最後の春 2018 [庭便り(春)]
今年の春は急ぎ足。
最後の春の花々をできるだけ撮っておきたいと思うものの、建築と断捨離に追われてままならぬうちに過ぎ去らんとしています。
本格的な春を告げるのはいつもラッパスイセン。

プロペラの下は試行錯誤の末クリスマスローズとラッパスイセンになりました。
この花達がこの庭の土に最も合っているようです。

左にロウバイ、右にヤブツバキの小径の奥も自生のクリスマスローズで埋まりました。

前の白い小花はハナニラ、これも丈夫です。

この庭に植えて40年のヤエシダレザクラ、樹齢は50年以上になるのでしょう。
次第に毛虫の勢いが増し、ついにここ数年は薬剤撒布せざるを得ないこともありました。

満開直前が一番美しい。
「桜も1本」と植えられた稲沢の庭師さんの笑顔が思い出されます。

裏庭のモモも今年はサクラとほぼ同じ頃開花しました。
幹に鉄砲虫が入り、サルノコシカケが二つできていて枯死寸前です。
昨年の果実は甘くなる前に全部落ちてしまいました。

右奥の株立ちの大木がオオバボダイジュ、左が移転予定のナツツバキ。
その間で咲く白い花がリキュウバイです。
(リキュウバイの花は2010.4.22.のブログで紹介しました。)

リキュウバイも今年はヤエシダレザクラに続いて4月5日ころ満開になりました。

この花がご縁で知り合った花友達とももう12年のお付き合い。
共に辛い別れです。

恥じらい気味に咲くのはオオチョウジがマズミ。
蕾のピンクが見える頃が見頃。

そういえばこの花の果実は見たことがありません。
虫がつくこともなく剪定も不要、手間いらずの庭木です。

ビバーナム ティヌスがまた一回り大きくなり、2mに達しました。
スイカズラ科ガマズミ属の常緑低木で常緑ガマズミとかトキワガマズミの名で流通している園芸種です。
原産地:地中海沿岸。

花は地味ですがアップにするとかわいく見えます。右は自生のユキヤナギ。
青い実が特徴のはずですが、今だに確認できません。
今年こそよく見ておこうと思います。

まだまだ載せたい花がいろいろありますが、時間が足りません。
新居の建築が進んで、台所の設計やトイレやお風呂の選択にショールーム通いが続きました。
断捨離もなかなか進まず、今日も午前午後と来客で終わりました。
最後の春の花々をできるだけ撮っておきたいと思うものの、建築と断捨離に追われてままならぬうちに過ぎ去らんとしています。
本格的な春を告げるのはいつもラッパスイセン。

プロペラの下は試行錯誤の末クリスマスローズとラッパスイセンになりました。
この花達がこの庭の土に最も合っているようです。

左にロウバイ、右にヤブツバキの小径の奥も自生のクリスマスローズで埋まりました。

前の白い小花はハナニラ、これも丈夫です。

この庭に植えて40年のヤエシダレザクラ、樹齢は50年以上になるのでしょう。
次第に毛虫の勢いが増し、ついにここ数年は薬剤撒布せざるを得ないこともありました。

満開直前が一番美しい。
「桜も1本」と植えられた稲沢の庭師さんの笑顔が思い出されます。

裏庭のモモも今年はサクラとほぼ同じ頃開花しました。
幹に鉄砲虫が入り、サルノコシカケが二つできていて枯死寸前です。
昨年の果実は甘くなる前に全部落ちてしまいました。

右奥の株立ちの大木がオオバボダイジュ、左が移転予定のナツツバキ。
その間で咲く白い花がリキュウバイです。
(リキュウバイの花は2010.4.22.のブログで紹介しました。)

リキュウバイも今年はヤエシダレザクラに続いて4月5日ころ満開になりました。

この花がご縁で知り合った花友達とももう12年のお付き合い。
共に辛い別れです。

恥じらい気味に咲くのはオオチョウジがマズミ。
蕾のピンクが見える頃が見頃。

そういえばこの花の果実は見たことがありません。
虫がつくこともなく剪定も不要、手間いらずの庭木です。

ビバーナム ティヌスがまた一回り大きくなり、2mに達しました。
スイカズラ科ガマズミ属の常緑低木で常緑ガマズミとかトキワガマズミの名で流通している園芸種です。
原産地:地中海沿岸。

花は地味ですがアップにするとかわいく見えます。右は自生のユキヤナギ。
青い実が特徴のはずですが、今だに確認できません。
今年こそよく見ておこうと思います。

まだまだ載せたい花がいろいろありますが、時間が足りません。
新居の建築が進んで、台所の設計やトイレやお風呂の選択にショールーム通いが続きました。
断捨離もなかなか進まず、今日も午前午後と来客で終わりました。
2018-04-17 00:31
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根回し [庭便り(春)]
花の季節にまっしぐら!
早くも春分、春の花たちが先を争うように開花しています。
カメラに付けっ放しだったマクロレンズを外して標準レンズを装着しました。
(画像はどれもクリックすると大きくなります。)
シダレコウバイが年々大きくなります。

ハクモクレンも一斉に開き始めて満開の直前、一番美しい時です。

その下にはミニラッパスイセンやクリスマスローズが咲き誇っています。

秋の転居の際、この庭の木を3本新居に移植することになりました。
まず選んだのは毎日居間から見ていたナツツバキ(右から2本目)と左の侘助(白花)。

この2本の間につくばいがあって野鳥が訪れ、水浴びをします。
この日の訪問者はモズ、まずナツツバキ止まって安全を確認してから水に入ります。
ナツツバキの根元にはトキワシダが繁茂。

もう1本は桜(ヤエベニシダレ)とヤマボウシの間にある侘助。
こちらは素朴なピンクの花を11月から3月まで楽しませてくれます。

その下を覆うのはクリスマスローズの群れ。

昨日はそれに備えて根回しが行われました。
予め侘助(白)の下にあった雪割草を避難しておきました。

白花の侘助の株元が掘られて根が露出しています。
根回しでは根は全部切るのかと思ったら、木が倒れないように太い根を数本残すのだそうです。その他の根は切って周りから細かい根を再生させます。

