2014年10月4日 スイフヨウと夕焼け [花木(秋)]
2014年10月4日 スイフヨウと夕焼け
このスイフヨウは今年も毎日数十個の花を咲かせてくれています。
花は午前中は白色、午後になるとピンクに染まり、翌朝は昨日の花が縮んで赤く残っています。
この日は土曜日。台風18号が近づいています。
台風の前に一回りしようと庭に出た途端、スイフヨウの花に見とれました。
暮れかかった空がスイフヨウの淡く染まった花を日本画のようにしっとりと浮き上がらせています。
左後の大木はシマトネリコ、左下はシュウメイギク。
17時21分。
日没寸前の灰白色を帯びたブルーの空に、プロペラが忙しく回っていました。
シュウメイギクの前には青紫色のアンゲロニアと自生のメランポジウム。
シュウメイギクには蕾がびっしり。
まだまだこれから楽しめます。
そろそろ夕食の準備。
台所に立っていたとき、西の窓が急に紅く染まりました。
もう早々と夕焼けでしょうか。再度カメラを持って庭へ出ます。
17時45分(日没は17時32分頃)。
薄暮の西空いぱいに夕焼け雲が棚引いていました。
中央の遠い山並みは伊吹山です。
夕焼けは南の空にも広がって樹々のシルエットが淡紅色の背景に浮かび上がりました。
こんな美しい色合いの夕焼けは年に1回あるかなしかでしょう。
17時47分。
赤みを増した西空に伊吹山の山影が色濃くなりました。
この家並みの奥を名鉄本線の電車が走ります。
17時56分。
南東の空には笠に包まれた月。やはり明日は雨でしょう。
昔の人は「秋の夕焼け鎌を研げ」と言ったそうです。
秋の夕焼けの翌日は晴天だから、野良仕事の準備をしておくようにという意味でしょう。
しかし、この日の夕焼けは台風による例外でしょうね。
明けて今朝は朝から小雨が降っていました。台風は明日のようです。
このスイフヨウは今年も毎日数十個の花を咲かせてくれています。
花は午前中は白色、午後になるとピンクに染まり、翌朝は昨日の花が縮んで赤く残っています。
この日は土曜日。台風18号が近づいています。
台風の前に一回りしようと庭に出た途端、スイフヨウの花に見とれました。
暮れかかった空がスイフヨウの淡く染まった花を日本画のようにしっとりと浮き上がらせています。
左後の大木はシマトネリコ、左下はシュウメイギク。
17時21分。
日没寸前の灰白色を帯びたブルーの空に、プロペラが忙しく回っていました。
シュウメイギクの前には青紫色のアンゲロニアと自生のメランポジウム。
シュウメイギクには蕾がびっしり。
まだまだこれから楽しめます。
そろそろ夕食の準備。
台所に立っていたとき、西の窓が急に紅く染まりました。
もう早々と夕焼けでしょうか。再度カメラを持って庭へ出ます。
17時45分(日没は17時32分頃)。
薄暮の西空いぱいに夕焼け雲が棚引いていました。
中央の遠い山並みは伊吹山です。
夕焼けは南の空にも広がって樹々のシルエットが淡紅色の背景に浮かび上がりました。
こんな美しい色合いの夕焼けは年に1回あるかなしかでしょう。
17時47分。
赤みを増した西空に伊吹山の山影が色濃くなりました。
この家並みの奥を名鉄本線の電車が走ります。
17時56分。
南東の空には笠に包まれた月。やはり明日は雨でしょう。
昔の人は「秋の夕焼け鎌を研げ」と言ったそうです。
秋の夕焼けの翌日は晴天だから、野良仕事の準備をしておくようにという意味でしょう。
しかし、この日の夕焼けは台風による例外でしょうね。
明けて今朝は朝から小雨が降っていました。台風は明日のようです。
2014-10-05 18:20
コメント(12)
アニソドンテア・ピンククイーンの越冬 [花木(秋)]
アニソドンテアの冬越し
アニソドンテアは既に2011.11.21.に記事にしたアオイ科低木です。
この南アフリカ原産の植物が冬は雪が積もるこの庭で越冬できるかどうかが問題でした。
今までこの庭の植物達には防寒対策をしないことを原則としてきました。
しかしこのやさしいアニソドンテアは例外として、何とか越冬させたいという思いにかられたのです。
12月1日、まだこんなに花を咲かせています。
暖かい淡路島のMさんのところではそのまま露地で越冬できるようです。
根元を保温したらどうでしょう。
周りを古煉瓦で囲って根元に籾を敷きました。
そのままでは風で吹っ飛びそうですから、上にチップを載せました。
黄変した葉を取り除き、こざっぱりして記念撮影。
その後、気温はどんどん下がり最低気温0℃になる日もありましたが、アニソドンテアは何とか耐えてまだ花を咲かせ続けていました。
