早春の花 2014 [庭便り(春)]
3月1日の深夜、二人目の孫が産まれました。
一人っ子の息子に、男児ひとりのところへ今度は女の子を授かったのです。
夕菅の庭にも春の花が咲き始めています。
今日はそれらを集めてお祝いの花としましょう。
ひな祭りにふさわしい桃の蕾はまだ固くこの度は梅が代役です。
数年前にいただいた鉢植えの枝垂れ紅梅、駐車場の隅に植えたまま放ってあったのに今年はにぎやかに咲きました。
品種名もわかりませんが、八重咲きのピンクの花です。
花弁は開くにつれてピンクが淡くなります。
大きな蕾をもたげて現れ出たのはぴかぴかのフクジュソウ。
初めは銅葉。
昨年 Iさんからいただいた大株がさらに大きくなって8花も開花。
葉は陽を浴びて緑色になりました。
3年前に植えたアネモネはフクジュソウと同じキンポウゲ科。
私も負けないと雪の頃から咲いています。
冬咲きクレマチスも冬から早春までの花。
白い花弁のように取り巻いているのは暖かい外套のように姿を変えた萼片です。
先陣争いをするヒメリュウキンカは滅法明るい。
クリスマスローズはこれからです。
新顔登場。昨年植えた淡い黄色の八重です。
プロペラの下で大株に育ったのはニガーとの交配種。
暑さ寒さに強い早咲き種です。
この頃は花弁が円い花が多くなりました。
フキノトウも花盛り。これは雄花、いつか雌花の株も植えたいな。
ミニスイセンの登場です。
この花はフランス語で「Tête-à-tête 」・英語で「Tete-a-Tete」。
この頃はスイセン テータテートと呼ばれているようです。
まだまだ、ニホンズイセンも頑張っていますよ。
元気に育ってこの庭を訪れてくれる日を楽しみにしましょう。
大震災の後に産まれた上の子はまもなく3才になります。
一人っ子の息子に、男児ひとりのところへ今度は女の子を授かったのです。
夕菅の庭にも春の花が咲き始めています。
今日はそれらを集めてお祝いの花としましょう。
ひな祭りにふさわしい桃の蕾はまだ固くこの度は梅が代役です。
数年前にいただいた鉢植えの枝垂れ紅梅、駐車場の隅に植えたまま放ってあったのに今年はにぎやかに咲きました。
品種名もわかりませんが、八重咲きのピンクの花です。
花弁は開くにつれてピンクが淡くなります。
大きな蕾をもたげて現れ出たのはぴかぴかのフクジュソウ。
初めは銅葉。
昨年 Iさんからいただいた大株がさらに大きくなって8花も開花。
葉は陽を浴びて緑色になりました。
3年前に植えたアネモネはフクジュソウと同じキンポウゲ科。
私も負けないと雪の頃から咲いています。
冬咲きクレマチスも冬から早春までの花。
白い花弁のように取り巻いているのは暖かい外套のように姿を変えた萼片です。
先陣争いをするヒメリュウキンカは滅法明るい。
クリスマスローズはこれからです。
新顔登場。昨年植えた淡い黄色の八重です。
プロペラの下で大株に育ったのはニガーとの交配種。
暑さ寒さに強い早咲き種です。
この頃は花弁が円い花が多くなりました。
フキノトウも花盛り。これは雄花、いつか雌花の株も植えたいな。
ミニスイセンの登場です。
この花はフランス語で「Tête-à-tête 」・英語で「Tete-a-Tete」。
この頃はスイセン テータテートと呼ばれているようです。
まだまだ、ニホンズイセンも頑張っていますよ。
元気に育ってこの庭を訪れてくれる日を楽しみにしましょう。
大震災の後に産まれた上の子はまもなく3才になります。
2014-03-07 23:50
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5月の庭(2013) [庭便り(春)]
5月11日の日没のころ、西の空が赤く染まりました。
急いでカメラを持って庭に出ると燃えるような夕焼け空。
プロペラの向こうには伊吹山のシルエットがくっきり浮き出ています。
夕日は最後の輝きを見せるや山陰に沈みました。
(画像は全て画面をクリックすると大きくなります。)
暮れなずむ空に薄紫色に棚引く雲。
刻一刻と暗色になっていきました。
これは遡って5月2日の庭。
若葉の中にボタン、ツツジ、シラー・カンパヌラータなどなど。
3年前に紹介した庭のプロペラは故障もなく元気にまわっていますが、まわりの植物達は次第に変化していきます。
5月28日。奥の方はミニ菜園。
今年はきうり、枝豆、ナス、トマトなど順調です。
前はユウスゲとヒルザキツキミソウ。
ピンクのセアノサスを取り巻くのはこぼれ種のニゲラ、オルラヤなど。
セアノサスが最も美しい頃。
