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コハクチョウ  [庭の外]

コハクチョウ
 小白鳥 カモ目カモ科ハクチョウ属

数年前から近くの木曽川橋の近くにコハクチョウが飛来すると聞いていました。
でも川岸は寒かろうし、入り口もわからないし、歩行障害のあるものには無理かと諦めていました。
しかし、2月4日、春を思わす日差しに誘われ思い切って行ってみると、幸いにも難なくコハクチョウを見ることが出来ました。

木曽川左岸堤防から北を見ると対岸の堤防の上に伊吹山が見えました。
手前の木々の間から見える白いものがコハクチョウでしょうか。
とにかく近くまで行ってみましょう。
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いました! 優雅に浮かんでいます(画像は全て画面をクリックすると大きくなります)。
こんなに簡単にコハクチョウに会えるとは夢のようです。
1ハクチョウ0204-3wb.jpg

少し上流では中洲で休む姿も。
2ハクチョウ0204-23wb.jpg

さらに上流にものどかにくつろぐ白い鳥の群れ。
合計50羽以上いるようです。
4ハクチョウ0204-22wb.jpg

ひょいと持って行ったのは、いつもの軽いマクロレンズのついた一眼レフのみ。
それでも試しに写してみました。
周りには望遠レンズのカメラを3脚に固定して撮影中の男性多数。
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一羽が大きく羽ばたき。
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水中に頭を突っ込んで食事中。
コハクチョウは草食性、水中の水草や水田の落穂や草を食べるようです。
ただし、ここでは餌(穀類)のプレゼントがあるよう。
羽の色が灰色に見えるのは幼鳥、白色は成鳥です。
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急に大きな水音!
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幼鳥が幼鳥を追いかけている?
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憤懣やるかたなし。
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まだにらみ合いが続きます。
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怪しい雰囲気。
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右の幼鳥が口を開いて怒っています。親鳥たち(?)も何か叫んでいます。
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うわあ、噛み付かんばかりの勢い!
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アタック! 「やめなさい!」
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追いかけろ!
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兄弟喧嘩でしょうか? 
けたたましく叫ぶ親鳥! 親の気持ちは人も鳥も同じ?
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お母さんに叱られて静かになりました(?)。
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お母さんは大変ですね。
間も無くまたこの子達と一緒にシベリアへ出発しなければなりません。
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初めて見たコハクチョウでした。

コハクチョウは間も無く4,000kmも離れたシベリヤへ渡っていくそうです。
そこで産卵し、雛を育て、秋には幼鳥を連れてまた飛んで来ます。

こんな近いところでコハクチョウに会えることがわかり、昨日は友人を誘いました。
3日前とは異なり伊吹おろしが吹き付ける寒い日、重い望遠レンズを友人に持ってもらって行ったのに1羽もいませんでした。
今一度と今日も行ってみましたが、数多のカメラマンが虚しくひたすら待つ姿のみ。
諦めて帰ってきました。
コメント(12) 

コメント 12

とんちゃん

優雅な白鳥の湖♪
先ずそんなことを思うのですが実際は・・・
かなりの激しさとたくましさもあるものだと考えさせられました。
特にまだ灰色の幼鳥の気迫に圧倒されそうになります
バトルも激しく繰り返しやるものですね~
羽を大きく広げ口もすごく大口開けて勇ましい!
なんだかみんなワイワイがやがやの大騒ぎになっているんですね
そういうことを繰り返しながら成長するのでしょうけれど・・・
思わぬコハクチョウの一面を見ることができました。
たくさん集まってのどかに見えるようでも事情は色々
でもやはり目には美しく映り見飽きることがないですね
後ろの真っ白な伊吹山がことのほか美しいです。
by とんちゃん (2017-02-09 08:03) 

多摩NTの住人

こんにちは。お近くでコハクチョウが見られるとは、とても良い環境なんですね。もう旅立ってしまったのでしょうかね。
by 多摩NTの住人 (2017-02-09 08:05) 

夕菅

とんちゃん コメントありがとうございました。
思い切って行ってみました。正しくビギナーズラック!
短時間でこれだけ見れて満足でした。
翌日は朝5時に信楽を発って来た方が、着いたらすぐ飛び立って帰ってこないと言って夕方4時まで待ち続けて見えました。
鳴き声も大きくて「優雅な白鳥の湖♪」とは異なり、生き物としての姿でした。
伊吹山も見られていいのですが伊吹おろしには負けました。


by 夕菅 (2017-02-09 11:58) 

