤去した軒下に園芸店で購入した苗を植えました。
年末には艶やかな葉と真紅の実が楽しめました。
しかし、この植物のラベルが見当たりません。
ヤブコウジ(Ardisia japonica )の園芸種?
その後は隣に植えたジュズサンゴの陰になって目立たぬ存在になっていました。
今期、久方ぶりに見る葉は6年前とは異なり黄色っぽく一部では紅葉も見られます。
紅い実も房状にはならず、1〜2個づつぶら下がっています。
しかし、消え入りそうなヤブコウジとは異なり、逞ましい印象です。
葉には大きな鋸歯があり、葉の幅が広い。茎は直立せず横に這っています。
ヤブコウジの鋸歯はもっと細かく、葉は細長い。
検索すると近縁種「ツルコウジ(Ardisia pusilla )」が見つかりました。
しかし、山地に自生するというツルコウジの画像を見るともっと華奢な感じです。
一体、これは何者でしょう?
果実の直径は7〜9mm。ネット検索するとツルコウジは5〜8mmです。
5裂した萼が残っています。
さらに検索すると「ツルヤブコウジ」・「中国ツルヤブコウジ」が見つかりました。
ヤブコウジやツルコウジのように在来種ではなく、中国原産。
まさしくこれです!やっと納得できました!
花は2014年6月に撮っていました。
花冠にはそばかすのような褐色の斑点があり、5裂して先端は後ろへ反り返っています。
茎には細毛がびっしり。
茎の細毛はヤブコウジにはなく、ツルコウジにはあります。
花の裏側。
淡いピンクに染まった5裂の萼が美しい。
蕾にもそばかすがいっぱい!
画像を拡大すると中心に雌しべ、その周りを取り囲む尖った葯(雄しべ)が5枚。
属名Ardisia はギリシャ語で「矢または槍の先端」を意味する「Ardis」からつけられたそうです(植物の世界:6-28.朝日新聞社)。
長く突き出た雌しべ。これは果実になっても残っています。
そばかすは花弁のみならず萼や花柄にも。茎には長い毛が密生。
この年はこんなに花が咲いたのに果実を観察しなかったことが悔やまれます。
ツルコウジの葉は光沢が無く両面に長い軟毛があり、長さ3cmくらいだそうです。
この葉には毛は無く光沢があり、大きい葉は長さ7cmもあります。
葉の表面。毛はありませんが点状の突起があって触れるとザラザラします。
裏面にも明らかな毛は認められません。
直径9mmの大きな実を2つ採ってまずは味見。
紅い外果皮を取除くとみずみずしいピンク色の果肉が現れました。
口に含むと............不味い!急いで口をすすぎました。
果肉を洗い落とすと直径6mm、縦に縞模様のある大きな種子が現れました。
これはマンリョウ(Ardisia crenata) の種子とよく似ています。
ヤブコウジも植えてあったのですが隣のタイワンホトトギスに負けて消えてしまいました。
写真はこの2007年のピンボケ1枚しか残っていません。
和名は薮に生える「柑子(こうじ...ミカン類)」の意味だそうです。
先日園芸店でもヤブコウジが見つからず「斑入りヤブコウジ」を購入してきました。
ヤブコウジは万葉集にも「山橘」と詠まれ親しまれた植物です。
江戸〜明治の頃には斑入りの品種が多く作られ、有名品種はべらぼうな値段で取引されたそうです。
別名「十両」のヤブコウジがセンリョウやマンリョウより高価だったとは愉快ですね。
学名 分布 特徴
ヤブコウジ Ardisia japonica 北海道・本州・四国・九州 葉の鋸歯が細かい
藪柑子 朝鮮半島・台湾・中国 葉も茎も無毛
ツルコウジ Ardisia pusilla 千葉以西の本州・四国・九州から 葉の鋸歯が荒い
蔓柑子 南西諸島・中国・フィリピン 葉も茎も有毛
ツルヤブコウジ 中国 葉の鋸歯が荒い
蔓藪柑子 (園芸品種) 葉は無毛・茎は有毛
2016-12-03 23:21
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イセリアカイガラムシ (別名 ワタフキカイガラムシ) [昆虫]
イセリアカイガラムシ
(別名 ワタフキカイガラムシ)
カメムシ目ヨコバイ亜目腹吻群カイガラムシ上科ワタフキカイガラムシ科
学名:Icerya purchasi Maskell
原産地:オーストラリア 日本には明治40年代に苗木について侵入。
庭隅に自生したナンテンが同じく自生したヤツデと競い合って大きくなりました。
今年も赤い実をつけましたが、いつもヒヨドリに食べられてしまいます。
ボケた白い部分はヤツデの花です。
ナンテンの葉の一部が紅葉、茎も赤く染まっています。
そこに白く輝くのは?