ところが早くも12月26日、初雪が降ってしまいました。
朝、白い庭にはアニソドンテアの姿が見えません。
近づくとそのあたりは大きな亀のように盛り上がっていました。
淡てて雪を払うと、雪の重みで撓んだアニソドンテアの無惨な姿が現れました。
雪の下敷きになってもまだいくつも花が咲いていました(上の画像の右上部分を拡大)。
翌12月27日朝、根元においた最高最低温度計では現在の気温−2℃、最高気温 9℃、最低気温 −5℃を示していました。
凍てついた花と葉。
それでも雪晴れの 午後には枝がすっくと立ち上がっていました。
しかしさらなる夜間の凍結には耐えられなかったのでしょう、5日後(元旦)には花も葉もすっかりうなだれてしまいました。
萎れた葉はだんだん褐色になっていきます。
いつまでも無惨な姿をさらしたくはないので、だんだん枝を切り落としていきました。
クリスマスローズも色褪せ、パンジーも終盤、木々が新緑に輝き出しても新芽は出てきません。
5月3日、あきらめて根本から伐採しました。
その2週間後、株元に新芽を発見、3週後にはこんなに葉が開いてきました。
やはり根は生きていたのです。
それから3か月、徐々に茎は伸び葉が茂ってきました。
8月30日、ついに初花発見(昨年の初花は8月4日)。
うつむき加減に咲くこの優しい花にやっと再会出来ました。
アニソドンテアは枝を切って花瓶に挿しても水揚げ良好です。
アオイ科のフヨウやモミジアオイは1日花で生花には向きませんが、アニソドンテアは数日間咲いていますので初冬の生花としてとても重宝です。
花瓶の水を吸いながら上へ上へと蕾が開いていきます。
11月29日 枝を切って「挿し木」を試してみることにしました。
とはいえ、空いた植木鉢に畑の土を入れ、水に浸けておいた枝を差しただけです。
初めての挿し木の成功率はあまり高くはありませんでしたが、たちまち花を咲かせた枝もありました。
一番元気な苗は庭のシンボルであるプロペラのサークルの真ん中に植えました。
さすがによく育って昨年の初代と同じく170cmくらいに達しました。
挿し木は成長旺盛です。
一方、古株から生え出た2世は高さ110cmほどで枝も繁っていません。
挿し木株の初花は2世より1日遅れましたが、その後は毎日新しい花が咲きます。
大株で勢いがあり、今年も冬まで咲き続けられそうです。
これでアニソドンテアの耐寒性がおおよそわかりました。
気温が氷点下にならなければ露地で開花し続けられるようです。
当地のように−5℃にもなるところでは、露地では枯れます。
種は? 何故か昨年、果実は確認していません。
不捻性? 今年はしっかり再確認します。
翌年も花を見たいときは、挿し木の苗を作って凍らないところで越冬させましょう。
今年は初冬の頃、枝をたくさん切って、室内で切り花として長く楽しもうと思います。
アニソドンテアは既に2011.11.21.に記事にしたアオイ科低木です。
この南アフリカ原産の植物が冬は雪が積もるこの庭で越冬できるかどうかが問題でした。
今までこの庭の植物達には防寒対策をしないことを原則としてきました。
しかしこのやさしいアニソドンテアは例外として、何とか越冬させたいという思いにかられたのです。
12月1日、まだこんなに花を咲かせています。
暖かい淡路島のMさんのところではそのまま露地で越冬できるようです。
根元を保温したらどうでしょう。
周りを古煉瓦で囲って根元に籾を敷きました。
そのままでは風で吹っ飛びそうですから、上にチップを載せました。
黄変した葉を取り除き、こざっぱりして記念撮影。
その後、気温はどんどん下がり最低気温0℃になる日もありましたが、アニソドンテアは何とか耐えてまだ花を咲かせ続けていました。
ところが早くも12月26日、初雪が降ってしまいました。
朝、白い庭にはアニソドンテアの姿が見えません。
近づくとそのあたりは大きな亀のように盛り上がっていました。
淡てて雪を払うと、雪の重みで撓んだアニソドンテアの無惨な姿が現れました。
雪の下敷きになってもまだいくつも花が咲いていました(上の画像の右上部分を拡大)。
翌12月27日朝、根元においた最高最低温度計では現在の気温−2℃、最高気温 9℃、最低気温 −5℃を示していました。
凍てついた花と葉。
それでも雪晴れの 午後には枝がすっくと立ち上がっていました。
しかしさらなる夜間の凍結には耐えられなかったのでしょう、5日後(元旦)には花も葉もすっかりうなだれてしまいました。
萎れた葉はだんだん褐色になっていきます。