オルラヤ ‘ホワイトレース’も満開。
フウロ草'ジョリービー'は今年も元気。
手前は咲き始めたコバノズイナ。
昨年挿し木したアニソドンテア。
何と放りっぱなしでも越冬しました。
ひっそり小さな花が下垂するツリバナ。
Iさんからいただいてもいただいても消えたイブキジャコウソウ。
今年は元気に開花しました。どんどん殖えてくれますように。
今日は春には珍しい夕焼け空の伊吹山から始まって、伊吹山にたくさん生えるのでこの名がついたというイブキジャコウソウで終わります。
急いでカメラを持って庭に出ると燃えるような夕焼け空。
プロペラの向こうには伊吹山のシルエットがくっきり浮き出ています。
夕日は最後の輝きを見せるや山陰に沈みました。
(画像は全て画面をクリックすると大きくなります。)
暮れなずむ空に薄紫色に棚引く雲。
刻一刻と暗色になっていきました。
これは遡って5月2日の庭。
若葉の中にボタン、ツツジ、シラー・カンパヌラータなどなど。
3年前に紹介した庭のプロペラは故障もなく元気にまわっていますが、まわりの植物達は次第に変化していきます。
5月28日。奥の方はミニ菜園。
今年はきうり、枝豆、ナス、トマトなど順調です。
前はユウスゲとヒルザキツキミソウ。
ピンクのセアノサスを取り巻くのはこぼれ種のニゲラ、オルラヤなど。
セアノサスが最も美しい頃。
オルラヤ ‘ホワイトレース’も満開。
フウロ草'ジョリービー'は今年も元気。
手前は咲き始めたコバノズイナ。
昨年挿し木したアニソドンテア。
何と放りっぱなしでも越冬しました。
ひっそり小さな花が下垂するツリバナ。
Iさんからいただいてもいただいても消えたイブキジャコウソウ。
今年は元気に開花しました。どんどん殖えてくれますように。
今日は春には珍しい夕焼け空の伊吹山から始まって、伊吹山にたくさん生えるのでこの名がついたというイブキジャコウソウで終わります。
2013-06-05 21:00
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中庭の陶卓 [庭便り(春)]
中庭の陶卓
4月から5月にかけて庭はあれよあれよという間に緑の競演になります。
冬が寂しいからと晩秋に植えるビオラの花も、この季節には急に色鮮やかになり見違えるほどです。
( 画像は全て画面をクリックすると大きくなります。)
今から8年前、中庭の真ん中に正方形のテーブルを置きました。
連休のひとときゆっくり庭を見ると、このテーブルもすっかり庭になじんでいることを実感しました。
実はこのテーブルは銀とプラチナを用いて市松模様に仕上げた陶板で、鉄製の枠台に載っています。作者は内田鋼一さん。
屋内に展示する作品でしたが、運搬中誤ってひびが入ってしまったそうです。
一目惚れしました。
屋外で風雨に曝すこともお話しして、何とかこの中庭に設置することができました。
明るい所がプラチナ、暗い所が銀。光によって色も異なって見えます。
初めはもっと白っぽく輝いていましたが、陽にも雨雪にも曝され、いぶし銀・いぶしプラチナになってしまいました。
でもこのやわらかさ・しずけさが好きです。
何もしなくても年中花が咲く庭が理想、しかし初めは広さを持て余しました。
でもここにクリスマスローズを植えてから楽になりました。
クリスマスローズは最良のグランドカバーだと思っています。
2010年はブルーのパンジーがきれいでした。
2006年の左側の庭の白とピンクはストック。
小径の煉瓦は使用済みのアンティーク。
腰痛がひどくなったのはこの後でした。
2005年はこの陶卓が入った年。
輝く陶卓につられて花も華やかです。
2003年、作庭3年目。
当初は英国Lister 社ガーデン ファニチャーのテーブルでした。
丈夫で長持ち、実用的ですが、いつも物足りなさを感じていました。
渋い赤のビオラを植えたつもりでしたが、春になると赤が目立ち過ぎて後悔しました。
こうして見ると庭も主と共に年々変化しています。
ともすれば植物の種族保存のパワーに負けそうになりますから、ナチュラルガーデンにも剪定は必要です。
容易に表情を変えることが出来る1年草の選択には特に個性や年令が現れます。
私も今日昔の庭の写真を並べると気恥ずかしくなりました。
「追加」
陶卓の写真の中にこんなのも保存してありました。
2010年、煉瓦の隙間からトレニアがどんどん出てきたのです。
抜こうか否か迷っている間に花が咲き始めてしまいました。
ついに歩くのもむつかしいほど。
トレニアに路ふさがれて回り道。
朝顔につるべ取られた加賀の千代女の現代版?