..........大嫌いなカイガラムシ!!!
よく見るとあっちにもこっちにも!
大きさは数ミリ、5〜7mmくらいのものが多い。
こんなに大きいのもいました。
体長1cmくらいあります。
これは脚のような突起や長短の繊維が不規則に飛び出しています。
今までカイガラムシを見つけると小枝などでこそげ落としていました。
今日はいざ、対決!
枝ごと切ったものを室内に持ち込み、ひっくり返して腹側を見ました。
白いワックスで覆われた虫体の腹側に小さな赤い虫が3匹。
? ? ?
ネットで検索するとカイガラムシの白い部分は卵嚢(らんのう)と。
この薄気味悪い虫の内部を見るにはどうしたらいいのでしょう?
まずピンセットで後部を挟んで引っ張ってみました。
すると思いがけないことに下半身が容易に離れ、繊維の中には赤い粒々がびっしり!
ワックス製のマントの下に真綿に包まれた卵があったという感じです。
上の方を確認します。
まさしく卵です。長細い赤い卵が細かい繊維に包まれていました。
卵の長さは1mmもありません。
下の方はまるで卵に手脚が付いているかのよう。
孵化したばかりの幼虫でしょう。
1対の触覚と3対の脚が昆虫であることを証しています。
上の腹側の画像にいた赤い虫も卵嚢から出たばかりの幼虫だったのでしょう。
こんなゴミのようなものが幼虫。
白っぽい分泌物やクモの糸のような繊維が認められます。
さらに亀の甲羅のような形になります。
上からは脚は見えず、全周から白い細い繊維が突出。
幼虫は歩いて移動し、茎に固着して口吻を差し込み篩管から養分を吸います。
この時過剰な養分でワックスに覆われた卵嚢を形成。
若い成虫。
またイセリアカイガラムシは吸引した過剰の糖分を排泄します。
これは甘露と呼ばれ、アリの大好物です。
この水滴も甘露?
成熟した虫体は左側の赤っぽい部分。
眼のような丸い部分は甘露かと思われます。
右のワックスでできたスカートのような部分で産卵、孵化という雌だけの単為生殖が行われています。
稀に翅のある雄も出現するようですが日本ではほとんど観察されていないそうです。
ミカンの枝にびっしり繁殖したイセリアカイガラムシ。
この庭ではミカン、ナンテン、ハギ、ユキヤナギ、ボタンによく発生します。
今まで敬遠していたカイガラムシをやっと記事にしました。
天敵はベダリアテントウ。この導入で最近は日本のイセリアカイガラムシは減少しているそうですが、この庭ではべダリアテントウを見たこともなく、まだまだカイガラムシが多発して悩まされています。
無農薬を保つにはやはり手動で取るしかありません。
この際、ビッシリついた枝は切除。
散発の場合は袋を受けて落とし、袋のまま処分すべきですね。
虫体は口吻だけで枝と繋がっていますから、虫を潰さなくてもいいのです。
ただし葉裏の小さい幼虫は見逃し易いので要注意です。
カメムシ目ヨコバイ亜目腹吻群カイガラムシ上科ワタフキカイガラムシ科
学名:Icerya purchasi Maskell
原産地:オーストラリア 日本には明治40年代に苗木について侵入。
庭隅に自生したナンテンが同じく自生したヤツデと競い合って大きくなりました。
今年も赤い実をつけましたが、いつもヒヨドリに食べられてしまいます。
ボケた白い部分はヤツデの花です。
ナンテンの葉の一部が紅葉、茎も赤く染まっています。
そこに白く輝くのは?
..........大嫌いなカイガラムシ!!!
よく見るとあっちにもこっちにも!