ナツツバキの根元からは電線と水道管が出てきて驚きました(右方)。
庭師さんはスコップで慎重に掘られていたので共に無事。
これは休憩の時撮った写真です。

クリスマスローズその他の山野草も踏まないように丁寧に掘リ進められました。

掘った土、切った根・枝やトキワシダ、植え直すヒメリュウキンカ、それぞれシートの上に区分けされています。

土を戻し、水をたっぷり入れ、さらに土を被せて作業終了です。

丁寧な作業のお陰で根回しした後とは思えないほどの仕上がりです。
そのあとは冷たい雨が続いていますが、根を切られた木には恵みでしょう。
根回ししたあとの移植は1〜2年後が望ましいようです。
でも転居は半年後、やはり一緒に行きたいと思っています。

早くも春分、春の花たちが先を争うように開花しています。
カメラに付けっ放しだったマクロレンズを外して標準レンズを装着しました。
(画像はどれもクリックすると大きくなります。)
シダレコウバイが年々大きくなります。

ハクモクレンも一斉に開き始めて満開の直前、一番美しい時です。

その下にはミニラッパスイセンやクリスマスローズが咲き誇っています。

秋の転居の際、この庭の木を3本新居に移植することになりました。
まず選んだのは毎日居間から見ていたナツツバキ(右から2本目)と左の侘助(白花)。

この2本の間につくばいがあって野鳥が訪れ、水浴びをします。
この日の訪問者はモズ、まずナツツバキ止まって安全を確認してから水に入ります。
ナツツバキの根元にはトキワシダが繁茂。

もう1本は桜(ヤエベニシダレ)とヤマボウシの間にある侘助。
こちらは素朴なピンクの花を11月から3月まで楽しませてくれます。

その下を覆うのはクリスマスローズの群れ。

昨日はそれに備えて根回しが行われました。
予め侘助(白)の下にあった雪割草を避難しておきました。

白花の侘助の株元が掘られて根が露出しています。
根回しでは根は全部切るのかと思ったら、木が倒れないように太い根を数本残すのだそうです。その他の根は切って周りから細かい根を再生させます。

ナツツバキの根元からは電線と水道管が出てきて驚きました(右方)。
庭師さんはスコップで慎重に掘られていたので共に無事。
これは休憩の時撮った写真です。

クリスマスローズその他の山野草も踏まないように丁寧に掘リ進められました。

掘った土、切った根・枝やトキワシダ、植え直すヒメリュウキンカ、それぞれシートの上に区分けされています。

土を戻し、水をたっぷり入れ、さらに土を被せて作業終了です。

丁寧な作業のお陰で根回しした後とは思えないほどの仕上がりです。
そのあとは冷たい雨が続いていますが、根を切られた木には恵みでしょう。
根回ししたあとの移植は1〜2年後が望ましいようです。
でも転居は半年後、やはり一緒に行きたいと思っています。

2018-03-21 00:41
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早春の庭 2018 [庭便り(春)]
寒かった今年の冬も思いの外早く過ぎ去り、早くも春が始まりました。
冬の庭から春の庭へ、繋ぎを担うのはソシンロウバイの老木。

2月24日、オオバボダイジュの下に小さな白い花!
セツブンソウです!!!
昨年は花が見られなかったセツブンソウ、思い切って鉢から出して地植えにしたのです。
節分には間に合いませんでしたが一花でも咲いたことがうれしい。

軒下ではコシノコバイモが開花。
今年も会えてよかった!

さらにもう一花咲きました。

「雪割草」元気な紫色です。
これはスハマソウに近いようですね。

フクジュソウはまたひとまわり大きくなって今年は24花。

思いがけない所で冬咲きクレマチスが並んでいました。

畑の隅には自生したローマンヒヤシンス。

毎年一番に咲くクリスマスローズ「HGC パウロ」はもう色が出始めました。

ミニスイセン tête-à-têteもこれから。

冬の寂しさを紛らすために毎秋ビオラをたくさん植えてきましたが今年は少しだけ。

今年はフキノトウも20個以上出ています。
蕗の薹味噌も作れそうです。
周りの緑の葉はシラー・カンパヌラータ。

2月5日、術後2年の再診に行く朝、駅前で転んでしまいました。
左頬・顎・両膝・両手受傷しましたが、幸い骨折なくやっと紫斑も消退。
折しも新居の建設が始まり、台所その他水回りの設計も大詰め、ショールームを巡ってカタログや図面に没入しているうちに2月が終わりました。
庭をゆっくり眺めることもできませんでしたが、何とか撮った早春の庭の記録です。
冬の庭から春の庭へ、繋ぎを担うのはソシンロウバイの老木。

2月24日、オオバボダイジュの下に小さな白い花!
セツブンソウです!!!
昨年は花が見られなかったセツブンソウ、思い切って鉢から出して地植えにしたのです。
節分には間に合いませんでしたが一花でも咲いたことがうれしい。

軒下ではコシノコバイモが開花。
今年も会えてよかった!

さらにもう一花咲きました。

「雪割草」元気な紫色です。
これはスハマソウに近いようですね。

フクジュソウはまたひとまわり大きくなって今年は24花。

思いがけない所で冬咲きクレマチスが並んでいました。

畑の隅には自生したローマンヒヤシンス。

毎年一番に咲くクリスマスローズ「HGC パウロ」はもう色が出始めました。

ミニスイセン tête-à-têteもこれから。

冬の寂しさを紛らすために毎秋ビオラをたくさん植えてきましたが今年は少しだけ。

今年はフキノトウも20個以上出ています。
蕗の薹味噌も作れそうです。
周りの緑の葉はシラー・カンパヌラータ。

2月5日、術後2年の再診に行く朝、駅前で転んでしまいました。
左頬・顎・両膝・両手受傷しましたが、幸い骨折なくやっと紫斑も消退。
折しも新居の建設が始まり、台所その他水回りの設計も大詰め、ショールームを巡ってカタログや図面に没入しているうちに2月が終わりました。
庭をゆっくり眺めることもできませんでしたが、何とか撮った早春の庭の記録です。
2018-03-02 14:40
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2017年春の庭 [庭便り(春)]
2017年春の庭
この庭は17年前、歩けなくなっても自宅で花が見られるようにとの思いで造りました。
昨年ついに大手術を受け、幸いにも少しは歩けますが、しゃがめないので植え付け、草取り、花殻摘みはできません。
そのため庭は放りっぱなしでも咲く花がメインになりました。
今日はそういう花たちを並べます。
ダッチアイリス アポロ アヤメ科アヤメ属
朝の庭に突如予期せぬ花2輪、2年前に一度だけ咲いて消えてしまったかと思っていたアイリスです。
大きな花が誇らしげに朝日に輝いていました。
そういえば左の長く細い葉は去年もあったのです。
右下のピンクの花は大株になったリクニス フロスククリ。