今、庭には黄色いボタンが20花も咲いています。
今日はこれから、2011年5月ここへ避難してきて生まれた孫達を迎えます。
4月から5月にかけて庭はあれよあれよという間に緑の競演になります。
冬が寂しいからと晩秋に植えるビオラの花も、この季節には急に色鮮やかになり見違えるほどです。
( 画像は全て画面をクリックすると大きくなります。)
今から8年前、中庭の真ん中に正方形のテーブルを置きました。
連休のひとときゆっくり庭を見ると、このテーブルもすっかり庭になじんでいることを実感しました。
実はこのテーブルは銀とプラチナを用いて市松模様に仕上げた陶板で、鉄製の枠台に載っています。作者は内田鋼一さん。
屋内に展示する作品でしたが、運搬中誤ってひびが入ってしまったそうです。
一目惚れしました。
屋外で風雨に曝すこともお話しして、何とかこの中庭に設置することができました。
明るい所がプラチナ、暗い所が銀。光によって色も異なって見えます。
初めはもっと白っぽく輝いていましたが、陽にも雨雪にも曝され、いぶし銀・いぶしプラチナになってしまいました。
でもこのやわらかさ・しずけさが好きです。
何もしなくても年中花が咲く庭が理想、しかし初めは広さを持て余しました。
でもここにクリスマスローズを植えてから楽になりました。
クリスマスローズは最良のグランドカバーだと思っています。
2010年はブルーのパンジーがきれいでした。
2006年の左側の庭の白とピンクはストック。
小径の煉瓦は使用済みのアンティーク。
腰痛がひどくなったのはこの後でした。
2005年はこの陶卓が入った年。
輝く陶卓につられて花も華やかです。
2003年、作庭3年目。
当初は英国Lister 社ガーデン ファニチャーのテーブルでした。
丈夫で長持ち、実用的ですが、いつも物足りなさを感じていました。
渋い赤のビオラを植えたつもりでしたが、春になると赤が目立ち過ぎて後悔しました。
こうして見ると庭も主と共に年々変化しています。
ともすれば植物の種族保存のパワーに負けそうになりますから、ナチュラルガーデンにも剪定は必要です。
容易に表情を変えることが出来る1年草の選択には特に個性や年令が現れます。
私も今日昔の庭の写真を並べると気恥ずかしくなりました。
「追加」
陶卓の写真の中にこんなのも保存してありました。
2010年、煉瓦の隙間からトレニアがどんどん出てきたのです。
抜こうか否か迷っている間に花が咲き始めてしまいました。
ついに歩くのもむつかしいほど。
トレニアに路ふさがれて回り道。
朝顔につるべ取られた加賀の千代女の現代版?
今、庭には黄色いボタンが20花も咲いています。
今日はこれから、2011年5月ここへ避難してきて生まれた孫達を迎えます。
2013-05-02 00:10
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春爛漫 [庭便り(春)]
冬の間寂しかった庭もお彼岸を過ぎると急に明るくなります。
黄色の花々が続々開花。
ソシンロウバイ・サンシュユ・ヒメリュウキンカ・ラッパスイセン・菜の花.......。
さらにモモが開花するともうお祭りのよう。
今年はモモの花数が多くて例年よりさらに賑やかです。
ラッパスイセンが咲くまではパンジーやビオラが咲いているだけでした。
この1か月で何という変りよう。
咲き初めのモモ1枝。
3月15日。
ラッパスイセンが咲き始めました。皆で何か覗き込んでいます。
ラッパスイセン:「さあ、私達の出番ですよー。
え?、この黄色い子だーれ?」
ヒメリュウキンカ:「やっとお目覚めですか。
私達はもう2月から咲いてますよー。」
ラッパスイセンはこの庭の土に合っているらしく数えられないほど咲きます。
おしくらまんじゅう。倒れそう。
おいしい菜花。
蕾のところを採ってさっと湯がいて食べます。
でも暖かくなると猛烈な勢いで花を咲かせます。
ついに食べきれなくなると菜の花畑になって目のご馳走。
放っておいても毎年咲く花の代表がクリスマスローズ。
高価なダブル咲きや珍しい色の花でなくても、白やピンクが咲き乱れれば満足です。
俯いて咲くからソバカスがあってもなくてもわかりません。