夕菅

多摩NTの住人 さんコメントありがとうございました。
話には聞いていましたが、以前は長靴を履いて笹を掻き分けて行かねばならなかったそうです。
今年は階段が出来て普通の靴で行けて幸いでした。
昨日も一昨日も早朝には観察されたそうなのですが、旅立ち間近でしょうか?
by 夕菅 (2017-02-09 12:06) 

花咲かばあば

優雅な姿、勇敢な姿、瞬間の写真を見せていただけ、興奮します。
お誘いいただいた日は、時折雪がちらつき、ことのほかきびしい寒さの
中、お付き合いしていただきました。ありがとうございました。
あれが伊吹おろしですね。

10日ほど前に、琵琶湖の北まで出かけました。たくさんの数、見られましたが、これほどの近距離ではありませんでしたので、この躍動感は
味わえませんでした.滋賀県から、こちらに来られるのは納得です。
あれからまた、出かけられたんですね。そろそろ旅立ちでしょうか。
今日は雪になりました。旅立ちが遅れるかしら?




by 花咲かばあば (2017-02-11 11:24) 

夕菅

花咲かばあばさん コメントありがとうございました。
せっかく楽しみにして来ていただいたのに、一羽も見られなくて残念至極でしたね。
翌日も早朝だけは来たとかで、また明日の朝来てみるという元気な方もありました。
この雪の中でもハクチョウたちは長旅に備えて冷たい水に潜っているのでしょうね。
by 夕菅 (2017-02-11 14:55) 

エフ・エム

まず1枚目、伊吹山が美しいですね。植物を育む優しい山というイメージですが、雪に覆われると、威厳がありますね。
コハクチョウがこんなに来ているとは、素晴らしい。ハクチョウというと優雅な姿を思い浮かべますが、口論に喧嘩、ユーモラスな連中なんですね。漫画を見るようで、楽しい画像です。
by エフ・エム (2017-02-11 20:20) 

夕菅

エフ・エムさん コメントありがとうございました。
伊吹山は今年雪が少なく、またこの日は雲がかかっていたため例年よりくっきりしませんが、丁度真ん前に見えました。
初めて見たコハクチョウ、それも短時間の観察でしたが、生活の一部が垣間見られて楽しいひと時でした。
コハクチョウも一夫一妻制で一緒に子育てするようです。この時は兄弟げんかする子を両親で叱っているようでした。
by 夕菅 (2017-02-11 23:22) 

りんちゃんママ

話しには河原に白鳥が来ると聞いていましたがこんなにたくさん来ているのですね。3時ごろ近くの方が餌をあげので見られると聞いたこともありますがまだ見た事がなくぜひ見たいものです。まだいるのかしら?田んぼに水がある時には珍しい鳥がいますし結構自然に恵まれた環境に住んでいるのだと感じる今日この頃です。
by りんちゃんママ (2017-02-20 23:19) 

夕菅

りんちゃんママさん コメントありがとうございました。
もうご覧になったかなと思っていました。
この後しばらくは早朝のみの出現だったらしいのですが、2月15日の午後は30羽くらい来ていました。
今はもう旅だったかもしれませんね?
確かにこの辺りはまだ山あり、川あり、自然に恵まれた良いところですね。

by 夕菅 (2017-02-21 11:21) 

りんちゃんママ

今日午後3時ごろに行って来ました。その時はハクチョウはいませんでしたがカメラを持ったおじさんが朝はいたので5時過ぎに戻って来るかもと。用事を済ませ5時過ぎにまた娘と。水辺まで行くとカメラを持ったおじさんが来てないよと言われ寒いので引き返し始め堤防の手前辺りで鳥の鳴き声がしてきて空を見上げるとハクチョウの群が飛んで来て急いで水辺に。21羽のハクチョウが目の前まで来てくれました。とてもラッキーな人と長く待っていたおじさんに言われました。夕陽とハクチョウと綺麗でした。
by りんちゃんママ (2017-02-21 20:13) 

夕菅

りんちゃんママさん こんな寒い日によく頑張られましたね!
2月4日の時点で「あと1週間くらい?」と聞いていましたから今年はもう無理かと思っていました。
あの位置の夕陽はとても綺麗だとも聞きました。
すっごく寒かったでしょうが、飛んでいるところも見えて良かったですね!
2度目に友人と行った時は8時間も待っている方々が多勢みえました。
確かに「とてもラッキーな人」だと思います。
by 夕菅 (2017-02-21 21:48) 

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