凍る庭 [庭便り(冬)]
凍る庭
昨年に比べて暖かいとはいうものの、立春を過ぎてもまだまだ寒さが続きます。
2月6日の朝は特に日陰においたつくばいの氷とつららが目立ちました。
昨日の氷がとけないうちにまた新たな氷が重なっています。
近くにおいた最低温度計は−3℃。

ポトポトと落ちる水道水はまだ凍っていません。
午後になると解け始めました。

しかし、翌7日の朝は再凍結。
つららも太く長くなりました。

ここはヒヨドリはじめ、鳥達の水飲み場。
氷の厚さはⅠcm以上。こんこんと叩いても割れません。
でも竹から水道水が滴下するところだけは凍らず開いています。
ここへホオジロが水を飲みにきました。
残念ながらカメラが間に合わずその姿は撮影できませんでした。

ガラス戸越しにメジロを見つけました。
ここにきれいな水があることを鳥達はいつの間にか知っているようです。

おや? 2羽になりました。
流れてくる水を飲もうとしています。

もうひとつ、日向においたつくばいがあるのですが、水の調節がうまくいかず常時滴下できません。また底が深く、落葉もたまりやすく、日向では温度も上がり、水質が悪いのでしょう、鳥はほとんど見かけません。
2月8日朝、初雪が降り始めました。

畑では霜にも雪にも強い野菜が頑張っています。
こちらはルッコラ、養分が足りなかったのか、いつもの濃いグリーンの葉がこのコーナーではカラーリーフになってしまいました。
でも霜が降りると一層輝いて楽しい絵のようです。

朝日が当たって霜がどんどん解けていきます。

ナバナの霜。真ん中は蕾です。

寒さに強いビオラも霜が降りると痛々しい有様。
でも大丈夫、霜が解ければ元気になります。

雪晴れの9日、早くも顔を出したビオラの花は上と同じものとは信じがたいほどです。

ラッパスイセンの芽も雪を解かして伸び出しました。

ふっくらふくらんだフキノトウ、出番を待っています。

今回は関東地方では記録的な大雪でたいへんだったようですが、こちらは春の淡雪くらいで終わってしまいました。
しかしその記事を書き終えないうちに、今朝から2度目の雪が降りました。
8日よりは多いようですが、やはり水っぽい重い雪です。
順調に咲きそろっていたニホンズイセンが雪の重みでまた折れて俯いています。
昨年に比べて暖かいとはいうものの、立春を過ぎてもまだまだ寒さが続きます。
2月6日の朝は特に日陰においたつくばいの氷とつららが目立ちました。
昨日の氷がとけないうちにまた新たな氷が重なっています。
近くにおいた最低温度計は−3℃。

ポトポトと落ちる水道水はまだ凍っていません。
午後になると解け始めました。

しかし、翌7日の朝は再凍結。
つららも太く長くなりました。

ここはヒヨドリはじめ、鳥達の水飲み場。
氷の厚さはⅠcm以上。こんこんと叩いても割れません。
でも竹から水道水が滴下するところだけは凍らず開いています。
ここへホオジロが水を飲みにきました。
残念ながらカメラが間に合わずその姿は撮影できませんでした。

ガラス戸越しにメジロを見つけました。
ここにきれいな水があることを鳥達はいつの間にか知っているようです。

おや? 2羽になりました。
流れてくる水を飲もうとしています。

もうひとつ、日向においたつくばいがあるのですが、水の調節がうまくいかず常時滴下できません。また底が深く、落葉もたまりやすく、日向では温度も上がり、水質が悪いのでしょう、鳥はほとんど見かけません。
2月8日朝、初雪が降り始めました。

畑では霜にも雪にも強い野菜が頑張っています。
こちらはルッコラ、養分が足りなかったのか、いつもの濃いグリーンの葉がこのコーナーではカラーリーフになってしまいました。
でも霜が降りると一層輝いて楽しい絵のようです。

朝日が当たって霜がどんどん解けていきます。

ナバナの霜。真ん中は蕾です。

寒さに強いビオラも霜が降りると痛々しい有様。
でも大丈夫、霜が解ければ元気になります。

雪晴れの9日、早くも顔を出したビオラの花は上と同じものとは信じがたいほどです。

ラッパスイセンの芽も雪を解かして伸び出しました。

ふっくらふくらんだフキノトウ、出番を待っています。

今回は関東地方では記録的な大雪でたいへんだったようですが、こちらは春の淡雪くらいで終わってしまいました。
しかしその記事を書き終えないうちに、今朝から2度目の雪が降りました。
8日よりは多いようですが、やはり水っぽい重い雪です。
順調に咲きそろっていたニホンズイセンが雪の重みでまた折れて俯いています。
2014-02-14 18:00
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オルトシフォンの霜柱 2014 [庭便り(冬)]
オルトシフォンの霜柱 2014
オルトシフォン・ラビアツスの霜柱については2011.2.13.の記事にしました。
その後も時々このオルトシフォンには霜柱ができましたが、美しいと言えるほどではなく、やはり隣のシモバシラの霜柱の方が見応えがありました。
ところがこの朝は異様な光景に驚きました(2014.1.7.)。
冬枯れのオルトシフォン・ラビアツスの枝にたくさんの白い花が咲いていたのです。
この株は植えて5年余になり、今年はまだ花後の剪定もせず放置していました。

シモバシラでは霜柱はたいてい地面から20cmくらいの間の茎の周りにできます。
ところがこの朝のオルトシフォン・ラビアツスでは長く伸びた弧状の茎の葉腋部分に生成されています。滲み出した水分が氷の花を咲かせているような感じです。
もし剪定していたら切り捨てていた部分でしょう。
霜が降りると葉が変色し落葉しますからこんなにお行儀悪く枝が伸びていたとは、この朝氷の花が付いているのを見て初めて気がついたのです。

枯れてよれよれの茎の葉腋部分の隙間から水分が漏出したものと思われます。
水を汲み上げる力の大きいことに驚きます。

勾玉のような1組。

3枚のプロペラ状。

二重リング。

左のは舌状にがっちり突っ立っています。

1週後の2014.1.14.はまた−4℃を記録する寒い朝でした。
さあ、オルトシフォン・ラビアツスに霜柱は出来ているでしょうか?
やはり出来てはいましたが、もう茎の上の方には出来ず、下部にかたまっていました。

しかし、シモバシラとは全く異なり、地表面の茎の周りには霜柱がなく、下部でも葉腋部分に霜柱が認められます。
上部の葉腋部分は1週間前の霜柱形成で組織が傷害され、もう水を汲み上げられなくなったのでしょう。
2011年の観察でもオルトシフォン・ラビアツスの霜柱はシモバシラのように何回も繰り返してはできませんでした。

追加 2014.1.20.
今日は大寒、最低気温−3℃。
さすがにオルトシフォンにもまた霜柱ができていました。この冬5回目です。
左の方は、−4℃を示していた1.14.より今日の方が多く出来ています。