プロペラの下にもラッパスイセンが殖えました。
ツバキの手前はミニ水仙 テータテート。
奥はサラサモクレンとユキヤナギ。
桜の木の下のクリスマスローズはこんなに大きい株に育ちました。
ビオラは毎秋苗を植えますが、年を重ねる毎に選ぶ色がおとなしくなります。
奥にはバイモのたおやかな姿。
勝手に生え出たムラサキハナナがかすかに色を添えています。
遅く蒔いた壬生菜・水菜・小松菜も大急ぎで花を咲かせます。
ミニ水仙 テータテートとの間にこの庭らしからぬカラフルな1群。
いただいたアネモネの球根をユウスゲの苗の間に埋めたのでした。
こんなアクセントもまた楽しいものですね。
こんなに華やかなのはこの1〜2週間だけ。
黄色群団が去ると宿根草たちが清楚な花を見せてくれます。
見つけるとつい「今年もありがとう」と語りかけたくなる常連さん達です。
春爛漫を謳歌できるのもほんのひととき。
のんびりしていると春の急行に遅れます。
黄色の花々が続々開花。
ソシンロウバイ・サンシュユ・ヒメリュウキンカ・ラッパスイセン・菜の花.......。
さらにモモが開花するともうお祭りのよう。
今年はモモの花数が多くて例年よりさらに賑やかです。
ラッパスイセンが咲くまではパンジーやビオラが咲いているだけでした。
この1か月で何という変りよう。
咲き初めのモモ1枝。
3月15日。
ラッパスイセンが咲き始めました。皆で何か覗き込んでいます。
ラッパスイセン:「さあ、私達の出番ですよー。
え?、この黄色い子だーれ?」
ヒメリュウキンカ:「やっとお目覚めですか。
私達はもう2月から咲いてますよー。」
ラッパスイセンはこの庭の土に合っているらしく数えられないほど咲きます。
おしくらまんじゅう。倒れそう。
おいしい菜花。
蕾のところを採ってさっと湯がいて食べます。
でも暖かくなると猛烈な勢いで花を咲かせます。
ついに食べきれなくなると菜の花畑になって目のご馳走。
放っておいても毎年咲く花の代表がクリスマスローズ。
高価なダブル咲きや珍しい色の花でなくても、白やピンクが咲き乱れれば満足です。
俯いて咲くからソバカスがあってもなくてもわかりません。
プロペラの下にもラッパスイセンが殖えました。
ツバキの手前はミニ水仙 テータテート。
奥はサラサモクレンとユキヤナギ。
桜の木の下のクリスマスローズはこんなに大きい株に育ちました。
ビオラは毎秋苗を植えますが、年を重ねる毎に選ぶ色がおとなしくなります。
奥にはバイモのたおやかな姿。
勝手に生え出たムラサキハナナがかすかに色を添えています。
遅く蒔いた壬生菜・水菜・小松菜も大急ぎで花を咲かせます。
ミニ水仙 テータテートとの間にこの庭らしからぬカラフルな1群。
いただいたアネモネの球根をユウスゲの苗の間に埋めたのでした。
こんなアクセントもまた楽しいものですね。
こんなに華やかなのはこの1〜2週間だけ。
黄色群団が去ると宿根草たちが清楚な花を見せてくれます。
見つけるとつい「今年もありがとう」と語りかけたくなる常連さん達です。
春爛漫を謳歌できるのもほんのひととき。
のんびりしていると春の急行に遅れます。
2013-04-09 18:03
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金環日食の日 [庭便り(春)]
今朝は932年ぶりという金環日食。
専用眼鏡も用意してないし、テレビできれいな画像を見せてくれるでしょう。
空が夕立のときのように暗くなりました。
カメラを持って庭に出ます。
7時33分。満開のエゴの花。空の色が異様です。
7時40分、明るくなってきたところをもう一度。
まだ少し暗いようです。
比較のため昨朝撮った画像を並べます。やはり明るい。
1枚目を撮ったあと、ふと木漏れ日のことを思い出しました。
東からの光を遮るのはどこ?
居間の前の芝生に写る枝垂れ桜の葉影を見ると波のような明るい木漏れ日。
7時35分。
まだ望みありや? 急いで裏庭へ。
おー、ありました!ありました!
ツゲの垣根を通った光がコンクリート面にリングを量産していました。
7時38分。
三日月が重なっています。
カメの子が海を目指して這っているような?