大きさは数ミリ、5〜7mmくらいのものが多い。
こんなに大きいのもいました。
体長1cmくらいあります。
これは脚のような突起や長短の繊維が不規則に飛び出しています。
今までカイガラムシを見つけると小枝などでこそげ落としていました。
今日はいざ、対決!
枝ごと切ったものを室内に持ち込み、ひっくり返して腹側を見ました。
白いワックスで覆われた虫体の腹側に小さな赤い虫が3匹。
? ? ?
ネットで検索するとカイガラムシの白い部分は卵嚢(らんのう)と。
この薄気味悪い虫の内部を見るにはどうしたらいいのでしょう?
まずピンセットで後部を挟んで引っ張ってみました。
すると思いがけないことに下半身が容易に離れ、繊維の中には赤い粒々がびっしり!
ワックス製のマントの下に真綿に包まれた卵があったという感じです。
上の方を確認します。
まさしく卵です。長細い赤い卵が細かい繊維に包まれていました。
卵の長さは1mmもありません。
下の方はまるで卵に手脚が付いているかのよう。
孵化したばかりの幼虫でしょう。
1対の触覚と3対の脚が昆虫であることを証しています。
上の腹側の画像にいた赤い虫も卵嚢から出たばかりの幼虫だったのでしょう。
こんなゴミのようなものが幼虫。
白っぽい分泌物やクモの糸のような繊維が認められます。
さらに亀の甲羅のような形になります。
上からは脚は見えず、全周から白い細い繊維が突出。
幼虫は歩いて移動し、茎に固着して口吻を差し込み篩管から養分を吸います。
この時過剰な養分でワックスに覆われた卵嚢を形成。
若い成虫。
またイセリアカイガラムシは吸引した過剰の糖分を排泄します。
これは甘露と呼ばれ、アリの大好物です。
この水滴も甘露?
成熟した虫体は左側の赤っぽい部分。
眼のような丸い部分は甘露かと思われます。
右のワックスでできたスカートのような部分で産卵、孵化という雌だけの単為生殖が行われています。
稀に翅のある雄も出現するようですが日本ではほとんど観察されていないそうです。
ミカンの枝にびっしり繁殖したイセリアカイガラムシ。
この庭ではミカン、ナンテン、ハギ、ユキヤナギ、ボタンによく発生します。
今まで敬遠していたカイガラムシをやっと記事にしました。
天敵はベダリアテントウ。この導入で最近は日本のイセリアカイガラムシは減少しているそうですが、この庭ではべダリアテントウを見たこともなく、まだまだカイガラムシが多発して悩まされています。
無農薬を保つにはやはり手動で取るしかありません。
この際、ビッシリついた枝は切除。
散発の場合は袋を受けて落とし、袋のまま処分すべきですね。
虫体は口吻だけで枝と繋がっていますから、虫を潰さなくてもいいのです。
ただし葉裏の小さい幼虫は見逃し易いので要注意です。
2016-11-21 23:35
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秋の庭 2016 [庭便り(秋)]
今年の秋は足早、もう木枯らしの季節になりました。
しばらく雑用続きで落ち着かない日々でしたが、今年の秋の記録を残したいと思います。
まず驚きはこのダンドク。
これは4年前に703さんからいただいた原種のカンナです(記事2012.10.23.)。
毎年種をまいて発芽はするものの冬越し中に枯れてしまうので、昨年は種撒きもしなかったのに家庭菜園に自生、その5株を裏庭に移植したらこんなに茂りました。
10月下旬、初花開花。
さあ、このダンドク群をどうしたものかと思案中です。
ダンドクの根元に咲くのはこれまた自生のクロホオズキ。
Iさんから苗を頂いて2010年10月24日記事にした時は、萼がわずかに黒いだけでしたが、今年はしっかり黒くなっています。
萼は果実になると黒くなるのかと思っていましたが、蕾の時から黒ずんでいました。
年によって黒くなったり、ならなかったりするのですね。
さてこの花は何でしょう?