比較のためこの朝のシモバシラの霜柱の画像を並べておきます。
シモバシラの霜柱は2011年は1月に13回確認、さらに3月4日まで見られました。
一方、オルトシフォン・ラビアツスでは1月7回、2月以降は皆無でした。
今年は今のところ、2011年より暖かく、霜柱の形成も少ないようです。

オルトシフォン・ラビアツス
シソ科ネコノヒゲ属
学名: Orthosiphon labiatus 英名: Pink sage 流通名:ピンクパンサー
南アフリカ原産の半常緑多年草
花期:初夏〜晩秋

淡いピンクの優しい花です。
学名の「 ortho」はラテン語で「「直…」「正…」の意 」、「siphon 」はサイフォン(吸水管)、「labia」は唇です。
同属のネコノヒゲの学名はOrthosiphon aristatus。

花弁より萼の方が濃いピンクです。

この1株は地植えで大株になり毎年霜が降りるまで長期間花を咲かせています。
右下は自生のトレニア。
追加してまた2株を植えましたが、それらは夏が越せずに枯れました。
園芸情報には「本来は常緑多年草ですが一年草扱い 」「夏は水切れし易く越年困難」「「土が凍らない程度の寒さなら越冬可能」などと書いてあります。
しかし当地では昨冬この株の近くに置いた最高最低温度計は−6℃を示しました。
その中でこの1株だけは何ら耐寒対策もしないのに、この庭で酷暑を越え雪にも耐えて多年草として残り、毎年霜柱まで見ることができるのは特殊例かもしれません。

他にもオルトシフォン・ラビアツスに霜柱や氷花の報告がないかどうか、再度検索してみました。
やはり、前回と同じく京都府立植物園からのレポート以外には新たな情報を得ることはできませんでした。
http://www.pref.kyoto.jp/plant/1168214347108.html
http://www.pref.kyoto.jp/plant/1262325287744.html
さらに、今年のように茎の上の方まで花のように付いた霜柱の報告は初めてかもしれません。
但し、シモバシラに比べて一旦凍ると組織の傷害が大きいようで、茎の末梢の氷の花を一冬何度も見ることはできません。
オルトシフォン・ラビアツスの霜柱については2011.2.13.の記事にしました。
その後も時々このオルトシフォンには霜柱ができましたが、美しいと言えるほどではなく、やはり隣のシモバシラの霜柱の方が見応えがありました。
ところがこの朝は異様な光景に驚きました(2014.1.7.)。
冬枯れのオルトシフォン・ラビアツスの枝にたくさんの白い花が咲いていたのです。
この株は植えて5年余になり、今年はまだ花後の剪定もせず放置していました。

シモバシラでは霜柱はたいてい地面から20cmくらいの間の茎の周りにできます。
ところがこの朝のオルトシフォン・ラビアツスでは長く伸びた弧状の茎の葉腋部分に生成されています。滲み出した水分が氷の花を咲かせているような感じです。
もし剪定していたら切り捨てていた部分でしょう。
霜が降りると葉が変色し落葉しますからこんなにお行儀悪く枝が伸びていたとは、この朝氷の花が付いているのを見て初めて気がついたのです。

枯れてよれよれの茎の葉腋部分の隙間から水分が漏出したものと思われます。
水を汲み上げる力の大きいことに驚きます。

勾玉のような1組。

3枚のプロペラ状。

二重リング。

左のは舌状にがっちり突っ立っています。

1週後の2014.1.14.はまた−4℃を記録する寒い朝でした。
さあ、オルトシフォン・ラビアツスに霜柱は出来ているでしょうか?
やはり出来てはいましたが、もう茎の上の方には出来ず、下部にかたまっていました。

しかし、シモバシラとは全く異なり、地表面の茎の周りには霜柱がなく、下部でも葉腋部分に霜柱が認められます。
上部の葉腋部分は1週間前の霜柱形成で組織が傷害され、もう水を汲み上げられなくなったのでしょう。
2011年の観察でもオルトシフォン・ラビアツスの霜柱はシモバシラのように何回も繰り返してはできませんでした。

追加 2014.1.20.
今日は大寒、最低気温−3℃。
さすがにオルトシフォンにもまた霜柱ができていました。この冬5回目です。
左の方は、−4℃を示していた1.14.より今日の方が多く出来ています。

比較のためこの朝のシモバシラの霜柱の画像を並べておきます。
シモバシラの霜柱は2011年は1月に13回確認、さらに3月4日まで見られました。
一方、オルトシフォン・ラビアツスでは1月7回、2月以降は皆無でした。
今年は今のところ、2011年より暖かく、霜柱の形成も少ないようです。

オルトシフォン・ラビアツス
シソ科ネコノヒゲ属
学名: Orthosiphon labiatus 英名: Pink sage 流通名:ピンクパンサー
南アフリカ原産の半常緑多年草
花期:初夏〜晩秋

淡いピンクの優しい花です。
学名の「 ortho」はラテン語で「「直…」「正…」の意 」、「siphon 」はサイフォン(吸水管)、「labia」は唇です。
同属のネコノヒゲの学名はOrthosiphon aristatus。

花弁より萼の方が濃いピンクです。

この1株は地植えで大株になり毎年霜が降りるまで長期間花を咲かせています。
右下は自生のトレニア。
追加してまた2株を植えましたが、それらは夏が越せずに枯れました。
園芸情報には「本来は常緑多年草ですが一年草扱い 」「夏は水切れし易く越年困難」「「土が凍らない程度の寒さなら越冬可能」などと書いてあります。
しかし当地では昨冬この株の近くに置いた最高最低温度計は−6℃を示しました。
その中でこの1株だけは何ら耐寒対策もしないのに、この庭で酷暑を越え雪にも耐えて多年草として残り、毎年霜柱まで見ることができるのは特殊例かもしれません。

他にもオルトシフォン・ラビアツスに霜柱や氷花の報告がないかどうか、再度検索してみました。
やはり、前回と同じく京都府立植物園からのレポート以外には新たな情報を得ることはできませんでした。
http://www.pref.kyoto.jp/plant/1168214347108.html
http://www.pref.kyoto.jp/plant/1262325287744.html
さらに、今年のように茎の上の方まで花のように付いた霜柱の報告は初めてかもしれません。
但し、シモバシラに比べて一旦凍ると組織の傷害が大きいようで、茎の末梢の氷の花を一冬何度も見ることはできません。
2014-01-19 12:05
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冬の庭より [庭便り(冬)]
木曽川を渡れば岐阜県という愛知県最北端の当地に真冬も花を保たせるのはなかなかの難行です。
その中でツバキは冬の庭の主役、今年も紅白の侘助がお正月前から咲いています。
今までにもツバキ「侘 助」(2009-02-13)、ツバキいろいろ(2013-03-14)と記事にしましたが、毎年見ていても飽きません。