いつまでも無惨な姿をさらしたくはないので、だんだん枝を切り落としていきました。
クリスマスローズも色褪せ、パンジーも終盤、木々が新緑に輝き出しても新芽は出てきません。
5月3日、あきらめて根本から伐採しました。
その2週間後、株元に新芽を発見、3週後にはこんなに葉が開いてきました。
やはり根は生きていたのです。
それから3か月、徐々に茎は伸び葉が茂ってきました。
8月30日、ついに初花発見(昨年の初花は8月4日)。
うつむき加減に咲くこの優しい花にやっと再会出来ました。
アニソドンテアは枝を切って花瓶に挿しても水揚げ良好です。
アオイ科のフヨウやモミジアオイは1日花で生花には向きませんが、アニソドンテアは数日間咲いていますので初冬の生花としてとても重宝です。
花瓶の水を吸いながら上へ上へと蕾が開いていきます。
11月29日 枝を切って「挿し木」を試してみることにしました。
とはいえ、空いた植木鉢に畑の土を入れ、水に浸けておいた枝を差しただけです。
初めての挿し木の成功率はあまり高くはありませんでしたが、たちまち花を咲かせた枝もありました。
一番元気な苗は庭のシンボルであるプロペラのサークルの真ん中に植えました。
さすがによく育って昨年の初代と同じく170cmくらいに達しました。
挿し木は成長旺盛です。
一方、古株から生え出た2世は高さ110cmほどで枝も繁っていません。
挿し木株の初花は2世より1日遅れましたが、その後は毎日新しい花が咲きます。
大株で勢いがあり、今年も冬まで咲き続けられそうです。
これでアニソドンテアの耐寒性がおおよそわかりました。
気温が氷点下にならなければ露地で開花し続けられるようです。
当地のように−5℃にもなるところでは、露地では枯れます。
種は? 何故か昨年、果実は確認していません。
不捻性? 今年はしっかり再確認します。
翌年も花を見たいときは、挿し木の苗を作って凍らないところで越冬させましょう。
今年は初冬の頃、枝をたくさん切って、室内で切り花として長く楽しもうと思います。
2012-09-14 08:00
コメント(14)
アニソドンテア・ピンククイーン [花木(秋)]
アニソドンテア・ピンククイーン
アオイ科 アニソドンテア属
南アフリカ原産の低木
高さ 1〜2m
花径 約3cm
夏の初め園芸店で試しに買ったポット苗を花壇に植えました。
1m以上にすくすく育ち葉は繁るものの花はなかなか開きませんでした。
8月4日、やっと開花、これがアニソドンテア・ピンククイーン。
花は小型ですがアオイ科の特徴を備えた花と葉です。
次第に花数が増え、今尚花の少なくなった庭を彩ってくれています。
(どの画面もクリックすると大きくなります。)
これは11月13日の写真。草丈約170cm。
アニソドンテア属の園芸植物は数種販売されています。
ピンククイーンはそのうち最も優しい色合いの品種です。
葉もやや白っぽい緑で花の色とよく合います。
さて、この二つの花、花の中央のつくりがちょっと違います。
どちらが若いのでしょう。
蕾から確認していきます。
葉腋から花柄がのびて蕾が1つ、葉も茎も萼もうっすらと毛に覆われてます。
萼の外側にあるのは副萼でしょう。
開花中の花を覗くと、もう蕊柱が伸びていて、雄しべの葯も開きかけていました。
5枚の花弁が開く頃、蕊柱は灰色の花粉に覆われます。
この直前の状態が上の右側の花ですね。
この頃の花にはハナバチ達がたくさんやってきます。
背にも花粉をつけたセイヨウミツバチ。
逆光で見ると雄しべがほぐれているのがわかります。
この時期、まだ雌しべは見当たりません。雄性先熟です。
雌しべが現れました。
5枚の花弁は真ん中が少し凹んだハート型。
多くのアオイ科の花は1日花、朝咲いて夕方には萎みます。
しかしアニソドンテア・ピンククイーンは数日間咲き続けます。
中央を拡大します。
葯は花粉をほぼ出し終えて後退していきます。
代わって雌しべが中央に伸び出し、10数本に分かれた赤い花柱が現れました。
花柱は放射線状に伸び、それぞれの柱頭には花粉がついています。
さらに花柱は弓なりに曲がって先に下垂した雄しべの花粉に届く位置に達します。
この現象はモミジアオイのところで詳しく書きましたが、ヤノネボンテンカやスイフヨウにもみられました。
その頃には花弁も閉じていきます(開花後4〜5日)。
左は折り畳むように閉じた花です。これから開花する蕾のようにも見えますね。
花の後ろ姿。
先の尖った5枚の萼片の外に3枚の小さな副萼片があります。
葉の裏は陽の光りに当たると細かい毛がキラキラ光っています。星状毛?