コンロンソウ 崑崙草 アブラナ科タネツケバナ属
5年前いただいて日向に植えたら消え入りそうになり、日陰に移植しました。
今年はしっかり増えてもう安心です。

近くで見るとやはりタネツケバナに似ています。

キボタン ボタン科ボタン属
白やピンクのボタンが今年は花をつけなかったのに、キボタンは元気です。
今年は20輪ほど咲きました。

開花直前。

シロヤマブキ バラ科シロヤマブキ属
シロヤマブキは裏の日陰にあって剪定も水遣りもしたことがありませんが、気品のある花が毎年咲きます。
花が咲いてもまだ黒い種子が残っていて、離れたところに2世が2株開花しました。

アニソドンテア・ピンククイーン アオイ科アニソドンテア属
何度もブログに登場しましたが、今年は最も大株です。
大株になると突然立ち枯れしますから、挿し木をしておく必要があります。
サクラアオイと呼びたい色です。

アリウム トリクエトルム ミツカドネギ(三角葱)
ネギ科ネギ属 南欧地中海沿岸原産の帰化植物
友人から頂いて裏庭に植え、ほどほどに増えています。
しかし友人宅では猛烈に増えて退治に大わらわのようです。

俯いて咲く花を覗くように撮りました。

ブルンネラ ‘ジャックフロスト’
ムラサキ科ブルンネラ属
東ヨーロッパ・西アジア・西シベリア原産の園芸種。
葉も観葉植物のようで美しく、ワスレナグサのような花が咲きます。
日陰の庭で一時はわーっと増えましたが、今は一株が辛うじて花を見せてくれます。

ユキザサ 雪笹 キジカクシ科(←ユリ科)マイズルソウ属
端正な緑色の葉の間から花穂が伸びて清楚な白い花を咲かせます。
毎春見つけると歓声をあげたくなる花です。

チオノドクサ
和名 ユキゲユリ(雪解百合)キジカクシ科ツルボ属
クリスマスローズなどの陰になりそうな隙間からかわいい花を見せてくれます。
放ったらかしを詫び、来年は移植しようと思いながら花が終わると忘れてしまって申し訳なく思っています。

ヒトリシズカ センリョウ科チャラン属
2012年の記事に書いた時は11本でしたが、今年は20本ほどに増えています。
この花も本当に手間いらずです。

4月末、母が98歳の生涯を終えました。
花が好きでここに来ると真っ先に庭を一周する習いでした。
別れの日にはこの庭で撮った写真を飾りました。
この庭は17年前、歩けなくなっても自宅で花が見られるようにとの思いで造りました。
昨年ついに大手術を受け、幸いにも少しは歩けますが、しゃがめないので植え付け、草取り、花殻摘みはできません。
そのため庭は放りっぱなしでも咲く花がメインになりました。
今日はそういう花たちを並べます。
ダッチアイリス アポロ アヤメ科アヤメ属
朝の庭に突如予期せぬ花2輪、2年前に一度だけ咲いて消えてしまったかと思っていたアイリスです。
大きな花が誇らしげに朝日に輝いていました。
そういえば左の長く細い葉は去年もあったのです。
右下のピンクの花は大株になったリクニス フロスククリ。

コンロンソウ 崑崙草 アブラナ科タネツケバナ属
5年前いただいて日向に植えたら消え入りそうになり、日陰に移植しました。
今年はしっかり増えてもう安心です。

近くで見るとやはりタネツケバナに似ています。

キボタン ボタン科ボタン属
白やピンクのボタンが今年は花をつけなかったのに、キボタンは元気です。
今年は20輪ほど咲きました。

開花直前。

シロヤマブキ バラ科シロヤマブキ属
シロヤマブキは裏の日陰にあって剪定も水遣りもしたことがありませんが、気品のある花が毎年咲きます。
花が咲いてもまだ黒い種子が残っていて、離れたところに2世が2株開花しました。

アニソドンテア・ピンククイーン アオイ科アニソドンテア属
何度もブログに登場しましたが、今年は最も大株です。
大株になると突然立ち枯れしますから、挿し木をしておく必要があります。
サクラアオイと呼びたい色です。

アリウム トリクエトルム ミツカドネギ(三角葱)
ネギ科ネギ属 南欧地中海沿岸原産の帰化植物
友人から頂いて裏庭に植え、ほどほどに増えています。
しかし友人宅では猛烈に増えて退治に大わらわのようです。

俯いて咲く花を覗くように撮りました。

ブルンネラ ‘ジャックフロスト’
ムラサキ科ブルンネラ属
東ヨーロッパ・西アジア・西シベリア原産の園芸種。
葉も観葉植物のようで美しく、ワスレナグサのような花が咲きます。
日陰の庭で一時はわーっと増えましたが、今は一株が辛うじて花を見せてくれます。

ユキザサ 雪笹 キジカクシ科(←ユリ科)マイズルソウ属
端正な緑色の葉の間から花穂が伸びて清楚な白い花を咲かせます。
毎春見つけると歓声をあげたくなる花です。

チオノドクサ
和名 ユキゲユリ(雪解百合)キジカクシ科ツルボ属
クリスマスローズなどの陰になりそうな隙間からかわいい花を見せてくれます。
放ったらかしを詫び、来年は移植しようと思いながら花が終わると忘れてしまって申し訳なく思っています。