新年になって花の数が増えてきました(画像は全てクリックすると大きくなります)。

ピンクの侘助。

白より早く年末から開花。
お正月には紅白揃えて和室に活けられました。

ヒヨドリはツバキが大好き。
花を接写しようとするとヒヨドリの付けた傷が目立ってしまいます。
なんか怖い目に見えますね。

これもヒヨドリです。
下のつくばいで水浴びしたばかりなのでしょう、羽が濡れています。
別の鳥みたいなかわいい表情です。

ニホンズイセンは放っておいても増えてくれる頼もしい冬の花。
雪や雨で茎が折れ易いのが短所ですが、折れた花も室内に飾れば長い間清楚な姿を楽しめます。

畑ではナバナが賑やかに咲いています。
本当は食べるために植えたのですが、早く蕾を持ってしまったため観賞用に残しました。

11月に返り咲きしたこともある黄色いボタン「ハイヌーン」、昨秋はまた若芽が出て、開いた葉が寒さで紅く染まり長い間庭のアクセントになりました。

一昨年、耐寒性がないだろうと保温に努力したアニソドンテア、寒さにも意外に強いことがわかって今年は放りっぱなし。
でも未だにぽつりぽつりと優しい花が咲いています。

寒さに強いツワブキは、年が明けてもまだ咲き残っていました。

そういえば昨秋つくばいの竹を付け直したのでツワブキも改まった感じになりました。
ツワブキの花が5分咲きで一番美しい頃。
でも素人作りの竹筒の取り付け角度がちょっと不自然ですね。

竹の角度を少し変えました。
水が1滴づつぽつりぽつりと落ちるようにバルブを微調節するのがむつかしい。
ツワブキ7分咲き。

満開のツワブキ。

冬こそ我が季節、少ない昆虫を寄せ集めているのはヤツデの花。
今、見頃を迎えています。

マユミ(ニシキギ科)は植えた位置が悪くて写真が上手く撮れません。
南にカイズカイブキ、手前にはトゲのあるサンショウなどの間から辛うじて上に伸びて赤い実を付けています。

ピンク色の果実を見上げると中の赤い種子はもうほとんどありません。

種子が落ちた後のカプセル(仮種皮)が種子より美しく、長く残っています。

これからまた一番寒い季節を迎えます。
年末や年始には雪が降り易いのですが、今年はまだ穏やかです。
題材も少なくなりブログの更新が遅くなりましたが、一度取り上げたものの補遺などまた続けていこうと思います。
その中でツバキは冬の庭の主役、今年も紅白の侘助がお正月前から咲いています。
今までにもツバキ「侘 助」(2009-02-13)、ツバキいろいろ(2013-03-14)と記事にしましたが、毎年見ていても飽きません。

新年になって花の数が増えてきました(画像は全てクリックすると大きくなります)。

ピンクの侘助。

白より早く年末から開花。
お正月には紅白揃えて和室に活けられました。

ヒヨドリはツバキが大好き。
花を接写しようとするとヒヨドリの付けた傷が目立ってしまいます。
なんか怖い目に見えますね。

これもヒヨドリです。
下のつくばいで水浴びしたばかりなのでしょう、羽が濡れています。
別の鳥みたいなかわいい表情です。

ニホンズイセンは放っておいても増えてくれる頼もしい冬の花。
雪や雨で茎が折れ易いのが短所ですが、折れた花も室内に飾れば長い間清楚な姿を楽しめます。

畑ではナバナが賑やかに咲いています。
本当は食べるために植えたのですが、早く蕾を持ってしまったため観賞用に残しました。

11月に返り咲きしたこともある黄色いボタン「ハイヌーン」、昨秋はまた若芽が出て、開いた葉が寒さで紅く染まり長い間庭のアクセントになりました。

一昨年、耐寒性がないだろうと保温に努力したアニソドンテア、寒さにも意外に強いことがわかって今年は放りっぱなし。
でも未だにぽつりぽつりと優しい花が咲いています。

寒さに強いツワブキは、年が明けてもまだ咲き残っていました。

そういえば昨秋つくばいの竹を付け直したのでツワブキも改まった感じになりました。
ツワブキの花が5分咲きで一番美しい頃。
でも素人作りの竹筒の取り付け角度がちょっと不自然ですね。

竹の角度を少し変えました。
水が1滴づつぽつりぽつりと落ちるようにバルブを微調節するのがむつかしい。
ツワブキ7分咲き。

満開のツワブキ。

冬こそ我が季節、少ない昆虫を寄せ集めているのはヤツデの花。
今、見頃を迎えています。

マユミ(ニシキギ科)は植えた位置が悪くて写真が上手く撮れません。
南にカイズカイブキ、手前にはトゲのあるサンショウなどの間から辛うじて上に伸びて赤い実を付けています。

ピンク色の果実を見上げると中の赤い種子はもうほとんどありません。

種子が落ちた後のカプセル(仮種皮)が種子より美しく、長く残っています。

これからまた一番寒い季節を迎えます。
年末や年始には雪が降り易いのですが、今年はまだ穏やかです。
題材も少なくなりブログの更新が遅くなりましたが、一度取り上げたものの補遺などまた続けていこうと思います。
2014-01-13 12:44
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しめ飾り [庭便り(冬)]
2 0 1 4 年
初春のおよろこびを申し上げます。

これは今年のしめ飾りです。
伝統的なしめ飾りでは似合わない壁面に吊るすため、いつも既製品を少々改造しています。
今年は生花用の大王松の小束とセンリョウの小枝2本を足しました。
作業はいとも簡単、余分な飾りを除いて大王松を結びつけ、センリョウで覆っただけです。
鮮度良好なしめ飾り。

かってはわら・稲穂・松葉・みかん・ウラジロなど自然素材のしめ飾りを購入していました。ところが年々自然素材が少なくなり、当地の一般的しめ飾りはプラスチック製の過剰装飾や派手な色紙が添付され、そのままぶらさげる気になれなくなりました。
そこで自然素材のみ活かして余分なものは除くことにしました。
この年はたまたま見つけた唐辛子のわら飾り(?)と松の小枝を添えて出来上がり。
一期一会のしめ飾り!

