新春の庭 2012年 [庭便り(冬)]
明けましておめでとうございます。
初孫一行の嵐が去ったあと、静かな庭をゆっくり巡りました。
常緑のスイカズラの葉は真冬でも濃い緑。
まだ(もう?)蕾をつけている枝もありました。
でも白いはずの蕾がうっすら赤い。しもやけのようですね。
もっと紅いのはアメリカイワナンテン。
4〜5月総状に咲く白い花の蕾が今はこんなに紅い。
若い葉は黄色っぽい斑状で花のようです。
鳥の落とし物で芽生えたナンテン。
大きくなって実もつけたけどまた鳥に食べられてあと数個。
代わりに紅葉が今見頃。
これも常緑のクチナシ。
おや、いつの間にか赤い立派な果実ができています。
コバノズイナの葉の間に白いふわふわ。
何でしょう?
近寄って見ると細かい羽毛のようです。
こんなに白い羽毛、どこから来たのでしょう?
駐車場の自生のシロツメクサの上にも白いふわふわ!
写真を撮ろうとすると風で移動します。
これはきっとガガイモの種髪。でも種子はついていません。
2009年に撮った画像と比べて確認しました。
今年はうちのまわりではガガイモの果実を見ていません。
旅してきたのでしょう。
落葉したノムラモミジには翼のついた種子がぶら下がっていて風待ちです。
ハクモクレンの枯れ葉がガサゴソ落ちています。
その中の1枚はセミ殻付きでした。
右の茶色の丸いものはシャクナゲの蕾。枯れたのかしら。
確認しようとしゃがんで見ると隣に揺れるものあり。
これは?
近くに清見みかんの樹があります。
たぶん去年見たナミアゲハの蛹の殻だろうと思います。
こんな細い糸1本でよく風に飛ばされなかったものです。
一見、見るべきものも無くなったかの冬の庭。
ゆったり流れる時間があれば宝探しのような楽しみがあるものですね。
忙しくて撮りっぱなしの写真もたまっています。
寒い日は整理日としましょうか。
追記:「ケサランパサラン」
5枚目・6枚目のふわふわのものの写真を撮るとき、すぐに「ケサランパサラン」という言葉が浮かびました。
ケサランパサランはwikipediaによれば江戸時代以降の民間伝承上の謎の生物とされ、文献も紹介されています。
その正体は羽毛や獣毛(動物性)・冠毛や種髪(植物性)などのようです。
ケサランパサランを箱に入れて飼うなんて、童話の世界のような夢があります。
但し、生物学的なことばではないので記事にするのをためらいました。
けれども今朝、なかなかさんからコメントをいただき、勇気を得て追記することにしました。
そういう私もうちの二つのケサランパサランを箱に収めました。
餌を与えなかったのでちょっとやせたようです(笑)。
初孫一行の嵐が去ったあと、静かな庭をゆっくり巡りました。
常緑のスイカズラの葉は真冬でも濃い緑。
まだ(もう?)蕾をつけている枝もありました。
でも白いはずの蕾がうっすら赤い。しもやけのようですね。
もっと紅いのはアメリカイワナンテン。
4〜5月総状に咲く白い花の蕾が今はこんなに紅い。
若い葉は黄色っぽい斑状で花のようです。
鳥の落とし物で芽生えたナンテン。
大きくなって実もつけたけどまた鳥に食べられてあと数個。
代わりに紅葉が今見頃。
これも常緑のクチナシ。
おや、いつの間にか赤い立派な果実ができています。
コバノズイナの葉の間に白いふわふわ。
何でしょう?
近寄って見ると細かい羽毛のようです。
こんなに白い羽毛、どこから来たのでしょう?
駐車場の自生のシロツメクサの上にも白いふわふわ!