専用眼鏡も用意してないし、テレビできれいな画像を見せてくれるでしょう。
空が夕立のときのように暗くなりました。
カメラを持って庭に出ます。
7時33分。満開のエゴの花。空の色が異様です。
7時40分、明るくなってきたところをもう一度。
まだ少し暗いようです。
比較のため昨朝撮った画像を並べます。やはり明るい。
1枚目を撮ったあと、ふと木漏れ日のことを思い出しました。
東からの光を遮るのはどこ?
居間の前の芝生に写る枝垂れ桜の葉影を見ると波のような明るい木漏れ日。
7時35分。
まだ望みありや? 急いで裏庭へ。
おー、ありました!ありました!
ツゲの垣根を通った光がコンクリート面にリングを量産していました。
7時38分。
三日月が重なっています。
カメの子が海を目指して這っているような?
2012-05-22 00:09
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友を待つ庭 2012. 5.10. [庭便り(春)]
5月10日淡路島のMさんとその友人お二人がはるばる私の庭を見にいらっしゃいました。
半年前ブログにコメントをいただいたのがきっかけです。
誘われて2月に私が淡路島のラン展を見に行った時は付近の案内をして下さいました。
楽しくお話して「今度はうちへもいらして下さい」とお誘いしたのです。
ところがその後、Mさんのブログ「風の通る庭」を見せていただくうちにだんだん不安になりました。淡路のお庭にはたくさんの花があふれんばかりに咲き続けるのです。
一方、春の花が次々と散り行くわが庭。ここへわざわざ来ていただいていいのかしら?
5月の夕菅の庭。
見ていただきたかったリキュウバイはすでに散りはてました。
賑やかだった紅・白・ピンクのハナミズキ達も残る花弁はわずか。
黄色のボタンは辛うじて1花残るよう。
ラッパスイセンやクリスマスローズが賑やかだったプロペラの周りもシラー・カンパヌラータの花殻を取り、菜の花やダイコンの花を抜けばもっと淋しくなりそうです。
残るはパンジーとネモフィラ?
でも今更悩んでもどうしようもありません。
せっかく楽しみにされている旅です。あるがままを見ていただきましょう。
テイカカズラとその下のシャクナゲはちょうど満開です。
テイカカズラは華やかな香りをまき散らしています。
シャクナゲの品種名は「モーニングマジック」。丈夫で育て易い西洋シャクナゲです。
奥の方の枝を切って床の間にも生けましょう。
蕾はピンク、開花すると花弁は次第に白くなります。
この日運良くニッコウキスゲが今年初めて2花開きました。
これは今日一緒にお誘いした私の花友達 Iさんからいただいたものです。
チョウジソウも大株になって見頃です。
さわやかな青い花は自己主張せず静かで大好きです。
園芸品ですからヤナギバチョウジソウかもしれません。
この季節は春の草花が終わり、初夏の花木が主役です。
大株のキソケイもちょうど今や満開。
その下の白い花はチャボヤブデマリ。
ヤブデマリより葉が細長く、大木にならず、庭植えに適しています。
ガクアジサイと同じく、白く見えるのは装飾花。
甘い香りが漂います。
見上げればカラタネオガタマのクリーム色の花。
英名でbanana bush。そういえばバナナの香り?
願い空しく1日遅れの開花となったナツロウバイ。
挿し木用に小枝を持ち帰られました。皆さん挿し木がお上手です。
ジャーマンアイリスも1日遅れでした。
小さな1枝だけ花を咲かせていたセアノサス‘マリー・サイモン’ 。
満開のセアノサス‘マリー・サイモン’を想像していただくのは無理だったでしょうね。
奥の家庭菜園はナスやトマトの植え付けを終えたばかりです。
雑草の勢いも激しく、とかく5月は忙しい。
まだネギ坊主は残したまま。
庭を見た後は長良川近くで昼食をご一緒しました。
淡路島からの3人と Iさんと私。
初対面の方もあるのにたちまち花の話で盛り上がりました。
二次会は予定にはなかった Iさん宅。
3人は犬山に1泊して明治村を見て帰られました。
いい旅行だったと言っていただけました。あー よかった!
半年前ブログにコメントをいただいたのがきっかけです。
誘われて2月に私が淡路島のラン展を見に行った時は付近の案内をして下さいました。
楽しくお話して「今度はうちへもいらして下さい」とお誘いしたのです。
ところがその後、Mさんのブログ「風の通る庭」を見せていただくうちにだんだん不安になりました。淡路のお庭にはたくさんの花があふれんばかりに咲き続けるのです。
一方、春の花が次々と散り行くわが庭。ここへわざわざ来ていただいていいのかしら?
