ゴミグモ [昆虫]
ゴミグモ
塵蜘蛛 クモガタ綱 クモ目 クモ亜目 コガネグモ科のクモ
学名:Cyclosa octotuberculata
大きさ ♂ 7~8mm ・♀ 10~14mm
時 期 4-11月
分 布 本州・四国・九州・沖縄
咲き始めたオオシキンカラマツ(タリクトラム デラバイ)がたわんでいます。
右側の白い糸に引っ張られているようです。

よく見ると太い糸の他にも細い糸が何本かあるようです。
(画面をクリックすると見えます。)

その先に細い糸の蜘蛛の巣があり、ゴミのようなものがぶら下がっています。

ゴミの一番上にいるのがゴミグモの雌。
その下にリボンのようにゴミがぶら下がっていますが、この中に卵嚢が包まれています。
周りには細かい同心円状の蜘蛛の巣。
(画像はどれもクリックすると大きくなります。)

せっかく咲いたオオシキンカラマツ(タリクトラム デラバイ)の花にゴミグモが絡んではかわいそう。
やはりカットしましょう。
一番太い絹のような糸を切りました。

一番太い糸を切られたのに、ゴミグモは動きません。

毅然として巣を守っています。
一見、猫の顔のよう。
上が胴体、下に頭と脚。クモの脚は8本、左右に4本づつあります。
目のように見えるところは脅しのための模様でしょうか?
模様や色には個体差があります。

ゴミグモの巣を落とそうとつつくとクモが葉の上に飛び降りました。
体を縮めて動きません。死んだふり?
腹部の黒い模様の上に2個、尾部に6個の突起があります。

裏返しましたが動きません。まるでゴミのようです。

1分後、危険を感じたのでしょう。
突如動き出して糸を手繰りながら巣に戻ろうとしました。

でも困るのです。
せっかくのオオシキンカラマツ(タリクトラム デラバイ)の花にゴミは邪魔です。
糸を切ってしまいました。
葉の上に落ちたゴミグモの巣。
瑠璃色の昆虫の羽も付いていました(6月28日15時55分)。

翌日花を見に来て驚きました(6月29日11時5分)。
何と昨日葉の上に落としたゴミグモの巣が上のモクレンの下で輝いていたのです。

この19時間の間に、雌グモは単身で落ちた巣を引き上げ、さらに高いところへ運んで吊るし、その周りに大きなネットを編み上げたのです!
ゴミグモにとってヒトは最も怖い天敵!
しかしゴミグモには1夜で巣を再生させる能力があったのです。
この美しい巣をもう壊すことはできません。

おっと、次の瞬間、ゴミグモの姿が消えました。
天敵が怖かったのでしょうか?
網の端っこまで行ったかと思ったら、また一目散に巣に戻りました。

やっぱり卵を守るのが雌の役目?

定位置に帰りました。この間わずか2分!

翌日も定位置に鎮座。
蜘蛛の巣はまた作り変えられたようでこの日のはややこじんまりしています。

下の茶色の膨らんだ部分2個が卵嚢のようです。

この間にオオシキンカラマツ(タリクトラム デラバイ)の花も咲き進みました。
これでめでたしめでたしかと思ったのですが...................?

7月6日、ゴミグモの巣はまだありました。
でも..........クモがいません。卵嚢はそのままです!
親は次の巣を作るために移動したのでしょうか?
鳥にでも襲われたのでしょうか?
翌日も翌々日も親は戻って来ませんでした。
塵蜘蛛 クモガタ綱 クモ目 クモ亜目 コガネグモ科のクモ
学名:Cyclosa octotuberculata
大きさ ♂ 7~8mm ・♀ 10~14mm
時 期 4-11月
分 布 本州・四国・九州・沖縄
咲き始めたオオシキンカラマツ(タリクトラム デラバイ)がたわんでいます。
右側の白い糸に引っ張られているようです。

よく見ると太い糸の他にも細い糸が何本かあるようです。
(画面をクリックすると見えます。)

その先に細い糸の蜘蛛の巣があり、ゴミのようなものがぶら下がっています。

ゴミの一番上にいるのがