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ヒヨドリとメジロ [鳥]

雪がやんで陽が射してきました。一面の銀世界!
畑も真っ白、僅かにダイコンの葉が覗いています。

雪後のwb.jpg

これでは鳥達もお腹を空かしているだろな。
ふと雪とメジロのイメージが浮かびました。
思い立ったらすぐ実行、ミカンを二つに切って居間の前の樹に吊るしました。
でもまたヒヨドリが全部食べてしまうでしょうね。

その通りでした。
すぐにヒヨドリが来て、いつもの警戒心はどこへやら夢中でつついています。
以下、居間の中からガラス戸越しに撮影。
11時45分
ヒヨドリみかん1wb.jpg

外出から帰って見ると、「あらっ、ミカンがない」。
15時19分
ヒヨドリみかん1519wb.jpg

下に落ちたかな?と思ったけど、二つとも見当たりません(左の写真)。

ところが14分後、袋の下を見ると 何と1個あるではありませんか(右の写真)!
雪の上に足跡は残っていません。
鳥がくわえて他所へ運び、またもとの位置へ戻した?
ヒヨドリがそんなことをしたのでしょうか? 

まるでキツネにつままれたよう。

みかん消える1519wb1.jpg みかん再現1533wb1.jpg


やはりすぐにヒヨドリが来ました。。
15:45 
ヒヨドリ5wb.jpg

ああ、おいしい!
ヒヨドリ4wb.jpg

5分後、もう飽食したのかヒヨドリは飛び立ちました。
たちまち入れ替りに降りてきたのは?
まさか? 
 
メジロ2wb.jpg

正真正銘、メジロです! 数年ぶりに見る姿です。
このミカン、乗っ取ったよ〜。
15:48
メジロ4wb.jpg

あらら、もう1羽メジロ! でも2羽とも緊張しています。
何か来た?
15:49
メジロ5wb.jpg

さっと木の上へ。
残念だな〜。
かわいそうに後から来たのはまだミカンの味もみていません。
15:49
メジロ7wb.jpg

日の入りの頃。
あっ!またヒヨドリです。
なりふり構わず、ミカンと格闘。
17:04
ヒヨドリ8wb.jpg

徹底食べ尽くし。
17:07
ヒヨドリ3wb.jpg

翌朝、ミカンは完全に消えていました。
たった1個のミカンが生んだドラマでした。

2011.1.18.室内より逆光・ガラス戸越しに撮影。
( 不鮮明な画像ですみません。)


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ジョウビタキ(♀) [鳥]

ジョウビタキ
 尉鶲、常鶲
 スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)
 スズメよりやや小さい渡り鳥。日本には10月中下旬に飛来。

今年初めてうちの庭にもジョウビタキの雌が1羽姿を見せてくれました。
縄張りを作る性質があるそうですが、確かに庭へ出るとどこからともなく飛んで来ます。
数年前庭を耕すとモズが1羽寄って来てミミズや幼虫が出てくるのを待っていたことを思い出しました。このジョウビタキはモズよりはやや距離をおいていますが、かなり人懐っこい鳥です。

11月8日。オクラの枝に止まっています。

ジョウビタキ5wb.jpg

雌は頭から腹部までうぐいす色、尾部には雄と同じくオレンジ色が加わります。
翼は茶褐色で白い斑点が目立ちます。
雄は頭が銀色。漢字名「尉鶲」の尉(ジョウ)とは銀髪のこと、鶲はヒタキ。
胸腹部・尾部はオレンジ色。背部から翼にかけては黒褐色でやはり白班があります。

11月12日。パイナップルセージの赤い花にとまったジョウビタキ。

ジョウビタキ1wb2.jpg

12月2日、つくばいに現れました。水浴するのでしょうか?
慌ててガラス戸越しにカメラを向けます。

水浴び1wb       2010120.jpg

おー、入りました!

水浴び2wb201012021.jpg

一瞬パシャパシャッとしたかと思ったらすぐ飛び出しました。

ジョウビタキ浴後wb.jpg

たった1回で上がります。ヒヨドリはもっと何度も豪快に浴びるのですが。
(昨冬のヒヨドリの寒中水浴はこちらです。)

ジョウビタキ蹲いwb.jpg

芝生に飛び降り緊張した面持ちで背伸びしています。
ヒヨドリはペアーで来て1羽が見張りをしつつ水浴しますが、単独の場合はより警戒しているのでしょうか。
尾部のオレンジ色がきれいです。

ジョウビタキ1wb.jpg

ぱっと飛んでリキュウバイの樹の上へ。ここなら安心。
これは食べられないかな?