またこの年は庭に植えた大王松が大きくなり過ぎたので、剪定ついでにその松葉を用いました。ナンテンは空き家になった実家の庭の恵みです。
ミカンはたちまちヒヨドリが現れて食べ尽くしてしまうので、松ぼっくりで留めました。
きわめて野性的な一品。

今年のようにセンリョウなど生の材料を用いるときは給水が必要です。
以前は小瓶をぶらさげていましたが、最近は市販の輸入洋ランの切り口に差し込んである小さなプラ容器をそのまま使っています。水を入れて切り口に差し込むだけ、こうすればセンリョウの葉も瑞々しく保てます。
下の画像は1枚目のしめ飾りの裏側、左側に斜めに2つぶら下がっているのが水の入った容器です。
もうひとつの問題は鳥が見つけて赤い実を食べてしまうこと、そのため予備のセンリョウを用意してありますが今年はまだ安泰です。

今年も穏やかな......と言いたいのですが、元旦も二日も朝は小雨でした。
そして私も年末から風邪にて不調。
また年を重ねて体力も気力も衰えるばかり。
ブログも満5年になりました。
ここできり良く終了しようかと迷っていました。
明けて3日、今日は風もなく本当に穏やかな晴天。
ゆっくり庭を見回るうちにぽつりぽつりでもやはり続けようかと(笑)。
またどうなるかわかりませんが、とりあえず、どうぞよろしくお願いします。
初春のおよろこびを申し上げます。

これは今年のしめ飾りです。
伝統的なしめ飾りでは似合わない壁面に吊るすため、いつも既製品を少々改造しています。
今年は生花用の大王松の小束とセンリョウの小枝2本を足しました。
作業はいとも簡単、余分な飾りを除いて大王松を結びつけ、センリョウで覆っただけです。
鮮度良好なしめ飾り。

かってはわら・稲穂・松葉・みかん・ウラジロなど自然素材のしめ飾りを購入していました。ところが年々自然素材が少なくなり、当地の一般的しめ飾りはプラスチック製の過剰装飾や派手な色紙が添付され、そのままぶらさげる気になれなくなりました。
そこで自然素材のみ活かして余分なものは除くことにしました。
この年はたまたま見つけた唐辛子のわら飾り(?)と松の小枝を添えて出来上がり。
一期一会のしめ飾り!

またこの年は庭に植えた大王松が大きくなり過ぎたので、剪定ついでにその松葉を用いました。ナンテンは空き家になった実家の庭の恵みです。
ミカンはたちまちヒヨドリが現れて食べ尽くしてしまうので、松ぼっくりで留めました。
きわめて野性的な一品。

今年のようにセンリョウなど生の材料を用いるときは給水が必要です。
以前は小瓶をぶらさげていましたが、最近は市販の輸入洋ランの切り口に差し込んである小さなプラ容器をそのまま使っています。水を入れて切り口に差し込むだけ、こうすればセンリョウの葉も瑞々しく保てます。
下の画像は1枚目のしめ飾りの裏側、左側に斜めに2つぶら下がっているのが水の入った容器です。
もうひとつの問題は鳥が見つけて赤い実を食べてしまうこと、そのため予備のセンリョウを用意してありますが今年はまだ安泰です。

今年も穏やかな......と言いたいのですが、元旦も二日も朝は小雨でした。
そして私も年末から風邪にて不調。
また年を重ねて体力も気力も衰えるばかり。
ブログも満5年になりました。
ここできり良く終了しようかと迷っていました。
明けて3日、今日は風もなく本当に穏やかな晴天。
ゆっくり庭を見回るうちにぽつりぽつりでもやはり続けようかと(笑)。
またどうなるかわかりませんが、とりあえず、どうぞよろしくお願いします。
2014-01-03 18:00
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シモバシラの霜柱と芝生の霜柱 2013 [庭便り(冬)]
シモバシラの霜柱 2013
昨年は霜柱3種を並べましたが、今年の霜柱はまたまた豊作でした。
12月20日例年より早いシモバシラの霜柱を記事にしました。
その後もさらに厳しい寒さが続き、地表においた最低最高温度計はしばしば−6℃まで下がり、連日のように霜柱が出来ました。
まずは12月20日のシモバシラの大株です。
シモバシラに積もっていたロウバイの落葉を除くと密生した太い茎が現れました。
今までの霜柱はたいてい根元から上に向って形成されましたが、今年初めの頃の霜柱はむしろ中央部に多くできていました。

12月25日。
高い所は40cmくらいありそう、こんなに高いところにまで出来たのは初めてです。
白い花満開。

12月27日。細くて長いスリムな霜柱が何本もできていました。

12月28日。連日豊作。
霜柱が太くて、隣との隙間がないほどです。

明けて1月4日。
地表から太短い霜柱がもこもこと密生し、茎は細かく裂けています。

2月25日。
1月は連日真っ白に輝いていた霜柱ですが、2月には気温は低くても出来ない日も多くなりました。
茎は藁(わら)かと思うほど細かく裂け、霜柱はげんこつ様です。

2月25日。
この朝も気温は−4℃に下がったものの、霜柱は僅かです。
茎が裂けて毛管現象が起きにくくなったのでしょう。
隣に自生した日本水仙が開花しました。

画像を拡大するとたまたま折れた茎が写っていました。
これらの中空の茎からは霜柱は形成されていません。

2月26日。昨夜の最低気温−5℃。
円錐状の霜柱を拡大するとガガンボガらしき昆虫がいました。
この寒さの中、一体どこからきたのでしょう。
追記:エフ・エムさんからこの昆虫はユスリカの仲間ではとお教えいただきました。
調べてみるとこの辺りはキソガワフユユスリカの発生地のようです。
画像を比較するとよく似ています。

芝生の霜柱
昨年は地表にできる霜柱の写真が撮れず焦りましたが、今年は面白い霜柱を見つけました。
朝芝生の上を歩くとさくさくと心地よい音がしました。
芝生の上に霜柱が絨毯のように広がっているのです。
花壇との境界の辺りは特に華やかです。

しゃがんで見ると霜柱が織り成す模様はなかなか複雑でした。

激しく吹き出すように密生している所もあります。
持ち上げている細かい土は先日蒔いた芝生の目土。
寒のうちに芝生の養生のために一面に薄く蒔いたのです。

霜柱は直線状だと思っていましたが、所々に曲線が見られます。

半円状の所もあります。

苔まで持ち上げて立ち上がりました。

枯れた芝生を引っ張ったら、5cmほどもある長い霜柱が糸寒天でも持ち上げたようについてきました。

この冬の寒さは例年より2℃ほど低かったように思えます。
シモバシラの霜柱も、芝生の霜柱も今まで見たことのない姿を見せてくれました。
2011年の霜柱(1)http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-01-31
(2)http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-05
昨年は霜柱3種を並べましたが、今年の霜柱はまたまた豊作でした。
12月20日例年より早いシモバシラの霜柱を記事にしました。
その後もさらに厳しい寒さが続き、地表においた最低最高温度計はしばしば−6℃まで下がり、連日のように霜柱が出来ました。
まずは12月20日のシモバシラの大株です。
シモバシラに積もっていたロウバイの落葉を除くと密生した太い茎が現れました。
今までの霜柱はたいてい根元から上に向って形成されましたが、今年初めの頃の霜柱はむしろ中央部に多くできていました。