よく見ると茎・葉の表・花柄・萼・副萼にもあります。
顕微鏡で覗いてみました。
これが星状毛でしょう。ウニのトゲのようですね。
アニソドンテア・ピンククイーンを草本ととしている文献もありました。
苗のときは草本かとも思いましたが、今や見るからに低木です。
剪定を兼ねて枝を切って割面を見ました。
右2本がアニソドンテア・ピンククイーン、中2本はヤノネボンテンカ、左2本は今年伸びたスイフヨウの枝です(いづれもアオイ科)。
今年初めて出合ったアニソドンテア・ピンククイーン。
サクラアオイという名で販売されることもあるようですが、まだ一般的ではありません。
この花はアオイ科の植物としては珍しく切り花にしても水揚げよく、花持ちが良いことに驚きました。
アオイ科の花はほとんど1日花で花瓶に挿してもたちまち萎れますのに、この花は4〜5日は大丈夫、さらにその頃には次の蕾が開花します。長く楽しむことができました。
ただ難点は耐寒性がないらしいこと、こんな大きな株立ちになるともう掘り上げて室内に入れることも出来ません。シモバシラの霜柱が見られるこの庭で冬を越すことは出来ないのではと案じています。
アオイ科 アニソドンテア属
南アフリカ原産の低木
高さ 1〜2m
花径 約3cm
夏の初め園芸店で試しに買ったポット苗を花壇に植えました。
1m以上にすくすく育ち葉は繁るものの花はなかなか開きませんでした。
8月4日、やっと開花、これがアニソドンテア・ピンククイーン。
花は小型ですがアオイ科の特徴を備えた花と葉です。
次第に花数が増え、今尚花の少なくなった庭を彩ってくれています。
(どの画面もクリックすると大きくなります。)
これは11月13日の写真。草丈約170cm。
アニソドンテア属の園芸植物は数種販売されています。
ピンククイーンはそのうち最も優しい色合いの品種です。
葉もやや白っぽい緑で花の色とよく合います。
さて、この二つの花、花の中央のつくりがちょっと違います。
どちらが若いのでしょう。
蕾から確認していきます。
葉腋から花柄がのびて蕾が1つ、葉も茎も萼もうっすらと毛に覆われてます。
萼の外側にあるのは副萼でしょう。
開花中の花を覗くと、もう蕊柱が伸びていて、雄しべの葯も開きかけていました。
5枚の花弁が開く頃、蕊柱は灰色の花粉に覆われます。
この直前の状態が上の右側の花ですね。
この頃の花にはハナバチ達がたくさんやってきます。
背にも花粉をつけたセイヨウミツバチ。
逆光で見ると雄しべがほぐれているのがわかります。
この時期、まだ雌しべは見当たりません。雄性先熟です。
雌しべが現れました。
5枚の花弁は真ん中が少し凹んだハート型。
多くのアオイ科の花は1日花、朝咲いて夕方には萎みます。
しかしアニソドンテア・ピンククイーンは数日間咲き続けます。
中央を拡大します。
葯は花粉をほぼ出し終えて後退していきます。
代わって雌しべが中央に伸び出し、10数本に分かれた赤い花柱が現れました。
花柱は放射線状に伸び、それぞれの柱頭には花粉がついています。
さらに花柱は弓なりに曲がって先に下垂した雄しべの花粉に届く位置に達します。
この現象はモミジアオイのところで詳しく書きましたが、ヤノネボンテンカやスイフヨウにもみられました。
その頃には花弁も閉じていきます(開花後4〜5日)。
左は折り畳むように閉じた花です。これから開花する蕾のようにも見えますね。
花の後ろ姿。
先の尖った5枚の萼片の外に3枚の小さな副萼片があります。
葉の裏は陽の光りに当たると細かい毛がキラキラ光っています。星状毛?