ヒトリシズカ センリョウ科チャラン属
2012年の記事に書いた時は11本でしたが、今年は20本ほどに増えています。
この花も本当に手間いらずです。

4月末、母が98歳の生涯を終えました。
花が好きでここに来ると真っ先に庭を一周する習いでした。
別れの日にはこの庭で撮った写真を飾りました。
2017-05-06 22:44
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術後の庭 [庭便り(春)]
春爛漫、今年の春の花々の進行は例年より早いようですね。
実はこの2ヶ月ブログを休んでいた間に大きな手術を受けました。
15年間苦しんできた腰痛と歩行障害に対しての最終的決断でした。
お蔭様で経過は順調ですが、6ヶ月間、胸までの鎧のようなコルセット装用を要します。
もちろんガーデニングは不能、撮影姿勢も制限されます。
ブログを再開するか否か、迷いました。
でも花はその間にも次々と開き、手招いているようです。
雑用もほぼ終わったのを機に、とりあえず再開してみることにしました。
これは3月18日のプロペラの庭です。

退院3日目の3月1日、朝の庭にはうっすらと雪が残っていました。
雪を見ると撮りたくなります。
カメラを持って庭へ。滑って転ばないように。
これは2012年大型ヒメリュウキンカとして書いた株です。

日陰でそのまま放りっぱなしのため痩せていますが、繁殖力旺盛。
周りに子株が増えています。

根元に咲くのはショウジョウバカマ。
ヒメリュウキンカに負けそうです。

花の部分を拡大すると、ボケボケながら花被片6枚、雄しべ6本と確認できました。

2009年のショウジョウバカマは角度がピタリ。再掲しましょう。

おしゃべりに余念がないスイセンの園芸品種テータテート。
早春はやはり黄色い花が目立ちますね。

この庭で一番古いローマンヒヤシンス。
30年以上前から毎年早春を彩っています。
テータテートと相性抜群。

入院前、紅い蕾だった枝垂れ紅梅。
まさかのラッパスイセンとのコラボでした。

家庭菜園に植えてあった菜花、チンゲンサイ、ミズナ、カブなどはもう皆花盛り。
帰ったその日からせっせと蕾を摘んで食べたのですが間に合いません。
ここのラッパスイセンは今年は花が少ないようです。
増えすぎて球根が痩せたのでしょうか。

家事と歩くこと、今はこれがリハビリです。
今までは庭を歩くとき、剪定鋏をポケットに入れていました。
要らない枝や葉・花がら・生け花用の花などを切るためです。
でもコルセットの身ではラッパスイセンもクリスマスローズも剪定鋏では届きません。
しゃがむ姿勢は厳禁、正座は可ですが庭では無理です。
さてどうしましょう?
すぐに通販で60cmの高枝切り鋏を取り寄せました。
杖、椅子、マジックハンド、靴べら.........補助のための小道具を揃えます。
これでそれなりに庭を楽しむことができそうです。
実はこの2ヶ月ブログを休んでいた間に大きな手術を受けました。
15年間苦しんできた腰痛と歩行障害に対しての最終的決断でした。
お蔭様で経過は順調ですが、6ヶ月間、胸までの鎧のようなコルセット装用を要します。
もちろんガーデニングは不能、撮影姿勢も制限されます。
ブログを再開するか否か、迷いました。
でも花はその間にも次々と開き、手招いているようです。
雑用もほぼ終わったのを機に、とりあえず再開してみることにしました。
これは3月18日のプロペラの庭です。

退院3日目の3月1日、朝の庭にはうっすらと雪が残っていました。
雪を見ると撮りたくなります。
カメラを持って庭へ。滑って転ばないように。
これは2012年大型ヒメリュウキンカとして書いた株です。

日陰でそのまま放りっぱなしのため痩せていますが、繁殖力旺盛。
周りに子株が増えています。

根元に咲くのはショウジョウバカマ。
ヒメリュウキンカに負けそうです。

花の部分を拡大すると、ボケボケながら花被片6枚、雄しべ6本と確認できました。

2009年のショウジョウバカマは角度がピタリ。再掲しましょう。

おしゃべりに余念がないスイセンの園芸品種テータテート。
早春はやはり黄色い花が目立ちますね。

この庭で一番古いローマンヒヤシンス。
30年以上前から毎年早春を彩っています。
テータテートと相性抜群。

入院前、紅い蕾だった枝垂れ紅梅。
まさかのラッパスイセンとのコラボでした。

家庭菜園に植えてあった菜花、チンゲンサイ、ミズナ、カブなどはもう皆花盛り。
帰ったその日からせっせと蕾を摘んで食べたのですが間に合いません。
ここのラッパスイセンは今年は花が少ないようです。
増えすぎて球根が痩せたのでしょうか。

家事と歩くこと、今はこれがリハビリです。
今までは庭を歩くとき、剪定鋏をポケットに入れていました。
要らない枝や葉・花がら・生け花用の花などを切るためです。
でもコルセットの身ではラッパスイセンもクリスマスローズも剪定鋏では届きません。
しゃがむ姿勢は厳禁、正座は可ですが庭では無理です。
さてどうしましょう?
すぐに通販で60cmの高枝切り鋏を取り寄せました。
杖、椅子、マジックハンド、靴べら.........補助のための小道具を揃えます。
これでそれなりに庭を楽しむことができそうです。
2016-03-20 22:03
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行く春 2015 [庭便り(春)]
行く春 2015
とかく春の庭は忙しい、次々と咲く花に追われるばかり。
特に人生の転機を迎えた今春はあれよあれよといううちに花が散り果てました。
その合間に急いで撮った写真の中から今春の記録を残したいと思います。
ブルーの花は西の庭の定番シラー・カンパヌラータです。
白とピンクのヒラドツツジが甘い香りを漂わせています。