12月25日。
高い所は40cmくらいありそう、こんなに高いところにまで出来たのは初めてです。
白い花満開。

12月27日。細くて長いスリムな霜柱が何本もできていました。

12月28日。連日豊作。
霜柱が太くて、隣との隙間がないほどです。

明けて1月4日。
地表から太短い霜柱がもこもこと密生し、茎は細かく裂けています。

2月25日。
1月は連日真っ白に輝いていた霜柱ですが、2月には気温は低くても出来ない日も多くなりました。
茎は藁(わら)かと思うほど細かく裂け、霜柱はげんこつ様です。

2月25日。
この朝も気温は−4℃に下がったものの、霜柱は僅かです。
茎が裂けて毛管現象が起きにくくなったのでしょう。
隣に自生した日本水仙が開花しました。

画像を拡大するとたまたま折れた茎が写っていました。
これらの中空の茎からは霜柱は形成されていません。

2月26日。昨夜の最低気温−5℃。
円錐状の霜柱を拡大するとガガンボガらしき昆虫がいました。
この寒さの中、一体どこからきたのでしょう。
追記:エフ・エムさんからこの昆虫はユスリカの仲間ではとお教えいただきました。
調べてみるとこの辺りはキソガワフユユスリカの発生地のようです。
画像を比較するとよく似ています。

芝生の霜柱
昨年は地表にできる霜柱の写真が撮れず焦りましたが、今年は面白い霜柱を見つけました。
朝芝生の上を歩くとさくさくと心地よい音がしました。
芝生の上に霜柱が絨毯のように広がっているのです。
花壇との境界の辺りは特に華やかです。

しゃがんで見ると霜柱が織り成す模様はなかなか複雑でした。

激しく吹き出すように密生している所もあります。
持ち上げている細かい土は先日蒔いた芝生の目土。
寒のうちに芝生の養生のために一面に薄く蒔いたのです。

霜柱は直線状だと思っていましたが、所々に曲線が見られます。

半円状の所もあります。

苔まで持ち上げて立ち上がりました。

枯れた芝生を引っ張ったら、5cmほどもある長い霜柱が糸寒天でも持ち上げたようについてきました。

この冬の寒さは例年より2℃ほど低かったように思えます。
シモバシラの霜柱も、芝生の霜柱も今まで見たことのない姿を見せてくれました。
2011年の霜柱(1)http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-01-31
(2)http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-05
2013-02-26 23:43
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寒中の庭 2013 [庭便り(冬)]
忙しく明け暮れるうちにもう立春が過ぎてしまいました。
真冬の庭の様子をまとめてみます。
この冬は12月の初雪に始まって寒さ厳しく、1月にも2回雪が降りました。
夜の庭は−6℃になることも屢々、植物達にも苦しい寒さです。
その中で、いつも雪にも平気で咲き誇るのはソシンロウバイ。
芳しい香りを惜しげもなく漂わせてくれます。

いつも年末に咲くはずのクリスマスローズ ニゲル種、今年はまだ花が見えません。
この辺りにあったはずと、昨年急成長したシャクナゲの下垂枝を切ってみました。
なんとその下から純白の花が数輪現れました!

これらはクリスマスローズ ニゲルのメリクロン(組織培養)品種「パウロ」の花です。
しかし、今年のパウロは悲惨な状態でした。
2009年ブログに載せたパウロと大違い。
でもこんなに小さな株になって葉も殆どないのに、花だけは白く気高く咲いていました。
シャクナゲの下にはヒトツバも侵略、花の近くの2枚の大きな葉はヒトツバです。
数本引き抜きましたが、この2枚は花の引き立て役にしばし残しました。
このままではパウロは絶滅しそうですから、花が終わったらすぐ移植せざるを得ません。

雪の中に薄紫に見えるのは?
ここにはパンジーもビオラも植えていません。

雪が解けて現れたのはアネモネ。
霜にも雪にも負けず数株分の葉が育っていますが、花は1輪だけ。
でも厳寒の花の少ない時咲いた花はことさらいとおしく感じられます。
この地は昨夏ユウスゲやヒルザキツキミソウが繁っていたところ。
アネモネはいただいた球根を昨春植え、花後もそのまま放置していたもの。

今年の寒さは冬咲きクレマチス ウンナンエンシスにも異変を来しました。
常緑のはずの葉が半分枯れてしまったのです。
でも葉は枯れても花だけは咲くのにこれまたびっくり。

厚い花弁はしもやけのように赤色を帯びているのもあります。

相変わらず緑の葉と赤い実を保っているのは自生のマンリョウ。
ナンテンやセンリョウの実がまだ残っていますから、鳥達も不味いマンリョウは食べません。
その下に現れたのはニホンズイセン。
昨年は年末にたくさん開花し、お正月用の生花にできたのに、今年は遅くてやっと出て来たらマンリョウにぶつかってしまったということでしょうか?

ニホンズイセンは風の当たりにくい所では開花していました。
茎は雪に弱いので、もう今年は降らないよう願っています。

名残のイソギクはひっそりと古代色に変身していました。

これは何でしょう?
カリガネソウの種子が飛び散った後です。
残った茎の傾きが面白く、切るのもためらわれて放置してしています。

パンジーと共に昨秋植えた一重のストック群。
淡い紫、淡いピンク、白。濃い紫はパンジー。
雪の中でも元気でした!

1株でも蕾が開いた時はほぼ白色、次第に紫色が濃くなるのが楽しい花です。

ここはハクモクレンの下。
左の切り株はモミジアオイ。細かい緑はミニラッパスイセン。
スイセンの黄色と合うように黄色や紫色のパンジーを植えてあります。

ここはプロペラアートの真下。
粉吹き青緑の葉はラッパスイセン、周りはクリスマスローズ。
中央の切り株は去年挿し木で育てたアニソドンテアです。
今年は早くも12月より葉が萎れ始めました。
昨年は寒さから守りたいと悩んだのですが、今年はもう吹っ切れて枯葉の枝はばっさり切りました。
昨年は悩み悩み、その果てに5月、この姿に達したのです。
やはり「ならぬものはならぬ」のです!

これも同じく挿し木で育てたアニソドンテア、桃の木の近くに植えたものです。
プロペラの下よりは長く緑を保ちましたが、1月になるとしっかり葉が枯れてしまいました。

軒下ではないけど建物のすぐ南に植えたアニソドンテアの小株には、まだ辛うじて緑っぽさが残る葉と花が残っています。大きい株ほど早く枯れたという結果になりました。
さて今後の運命如何。

居間の前のベランダで11月からずっと咲き続けているのは、新顔「ネメシア メロウ」
ゴマノハグサ科。
ベゴニヤ や ゼラニュームより耐寒性強く長持ちしています。
紫・ピンク・白といろんな色が発売されているようです。

やっとスノードロップの小さな芽を発見、例年より遅いものの春の準備は整いつつあるようです。
真冬の庭の様子をまとめてみます。
この冬は12月の初雪に始まって寒さ厳しく、1月にも2回雪が降りました。
夜の庭は−6℃になることも屢々、植物達にも苦しい寒さです。
その中で、いつも雪にも平気で咲き誇るのはソシンロウバイ。
芳しい香りを惜しげもなく漂わせてくれます。

いつも年末に咲くはずのクリスマスローズ ニゲル種、今年はまだ花が見えません。
この辺りにあったはずと、昨年急成長したシャクナゲの下垂枝を切ってみました。
なんとその下から純白の花が数輪現れました!