よく見ると茎・葉の表・花柄・萼・副萼にもあります。
顕微鏡で覗いてみました。
これが星状毛でしょう。ウニのトゲのようですね。
アニソドンテア・ピンククイーンを草本ととしている文献もありました。
苗のときは草本かとも思いましたが、今や見るからに低木です。
剪定を兼ねて枝を切って割面を見ました。
右2本がアニソドンテア・ピンククイーン、中2本はヤノネボンテンカ、左2本は今年伸びたスイフヨウの枝です(いづれもアオイ科)。
今年初めて出合ったアニソドンテア・ピンククイーン。
サクラアオイという名で販売されることもあるようですが、まだ一般的ではありません。
この花はアオイ科の植物としては珍しく切り花にしても水揚げよく、花持ちが良いことに驚きました。
アオイ科の花はほとんど1日花で花瓶に挿してもたちまち萎れますのに、この花は4〜5日は大丈夫、さらにその頃には次の蕾が開花します。長く楽しむことができました。
ただ難点は耐寒性がないらしいこと、こんな大きな株立ちになるともう掘り上げて室内に入れることも出来ません。シモバシラの霜柱が見られるこの庭で冬を越すことは出来ないのではと案じています。
2011-11-21 23:56
コメント(14)
ツリバナ [花木(秋)]
ツリバナ
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木
学名 Euonymus oxyphyllus
分布 北海道〜九州、アジア東北部
今にもこぼれ落ちそうなのに奇しくもぶら下がったまま風に揺れる赤い実。
ツリバナの果実です。
5年前の春、裏庭にツリバナを1株植えました。
花は5月初旬に咲きます。
気をつけていないと見逃してしまうほど、小さな目立たない花です。
長い柄が下垂しさらに分岐したその先に渋いピンク色の花が咲きます。
その名の如く「吊り花」です。
花は直径7〜8mm。拡大してみると花弁は5枚。
花の中央に緑色の花盤があり、中央にメシベの柱頭、周りに雄しべ5本の先端が突き出ています。
梅雨の頃、緑色の球状の実がぶら下がっていました。
9月になると直径1cm程になった果実は紅く染まっていきます。
10月、蒴果は5つに割れ、朱色の仮種皮に包まれた種子が現れます。
種子は5裂した果皮の先端に付着し吊り下がっています。
鳥が食べて遠くへ運んでくれるのを待っているのでしょう。
落ちそうでなかなか落ちない種子。
秋には葉も赤くなります。
3年前はこんなに豊作でしたが今年はこの2割くらいしか実りませんでした。
秋が深まると果皮は乾燥して暗褐色になります。
ぱっと開いた殻も、種子を残したまま硬くなった実もあります。
まだ残っていた種子の味見をしてみました。
すでに仮種皮が乾燥しているためか、ほとんど味がありません。
仮種皮を裂くと、中から淡褐色の艶やかな種子が1個出てきました。
庭の樹々が大きくなり過ぎて剪定がたいへんな昨今、ツリバナのようにあまり大きくならず、花も実も紅葉も楽しめる木は庭園木として貴重です。
来年は種子を食べにくる鳥の姿が見たいものです。
追記:花咲かおばさん から毒性についてのコメントをいただきました。
同属のマユミと同じく果実に毒性があるようです。
味見はお控え下さい。
参考:http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm293.htm
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木
学名 Euonymus oxyphyllus
分布 北海道〜九州、アジア東北部
今にもこぼれ落ちそうなのに奇しくもぶら下がったまま風に揺れる赤い実。
ツリバナの果実です。
5年前の春、裏庭にツリバナを1株植えました。
花は5月初旬に咲きます。
気をつけていないと見逃してしまうほど、小さな目立たない花です。
長い柄が下垂しさらに分岐したその先に渋いピンク色の花が咲きます。
その名の如く「吊り花」です。
花は直径7〜8mm。拡大してみると花弁は5枚。
花の中央に緑色の花盤があり、中央にメシベの柱頭、周りに雄しべ5本の先端が突き出ています。
梅雨の頃、緑色の球状の実がぶら下がっていました。
9月になると直径1cm程になった果実は紅く染まっていきます。
10月、蒴果は5つに割れ、朱色の仮種皮に包まれた種子が現れます。
種子は5裂した果皮の先端に付着し吊り下がっています。
鳥が食べて遠くへ運んでくれるのを待っているのでしょう。
落ちそうでなかなか落ちない種子。
秋には葉も赤くなります。
3年前はこんなに豊作でしたが今年はこの2割くらいしか実りませんでした。
秋が深まると果皮は乾燥して暗褐色になります。
ぱっと開いた殻も、種子を残したまま硬くなった実もあります。
まだ残っていた種子の味見をしてみました。
すでに仮種皮が乾燥しているためか、ほとんど味がありません。
仮種皮を裂くと、中から淡褐色の艶やかな種子が1個出てきました。
庭の樹々が大きくなり過ぎて剪定がたいへんな昨今、ツリバナのようにあまり大きくならず、花も実も紅葉も楽しめる木は庭園木として貴重です。
来年は種子を食べにくる鳥の姿が見たいものです。
追記:花咲かおばさん から毒性についてのコメントをいただきました。
同属のマユミと同じく果実に毒性があるようです。
味見はお控え下さい。
参考:http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm293.htm
2011-11-05 17:00
コメント(11)
返り咲きの牡丹?(ハイヌーン) [花木(秋)]
10月11日、祭日の庭をゆっくり見回った時、思いがけないものを発見しました。
満開の秋明菊の間から首をもたげています。まさか?