シラー・カンパヌラータとフキの葉。
ここでは早春の名物フキノトウが毎年10個ほど出ます。

白花のモッコウバラ。
棘が嫌いでバラは敬遠していますが、モッコウバラには棘がありません。
これも香りがいっぱい。

サラサドウダン。
白い花のドウダンツツジより遅れて咲きます。

ビバーナム・スノーボール(セイヨウテマリカンボク)はアナベルより柔らかい。

芳香ガマズミは咲き始めがきれい。

これからは花友達からいただいた花々です。
清楚なコンロンソウ。

サクラソウは3年目の春。
白い花はミツカドネギ(アリウム・トリクエトルム)。
日向では増えすぎるそうですが日陰ではほどほどです。

春咲き グラジオラス トリスティス。
細い華奢な葉からまたおとなしい色の花が咲きました。

アマは種子をいただいて昨秋蒔きました。
予想外に高く育ってやさしい青い花が咲きました。

アマ(亜麻、学名:Linum usitatissimum)は、アマ科の一年草。
シュッコンアマ(宿根亜麻 L . perenne) は多年草。
このすっきりした花はアマだと思うのですが...............。

同じ時いただいた種から咲いたバージニアストック(アブラナ科)は発育不良。
地中海沿岸原産の明るい花の雰囲気は伝わります。

さらにルリハコベとベニバナルリハコベ。
共にサクラソウ科、ヨーロッパ原産。

この花を顕微鏡で見ると今ぼけている花弁の周辺が楽しいらしいのですが、また来年のお楽しみ。

2種とも低く這うように茂って小さい花を星のようにつけます。

バイカイカリソウは昨年大きな株でいただきました。
2つに分けて鉢植えと地植えにしましたが、写真を撮るのがむつかしくぼけぼけ。
写真を撮り直すつもりだったのですが長雨で時期を逸しました。

唯一、俯いて咲くバイカイカリソウを鉢植えの下から見上げて撮ることができました。
ほんとうにおとなしいやさしい花です。

白絹のような萼片4枚と花弁4枚。イカリソウに比べると距もなく、素直な構造。

畑の隅はムラサキハナナの群生地。
この庭で増えたユキヤナギとのコラボが楽しい。

来春はもっとゆっくり花を観察したいものです。
とかく春の庭は忙しい、次々と咲く花に追われるばかり。
特に人生の転機を迎えた今春はあれよあれよといううちに花が散り果てました。
その合間に急いで撮った写真の中から今春の記録を残したいと思います。
ブルーの花は西の庭の定番シラー・カンパヌラータです。
白とピンクのヒラドツツジが甘い香りを漂わせています。

シラー・カンパヌラータとフキの葉。
ここでは早春の名物フキノトウが毎年10個ほど出ます。

白花のモッコウバラ。
棘が嫌いでバラは敬遠していますが、モッコウバラには棘がありません。
これも香りがいっぱい。

サラサドウダン。
白い花のドウダンツツジより遅れて咲きます。

ビバーナム・スノーボール(セイヨウテマリカンボク)はアナベルより柔らかい。

芳香ガマズミは咲き始めがきれい。

これからは花友達からいただいた花々です。
清楚なコンロンソウ。

サクラソウは3年目の春。
白い花はミツカドネギ(アリウム・トリクエトルム)。
日向では増えすぎるそうですが日陰ではほどほどです。

春咲き グラジオラス トリスティス。
細い華奢な葉からまたおとなしい色の花が咲きました。

アマは種子をいただいて昨秋蒔きました。
予想外に高く育ってやさしい青い花が咲きました。

アマ(亜麻、学名:Linum usitatissimum)は、アマ科の一年草。
シュッコンアマ(宿根亜麻 L . perenne) は多年草。
このすっきりした花はアマだと思うのですが...............。

同じ時いただいた種から咲いたバージニアストック(アブラナ科)は発育不良。
地中海沿岸原産の明るい花の雰囲気は伝わります。

さらにルリハコベとベニバナルリハコベ。
共にサクラソウ科、ヨーロッパ原産。

この花を顕微鏡で見ると今ぼけている花弁の周辺が楽しいらしいのですが、また来年のお楽しみ。

2種とも低く這うように茂って小さい花を星のようにつけます。

バイカイカリソウは昨年大きな株でいただきました。
2つに分けて鉢植えと地植えにしましたが、写真を撮るのがむつかしくぼけぼけ。
写真を撮り直すつもりだったのですが長雨で時期を逸しました。

唯一、俯いて咲くバイカイカリソウを鉢植えの下から見上げて撮ることができました。
ほんとうにおとなしいやさしい花です。

白絹のような萼片4枚と花弁4枚。イカリソウに比べると距もなく、素直な構造。

畑の隅はムラサキハナナの群生地。
この庭で増えたユキヤナギとのコラボが楽しい。

来春はもっとゆっくり花を観察したいものです。
2015-05-14 21:20
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3月の庭 2015 [庭便り(春)]
3月の庭 2015
3月になると春を待っていた花たちが次々と開花し始めます。
本格的な春の到来を宣言するのはスイセンの園芸品種テータテート(tête-a-tête)。
1茎1花、草丈10〜20cmしかありませんが花数多く、濃い緑色の葉と輝くような黄色は春の光に映えて眩しいほどです。
têteは古いフランス語で頭、tête-a-tête は head to head と同じで内緒話。
確かに内緒話をしているようにみえるところもありますね。

続いて咲くのが大きいラッパスイセン。
花弁はやや淡い黄色、葉も白っぽい青緑色ですが、大きな花は存在感があります。

ラッパスイセンは放りっぱなしでもどんどん増えます。
裏庭ではナバナの花と競い咲き。間も無くモモも咲くでしょう。

今年のハクモクレンは花数が少ない。
老木になったからでしょうか? 剪定され過ぎたのでしょうか?