5月の夕菅の庭。
見ていただきたかったリキュウバイはすでに散りはてました。
賑やかだった紅・白・ピンクのハナミズキ達も残る花弁はわずか。
黄色のボタンは辛うじて1花残るよう。
ラッパスイセンやクリスマスローズが賑やかだったプロペラの周りもシラー・カンパヌラータの花殻を取り、菜の花やダイコンの花を抜けばもっと淋しくなりそうです。
残るはパンジーとネモフィラ?
でも今更悩んでもどうしようもありません。
せっかく楽しみにされている旅です。あるがままを見ていただきましょう。
テイカカズラとその下のシャクナゲはちょうど満開です。
テイカカズラは華やかな香りをまき散らしています。
シャクナゲの品種名は「モーニングマジック」。丈夫で育て易い西洋シャクナゲです。
奥の方の枝を切って床の間にも生けましょう。
蕾はピンク、開花すると花弁は次第に白くなります。
この日運良くニッコウキスゲが今年初めて2花開きました。
これは今日一緒にお誘いした私の花友達 Iさんからいただいたものです。
チョウジソウも大株になって見頃です。
さわやかな青い花は自己主張せず静かで大好きです。
園芸品ですからヤナギバチョウジソウかもしれません。
この季節は春の草花が終わり、初夏の花木が主役です。
大株のキソケイもちょうど今や満開。
その下の白い花はチャボヤブデマリ。
ヤブデマリより葉が細長く、大木にならず、庭植えに適しています。
ガクアジサイと同じく、白く見えるのは装飾花。
甘い香りが漂います。
見上げればカラタネオガタマのクリーム色の花。
英名でbanana bush。そういえばバナナの香り?
願い空しく1日遅れの開花となったナツロウバイ。
挿し木用に小枝を持ち帰られました。皆さん挿し木がお上手です。
ジャーマンアイリスも1日遅れでした。
小さな1枝だけ花を咲かせていたセアノサス‘マリー・サイモン’ 。
満開のセアノサス‘マリー・サイモン’を想像していただくのは無理だったでしょうね。
奥の家庭菜園はナスやトマトの植え付けを終えたばかりです。
雑草の勢いも激しく、とかく5月は忙しい。
まだネギ坊主は残したまま。
庭を見た後は長良川近くで昼食をご一緒しました。
淡路島からの3人と Iさんと私。
初対面の方もあるのにたちまち花の話で盛り上がりました。
二次会は予定にはなかった Iさん宅。
3人は犬山に1泊して明治村を見て帰られました。
いい旅行だったと言っていただけました。あー よかった!
2012-05-14 23:20
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春の訪れ [庭便り(春)]
やっとウメが咲き始めました。
今年は20日も遅かったようですが、3月になると一斉に開花。
ウメが咲くと春の訪れを確かなものとして感じられます。
太い幹から直接蕾が出て開花した1輪。
今年のソシンロウバイは花数多く見事に咲きました。
隣のヤブツバキが1輪、画竜点睛の赤を添えました。
怪物のような樹。これは何の樹でしょう?
スイフヨウです。毎秋枝を全部切り詰めて、また新しく芽吹くのを待ちます。
でも、こんなに?
そうです。こんなに強剪定しても翌年新しい枝が軒まで届くほど伸びます。
左下はシュウメイギク(10月7日)。
スイフヨウの根元を見ると、僅かな隙間にフキノトウとシラーが押し合いへし合い。
この出土品のようなものは芳香ガマズミの冬芽。
あと1か月もすると2枚の葉とたくさんの蕾みに変身します。
クリスマスローズも勢いよく蕾をもたげ始めました。
いつもうつむき加減でおとなしい花。
ちょっとお顔を見せてね。スポットのない純白の花。
絶えてしまったかと思ったフクジュソウも遅れて出芽、先ずは花1輪。
急いで銀色のマントを纏います。次いでマントは緑葉に展開します。
ミニ水仙 やラッパスイセンの蕾も大きくなりつつあります。
春のファンファーレも間近でしょう。
今年は20日も遅かったようですが、3月になると一斉に開花。
ウメが咲くと春の訪れを確かなものとして感じられます。
太い幹から直接蕾が出て開花した1輪。
今年のソシンロウバイは花数多く見事に咲きました。
隣のヤブツバキが1輪、画竜点睛の赤を添えました。
怪物のような樹。これは何の樹でしょう?
スイフヨウです。毎秋枝を全部切り詰めて、また新しく芽吹くのを待ちます。
でも、こんなに?