この庭で困るほど増えているヤノネボンテンカです。
その開花の途中でしょうか(2016.11.06.11:34撮影)。
→いいえ、花弁を閉じるところです。夏とは異なる閉じ方ですね(11.11.16:37)。
一般に秋のヤノネボンテンカの花は何となく控えめです。
夏季の閉花の際は花弁が雌しべ雄しべを包むように長く巻いて自家受粉を助けました。
風に揺れるセキヤノアキチョウジ。
2006年から細々ながら毎年咲く秋の定番です。
2007年河川環境楽園のセキヤノアキチョウジが満開との情報を得て見に行きました。
確かにたくさん植栽されて一面に咲き乱れていました。
今年はHPの開花情報を開いても見つからないので、出かけて学芸員の方にお尋ねすると、虫がついて枯れてしまったと。
うちでは毎年咲いているというと驚かれました。
昨年からアキチョウジも仲間入り。
すっくと立ち上がる姿はなよやかなセキヤノアキチョウジと見分けられます。
ハナミズキの下で咲くのは白花のオキザリス。ほどほどに咲いています。
(オキザリス バリアビリス/ホワイト)。
陽に映えて鮮やかな赤い色が目に飛び込みました。
オキザリス・レグネリー (流通名:トライアングラリス)。
淡いピンクの花が咲きますが、紫色の三角形の葉も楽しめます。
シュウメイギクは一部に白絹病の被害があったものの殆どが無事でよく咲きました。
できるだけ器量の良い花を探して撮った1枚。
花弁の形も枚数もまちまち。
気ままに気取らず咲く花です。
たくさん咲いても邪魔にはなりません。
夕焼けの空にプロペラがゆっくり回っています。
その足元の白い花がシュウメイギク。
(画面をクリックしてご覧ください。画面はどれもクリックすると大きくなります。)
しばらく雑用続きで落ち着かない日々でしたが、今年の秋の記録を残したいと思います。
まず驚きはこのダンドク。
これは4年前に703さんからいただいた原種のカンナです(記事2012.10.23.)。
毎年種をまいて発芽はするものの冬越し中に枯れてしまうので、昨年は種撒きもしなかったのに家庭菜園に自生、その5株を裏庭に移植したらこんなに茂りました。
10月下旬、初花開花。
さあ、このダンドク群をどうしたものかと思案中です。
ダンドクの根元に咲くのはこれまた自生のクロホオズキ。
Iさんから苗を頂いて2010年10月24日記事にした時は、萼がわずかに黒いだけでしたが、今年はしっかり黒くなっています。
萼は果実になると黒くなるのかと思っていましたが、蕾の時から黒ずんでいました。
年によって黒くなったり、ならなかったりするのですね。
さてこの花は何でしょう?
この庭で困るほど増えているヤノネボンテンカです。
その開花の途中でしょうか(2016.11.06.11:34撮影)。
→いいえ、花弁を閉じるところです。夏とは異なる閉じ方ですね(11.11.16:37)。
一般に秋のヤノネボンテンカの花は何となく控えめです。
夏季の閉花の際は花弁が雌しべ雄しべを包むように長く巻いて自家受粉を助けました。
風に揺れるセキヤノアキチョウジ。
2006年から細々ながら毎年咲く秋の定番です。
2007年河川環境楽園のセキヤノアキチョウジが満開との情報を得て見に行きました。
確かにたくさん植栽されて一面に咲き乱れていました。
今年はHPの開花情報を開いても見つからないので、出かけて学芸員の方にお尋ねすると、虫がついて枯れてしまったと。
うちでは毎年咲いているというと驚かれました。
昨年からアキチョウジも仲間入り。
すっくと立ち上がる姿はなよやかなセキヤノアキチョウジと見分けられます。
ハナミズキの下で咲くのは白花のオキザリス。ほどほどに咲いています。
(オキザリス バリアビリス/ホワイト)。
陽に映えて鮮やかな赤い色が目に飛び込みました。
オキザリス・レグネリー (流通名:トライアングラリス)。
淡いピンクの花が咲きますが、紫色の三角形の葉も楽しめます。
シュウメイギクは一部に白絹病の被害があったものの殆どが無事でよく咲きました。
できるだけ器量の良い花を探して撮った1枚。
花弁の形も枚数もまちまち。
気ままに気取らず咲く花です。
たくさん咲いても邪魔にはなりません。
夕焼けの空にプロペラがゆっくり回っています。
その足元の白い花がシュウメイギク。
(画面をクリックしてご覧ください。画面はどれもクリックすると大きくなります。)
2016-11-10 00:00
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