これらはクリスマスローズ ニゲルのメリクロン(組織培養)品種「パウロ」の花です。
しかし、今年のパウロは悲惨な状態でした。
2009年ブログに載せたパウロと大違い。
でもこんなに小さな株になって葉も殆どないのに、花だけは白く気高く咲いていました。
シャクナゲの下にはヒトツバも侵略、花の近くの2枚の大きな葉はヒトツバです。
数本引き抜きましたが、この2枚は花の引き立て役にしばし残しました。
このままではパウロは絶滅しそうですから、花が終わったらすぐ移植せざるを得ません。

雪の中に薄紫に見えるのは?
ここにはパンジーもビオラも植えていません。

雪が解けて現れたのはアネモネ。
霜にも雪にも負けず数株分の葉が育っていますが、花は1輪だけ。
でも厳寒の花の少ない時咲いた花はことさらいとおしく感じられます。
この地は昨夏ユウスゲやヒルザキツキミソウが繁っていたところ。
アネモネはいただいた球根を昨春植え、花後もそのまま放置していたもの。

今年の寒さは冬咲きクレマチス ウンナンエンシスにも異変を来しました。
常緑のはずの葉が半分枯れてしまったのです。
でも葉は枯れても花だけは咲くのにこれまたびっくり。

厚い花弁はしもやけのように赤色を帯びているのもあります。

相変わらず緑の葉と赤い実を保っているのは自生のマンリョウ。
ナンテンやセンリョウの実がまだ残っていますから、鳥達も不味いマンリョウは食べません。
その下に現れたのはニホンズイセン。
昨年は年末にたくさん開花し、お正月用の生花にできたのに、今年は遅くてやっと出て来たらマンリョウにぶつかってしまったということでしょうか?

ニホンズイセンは風の当たりにくい所では開花していました。
茎は雪に弱いので、もう今年は降らないよう願っています。

名残のイソギクはひっそりと古代色に変身していました。

これは何でしょう?
カリガネソウの種子が飛び散った後です。
残った茎の傾きが面白く、切るのもためらわれて放置してしています。

パンジーと共に昨秋植えた一重のストック群。
淡い紫、淡いピンク、白。濃い紫はパンジー。
雪の中でも元気でした!

1株でも蕾が開いた時はほぼ白色、次第に紫色が濃くなるのが楽しい花です。

ここはハクモクレンの下。
左の切り株はモミジアオイ。細かい緑はミニラッパスイセン。
スイセンの黄色と合うように黄色や紫色のパンジーを植えてあります。

ここはプロペラアートの真下。
粉吹き青緑の葉はラッパスイセン、周りはクリスマスローズ。
中央の切り株は去年挿し木で育てたアニソドンテアです。
今年は早くも12月より葉が萎れ始めました。
昨年は寒さから守りたいと悩んだのですが、今年はもう吹っ切れて枯葉の枝はばっさり切りました。
昨年は悩み悩み、その果てに5月、この姿に達したのです。
やはり「ならぬものはならぬ」のです!

これも同じく挿し木で育てたアニソドンテア、桃の木の近くに植えたものです。
プロペラの下よりは長く緑を保ちましたが、1月になるとしっかり葉が枯れてしまいました。

軒下ではないけど建物のすぐ南に植えたアニソドンテアの小株には、まだ辛うじて緑っぽさが残る葉と花が残っています。大きい株ほど早く枯れたという結果になりました。
さて今後の運命如何。

居間の前のベランダで11月からずっと咲き続けているのは、新顔「ネメシア メロウ」
ゴマノハグサ科。
ベゴニヤ や ゼラニュームより耐寒性強く長持ちしています。
紫・ピンク・白といろんな色が発売されているようです。

やっとスノードロップの小さな芽を発見、例年より遅いものの春の準備は整いつつあるようです。
2013-02-06 21:00
コメント(16)
初雪と初霜柱 [庭便り(冬)]
初雪と初霜柱
今年は冬将軍の到来が早く寒い日が続いていましたが、12月9日の夜早くも初雪が降りました。
10日の朝、カーテンを開けると庭は一面の銀世界。

ヤエザクラ(左)とヤマボウシ(右)。

墨絵のようなニンジンボク。

植えて間もないストックが雪を制して毅然と。

植木鉢にこんもり積もった雪を払うと、ビオラの元気な顔が出てきました。

チロリアンランプにも綿帽子。

ブラジル原産ながら雪にも耐えて冬の庭に紅数点。
別名はウキツリボク、納得の命名です!

雪の日から4日目の12月14日、シモバシラの初霜柱を見つけました。
12月中旬に出来たのは初めてです。
その霜柱は例年より高い位置に出来ています。
昨年の画像 シモバシラの霜柱(1)・ シモバシラの霜柱(2)と比較してみて下さい。

それでもきれいな糸巻きができています。

大半の茎はまだ枯れていません。
霜柱はもっと茎が枯れて隙間ができてから形成されるものと思っていました。

こんな形は初めてです。

倒れた茎からも溢れ出たかのごとく。

昨年、うちのシモバシラに雄しべがないことに気付き、正常なシモバシラの苗を追加しました。
念のため、南側の生垣の蔭を見ると?
残雪の間に白い塊!
高さ20cmほどの小さな苗にも霜柱がしっかり出来ていました。

さらに小さなもう1株ではちぎり真綿のような霜柱が数個!

こんなに早くからシモバシラに霜柱が出来るとは、予想外でした。
もっとしっかり写真を撮りたかったのですが、この朝は仕事の時間が迫っていて断念しました。
今年は冬将軍の到来が早く寒い日が続いていましたが、12月9日の夜早くも初雪が降りました。
10日の朝、カーテンを開けると庭は一面の銀世界。

ヤエザクラ(左)とヤマボウシ(右)。

墨絵のようなニンジンボク。

植えて間もないストックが雪を制して毅然と。

植木鉢にこんもり積もった雪を払うと、ビオラの元気な顔が出てきました。

チロリアンランプにも綿帽子。

ブラジル原産ながら雪にも耐えて冬の庭に紅数点。
別名はウキツリボク、納得の命名です!