そうです。こんなに強剪定しても翌年新しい枝が軒まで届くほど伸びます。
左下はシュウメイギク(10月7日)。
スイフヨウの根元を見ると、僅かな隙間にフキノトウとシラーが押し合いへし合い。
この出土品のようなものは芳香ガマズミの冬芽。
あと1か月もすると2枚の葉とたくさんの蕾みに変身します。
クリスマスローズも勢いよく蕾をもたげ始めました。
いつもうつむき加減でおとなしい花。
ちょっとお顔を見せてね。スポットのない純白の花。
絶えてしまったかと思ったフクジュソウも遅れて出芽、先ずは花1輪。
急いで銀色のマントを纏います。次いでマントは緑葉に展開します。
ミニ水仙 やラッパスイセンの蕾も大きくなりつつあります。
春のファンファーレも間近でしょう。
2012-03-07 08:59
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新緑の樹々 [庭便り(春)]
新緑の季節、初孫が誕生しました。
男の子で .....樹と名付けられました。
ほっとして庭に出ると、この頃気忙しくてゆっくり見られなかった樹々の緑がまばゆいばかりです。
左奥はボダイジュ、その前がキンモクセイ、真ん中に篠原さんのプロペラ。
右がハクモクレン。
中央の黄緑色はコバノズイナ、その前の緑色はノリウツギ。
これらの中で最も「樹」らしいのはボダイジュ(シナノキ科)です。
もう高さ5m以上あるでしょう。
見上げる葉は風で翻って葉裏とのコントラストが美しい。
もう若いつぼみがいっぱいついていました。
ボダイジュの隣ではユズリハの新らしい葉が出揃いました。
昨年の葉は潔く落葉します。
幼い初孫の目にこれらの樹々の緑が映る日が楽しみです。
男の子で .....樹と名付けられました。
ほっとして庭に出ると、この頃気忙しくてゆっくり見られなかった樹々の緑がまばゆいばかりです。
左奥はボダイジュ、その前がキンモクセイ、真ん中に篠原さんのプロペラ。
右がハクモクレン。
中央の黄緑色はコバノズイナ、その前の緑色はノリウツギ。
これらの中で最も「樹」らしいのはボダイジュ(シナノキ科)です。
もう高さ5m以上あるでしょう。
見上げる葉は風で翻って葉裏とのコントラストが美しい。
もう若いつぼみがいっぱいついていました。
ボダイジュの隣ではユズリハの新らしい葉が出揃いました。
昨年の葉は潔く落葉します。
幼い初孫の目にこれらの樹々の緑が映る日が楽しみです。
2011-05-17 23:51
コメント(10)
大地震の後。 [庭便り(春)]
未曾有の大地震と津波、さらに続発した原発事故は想像を絶するものでした。
ブログを更新することもできぬまま、思い悩む日々が続きました。
少し落ち着いてブログを開いてみると意外にも数多のアクセス!
庭に出れば花々は例年通り、すでに春を謳歌し始めています。
それらを見るうちになんとかブログを続けてみようかという気持ちになりました。
季節の花便りだけになるかもしれませんが……。
今年も真っ先に咲いたのはスノードロップです。
ヤマシャクヤクの紅い芽が開いて、はや蕾が二つ、覗いていました。
ユウスゲの若葉は日毎に伸びていきます。
開花寸前のトサミズキ。
モクレンも最後のマントを脱ぎはじめ、庭は一気に明るくなりそうです。
被災地の無惨な映像が焼き付いた目に、今年の新芽やつぼみはよりまぶしく映ります。
余りにも大きな犠牲を深く深く悼み、被災地が一日も早く整備され緑が芽生えますよう祈るばかりです。
ブログを更新することもできぬまま、思い悩む日々が続きました。
少し落ち着いてブログを開いてみると意外にも数多のアクセス!