今年は3月11日の雪に驚いて開花をためらったようです。
そして1週間後一気に咲いて見頃はほんの3〜4日。
たちまちシミが出てきて散り果てました。

ヤブツバキや菜の花との共演も束の間。

この優雅な白い花弁をもっと長く見ていたいのに本当に短い命です。

庭のプロペラモニュメントの下は試行錯誤の末、ラッパスイセンとクリスマスローズになりました。

上の画像の右側のクリスマスローズ「スノーホワイト」が見頃の頃。

クリスマスローズは子孫を増やし、あちこちに移植しています。
絶好のグランドカバーですが花のない時期に咲く宿根草や球根との組み合わせが課題です。

日陰の庭に今年も常連が咲いてくれました。
大型ヒメリュウキンカとショウジョウバカマ。

スハマソウの2株です。
樹々の生育に伴い日照時間が少なくなってしまいました。

ヒトリシズカも健在です。

その隣はチオノドクサ。別名ユキゲユリ、やはり開花期間が短く名残惜しい花です。

鮮やかなブルースターは青花のハナニラ。

突如大きな花が開いて驚くクロッカス。
黄・紫に続いて最後に咲く白花が最も優雅。

春の花たちがまだまだ名乗りを上げていますが、書き手が追っ付きません。
3月28日にはもうこの庭のモモや八重しだれ桜が開き始めてしまいました。
3月になると春を待っていた花たちが次々と開花し始めます。
本格的な春の到来を宣言するのはスイセンの園芸品種テータテート(tête-a-tête)。
1茎1花、草丈10〜20cmしかありませんが花数多く、濃い緑色の葉と輝くような黄色は春の光に映えて眩しいほどです。
têteは古いフランス語で頭、tête-a-tête は head to head と同じで内緒話。
確かに内緒話をしているようにみえるところもありますね。

続いて咲くのが大きいラッパスイセン。
花弁はやや淡い黄色、葉も白っぽい青緑色ですが、大きな花は存在感があります。

ラッパスイセンは放りっぱなしでもどんどん増えます。
裏庭ではナバナの花と競い咲き。間も無くモモも咲くでしょう。

今年のハクモクレンは花数が少ない。
老木になったからでしょうか? 剪定され過ぎたのでしょうか?

今年は3月11日の雪に驚いて開花をためらったようです。
そして1週間後一気に咲いて見頃はほんの3〜4日。
たちまちシミが出てきて散り果てました。

ヤブツバキや菜の花との共演も束の間。

この優雅な白い花弁をもっと長く見ていたいのに本当に短い命です。

庭のプロペラモニュメントの下は試行錯誤の末、ラッパスイセンとクリスマスローズになりました。

上の画像の右側のクリスマスローズ「スノーホワイト」が見頃の頃。

クリスマスローズは子孫を増やし、あちこちに移植しています。
絶好のグランドカバーですが花のない時期に咲く宿根草や球根との組み合わせが課題です。

日陰の庭に今年も常連が咲いてくれました。
大型ヒメリュウキンカとショウジョウバカマ。

スハマソウの2株です。
樹々の生育に伴い日照時間が少なくなってしまいました。

ヒトリシズカも健在です。

その隣はチオノドクサ。別名ユキゲユリ、やはり開花期間が短く名残惜しい花です。

鮮やかなブルースターは青花のハナニラ。

突如大きな花が開いて驚くクロッカス。
黄・紫に続いて最後に咲く白花が最も優雅。

春の花たちがまだまだ名乗りを上げていますが、書き手が追っ付きません。
3月28日にはもうこの庭のモモや八重しだれ桜が開き始めてしまいました。
2015-03-31 23:49
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春の淡雪 [庭便り(春)]
春の淡雪
3月11日、4年前東日本大震災が起きたその日の朝、この庭はまた雪に覆われました。
とはいえ春の淡雪、たちまちはかなく消え去りました。
朝の仕事前、短時間に撮った写真を並べます。
数年前に鉢植えでいただいた枝垂れ紅梅はだんだん大きくなりましたが、背景がフェンスとブロックですから映えません。
でもこの朝は雪が雜々を目立たなくしてくれました。

開花が進むにつれ今の私には派手すぎる紅梅。
これも淡雪に覆われると程よい華やかさになりました。

満開の白いウメは曇天では映えません。
でも雪に覆われると別の花のような印象です。

雪に包まれて赤い萼やたくさんの雄しべが際立って見えました。

まあまあ、この若々しい色は?
トサミズキの花がもう開きかけていました。
雪が降らなかったらまだ気付かなかったでしょう。

よく見ればもう赤い葯やめしべがちらりと見えています。

これは何でしょう?
芳香ガマズミ(カーレシー・ファーラム)の蕾です。
淡雪は解け始めて下の方では粒状になっています。

前の日にもう間も無く開花かと見上げていたハクモクレン、思わぬ雪に思案顔。

もうほとんど花が終わっていた一重のストックも今一度綿帽子を被りました。

こちらは初夏に咲いたノリウツギ。
細かい枝と枯花の上に咲いた雪の花。

ふっくら膨らんだブルーベリーの蕾。 雪の白さで名残の紅葉が目に入りました。

黒い造形はナツロウバイの果実。ここにはまだ春は来ていません。

ヤブツバキと雪はとても相性がいいのですが、あいにく見頃の花がありません。
この枝の葉は日焼けしていて残念です。
下のシュートはヒメウツギ。

菜園のネギは雪とのコラボで新鮮、淡雪ならではの情景です。

この季節は蕾を食べても食べても花芽が育つナバナ。
摘み残した蕾は雪の中でも大急ぎで開花していました。

花茎を伸ばして咲いたばかりのラッパ水仙やクリスマスローズは項垂れてあわれです。
でも雪が溶けたらまた元気になって春を謳歌することでしょう。
3月11日、4年前東日本大震災が起きたその日の朝、この庭はまた雪に覆われました。
とはいえ春の淡雪、たちまちはかなく消え去りました。
朝の仕事前、短時間に撮った写真を並べます。
数年前に鉢植えでいただいた枝垂れ紅梅はだんだん大きくなりましたが、背景がフェンスとブロックですから映えません。
でもこの朝は雪が雜々を目立たなくしてくれました。

