シモバシラの霜柱と芝生の霜柱 2013 [庭便り(冬)]
シモバシラの霜柱 2013
昨年は霜柱3種を並べましたが、今年の霜柱はまたまた豊作でした。
12月20日例年より早いシモバシラの霜柱を記事にしました。
その後もさらに厳しい寒さが続き、地表においた最低最高温度計はしばしば−6℃まで下がり、連日のように霜柱が出来ました。
まずは12月20日のシモバシラの大株です。
シモバシラに積もっていたロウバイの落葉を除くと密生した太い茎が現れました。
今までの霜柱はたいてい根元から上に向って形成されましたが、今年初めの頃の霜柱はむしろ中央部に多くできていました。
12月25日。
高い所は40cmくらいありそう、こんなに高いところにまで出来たのは初めてです。
白い花満開。
12月27日。細くて長いスリムな霜柱が何本もできていました。
12月28日。連日豊作。
霜柱が太くて、隣との隙間がないほどです。
明けて1月4日。
地表から太短い霜柱がもこもこと密生し、茎は細かく裂けています。
2月25日。
1月は連日真っ白に輝いていた霜柱ですが、2月には気温は低くても出来ない日も多くなりました。
茎は藁(わら)かと思うほど細かく裂け、霜柱はげんこつ様です。
2月25日。
この朝も気温は−4℃に下がったものの、霜柱は僅かです。
茎が裂けて毛管現象が起きにくくなったのでしょう。
隣に自生した日本水仙が開花しました。
画像を拡大するとたまたま折れた茎が写っていました。
これらの中空の茎からは霜柱は形成されていません。
2月26日。昨夜の最低気温−5℃。
円錐状の霜柱を拡大するとガガンボガらしき昆虫がいました。
この寒さの中、一体どこからきたのでしょう。
追記:エフ・エムさんからこの昆虫はユスリカの仲間ではとお教えいただきました。
調べてみるとこの辺りはキソガワフユユスリカの発生地のようです。
画像を比較するとよく似ています。
芝生の霜柱
昨年は地表にできる霜柱の写真が撮れず焦りましたが、今年は面白い霜柱を見つけました。
朝芝生の上を歩くとさくさくと心地よい音がしました。
芝生の上に霜柱が絨毯のように広がっているのです。
花壇との境界の辺りは特に華やかです。
しゃがんで見ると霜柱が織り成す模様はなかなか複雑でした。
激しく吹き出すように密生している所もあります。
持ち上げている細かい土は先日蒔いた芝生の目土。
寒のうちに芝生の養生のために一面に薄く蒔いたのです。
霜柱は直線状だと思っていましたが、所々に曲線が見られます。
半円状の所もあります。
苔まで持ち上げて立ち上がりました。
枯れた芝生を引っ張ったら、5cmほどもある長い霜柱が糸寒天でも持ち上げたようについてきました。
この冬の寒さは例年より2℃ほど低かったように思えます。
シモバシラの霜柱も、芝生の霜柱も今まで見たことのない姿を見せてくれました。
2011年の霜柱(1)http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-01-31
(2)http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-05
昨年は霜柱3種を並べましたが、今年の霜柱はまたまた豊作でした。
12月20日例年より早いシモバシラの霜柱を記事にしました。
その後もさらに厳しい寒さが続き、地表においた最低最高温度計はしばしば−6℃まで下がり、連日のように霜柱が出来ました。
まずは12月20日のシモバシラの大株です。
シモバシラに積もっていたロウバイの落葉を除くと密生した太い茎が現れました。
今までの霜柱はたいてい根元から上に向って形成されましたが、今年初めの頃の霜柱はむしろ中央部に多くできていました。
12月25日。
高い所は40cmくらいありそう、こんなに高いところにまで出来たのは初めてです。
白い花満開。
12月27日。細くて長いスリムな霜柱が何本もできていました。
12月28日。連日豊作。
霜柱が太くて、隣との隙間がないほどです。
明けて1月4日。
地表から太短い霜柱がもこもこと密生し、茎は細かく裂けています。
2月25日。
1月は連日真っ白に輝いていた霜柱ですが、2月には気温は低くても出来ない日も多くなりました。
茎は藁(わら)かと思うほど細かく裂け、霜柱はげんこつ様です。
2月25日。
この朝も気温は−4℃に下がったものの、霜柱は僅かです。
