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秋の庭 2016 [庭便り(秋)]

今年の秋は足早、もう木枯らしの季節になりました。
しばらく雑用続きで落ち着かない日々でしたが、今年の秋の記録を残したいと思います。

まず驚きはこのダンドク。
これは4年前に703さんからいただいた原種のカンナです(記事2012.10.23.)。
毎年種をまいて発芽はするものの冬越し中に枯れてしまうので、昨年は種撒きもしなかったのに家庭菜園に自生、その5株を裏庭に移植したらこんなに茂りました。

ダンドク2019−1wb.jpg

10月下旬、初花開花。
さあ、このダンドク群をどうしたものかと思案中です。
ダンドク2019−3wb.jpg

ダンドクの根元に咲くのはこれまた自生のクロホオズキ
Iさんから苗を頂いて2010年10月24日記事にした時は、萼がわずかに黒いだけでしたが、今年はしっかり黒くなっています。
クロホウズキ2016-2wb.jpg

萼は果実になると黒くなるのかと思っていましたが、蕾の時から黒ずんでいました。
年によって黒くなったり、ならなかったりするのですね。
クロホウズキ2016-3wb.jpg

さてこの花は何でしょう?
ヤノネボンテンカ2016-2wb.jpg
この庭で困るほど増えているヤノネボンテンカです。
その開花の途中でしょうか(2016.11.06.11:34撮影)。
→いいえ、花弁を閉じるところです。夏とは異なる閉じ方ですね(11.11.16:37)

一般に秋のヤノネボンテンカの花は何となく控えめです。
ヤノネボンテンカ朝3wb.jpg

夏季の閉花の際は花弁が雌しべ雄しべを包むように長く巻いて自家受粉を助けました。
ヤノネボンテンカ朝4wb.jpg

風に揺れるセキヤノアキチョウジ
2006年から細々ながら毎年咲く秋の定番です。
セキヤノアキチョウジ2016-1wb.jpg

2007年河川環境楽園のセキヤノアキチョウジが満開との情報を得て見に行きました。
確かにたくさん植栽されて一面に咲き乱れていました。
今年はHPの開花情報を開いても見つからないので、出かけて学芸員の方にお尋ねすると、虫がついて枯れてしまったと。
うちでは毎年咲いているというと驚かれました。
セキヤノアキチョウジ2016-1wb2.jpg

昨年からアキチョウジも仲間入り。
すっくと立ち上がる姿はなよやかなセキヤノアキチョウジと見分けられます。
アキチョウジ2016-2wb.jpg

ハナミズキの下で咲くのは白花のオキザリス。ほどほどに咲いています。
オキザリス バリアビリス/ホワイト)。
オギザリス白2016-1wb.jpg

陽に映えて鮮やかな赤い色が目に飛び込みました。
オキザリス・レグネリー (流通名:トライアングラリス)。
淡いピンクの花が咲きますが、紫色の三角形の葉も楽しめます。
秋色wb.jpg

シュウメイギクは一部に白絹病の被害があったものの殆どが無事でよく咲きました。
できるだけ器量の良い花を探して撮った1枚。
シュウメイギク2016-3wb.jpg

花弁の形も枚数もまちまち。
気ままに気取らず咲く花です。
シュウメイギク016−3wb.jpg

たくさん咲いても邪魔にはなりません。
シュウメイギク2016-2wb.jpg

夕焼けの空にプロペラがゆっくり回っています。
その足元の白い花がシュウメイギク。
(画面をクリックしてご覧ください。画面はどれもクリックすると大きくなります。)
夕焼け2016-1wb.jpg
コメント(14) 

コメント 14

多摩NTの住人

本当に綺麗なお庭ですね。セキヤノアキチョウジは今年はいつものところが草刈りに遭い、残念な思いをしました。夕焼けが素晴らしいです。何となく映画の「風と共に去りぬ」のラストシーンを思い出しました。
by 多摩NTの住人 (2016-11-10 08:30) 

夕菅

多摩NTの住人 さん コメントありがとうございました。
お近くのセキヤノアキチョウジ、残念ですね。
花が咲いてないと雑草と思われてしまうのでしょう。
「風と共に去りぬ」のラストシーン、夕焼けの色が似てましたか?「tomorrow is another day」ですね。
by 夕菅 (2016-11-10 10:23) 

デスタントドラムス

ダンドク・・・初めて見せていただくお花です。
カンナと思えませんが趣あるお花ですね。
立派に育って・・・

クロホウズキ(ニカンドラ)は夏に巨大に育ち
みもたくさんできていましたが邪魔になりぬいてしまいました。
雑草のように勢いがありました。

ヤノネボンテンカも今年の夏楽しみましたよ。

今は数少ない庭の花を眺めています。

by デスタントドラムス (2016-11-10 21:01) 

703

最後の写真の、美しい夕景色がいいですねえ!
シュウメイギクの白さが夕闇に浮き出て、横ではスイフヨウも咲いているのでしょうか?
ダンドクにはびっくり!! とんでもないことになりましたね。
これだけ蔓延ったら、困りものに転落(笑)
うちでは数株が、さして大きくもならず、今年はあまり花も見なかった?
土でしょうね。私は昨日も花壇から石を山ほど掘り出しましたよ。ダンドクの場所は全く手つかずの所だから、大きくなりようがないのかも。
セキヤノアキチョウジとアキチョウジの見分け方は、花のサイズより咲く姿の方が分かりやすいですね。

by 703 (2016-11-10 21:17) 