雪の日から4日目の12月14日、シモバシラの初霜柱を見つけました。
12月中旬に出来たのは初めてです。
その霜柱は例年より高い位置に出来ています。
昨年の画像 シモバシラの霜柱(1)・ シモバシラの霜柱(2)と比較してみて下さい。

それでもきれいな糸巻きができています。

大半の茎はまだ枯れていません。
霜柱はもっと茎が枯れて隙間ができてから形成されるものと思っていました。

こんな形は初めてです。

倒れた茎からも溢れ出たかのごとく。

昨年、うちのシモバシラに雄しべがないことに気付き、正常なシモバシラの苗を追加しました。
念のため、南側の生垣の蔭を見ると?
残雪の間に白い塊!
高さ20cmほどの小さな苗にも霜柱がしっかり出来ていました。

さらに小さなもう1株ではちぎり真綿のような霜柱が数個!

こんなに早くからシモバシラに霜柱が出来るとは、予想外でした。
もっとしっかり写真を撮りたかったのですが、この朝は仕事の時間が迫っていて断念しました。
2012-12-20 22:38
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樹々の雪化粧 [庭便り(冬)]
2月2日、年末の初雪に続いてこの冬2度目の雪が降りました。
今度は雪の量が少なく、たまたま私の休日でもあったためカメラをもって庭に出ました。
雪が余分なものを覆い隠して見慣れた庭が新鮮に映ります。
時々日も射して雪が解けていきます。
樹々の雪化粧もそれぞれ個性的なのに気付きました。
大きく枝を張ったベニバナヤマボウシ。
横に伸びた枝でたっぷり雪を抱え込んでいます。
(画像は全て画面をクリックすると大きくなります。)

シマトネリコはたわんだ枝の雪を払い落としては首を伸ばします。

ドットのある細い枝、花芽をつけたハナミズキです。

幹の半分だけに雪化粧しているのはエゴ。白黒の太いラインが粋です。

やさしい赤い葉に雪をまぶしたナンテン。

もこもこのダウンを着込んだナツロウバイ。

雪に浮かぶとウメの蕾がもうこんなに大きく見えました。

ツゲの垣根は厚い屋根。

真綿を干しているようなディスプレイはイチジク。

名残の花を残したノリウツギに絡んだ雪片は落ちる寸前。

斑入りアオキの葉はお皿になって1枚づつ雪を盛って閑か。

ソシンロウバイにもたっぷり降り積もりました。

見上げれば雪を戴いて黄色がより映えています。

雪晴れの陽を受けてどさりどさりと雪のかたまりが落ちていきます。
うわ〜!
花を見上げた途端、顔に落ちました!

今度は雪の量が少なく、たまたま私の休日でもあったためカメラをもって庭に出ました。
雪が余分なものを覆い隠して見慣れた庭が新鮮に映ります。
時々日も射して雪が解けていきます。
樹々の雪化粧もそれぞれ個性的なのに気付きました。
大きく枝を張ったベニバナヤマボウシ。
横に伸びた枝でたっぷり雪を抱え込んでいます。
(画像は全て画面をクリックすると大きくなります。)

シマトネリコはたわんだ枝の雪を払い落としては首を伸ばします。

ドットのある細い枝、花芽をつけたハナミズキです。

幹の半分だけに雪化粧しているのはエゴ。白黒の太いラインが粋です。

やさしい赤い葉に雪をまぶしたナンテン。

もこもこのダウンを着込んだナツロウバイ。

雪に浮かぶとウメの蕾がもうこんなに大きく見えました。

ツゲの垣根は厚い屋根。

真綿を干しているようなディスプレイはイチジク。

名残の花を残したノリウツギに絡んだ雪片は落ちる寸前。

斑入りアオキの葉はお皿になって1枚づつ雪を盛って閑か。

ソシンロウバイにもたっぷり降り積もりました。

見上げれば雪を戴いて黄色がより映えています。

雪晴れの陽を受けてどさりどさりと雪のかたまりが落ちていきます。
うわ〜!
花を見上げた途端、顔に落ちました!

2012-02-05 09:00
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寒中の花達 2012 [庭便り(冬)]
寒中、この庭の地表に置いた最低温度計はたいてい−2〜3℃、最低−6℃を示しました。
その寒さにも耐えて咲いている花達の記録です。
この冬の初雪は12月26日、お正月の活け花に出来ると喜んでいたニホンズイセンにも無情の雪が降り積もりました(白い斑点は雪)。

やはり雪が解けるとこの惨状。起こしても支えられないものは切り花にしました。

左は太くなったスイフヨウの老木、この後のスイセンは被害少なく元気です。
やはり寄らば大樹の蔭でしょうか。

ロウバイも老木になりましたがびっしり花がついています。
近くヘ行くと、馥郁たる香りとはこういうものだろうと思える良い匂いに包まれます。

けれどもこの柔らかな黄色の花達はほとんど俯いて咲いていて、カメラを向けるとバックは晴天ならば青、曇れば灰色。青はきつく、灰色はぼけて、私にはうまく撮れません。
今日はたまたま雲を見つけて撮り直してみました。

これは活け花用に切った1枝を垣根の前で撮ったものです。

晩秋から咲いているサザンカもまだ咲いています。
サザンカは日本固有種とはいえ暖地生まれのため意外に寒さに弱く、緑の葉はしもやけのように赤っぽく変色することもあります。
それでも健気にまだまだ咲き続けています。

ツバキはサザンカに比べて寒さに強く、侘助の園芸品種「数寄屋」は今年は寒から咲き始めました。

ツバキ「関戸太郎庵」は11月から咲いています。
このツバキは少し寒さに弱く霜に当たると花弁が変色し易いのですが、この1輪は花を守るかのように葉が被さっていて花弁はきれいです。

冬咲きクレマチス「クレマチス・ウンナンエンシス」も花の季節を迎えています。
フェルトのような厚い花弁です。

寒いからか赤みを帯びた蕾、おや、穴が開いています。
よく見ると右の白いつぼみにも小さな穴。
おやおや、真ん中の葉は下半分無い。

枯葉を取ろうとした瞬間、指先に柔らかい感触、同時に視界に落下物。
予感的中、よーく見たら、いました!!!
葉に引っ掛かったまま動きません。
犯人はこの尺取り虫(エダシャクの仲間)だったのです。

お色直しに眼の覚めるような清々しい薄紫色!
ツルニチニチソウの返り咲きです。何故か今年は2輪、寒中に咲きました。

ビオラは今年も毎朝霜で真っ白になりながらも、日が当たれば解けて元気に上を向いて初夏まで咲き続けます。

ガーデンシクラメンとスイート・アリッサムはベランダのプランター植え。
先日の氷柱はこのベランダの端に出来たものですから、寒さは同じくでしょうが、庇があるので霜が防げます。
ガーデンシクラメンといえどもこの庭に地植えは無理でした。
その寒さにも耐えて咲いている花達の記録です。
この冬の初雪は12月26日、お正月の活け花に出来ると喜んでいたニホンズイセンにも無情の雪が降り積もりました(白い斑点は雪)。