茎が裂けて毛管現象が起きにくくなったのでしょう。
隣に自生した日本水仙が開花しました。
画像を拡大するとたまたま折れた茎が写っていました。
これらの中空の茎からは霜柱は形成されていません。
2月26日。昨夜の最低気温−5℃。
円錐状の霜柱を拡大するとガガンボガらしき昆虫がいました。
この寒さの中、一体どこからきたのでしょう。
追記:エフ・エムさんからこの昆虫はユスリカの仲間ではとお教えいただきました。
調べてみるとこの辺りはキソガワフユユスリカの発生地のようです。
画像を比較するとよく似ています。
芝生の霜柱
昨年は地表にできる霜柱の写真が撮れず焦りましたが、今年は面白い霜柱を見つけました。
朝芝生の上を歩くとさくさくと心地よい音がしました。
芝生の上に霜柱が絨毯のように広がっているのです。
花壇との境界の辺りは特に華やかです。
しゃがんで見ると霜柱が織り成す模様はなかなか複雑でした。
激しく吹き出すように密生している所もあります。
持ち上げている細かい土は先日蒔いた芝生の目土。
寒のうちに芝生の養生のために一面に薄く蒔いたのです。
霜柱は直線状だと思っていましたが、所々に曲線が見られます。
半円状の所もあります。
苔まで持ち上げて立ち上がりました。
枯れた芝生を引っ張ったら、5cmほどもある長い霜柱が糸寒天でも持ち上げたようについてきました。
この冬の寒さは例年より2℃ほど低かったように思えます。
シモバシラの霜柱も、芝生の霜柱も今まで見たことのない姿を見せてくれました。
2011年の霜柱(1)http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-01-31
(2)http://yuusugenoniwa.blog.so-net.ne.jp/2011-02-05
2013-02-26 23:43
コメント(14)
こんにちは。
見事な氷柱ですね。
当方で見られるシモバシラの株は小さいので、氷柱も少ないです。
曲がった霜柱は、私も何度も見ましたが不思議ですよね。
by 多摩NTの住人 (2013-02-27 08:40)
シモバシラの霜柱はいつ見ても多様な姿をしていて興味深いです。芝生などの霜柱はこちらでも撮れるはずなのに、夕菅さんの記事を見てからいつも「失敗した」と後悔します。今はまだ雪がどっさり積もっています。
by satton (2013-02-27 10:19)
美しいですね!
今年は冷え込んだ日が多かったので氷柱の形はびっしり詰まって美しいです!
茎が折れているとそこにはできないのですね。
ガガンボを確認!強くてたくましく生きていることを教えられます。
筋状に開いている形はなんとも形容しがたいほどきれいになるんですね。
2011年のシモバシラはまるで花のようできれいでした!
芝生の霜柱にも芸術品が!
丸く曲がっている霜柱なんてはじめて見たような気がします。
糸寒天!本当にそうですね♪
by とんちゃん (2013-02-27 15:02)
多摩NTの住人 さん コメントありがとうございました。
このシモバシラは植えてから10年くらいになりますが、放りっぱなしでも毎年夏と冬に花を見せてくれます。
こんなに大株ではなく、ばらばらに育てた方が氷柱は撮り易いし、形も面白いでしょうね。
曲がった霜柱、やはりあるのですね。
関東ローム層は立派な霜柱が出来易いそうです。
by 夕菅 (2013-02-27 17:43)
satton さん 北海道も今年は特に雪が多そうですね。
霜や雪も美しいのですが、多過ぎても感動が薄れてしまうかもしれません。
雪の結晶をもっと見たいのですが、こちらではなかなかチャンスがなく残念です。
by 夕菅 (2013-02-27 17:52)
とんちゃん またしつこく霜柱の記事を載せてしまいました。
前の記事まで見ていただいてありがとうございました。
新しく植えたシモバシラにも初めは大きな霜柱ができたのですが、すぐに出来なくなってしまいました。勢い良く水が吸い上げられて大きな裂け目が出来たのかと思います。
丸く曲がっている霜柱はやはり初めてでしたか。
この赤い芝生の目土は軽くて霜柱を作り易い土のようです。
ガガンボにもびっくりしました!
by 夕菅 (2013-02-27 18:04)
零下の寒さの中でのシモバシラの観察は、なかなか勇気が要ったのではないですか?それとも寒さなんかものともせず、でしたか?