写真を撮ろうとすると風で移動します。
これはきっとガガイモの種髪。でも種子はついていません。
2009年に撮った画像と比べて確認しました。
今年はうちのまわりではガガイモの果実を見ていません。
旅してきたのでしょう。
落葉したノムラモミジには翼のついた種子がぶら下がっていて風待ちです。
ハクモクレンの枯れ葉がガサゴソ落ちています。
その中の1枚はセミ殻付きでした。
右の茶色の丸いものはシャクナゲの蕾。枯れたのかしら。
確認しようとしゃがんで見ると隣に揺れるものあり。
これは?
近くに清見みかんの樹があります。
たぶん去年見たナミアゲハの蛹の殻だろうと思います。
こんな細い糸1本でよく風に飛ばされなかったものです。
一見、見るべきものも無くなったかの冬の庭。
ゆったり流れる時間があれば宝探しのような楽しみがあるものですね。
忙しくて撮りっぱなしの写真もたまっています。
寒い日は整理日としましょうか。
追記:「ケサランパサラン」
5枚目・6枚目のふわふわのものの写真を撮るとき、すぐに「ケサランパサラン」という言葉が浮かびました。
ケサランパサランはwikipediaによれば江戸時代以降の民間伝承上の謎の生物とされ、文献も紹介されています。
その正体は羽毛や獣毛(動物性)・冠毛や種髪(植物性)などのようです。
ケサランパサランを箱に入れて飼うなんて、童話の世界のような夢があります。
但し、生物学的なことばではないので記事にするのをためらいました。
けれども今朝、なかなかさんからコメントをいただき、勇気を得て追記することにしました。
そういう私もうちの二つのケサランパサランを箱に収めました。
餌を与えなかったのでちょっとやせたようです(笑)。
2012-01-06 23:43
コメント(12)
新年おめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。
夕菅さんのまわりには、新年から白いふわふわのケサランパサランが舞い降りていますね。
他の方のブログで、今頃花を咲かせているスイカズラを見ました。 こちらのスイカズラも蕾をつけていてちょっと驚きました。 日本に自生しているものとは違うようですね。
by なかなか (2012-01-07 09:17)
冬の植物たち、静かに見えますが、体内では早くも春への準備でいそがしいのでしょうね。
昨年はガガイモの花をたくさん見たのに、実の方はさっぱり見つけられませんでした。今年はぜひ、スクナビコナノミコトの舟を写真に収めたいと思っていっるのですが。
今年も宜しくお願いいたします。
by エフ・エム (2012-01-07 09:33)
なかなかさん 初コメントありがとうございました。
このふたつのふわふわは奇しくも共に元旦に発見したのです。
でもケサランパサランと書いてもいいかどうか迷いました。
なかなかさんからこのコメントをいただいて安心し、今、追記を添えたところです。
スイカズラは白は在来種かと思っていましたが、やはり園芸種なんですね。「ハニーサックル」という品種が多く販売されているようです。
スイカズラは真っ黒い実がたくさんできると書かれているのに、うちのは果実を見た事がなくて変だなと思っていました。
今年初めて少数の果実を見つけましたが、真っ黒ではなくて褐色〜黒褐色でした。
今年もどうぞよろしくお願いします。
by 夕菅 (2012-01-07 17:27)
エフ・エムさん 早々とコメントありがとうございました。
私は幸運にも2009年、うちの駐車場に自生したガガイモの果実を撮ることが出来ました。
開きそうでなかなか弾けないので毎日、まだかまだかと見に行きました。弾けると風に乗ってたちまちさらさらと消えてしまい、たまたま間に合ったことを感謝したものです。
古典に疎いのでスクナビコナノミコトも知りませんでした。
蛾の羽をまとい、ガガイモ船に乗って海からいらっしゃった方なのですね。
今年もよろしくお願いします。
by 夕菅 (2012-01-07 17:44)
追記を見る前にケサランパサランが頭に浮かびました。「これ何?」と持ってきた職場の女性に「ケサランパサランだからおしろいと一緒にケースに入れて置くと成長するよ」と言ったら大事そうに持ち帰りました。もう10年以上たちますがいまだに気になります。
by satton (2012-01-07 20:12)
satton さん おめでとうございます。
10年以上前からケサランパサランをご存知だったのですね。
さすがです!
