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ベニカミキリ [昆虫]

ベニカミキリ
  英名 Red bamboo longicorn beetle

小径に沿ってビオラやネモフィラが満開です。
ここを通っている時、見なれない美しい紅色が目に入りました。
ビオラ小径wb.jpg

のぞきこむと、ネモフィラの茎に長い触覚をもつ甲虫らしい深紅の虫がいました。
あとでせっせとネット探索、「ベニカミキリ」だと判明。
ベニカミキリwb12.jpg
体長12.5~17㎜、
体の深紅の色と前胸背の5個の黒色紋が特徴です。
黒色紋は変異しやすく、この例のようにつながっていることもあるようです。
触角はオスが体長の約1.5倍、メスは体長と同じくらいの長さということです
から、これはオスでしょう。

成虫はクリ,ハゼ,ネギなどの花の蜜や花粉を食べるそうです。
しかしこのベニカミキリはネモフィラの花心へ潜り込んだと思ったら、
ベニカミキリwb2.jpg

すぐビオラの花へ。
ビオラの花の真ん中の黄色の花弁をムシャムシャ食べるや、カメラの焦点を合わせる
間も与えず、たちまち両羽を横に広げて飛んでいってしまいました。
ベニカミキリwb4.jpg

この虫はどこから来てどこヘ行くのでしょう?
気になって調べてみました。

成虫は伐採した竹や竹林の弱った生竹の節のところなどに卵を産む。
幼虫は竹を食べつつ、竹の中へ侵入し、だんだん大きく育ってサナギになる。
そのまま竹の中で羽化して成虫で越冬、1〜2年後の4−8月に竹から飛び出す
(通常1年1世代,一部2年1世代)。

この美しい昆虫は竹材にとっては困り者の害虫だったのです。




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