やはり牡丹の蕾です。返り咲きというのでしょうか。
今秋は何故か赤っぽい葉が出ていましたが、蕾が育っているとは思ってもみませんでした。
背景はパイナップルセージ(紅)とフジバカマ(ピンク)です。
ひょろひょろっと蕾がひとつ背伸びしています。
11月4日。
気温も下がって来ました。
もう枯れるかなと思いながら見守るうちに蕾は少しづつ大きくなってきました。
そして11月8日、ついに開花。
品種名「ハイヌーン」。毎年10輪ほど咲く黄色の牡丹です。
すでに2009年5月、このブログの記事にしてあります。
http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2009-05-10
花は5月と同じ色。でも葉の色が違います。
11月9日。満開です。花の直径は12cmはあります。
4枚目の写真には同じ色のキチョウがいます。
もうすぐお昼だというのに花には行かず、葉にじっと止まったままです。
牡丹の葉は緑ではなくむしろ赤く浮き立っています。
他の幹には例年のように紅い芽が育っています。
花の咲いた幹のもう1枝にもこれと同じ芽が出ています。葉が開いた枝についても同じですから、幹単位ではなく枝単位の異変のようです。
秋に返り咲きした翌春は花が少ないかもしれません。
しだれ桜では2度花が楽しめるかと思ったのですが、春の花は少なくて淋しかった覚えです。
『追記』 2010.11.14.夜
先に「返り咲き」「牡丹」or「ボタン」でGoogle検索しても参考になる資料が得られませんでしたが、今夕、「寒牡丹」で再検索しましたところ、私の考察が甘かったことが判明しました。
本日すでに多くの方にお読みいただいたようですが、タイトルに「?」を追加しました。
ボタンは「寒牡丹」「冬牡丹」といって冬期にも稀少な花を愛でることが出来ます。
共に藁の霜囲いをして丹誠込めて育てられますが、両者には違いがあることがわかりました。
「寒牡丹」は二期咲き牡丹ともいわれ、もともと初冬の頃から咲き出し12月に見頃を迎える品種を育てたものです。花が主体で茎は短く葉は少ないのが特徴です。奈良県の石光寺が有名。
「冬牡丹」は春咲きのボタンを温度調節して抑制栽培し正月用に咲かせるものです。茎も長く葉も豊かに育ちます。観光地の多くではこの鉢植えを埋め込むようです。
ハイヌーンという品種は米国種ですが、二期咲きの傾向があることがわかりました。
鶴岡八幡宮のHPの冬ぼたんの中にもハイヌーンが出ていました。
しかし、二期咲きの傾向があるといっても、バラのように春と秋に咲くようではなく、初冬に咲かせるためには工夫がいるようです。
やはり酷暑のあと何も手を加えないのに11月初旬に咲いたのは希有な現象と考えられます。但し、これを返り咲きといえるかどうかはわかりませんので「?」を付けました。
お詳しい方、どうぞ教えて下さい。
満開の秋明菊の間から首をもたげています。まさか?
やはり牡丹の蕾です。返り咲きというのでしょうか。
今秋は何故か赤っぽい葉が出ていましたが、蕾が育っているとは思ってもみませんでした。
背景はパイナップルセージ(紅)とフジバカマ(ピンク)です。
ひょろひょろっと蕾がひとつ背伸びしています。
11月4日。
気温も下がって来ました。
もう枯れるかなと思いながら見守るうちに蕾は少しづつ大きくなってきました。
そして11月8日、ついに開花。
品種名「ハイヌーン」。毎年10輪ほど咲く黄色の牡丹です。
すでに2009年5月、このブログの記事にしてあります。
http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2009-05-10
花は5月と同じ色。でも葉の色が違います。
11月9日。満開です。花の直径は12cmはあります。
4枚目の写真には同じ色のキチョウがいます。
もうすぐお昼だというのに花には行かず、葉にじっと止まったままです。
牡丹の葉は緑ではなくむしろ赤く浮き立っています。
他の幹には例年のように紅い芽が育っています。
花の咲いた幹のもう1枝にもこれと同じ芽が出ています。葉が開いた枝についても同じですから、幹単位ではなく枝単位の異変のようです。
秋に返り咲きした翌春は花が少ないかもしれません。
しだれ桜では2度花が楽しめるかと思ったのですが、春の花は少なくて淋しかった覚えです。
『追記』 2010.11.14.夜
先に「返り咲き」「牡丹」or「ボタン」でGoogle検索しても参考になる資料が得られませんでしたが、今夕、「寒牡丹」で再検索しましたところ、私の考察が甘かったことが判明しました。
本日すでに多くの方にお読みいただいたようですが、タイトルに「?」を追加しました。
ボタンは「寒牡丹」「冬牡丹」といって冬期にも稀少な花を愛でることが出来ます。
共に藁の霜囲いをして丹誠込めて育てられますが、両者には違いがあることがわかりました。
「寒牡丹」は二期咲き牡丹ともいわれ、もともと初冬の頃から咲き出し12月に見頃を迎える品種を育てたものです。花が主体で茎は短く葉は少ないのが特徴です。奈良県の石光寺が有名。
「冬牡丹」は春咲きのボタンを温度調節して抑制栽培し正月用に咲かせるものです。茎も長く葉も豊かに育ちます。観光地の多くではこの鉢植えを埋め込むようです。
ハイヌーンという品種は米国種ですが、二期咲きの傾向があることがわかりました。
鶴岡八幡宮のHPの冬ぼたんの中にもハイヌーンが出ていました。