庭に出れば花々は例年通り、すでに春を謳歌し始めています。
それらを見るうちになんとかブログを続けてみようかという気持ちになりました。
季節の花便りだけになるかもしれませんが……。
今年も真っ先に咲いたのはスノードロップです。
ヤマシャクヤクの紅い芽が開いて、はや蕾が二つ、覗いていました。
ユウスゲの若葉は日毎に伸びていきます。
開花寸前のトサミズキ。
モクレンも最後のマントを脱ぎはじめ、庭は一気に明るくなりそうです。
被災地の無惨な映像が焼き付いた目に、今年の新芽やつぼみはよりまぶしく映ります。
余りにも大きな犠牲を深く深く悼み、被災地が一日も早く整備され緑が芽生えますよう祈るばかりです。
2011-03-21 17:33
コメント(8)
たのしみは・・・・・(橘 曙覧) [庭便り(春)]
たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時
これは幕末の歌人 橘 曙覧(たちばなのあけみ)の短歌です。
特に早春の庭を見て歩く時、私はしばしばこの歌を思い出します。
万葉集の流れを汲んだ率直でわかりやすい表現が今なお共感を呼ぶのでしょう。
ウメ1輪。
本日、フクジュソウ開花。
こんな所にもフキノトウ。
スイフヨウの株元。右はシラー・カンパヌラータ。
たのしみは 常に見なれぬ 鳥の来て 軒遠からぬ 樹に鳴きしとき
はい、そのままぴったりです。でも急いでカメラをとりにいくのは風雅でありませんね。
去年の夏からこのジョウビタキの雌は庭のアイドルでした。
たのしみは 庭にうゑたる 春秋の 花のさかりに あへる時時
この歌は庭に親しむ者の思いがそっくりそのまま詠み上げられています。
晩秋、木の葉が落ちて草花が姿を消します。
じっとがまんの冬。
立春を越して思わぬ暖かい日があると庭に春の兆しを探したくなります。
あっ、もうトサミズキの花芽がふくらんでいる。
ミニスイセンやラッパスイセンの葉が伸びてちらほらと蕾が見える。
おー、ユウスゲの芽も出始めたよ。
後1月もしたら「花のさかり」に突入するでしょう。
年々、春を迎える喜びが大きくなるようです。
一足早く、クリスマスローズが咲き始めました。
2月4日
2月20日
2月26日
橘 曙覧(1812-1868)という歌人のことは2年前、新聞の片隅で知りました。
岩波文庫から橘曙覧全歌集が出ていますが、ここに紹介した3首は、その中の
「独楽吟」52首にある短歌です。
実は1994年、冒頭の歌がクリントン大統領のスピーチに引用されてから注目されることになったそうです。
福井に暮らしたこの歌人は花や鳥をめで、家族を愛し、清貧を全うした方でした。
良寛さんや池大雅(いけのたいが)の生き方と共通するところ多く頭が下がります。
「独楽吟」については2008年新井満さんが自由訳された「楽しみは」が講談社から出版されています。
「たのしみは・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・とき」
自己流の替歌がいくらでも出来そうですね。
.........................今年も花のさかりにあえる幸せを感謝しつつ。
これは幕末の歌人 橘 曙覧(たちばなのあけみ)の短歌です。
特に早春の庭を見て歩く時、私はしばしばこの歌を思い出します。
万葉集の流れを汲んだ率直でわかりやすい表現が今なお共感を呼ぶのでしょう。
ウメ1輪。
本日、フクジュソウ開花。
こんな所にもフキノトウ。
スイフヨウの株元。右はシラー・カンパヌラータ。
たのしみは 常に見なれぬ 鳥の来て 軒遠からぬ 樹に鳴きしとき
はい、そのままぴったりです。でも急いでカメラをとりにいくのは風雅でありませんね。
去年の夏からこのジョウビタキの雌は庭のアイドルでした。
たのしみは 庭にうゑたる 春秋の 花のさかりに あへる時時
この歌は庭に親しむ者の思いがそっくりそのまま詠み上げられています。
晩秋、木の葉が落ちて草花が姿を消します。
じっとがまんの冬。
立春を越して思わぬ暖かい日があると庭に春の兆しを探したくなります。
あっ、もうトサミズキの花芽がふくらんでいる。
ミニスイセンやラッパスイセンの葉が伸びてちらほらと蕾が見える。
おー、ユウスゲの芽も出始めたよ。
後1月もしたら「花のさかり」に突入するでしょう。
年々、春を迎える喜びが大きくなるようです。
一足早く、クリスマスローズが咲き始めました。
2月4日
2月20日
2月26日
橘 曙覧(1812-1868)という歌人のことは2年前、新聞の片隅で知りました。
岩波文庫から橘曙覧全歌集が出ていますが、ここに紹介した3首は、その中の
「独楽吟」52首にある短歌です。
実は1994年、冒頭の歌がクリントン大統領のスピーチに引用されてから注目されることになったそうです。
福井に暮らしたこの歌人は花や鳥をめで、家族を愛し、清貧を全うした方でした。
良寛さんや池大雅(いけのたいが)の生き方と共通するところ多く頭が下がります。
「独楽吟」については2008年新井満さんが自由訳された「楽しみは」が講談社から出版されています。
「たのしみは・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・とき」
自己流の替歌がいくらでも出来そうですね。
.........................今年も花のさかりにあえる幸せを感謝しつつ。
2011-02-27 23:28
コメント(8)