夕菅

デスタントドラムス さんコメントありがとうございました。
前庭に植えたダンドクはこんなには大きくならず、花が良く咲きます。
赤いカンナほど強烈ではないので花壇にもフィットしますよ。
クロホオズキも同じですね。これも予期せぬ自生株です。
今年は庭仕事不能、でもこうした自生の花が間をもたせてくれます。
by 夕菅 (2016-11-10 23:16) 

夕菅

703さん コメントありがとうございました。
この庭では赤い夕日や夕焼け空が時々見られます。
横は確かにスイフヨウでそろそろ終盤。
ダンドクも畑の土に植えると大きくなりすぎますね(笑)。
そうそう、セキヤノアキチョウジはなよなよ、アキチョウジはまっすぐです。
by 夕菅 (2016-11-10 23:33) 

エフ・エム

先日コメント入れたつもりだしたが、どどかなかったようです。
遅くなりましたが、もう一度。
ダンドクという植物がカンナの原種とは知りませんでした。赤が美しいい花ですね。カンナの花は夏から秋のような印象ですが、晩秋に咲くのでしょうか。カンナがどのように育成されてきたのか知りたくなりました。
純白のシュウメイギクの群生がとてもいいですね。蕾も多く、まだまだたくさん咲きそう。
オブジェのシルエットと背景の夕焼けがマッチして晩秋を感じます。
by エフ・エム (2016-11-11 10:03) 

とんちゃん

秋のお庭の様子を見せていただいて楽しいです!
ダンドクがずいぶん増えてひとかたまりがすごいですね
居心地がよっぽどいいのでしょう♪
花って不思議ですね どこか一点に目をやるとまるで別の顔が見えてくるようです
ヤノネボンテンカの裏側の赤い筋がたまりません~
セキヤノアキチョウジの咲きっぷりがいいですね
姉の家でも今年はことのほかたっぷり咲いたと言っています。
夕焼けにプロペラ とても映えますね

by とんちゃん (2016-11-11 11:34) 

夕菅

エフ・エム さん コメントありがとうございました。
このダンドクは高知の牧野植物園で「オランダダンドク」という名札が付いている花と同じように見えます。
小笠原諸島で発見されたものの子孫だそうですが、検索すると赤や黄色単色のものもあり、園芸種との鑑別が難しそうです。
この庭の花は5月から11月まで間欠的に開花。
冬は葉も枯れますが防寒対策なしでも春になると芽を出します。
シュウメイギクも間も無く終了、あとは綿毛の楽しみです。


by 夕菅 (2016-11-11 15:29) 

夕菅

とんちゃん コメントありがとうございました。
ダンドクは弾丸のような種子5粒が1年でこんな草叢に変身しました。
ヤノネボンテンカの赤い筋は粋ですね。
その1枚目の説明、閉花中であることを追記しました。
暑い頃にはこんな姿を見たことがなかったのです。
お姉様のお庭にもセキヤノアキチョウジがたくさん咲いているのですね。何だか嬉しくなりました。
夕焼けは刻一刻色が変わり、撮影が難しいですね。
プロペラに助けられました。
by 夕菅 (2016-11-11 17:56) 

花咲かばあば

晩秋から、一気に真冬かと思うほどの寒さでしたが、今日は小春日和のおだやかな一日でした。ダンドク、セキアノアキチョウジ、アキチョウジ、クロホウズキ、何度かいただいたのですが、どれもうちの庭では育ってくれません。少し掘ると石がゴロゴロ、園芸には不向きな土地ですが、
そんな条件の悪い土地でもなんとか楽しんではいますが、、、、。
ヤノネボンテンカはどんどん増えています。
セキアノアキチョウジ、アキチョウジが晩秋の庭で揺れて咲く景は憧れです。大きな鉢に植えて、土の上に置き、根が活着したものは大きく育つようです。風情はないですね。
夕景色に時を忘れますね。時々列車も走り、賢治の世界を体験させていただいたこと思い出しています。

by 花咲かばあば (2016-11-11 18:45) 

夕菅

花咲かばあば さん コメントありがとうございました。
本当に今日は久しぶりに穏やかな日でした。
ヤノネボンテンカは増えすぎて困るほどですね。
未だに咲いていますがよく見ると花も小さくなって潤んだように赤みがかっています。
庭も元々の土が山土か、畑土かによって育つ花も異なるようですね。
うちでもリンドウ・シュウカイドウ・クレマチスなど育ちにくい花がありますよ。
賢治の世界ですか、そんな風には思っていませんでした!?
by 夕菅 (2016-11-11 21:20) 

とんとん

こんばんは。
クロホオズキは、年によって黒くなったりならなかったりなのですね。
我が家では、すぐにからからに乾いてしまって黒くならず泣きの涙でした。
綺麗に色づいていますね。
こちらでも今日もまだ花が咲いているので驚きました。
by とんとん (2016-11-18 22:42) 

夕菅

とんとんさん コメントありがとうございました。
クロホオズキが黒くなったりならなかったりするのは、何故でしょうね。
遺伝子的なものか、環境(気温・季節・日照など)によるものかわかりませんが、うちのも記事にした2010年はあまり黒くならなかったのです。
その後は庭のあちこちに自生するので1〜2株だけ咲かせています。

by 夕菅 (2016-11-19 11:02) 

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