開花が進むにつれ今の私には派手すぎる紅梅。
これも淡雪に覆われると程よい華やかさになりました。

満開の白いウメは曇天では映えません。
でも雪に覆われると別の花のような印象です。

雪に包まれて赤い萼やたくさんの雄しべが際立って見えました。

まあまあ、この若々しい色は?
トサミズキの花がもう開きかけていました。
雪が降らなかったらまだ気付かなかったでしょう。

よく見ればもう赤い葯やめしべがちらりと見えています。

これは何でしょう?
芳香ガマズミ(カーレシー・ファーラム)の蕾です。
淡雪は解け始めて下の方では粒状になっています。

前の日にもう間も無く開花かと見上げていたハクモクレン、思わぬ雪に思案顔。

もうほとんど花が終わっていた一重のストックも今一度綿帽子を被りました。

こちらは初夏に咲いたノリウツギ。
細かい枝と枯花の上に咲いた雪の花。

ふっくら膨らんだブルーベリーの蕾。 雪の白さで名残の紅葉が目に入りました。

黒い造形はナツロウバイの果実。ここにはまだ春は来ていません。

ヤブツバキと雪はとても相性がいいのですが、あいにく見頃の花がありません。
この枝の葉は日焼けしていて残念です。
下のシュートはヒメウツギ。

菜園のネギは雪とのコラボで新鮮、淡雪ならではの情景です。

この季節は蕾を食べても食べても花芽が育つナバナ。
摘み残した蕾は雪の中でも大急ぎで開花していました。

花茎を伸ばして咲いたばかりのラッパ水仙やクリスマスローズは項垂れてあわれです。
でも雪が溶けたらまた元気になって春を謳歌することでしょう。
2015-03-15 12:19
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春の庭 2014 [庭便り(春)]
春の庭 2014
ツクシの胞子を覗いているうちに春の花々が矢継ぎ早に咲き始めました。
せっかくの休日は雨が降ったり、強風が吹き抜けたり、良い写真が撮れず見送る花もあります。
今年は西のカイズカイブキを撤去してウリンフェンスにしたため、西庭の印象が変りました。これでは固いのでやはりここにまた何か緑を加えようかと思案中です。

珍しく赤いツバキとラッパスイセンが同時に咲いて賑やかです。

ハクモクレンは健在、今将に開花せんとする大きな蕾達。

ヤブツバキと菜の花と。右のソシンロウバイは殆ど散りました。

ハクモクレンが満開になると南側のピンクのサラサモクレン「レッドラッキー」が開花し始めます。

今年は特に大きくなって花数も多いようです。

コートのような鞘を順に脱いで最後のキャップ(托葉)が落ちたら開花です。

高木になると下から見えるのは裏側ばかり。
シモクレンより淡い色合いでふくよかです。

オオチョウジガマズミも見頃です。
ピンクの蕾がひらくと暖かい白色の花冠が現れ、優しい香りが漂います。

蕾のピンクが見えるのは咲き初めだけですぐ真っ白い花になります。
チョウジガマズミと比べ葉が円く、花冠は長さ・直径ともに約15mmと大きいようです。

今年もモモが咲きました。

でも昨年折れた大きな枝2本を切断、さらにテッポウムシが入って花数が激減しています。

プロの手当を受けましたが、モモの花は今年が最後になるかもしれません。

その背後に咲き誇るのはムラサキハナナ。
こぼれ種でたくさん自生、なるがままにしておきました。

モモとほぼ同時にヤエベニシダレが開花しました
この木も近年夥しいシャチホコガの幼虫の被害を受けて枯れ枝が目立ちます。

咲き初めの蕾のやや濃いピンクはアクセントになります。

咲き進むにつれてピンクが淡くなり、葉が開きます。
枝垂れた花が風に揺れる風情は毎年見ててもいいものです。

樹々の下では草花達も春を待っています。春は忙しいですね。
ツクシの胞子を覗いているうちに春の花々が矢継ぎ早に咲き始めました。
せっかくの休日は雨が降ったり、強風が吹き抜けたり、良い写真が撮れず見送る花もあります。
今年は西のカイズカイブキを撤去してウリンフェンスにしたため、西庭の印象が変りました。これでは固いのでやはりここにまた何か緑を加えようかと思案中です。

珍しく赤いツバキとラッパスイセンが同時に咲いて賑やかです。

ハクモクレンは健在、今将に開花せんとする大きな蕾達。

ヤブツバキと菜の花と。右のソシンロウバイは殆ど散りました。

ハクモクレンが満開になると南側のピンクのサラサモクレン「レッドラッキー」が開花し始めます。

今年は特に大きくなって花数も多いようです。

コートのような鞘を順に脱いで最後のキャップ(托葉)が落ちたら開花です。

高木になると下から見えるのは裏側ばかり。
シモクレンより淡い色合いでふくよかです。

オオチョウジガマズミも見頃です。
ピンクの蕾がひらくと暖かい白色の花冠が現れ、優しい香りが漂います。

蕾のピンクが見えるのは咲き初めだけですぐ真っ白い花になります。
チョウジガマズミと比べ葉が円く、花冠は長さ・直径ともに約15mmと大きいようです。

今年もモモが咲きました。

でも昨年折れた大きな枝2本を切断、さらにテッポウムシが入って花数が激減しています。

プロの手当を受けましたが、モモの花は今年が最後になるかもしれません。

その背後に咲き誇るのはムラサキハナナ。
こぼれ種でたくさん自生、なるがままにしておきました。

モモとほぼ同時にヤエベニシダレが開花しました
この木も近年夥しいシャチホコガの幼虫の被害を受けて枯れ枝が目立ちます。

咲き初めの蕾のやや濃いピンクはアクセントになります。

咲き進むにつれてピンクが淡くなり、葉が開きます。
枝垂れた花が風に揺れる風情は毎年見ててもいいものです。

樹々の下では草花達も春を待っています。春は忙しいですね。
2014-04-06 18:30
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カイヅカイブキ [庭便り(春)]
カイヅカイブキ
貝塚伊吹
ヒノキ科ネズミサシ属(ビャクシン属)イブキ(Juniperus chinensis )の変種。
庭の西南部は家庭菜園で南と西の境にはカイズカイブキが植えられています。
植えてから35年、常緑を誇った生垣もさすがに老朽化してきました。
特に西側は隣が水田のため、稲刈りが終わってから年1回しか剪定できません。
生垣の巾は年々広くなり隣地へはみ出してしまうため強剪定しますから、生垣にも枯色が目立ってきました。
悩んだ末、今年は思いきって西側の生垣を撤去し、ウリン材のフェンスにすることにしました。
この画像は生垣の右半分が撤去されたところです。

北側から断面を見て驚きました。
高さ約2m、巾が180cmくらいありました。
けれども幹は意外に細く、撤去作業はあっけなく終わりました。

枝はほぼ水平に東西に伸び、緑の葉はほんの表層だけです。
中は枯れ枝が密集し、これでは日光も風も届きませんね。

電動鋸で枝をどんどん切り落していきます。

田んぼの方に頼んで厚い鉄板を敷かさせてもらい、軽トラックが並んで切った枝を積み込みます。

幹だけ残して生垣が撤去されると、散りかけたロウバイが名残惜し気に輝いて見えました。

昔のアルバムを探して35年前の写真を見つけました。
カイヅカイブキを植えた年、出来立ての家庭菜園と生垣が写っています。
岐阜から名古屋へ向う名鉄電車がよーく見えます。
同じページに幼い子どもと一緒に写っている私達も若いこと!