やはり雪が解けるとこの惨状。起こしても支えられないものは切り花にしました。

左は太くなったスイフヨウの老木、この後のスイセンは被害少なく元気です。
やはり寄らば大樹の蔭でしょうか。

ロウバイも老木になりましたがびっしり花がついています。
近くヘ行くと、馥郁たる香りとはこういうものだろうと思える良い匂いに包まれます。

けれどもこの柔らかな黄色の花達はほとんど俯いて咲いていて、カメラを向けるとバックは晴天ならば青、曇れば灰色。青はきつく、灰色はぼけて、私にはうまく撮れません。
今日はたまたま雲を見つけて撮り直してみました。

これは活け花用に切った1枝を垣根の前で撮ったものです。

晩秋から咲いているサザンカもまだ咲いています。
サザンカは日本固有種とはいえ暖地生まれのため意外に寒さに弱く、緑の葉はしもやけのように赤っぽく変色することもあります。
それでも健気にまだまだ咲き続けています。

ツバキはサザンカに比べて寒さに強く、侘助の園芸品種「数寄屋」は今年は寒から咲き始めました。

ツバキ「関戸太郎庵」は11月から咲いています。
このツバキは少し寒さに弱く霜に当たると花弁が変色し易いのですが、この1輪は花を守るかのように葉が被さっていて花弁はきれいです。

冬咲きクレマチス「クレマチス・ウンナンエンシス」も花の季節を迎えています。
フェルトのような厚い花弁です。

寒いからか赤みを帯びた蕾、おや、穴が開いています。
よく見ると右の白いつぼみにも小さな穴。
おやおや、真ん中の葉は下半分無い。

枯葉を取ろうとした瞬間、指先に柔らかい感触、同時に視界に落下物。
予感的中、よーく見たら、いました!!!
葉に引っ掛かったまま動きません。
犯人はこの尺取り虫(エダシャクの仲間)だったのです。

お色直しに眼の覚めるような清々しい薄紫色!
ツルニチニチソウの返り咲きです。何故か今年は2輪、寒中に咲きました。

ビオラは今年も毎朝霜で真っ白になりながらも、日が当たれば解けて元気に上を向いて初夏まで咲き続けます。

ガーデンシクラメンとスイート・アリッサムはベランダのプランター植え。
先日の氷柱はこのベランダの端に出来たものですから、寒さは同じくでしょうが、庇があるので霜が防げます。
ガーデンシクラメンといえどもこの庭に地植えは無理でした。

2012-01-30 08:11
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氷筍・氷柱(つらら)・氷花 [庭便り(冬)]
今日は大寒。寒い寒いお話です。
寒中の朝、庭一周は花を探すより霜柱を見に行く感じになります。
おや、これは何?
ベランダのすぐ下の芝生面に氷が3本?

種明かし。
蛇口の締め方が甘くて散水器具から水が滴下していたのでしょう。
最長約25cmの氷柱は器具につながっていました。
氷柱(つらら)は垂れ落ちる水が氷結したもの、氷筍(ひょうじゅん)は滴り落ちた雫が凍ったものです。
これら3本は氷筍です。左の氷筍は長くなって水の出口まで連なってしまったのでしょう。
上からは小さなつららも数本垂れ下がっていますね。
氷筍は鍾乳洞の石筍と同じようにできるものと思われます。

真ん中の氷筍のてっぺんを接写、これまた奇怪な造形です。

陽が昇るにつれと氷ははかなく溶けていきます。
あっ、倒れた!

解けいく氷とその影。

実はその前日、同じ場所でこんな面白い造形を見たのです。

拡大すると芝生の細い枯葉を透明・不透明・黄色・球形・ソーセージ型などいろんな氷が包み込んで氷菓コンクールのように見えました。
これはつららでも氷筍でもない、何と呼んだらいいのでしょう。
氷花(ひょうか)?
広辞苑にありました。植物などに水分が氷結し、白い花の様になる現象と。
落ちた雫が地面に届く前に芝生の葉についたまま凍ったのでしょう。

夢よ今一度と、蛇口を締めずにそのままにしておきました。
すると翌朝、今度は氷筍ができていたのです。
氷柱(つらら)はつくばいにできます。
つくばいは小さな水滴が落ちるよう調節してあります。
あふれた水がつららになって垂れ下がっています。

雪の日、葉っぱから落ちる雫が凍ってできた美しいつらら。

昨年からこの地方の最低気温に留意していますが発表は−3℃です。
うちの簡易最低最高温度計では地表・野ざらしでー6℃でした。
晴れた日、庭から西方を望むと白い伊吹山が見えます。
ここから吹き下ろす風が冷たい伊吹おろしです。
この伊吹おろしがこれらの氷アートの制作者かもしれませんね。

(このプロペラは篠原さんのプロペラ1 ・ 2 光と影参照。)
寒中の朝、庭一周は花を探すより霜柱を見に行く感じになります。
おや、これは何?
ベランダのすぐ下の芝生面に氷が3本?

種明かし。
蛇口の締め方が甘くて散水器具から水が滴下していたのでしょう。
最長約25cmの氷柱は器具につながっていました。
氷柱(つらら)は垂れ落ちる水が氷結したもの、氷筍(ひょうじゅん)は滴り落ちた雫が凍ったものです。
これら3本は氷筍です。左の氷筍は長くなって水の出口まで連なってしまったのでしょう。
上からは小さなつららも数本垂れ下がっていますね。
氷筍は鍾乳洞の石筍と同じようにできるものと思われます。

真ん中の氷筍のてっぺんを接写、これまた奇怪な造形です。

陽が昇るにつれと氷ははかなく溶けていきます。
あっ、倒れた!

解けいく氷とその影。

実はその前日、同じ場所でこんな面白い造形を見たのです。

拡大すると芝生の細い枯葉を透明・不透明・黄色・球形・ソーセージ型などいろんな氷が包み込んで氷菓コンクールのように見えました。
これはつららでも氷筍でもない、何と呼んだらいいのでしょう。
氷花(ひょうか)?
広辞苑にありました。植物などに水分が氷結し、白い花の様になる現象と。
落ちた雫が地面に届く前に芝生の葉についたまま凍ったのでしょう。

夢よ今一度と、蛇口を締めずにそのままにしておきました。
すると翌朝、今度は氷筍ができていたのです。
氷柱(つらら)はつくばいにできます。
つくばいは小さな水滴が落ちるよう調節してあります。
あふれた水がつららになって垂れ下がっています。

雪の日、葉っぱから落ちる雫が凍ってできた美しいつらら。

昨年からこの地方の最低気温に留意していますが発表は−3℃です。
うちの簡易最低最高温度計では地表・野ざらしでー6℃でした。
晴れた日、庭から西方を望むと白い伊吹山が見えます。
ここから吹き下ろす風が冷たい伊吹おろしです。
この伊吹おろしがこれらの氷アートの制作者かもしれませんね。

(このプロペラは篠原さんのプロペラ1 ・ 2 光と影参照。)
2012-01-21 08:43
コメント(13)