しかし、二期咲きの傾向があるといっても、バラのように春と秋に咲くようではなく、初冬に咲かせるためには工夫がいるようです。
やはり酷暑のあと何も手を加えないのに11月初旬に咲いたのは希有な現象と考えられます。但し、これを返り咲きといえるかどうかはわかりませんので「?」を付けました。
お詳しい方、どうぞ教えて下さい。
2010-11-13 23:45
コメント(7)
サザンカ [花木(秋)]
サザンカ
ツバキ科ツバキ属 花期 10月〜4月。
自生地:壱岐・沖縄・西表・四国・九州。
サザンカは4群に分類され、多くの園芸品婦がある。。
サザンカ群 一重〜二重 サザンカの自生種にもっとも近い。
カンツバキ群 八重か獅子 「獅子頭」の系統。
ハルサザンカ群 一重や八重、千重咲きまで多様。ヤブツバキとの雑種。
タゴトノツキ群 白色で一重の小輪花。ユチャ(油茶)の系統をひく。
これは11月、和室の前の白色のサザンカが咲きそろった頃の画像です。
カンツバキ群の「富士の峰」に近い園芸品種かと思われます。
サザンカは花期が長くまだ咲いていますが、今頃は散り残った花殻が多く
なってきました。
純白八重の花が次々と、よく見ればそれぞれの表情を見せつつ咲き誇ります。
以前、サザンカとツバキとの見分け方を尋ねられたことがあります。
例外もあるようですが、主な見分け方を写真で示してみます。
1)花の散り方
サザンカは花弁がバラバラと散る。 ツバキはそのままポトリと落ちる。
2)おしべ
サザンカのおしべはバラバラの梅芯型。 ツバキのおしべは茶筅型、基部は筒状。
サザンカのおしべは花弁と共に散らずに ツバキのおしべは花弁と共に落ち、
残る。中央はめしべ。 めしべだけ残る。
2)子房の毛
サザンカの子房には毛がある。 ツバキは無毛でつるつるしている。
これが最も例外の少ない特徴のよう。
サザンカを漢字で表わすと山茶花。以前からこれは本来「茶山花」ではと疑問に
思っていました。一般にはサザンカをの名は山茶花の本来の読みである「サンサカ」
が訛ったものといわれています。
また中国ではツバキを山茶、サザンカを茶梅といいます。
最近柳宗民さんの「日本の花」の中に「山茶花」は誤りという記述を見つけ共感を
覚えました。すでに17世紀末の「花壇地錦抄」では茶山花になっているそうです。
ツバキ科ツバキ属 花期 10月〜4月。
自生地:壱岐・沖縄・西表・四国・九州。
サザンカは4群に分類され、多くの園芸品婦がある。。
サザンカ群 一重〜二重 サザンカの自生種にもっとも近い。
カンツバキ群 八重か獅子 「獅子頭」の系統。
ハルサザンカ群 一重や八重、千重咲きまで多様。ヤブツバキとの雑種。
タゴトノツキ群 白色で一重の小輪花。ユチャ(油茶)の系統をひく。
これは11月、和室の前の白色のサザンカが咲きそろった頃の画像です。
カンツバキ群の「富士の峰」に近い園芸品種かと思われます。
サザンカは花期が長くまだ咲いていますが、今頃は散り残った花殻が多く
なってきました。
純白八重の花が次々と、よく見ればそれぞれの表情を見せつつ咲き誇ります。
以前、サザンカとツバキとの見分け方を尋ねられたことがあります。
例外もあるようですが、主な見分け方を写真で示してみます。
1)花の散り方
サザンカは花弁がバラバラと散る。 ツバキはそのままポトリと落ちる。
2)おしべ
サザンカのおしべはバラバラの梅芯型。 ツバキのおしべは茶筅型、基部は筒状。
サザンカのおしべは花弁と共に散らずに ツバキのおしべは花弁と共に落ち、
残る。中央はめしべ。 めしべだけ残る。
2)子房の毛
サザンカの子房には毛がある。 ツバキは無毛でつるつるしている。
これが最も例外の少ない特徴のよう。
サザンカを漢字で表わすと山茶花。以前からこれは本来「茶山花」ではと疑問に
思っていました。一般にはサザンカをの名は山茶花の本来の読みである「サンサカ」
が訛ったものといわれています。
また中国ではツバキを山茶、サザンカを茶梅といいます。
最近柳宗民さんの「日本の花」の中に「山茶花」は誤りという記述を見つけ共感を
覚えました。すでに17世紀末の「花壇地錦抄」では茶山花になっているそうです。
スイフヨウ [花木(秋)]
スイフヨウ
醉芙蓉
アオイ科 フヨウの園芸品種 落葉低木
学名 Hibiscus mutabilis f. versicolor
花期 9月~10月頃
スイフヨウの花は直径12cmほど、八重の花びらが重なるふくよかな大輪です。
朝、純白に見えた花は午後には薄いピンクになり次第に濃くなっていきます。
花の名前はお酒を飲んで顔がだんだん赤くなるのにたとえて付けられたといわ
れますが、京都植物園園長さんの「楊貴妃がお酒を飲んで頬を赤く染めた、そ
れほど美しい、の形容です。」という説明を読むとにわかになまめかしく嬉し
くなります。
私の庭には30年ほど前に植えた酔芙蓉が1株あります。
いろんな顔を見せる酔芙蓉の花、ある日ある時の表情を集めてみました。
この写真の撮影時刻は14時。花はわずかにピンクを帯びています。
これぞほろ酔いでしょうか。
朝は素面の純白。
赤く見えるのは昨日咲いて夜の間にしぼんだ花、明日はポトリと落ちる。
とはいっても、12時になってもまだ名残惜しげな花もあり。
13時、ほんのり染まり始める。
14時、横顔もあでやか。
美女競演。
15時、ほろ酔いにて候。
まだ11時、この花の中心部は朝からピンクの濃淡、突然変異?