夕菅さんの努力のおかげで、数々のシモバシラの貴重な写真を見ることができました。
南国育ちの身には、霜柱は畑などに少しだけ立ったのを、時々見かけるくらいの認識しかありませんでした。
いろいろな形をしているのですね。今年の糸寒天もさることながら、一昨年の花のようなシモバシラは素晴らしいですね!
by 703 (2013-02-27 22:57)
703さん お察しありがとうございます。
本当は寒さは腰痛を悪化させますし、地面すれすれで白く光る霜柱は撮り難いし、長くしゃがむのも良くないのです。
にも関わらず、朝、窓から霜がみえるとカメラを持って......(笑)。
でも「高尾山霜の花」などを見せていただくともっともっと美しい画像がたくさん出て来て圧倒されます。
by 夕菅 (2013-02-28 00:26)
我が家のシモバシラがちっとも増えてくれないのは肥料を上げないせいかもしれませんね。
真っ白で見事な霜柱ができましたね。
何時頃撮られるのですか?
地面にできる霜柱は、子供のころザクザク踏みながら登校した記憶が懐かしいです。
アスファルトでは霜柱を踏みようがないですね。
by とんとん (2013-02-28 06:35)
明日から3月。やっと春が来ます。2月25日のシモバシラも気分は1月のものと違って、なごり雪ならぬ、なごりのシモバシラという感じで拝見しました。
ガガンボらしい虫はユスリカの仲間のようにも見えました。いかがでしょうか。
by エフ・エム (2013-02-28 09:11)
この大株のシモバシラの霜柱は圧巻ですね。
昨年の美しいシモバシラと比べてみています。自然の織り成す芸術に
感銘を受けています。
いただいたシモバシラも今年はずいぶん大株になって、一月中は
立派なシモバシラを何度も楽しみましたが、その時よりぐっと気温が
低い日が続いてもできないのを不思議に思っていました。
茎が裂けて毛管現象が起きにくくなったということなんですか。
小石を敷いた場所では、小石までも持ち上げていました。
大人になっても霜柱を見ると踏みつけて遊んでいます。。
今日のように暖かくなると、冬の楽しみもそろそろ終わり、これからの季節、どんなことに出会えるか、ワクワクです。
by 花咲かばあさん (2013-02-28 11:46)
とんとん さんのお庭にもシモバシラがあるのですね。
こちらでは前の年に植えた小さな苗のような株にも霜柱がつきます。
またシモバシラは本当に植えっぱなし、とくに肥料も与えていませんから、霜柱の出来不出来は肥料より気象条件によるのかもしれません。
そうそう、わたしも小学生の頃はザクザク、ジャキジャキわざと霜柱を踏みながら登校しました。秋には落葉をけちらしてね。
by 夕菅 (2013-02-28 17:50)
エフ・エムさん コメントありがとうございました。
今年の霜柱は個々の美しさより量で勝負というかんじでした。
でもだんだん茎が裂けるに従って霜柱の形成が上から下に降りて行くことも明らかになってまた楽しからずやでした。
それから「ガガンボらしい虫はユスリカの仲間」とのご教授、ありがとうございました。
検索しました所、正しくそのようです。
さらにこの近辺にはキソガワフユユスリカというユスリカが冬にも発生していることもわかりました。
私はぱっと見てガガンボかと思ってしまいました。
記事に追記訂正させていただきました。
by 夕菅 (2013-02-28 18:22)
花咲かおばさんとこも 今年はたくさん霜柱を楽しんでいただけたようでよかった!
でももう茎が裂けてもさもさになっているのではないでしょうか?
今年は寒過ぎて長持ちはしませんでしたね。
今日は暖かくて待機中の梅やモクレンの蕾も急に大きくなったような気がします。
一年で一番ワクワクする季節が到来しますね。
by 夕菅 (2013-02-28 18:39)