今将に切られんとするカイヅカイブキ。
緑色と褐色の部分がまだらになっています。

年末に剪定した後まだ葉が出ていない所がかなりあります。

本来常緑のカイヅカイブキは冬でもこの色をしているはずです。
これは今回撤去しない南側の生垣です。

葉を拡大します。

正常部の葉はヒノキと同じく鱗片状です。

拡大すると小さな鱗片が鎖や組紐のように十字対生で並んでいます。

南側の生垣にも枯れたところはあります。
その部分の葉は鱗片葉とは全く異なるトゲトゲしい印象です。

近くで見ると葉は針状で触れると痛く、枯れていても刺します。

青白色の葉と鋭い棘。何故このようなことになるのでしょう。

岡山理科大学植物生態研究室のホームページによれば、カイヅカイブキの母種のイブキは幼樹の頃は針葉で、次第に鱗片状の葉を付けるようになるそうです。そして常にこの鱗片状の葉を付けるものが選抜されてカイヅカイブキとされたそうですから、先祖帰りはあり得るということです。
一旦先祖帰りしたものはそのあとずっと針葉になるのでしょうか。
この画像をごらん下さい。
針葉化された枝がまた鱗片状に戻ることもあるようです。

針葉を出そうか鱗片葉っを出そうか迷っているような小枝です。

長い間カイヅカイブキの生垣に囲まれて暮らしてきたはずですが、この期に及ぶまでカイヅカイブキについて調べたこともありませんでした。
今回はじめて雌雄異種とも知りました。
南側のカイヅカイブキは側溝のある道路に面しているためまだ残しました。
4月頃目立たない花が咲くようですから花も実も見てみようと思います。
追記:
今回調べてみてもカイヅカイブキとイブキとの明らかな違いがわかりません。
イブキは時には25mにもなる大木ですが、カイヅカイブキは大体6〜7mと書いてあります。
この木を庭木にするために、あまり大きくならず、針葉が出にくいイブキの子孫を栽培して育てたものがカイヅカイブキかと考えています。
貝塚伊吹
ヒノキ科ネズミサシ属(ビャクシン属)イブキ(Juniperus chinensis )の変種。
庭の西南部は家庭菜園で南と西の境にはカイズカイブキが植えられています。
植えてから35年、常緑を誇った生垣もさすがに老朽化してきました。
特に西側は隣が水田のため、稲刈りが終わってから年1回しか剪定できません。
生垣の巾は年々広くなり隣地へはみ出してしまうため強剪定しますから、生垣にも枯色が目立ってきました。
悩んだ末、今年は思いきって西側の生垣を撤去し、ウリン材のフェンスにすることにしました。
この画像は生垣の右半分が撤去されたところです。

北側から断面を見て驚きました。
高さ約2m、巾が180cmくらいありました。
けれども幹は意外に細く、撤去作業はあっけなく終わりました。

枝はほぼ水平に東西に伸び、緑の葉はほんの表層だけです。
中は枯れ枝が密集し、これでは日光も風も届きませんね。

電動鋸で枝をどんどん切り落していきます。

田んぼの方に頼んで厚い鉄板を敷かさせてもらい、軽トラックが並んで切った枝を積み込みます。

幹だけ残して生垣が撤去されると、散りかけたロウバイが名残惜し気に輝いて見えました。

昔のアルバムを探して35年前の写真を見つけました。
カイヅカイブキを植えた年、出来立ての家庭菜園と生垣が写っています。
岐阜から名古屋へ向う名鉄電車がよーく見えます。
同じページに幼い子どもと一緒に写っている私達も若いこと!

今将に切られんとするカイヅカイブキ。
緑色と褐色の部分がまだらになっています。

年末に剪定した後まだ葉が出ていない所がかなりあります。

本来常緑のカイヅカイブキは冬でもこの色をしているはずです。
これは今回撤去しない南側の生垣です。

葉を拡大します。

正常部の葉はヒノキと同じく鱗片状です。

拡大すると小さな鱗片が鎖や組紐のように十字対生で並んでいます。

南側の生垣にも枯れたところはあります。
その部分の葉は鱗片葉とは全く異なるトゲトゲしい印象です。

近くで見ると葉は針状で触れると痛く、枯れていても刺します。

青白色の葉と鋭い棘。何故このようなことになるのでしょう。

岡山理科大学植物生態研究室のホームページによれば、カイヅカイブキの母種のイブキは幼樹の頃は針葉で、次第に鱗片状の葉を付けるようになるそうです。そして常にこの鱗片状の葉を付けるものが選抜されてカイヅカイブキとされたそうですから、先祖帰りはあり得るということです。
一旦先祖帰りしたものはそのあとずっと針葉になるのでしょうか。
この画像をごらん下さい。
針葉化された枝がまた鱗片状に戻ることもあるようです。

針葉を出そうか鱗片葉っを出そうか迷っているような小枝です。

長い間カイヅカイブキの生垣に囲まれて暮らしてきたはずですが、この期に及ぶまでカイヅカイブキについて調べたこともありませんでした。
今回はじめて雌雄異種とも知りました。
南側のカイヅカイブキは側溝のある道路に面しているためまだ残しました。
4月頃目立たない花が咲くようですから花も実も見てみようと思います。
追記:
今回調べてみてもカイヅカイブキとイブキとの明らかな違いがわかりません。
イブキは時には25mにもなる大木ですが、カイヅカイブキは大体6〜7mと書いてあります。
この木を庭木にするために、あまり大きくならず、針葉が出にくいイブキの子孫を栽培して育てたものがカイヅカイブキかと考えています。
2014-03-16 23:46
コメント(16)