私は2年前、ガガイモの記事を書くとき検索中に初めて知りました。
でも元旦から動物性・植物性2種が舞い降りるとは思いもしませんでした。
おしろいを与えられたケサランパサラン、今頃どうしてるんでしょうね〜。
by 夕菅 (2012-01-07 22:53)
庭をゆっくりと見て回るといろいろなものに出合えて楽しいですね。
ケサランパサランは何となく覚えていましたが、おかげで検索して勉強しました! うちの庭にもケサランパサランが落ちていそうなので、こっそり拾い上げて、ひそかに飼うことにしましょう(笑)
いいですね、夢があって。面白い話題をありがとうございました!
by 701 (2012-01-08 21:37)
701さんにも感染させてしまったようですね(笑)。
701さんのお庭は光も風も一杯のようですからいろんなケサランパサランが舞い込みそうですね。
箱に収めたガガイモの種髪らしいものは蓋を開けるとふわふわ動きますから生き物と見なしたのでしょう。
by 夕菅 (2012-01-08 23:20)
真冬の庭もゆっくり見てまわると、いろいろなものに出会えますね。日々
休みなく植物たちは、春の準備をしているのですね。
今の楽しみは、毎朝シモバシラをみることです。
福寿草の頭がちらと見えてきました。
ケサランパサランでは?と思ってしまう写真のような種は近所の山で
ときどきみかけます。ガガイモの種とはちょっと違っているようです。
ガガイモの種子を検索してみると種の部分が丸っこくて平のような。見かけるものは、種の部分が細く長く(2センチ近い)ふわふわ-と風に揺られて
飛んでいます。タンポポの種を大きくしたような、、、。
昔、これに似た種に出会うと幸せになれると、見つけたら子供たちと追っかけっこしたこと思い出しています。
箱の中で育てる、、というお話は初めてでした。なんだかわくわくしますね。正体はまだ不明のようですね。
語源もいろいろ、スペイン語のケセラセラからとも、、、、。
寒さもこれから、
「近からずされど遠からじ-花の精の声を聞く」と天声人語に。
今年は平穏の年であってほしいと願う新年でした。
今年も、へ-い、そうなんだ--、わ-きれい、素晴らしい-とか発しながら
ブログを拝見できることでしょう。
よろしくお願いいたします。
by 花咲かばあさん (2012-01-09 14:57)
スカズラがもう蕾を付けているなんて、嬉しいですね。
このケサランバサランは何でしょうね。
以前庭で見つけたのはどうもアメリカオニアザミの綿毛のようでした。
庭の宝探しも夕菅さんのところはバリエーション豊かです。
生き物の痕跡が見付かるといいのですが…イラガの繭くらいが関の山。^_^;
by とんとん (2012-01-09 17:20)
花咲かおばさんとこのシモバシラはどうですか?
私も次はまたシモバシラの記事を書こうと思っています。
それから山でのケサランパサランはひょっとしてアメリカオニアザミではないでしょうか?
ガガイモは細く真っすぐな毛で種子は扁平ですが、アザミの毛は細い羽毛状で種子は円錐形のように思えます。
今回はふたつのふわふわをちらっと出すだけのつもりでしたが、やはりコメントもここに集中しました(笑)。
元旦に見つけた二つのケサランパサラン、内心、何か良いことありそうなと思ったものです。
今年も花咲かおばさんのコメントを楽しみにしてま〜す。
どうぞよろしくお願いします。
by 夕菅 (2012-01-09 22:13)
とんとんさん ケサランパサラン=アメリカオニアザミの綿毛という説は多いですね。
実は私はまだアメリカオニアザミを見たことがありませんがネット検索で確認しましたところアザミの毛は細かい羽毛状でした。
ガガイモとトウワタの毛は前に写真を撮りましたが、絹の糸のようでこれとそっくりです。でもガガイモ科もいろいろあって特定することはできませんね。
そうそう、うちにもアメリカアオイラガの繭はいっぱいついていますよ(笑)。
今年もよろしくお願いします。
by 夕菅 (2012-01-09 22:39)