この日は13時というのにはやご酩酊。
花の色は単に時刻に従って変化するのではなく、日照、気温、水分などによって
微妙に影響されているように思えます。
18時、花弁は衰え、紅く染まりつつも最後まで気品を保とうと。
方や、明日の花となるつぼみは午後からふくらみ始める。
この花の花芯部はどの画像を見ても不明瞭です。オシベ、メシベはどうなっている
のでしょう。やはり知りたくなります。
花芯が見やすい花を探して側面から写してみました。
確かにアオイ科、8月14日記事にしたモミジアオイと同じ構造でした。
オシベとメシベが合着して蕊柱(ずいちゅう)になっています。
共にオシベにはたくさんの花粉。
酔芙蓉では蕊柱のあちこちから小さい花弁が不規則に出ていました。
花の正面からはメシベ・オシベが見えにくいのはこのためだったのです。
一株のスイフヨウに毎日10〜40輪ほど新しい花が咲きます。
これは昨年最も多く咲いた10月7日の画像です。今年もまだまだ咲き続けそう、
しばらく楽しめます。
醉芙蓉
アオイ科 フヨウの園芸品種 落葉低木
学名 Hibiscus mutabilis f. versicolor
花期 9月~10月頃
スイフヨウの花は直径12cmほど、八重の花びらが重なるふくよかな大輪です。
朝、純白に見えた花は午後には薄いピンクになり次第に濃くなっていきます。
花の名前はお酒を飲んで顔がだんだん赤くなるのにたとえて付けられたといわ
れますが、京都植物園園長さんの「楊貴妃がお酒を飲んで頬を赤く染めた、そ
れほど美しい、の形容です。」という説明を読むとにわかになまめかしく嬉し
くなります。
私の庭には30年ほど前に植えた酔芙蓉が1株あります。
いろんな顔を見せる酔芙蓉の花、ある日ある時の表情を集めてみました。
この写真の撮影時刻は14時。花はわずかにピンクを帯びています。
これぞほろ酔いでしょうか。
朝は素面の純白。
赤く見えるのは昨日咲いて夜の間にしぼんだ花、明日はポトリと落ちる。
とはいっても、12時になってもまだ名残惜しげな花もあり。
13時、ほんのり染まり始める。
14時、横顔もあでやか。
美女競演。
15時、ほろ酔いにて候。
まだ11時、この花の中心部は朝からピンクの濃淡、突然変異?
この日は13時というのにはやご酩酊。
花の色は単に時刻に従って変化するのではなく、日照、気温、水分などによって
微妙に影響されているように思えます。
18時、花弁は衰え、紅く染まりつつも最後まで気品を保とうと。
方や、明日の花となるつぼみは午後からふくらみ始める。
この花の花芯部はどの画像を見ても不明瞭です。オシベ、メシベはどうなっている
のでしょう。やはり知りたくなります。
花芯が見やすい花を探して側面から写してみました。
確かにアオイ科、8月14日記事にしたモミジアオイと同じ構造でした。
オシベとメシベが合着して蕊柱(ずいちゅう)になっています。
共にオシベにはたくさんの花粉。
酔芙蓉では蕊柱のあちこちから小さい花弁が不規則に出ていました。
花の正面からはメシベ・オシベが見えにくいのはこのためだったのです。
一株のスイフヨウに毎日10〜40輪ほど新しい花が咲きます。
これは昨年最も多く咲いた10月7日の画像です。今年もまだまだ咲き続けそう、
しばらく楽しめます。