キタテハ [昆虫]
おだやかな秋の休日の朝、真っ先にフジバカマを見に行きました。
今年もアサギマダラは来てくれないのでしょうか。
おやっ? これは?
驚きました。キタテハの集団です。数えると20頭も。
翅を開くと約5cm、開いたり閉じたり、明るくにぎやかです。
この画面にいるのは7頭。(写真は画面をクリックすると大きくなります。)
熱心にフジバカマの蜜を吸っています。
キタテハ
黄立羽、Polygonia c-aureum
タテハチョウ科タテハチョウ亜科
前翅長 22〜34mm。
昨年記事にしたルリタテハは同じ亜科、アサギマダラはマダラチョウ亜科です。
文字通り、黄色いタテハチョウですが、夏型は地色が黄色、秋型はオレンジ色っぽく
より美しいと言われています。
食草はカナムグラ。
やはりルリタテハに似たトゲのある幼虫です。
翅を立てると、裏側は地味な枯葉色。これは成虫で越年するための保護色です。
後翅にある白いマーク、これが学名の c-aureum の由来と言われます。
この写真ではC というより L に見えていますね。
小さなフジバカマの花の中へ口吻をさして吸蜜しています。
お腹がふくれたのでしょうか。隣の秋明菊に移りました。
翅を精一杯開いて日向ぼっこでしょうか。口吻も円く卷き上げられています。
これがアサギマダラだったら、どんなに素晴らしいでしょう!
でも都会ではキタテハも減っているそうです。カナムグラが除草されてしまうからでしょう。
それなのにここへは20頭も揃って来てくれたのですからこれもまた感激でした。
追記 2010.11. 4.
今日もキタテハが10数頭、フジバカマに乱舞していました。
風もない秋晴れで頭部の写真が撮れましたので追加します。
クリックすると触覚や毛が生えている眼が見えます。
今年もアサギマダラは来てくれないのでしょうか。
おやっ? これは?
驚きました。キタテハの集団です。数えると20頭も。
翅を開くと約5cm、開いたり閉じたり、明るくにぎやかです。
この画面にいるのは7頭。(写真は画面をクリックすると大きくなります。)
熱心にフジバカマの蜜を吸っています。
キタテハ
黄立羽、Polygonia c-aureum
タテハチョウ科タテハチョウ亜科
前翅長 22〜34mm。
昨年記事にしたルリタテハは同じ亜科、アサギマダラはマダラチョウ亜科です。
文字通り、黄色いタテハチョウですが、夏型は地色が黄色、秋型はオレンジ色っぽく
より美しいと言われています。
食草はカナムグラ。
やはりルリタテハに似たトゲのある幼虫です。
翅を立てると、裏側は地味な枯葉色。これは成虫で越年するための保護色です。
後翅にある白いマーク、これが学名の c-aureum の由来と言われます。
この写真ではC というより L に見えていますね。
小さなフジバカマの花の中へ口吻をさして吸蜜しています。
お腹がふくれたのでしょうか。隣の秋明菊に移りました。
翅を精一杯開いて日向ぼっこでしょうか。口吻も円く卷き上げられています。
これがアサギマダラだったら、どんなに素晴らしいでしょう!
でも都会ではキタテハも減っているそうです。カナムグラが除草されてしまうからでしょう。
それなのにここへは20頭も揃って来てくれたのですからこれもまた感激でした。
追記 2010.11. 4.
今日もキタテハが10数頭、フジバカマに乱舞していました。
風もない秋晴れで頭部の写真が撮れましたので追加します。
クリックすると触覚や毛が生えている眼が見えます。
2010-10-31 23:45
コメント(9)
キタテハは見慣れているし、それほどきれいと思わなくて、ほとんど撮影の対象にしていなかったのですが、夕菅さんがお撮りなると、かくもきれいなチョウだったのかと感じている次第です。かたち、色、とてもいいですね。
カナムグラはやっかいな雑草としか思われませんが、除草にも昆虫とのつながりまで考えて計画していただきたいものです。なかなか難しいでしょうが。
by エフ・エム (2010-11-01 11:53)
キタテハが同じ場所に20頭も来ると壮観ですね。綺麗に撮れていて動きが良くわかります。
by satton (2010-11-01 21:01)
エフ・エム さん
本当にありふれたキタテハ、私もふだんは見過ごしていましたが、これだけ揃って翅を開閉すると見応えがありました。
食草を調べたら、カナムグラと。
そして既に大阪市内では見られず、河川敷の蝶と言えるとも。
俄然、この日の訪問のことを記録しようと思い立ちました。
ちなみにこの庭は木曽川河川敷から5〜600mのところにあります。
by 夕菅 (2010-11-01 21:33)
sattonnさん
本当は1枚の画像に20頭いるところを載せたかったのですが、いい写真が撮れませんでした。
フジバカマに集中したのは、やはり、アルカロイドをもつフジバカマにくるアサギマダラと共通の遺伝子があるのかしら。
by 夕菅 (2010-11-01 22:12)
フジバカマに20頭ものキタテハの乱舞?、感動の時間でしたね。
アサギマダラと同じ亜科ということですが、これは長距離を飛んだりはしないでしょうか?
越年するということは、その必要はないということでしょうか?
秋の色と夏のいろの変化も始めて知りました。
花にはそういう変化もみられますが。
シジミチョウの仲間が今年は例年になく沢山飛んでいるように思います。
うちの庭にもキタテハ、モンキチョウが訪れてくれています。
生き物同士の共生、むつかしいことでしょうか。
楽しいお話、ありがとうございました。
by 花咲かばあさん (2010-11-01 23:32)
花咲かおばさん
一緒に見ていただきたい光景でした。
初めは14頭、写真を撮ってから庭巡りして戻ったらもっと多くなっていました。
うれしくて、ふだん植物にはあまり興味を示さない夫も連れ出して見せたら、さすがに驚いてすぐ数えました。「20匹はいる」と。
アサギマダラのように透き通らず毛も多いので、長距離は飛ばず、枯れ葉に似せた姿で越冬するのだろうと思います。
でもフジバカマは大好物のようでしたよ。
食草の保護についてはこれからますますむつかしくなるでしょうね。
by 夕菅 (2010-11-02 21:05)
夕菅さん こんばんわ~~
アサギマダラの訪問じゃなくってガッカリはちょっとの間だけ
これだけたくさんのキタテハの訪れには写真を見せていただくだけでも興奮ですよ。
後翅にある白いマーク
こんなにハッキリと見えてるのに(手元にある写真と同じです)気がつかなかったわんちゃんです。
目からウロコのキブン・・・です。
アリガトウです。
アサギマダラの訪問に期待を込めて祈ってます
by わんちゃん (2010-11-02 23:22)
わんちゃん おはようございます。
わんちゃんのブログの「2010-10-26 昆虫」のおまけのキタテハ、ばっちり接写できてましたね。複眼や口吻がきれいに見えてて感心しました。私はそこまで写せません。
<アサギマダラの訪問に期待を込めて祈ってます >
ありがとうございます。
今年はキタテハ20頭で満足すべきでしょうね。また来年?
by 夕菅 (2010-11-03 08:29)
2010.11.4.
秋晴れの下、今日もフジバカマには昆虫がいっぱい訪れていました。
私も仲間に入れてくれたよう、フジバカマに酔っているのかあまり逃げません。キタテハの頭部の写真が撮れましたので追加します。
by 夕菅 (2010-11-04 17:27)