ジョウビタキ利休梅2wb.jpg

ヒタキ科の鳥は飛ぶ虫を空中で捕食するそうです。
やはり、イスの上に田作りを置いても無視されました。
冬は木の実も食べるそうですが、うちではまだ確認できません。
鳴き声は「ヒッ、ヒッ」とか「カッ、カッ」とか聞こえます。
これが火焚きのときの火打ち石の音ににているからヒタキと名付けられたようです。

ジョウビタキは4月ころ繁殖のためチベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺へ渡るそうです。こんな小さな身体で驚くばかりの長旅ですね。
今年のジョウビタキ嬢(?)がまた来年も無事この庭に来てくれますように。


追加:2010.12.31.
昨夜、なかなかさんからコメントをいただきました。
ジョウビタキは鳥写真第1号の記念すべき鳥だったそうです。
検索すると“花*花・flora”にジョウビタキの♂と♀がそれぞれ赤い実をついばんでいる素敵な写真が出てきましたのでご紹介します(昨夜のコメント返信と重複)。

今朝は思いがけない雪景色。寒さも忘れてカメラを持って庭へ出てしまいました。
気づけば今年もあと12時間余。
まだしなければならないことが一杯! 雪写真は来年のお楽しみです。

皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。









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シジュウカラの巣箱 [鳥]

今年3月、うちの庭で初めてシジュウカラを見たことを「菜花咲く頃」に書きました。
ツツピー ツツピー ツツ....................
これがその時 利休梅の枝をピョコピョコ移動していたシジュウカラです。

シジュウガラup3wb.jpg

それを読まれた八王子のS先生がすばらしい巣箱をご自分で作って、2個も送って下
さいました。
軽い焼き板を組み合わせ、屋根にはビニールを被せ、隙間にもコーキングが施されて
います。
どの釘もプロのようにきれいに打ってあり、横には閉具のついた小さな扉があって、
巣立った後は掃除ができるようになっています。
さらに驚いたことに、樹に取り付けた時 針金が幹にくい込まないように、竹を割って
穴を空け針金が通せるようにした補助板がそれぞれ5枚づつ、それも竹のささくれが
手を痛めないように削って添えられていました。

スバコ1wb.jpg

巣箱横からwb2.jpg
自然にも人にも思いやりがあるS先生のお人柄を髣髴とさせる作品です。
手書きの図入りの取り付け説明書まで入っていました。

庭を見渡して巣箱を取り付ける樹は居間からみえる菩提樹と枝垂れ桜にしました。
猫が飛びつかないように、高さは3m弱。庭仕事のアシスタントのおじさんは、高
いところにでも平気で登れます。頼んでとりつけてもらいました。

西側の菩提樹。
巣箱菩提樹3wb.jpg

巣箱菩提樹4wb.jpg

東側の枝垂れ桜。
巣箱桜2wb.jpg

巣箱桜1@wb.jpg

さあ、準備はできました。
来春、シジュウカラ夫婦が見つけて入居してくれるでしょうか?
S先生のお宅では毎年巣造りして、それぞれ個性豊かな子育てを楽しく
観察されているそうです。
夕菅の庭の楽しみがまたひとつ増えました。








ヒヨドリの寒中水浴 [鳥]

2009年1月26日 記 
昨年9月、なんとかブログを開設したものの、見渡せばおびただしい数のホームページやブログがあり、その中には見識深く、文才優れ、写真美しく、しかも毎日更新されるすばらしい作品があることを知り、はずかしくなってたった一つで挫折してしまいました。
その後、日々庭を見ていると、それでも何かしら次々と小さな発見があり、そこから覗いていくと思わぬ感動に至ることもありました。下手な写真はたまる一方、記憶は日々薄れていきます。
申し訳ありませんがメモ代わりにブログに書き込ませていただきましょうか。やっと重い扉を再開しました。

晴れた日は西の窓から白くなった伊吹山を見ることができます。
寒中といえどもこの日はは3月下旬の暖かさとか、日当りのいい居間は暖房もいらない暖かい午後でした。
廊下に出るや、つくばいにヒヨドリを見つけました。じっとしています。
こういう時は撮りたくなります。さっそくカメラをとりにいく。
あっ、まだいた!

ヒヨドリ090123wb.jpg

1浴前wb.jpg

わー 飛び込んだ! バシャバシャ! バシャバシャ!

2水浴1wb.jpg
3水浴2wb.jpg

あっというまに飛び出して、またすぐ バシャバシャ!
数回繰り返してから おー寒い! ふくら雀のように羽を逆立ててふくらんだ。

4浴後wb.jpg

ヒヨドリはモクレンやツバキの花や、庭の畑の菜っ葉やエンドウの芽を食べてしまうので嫌われ者ですが、時には庭に動きをもたらしてくれます。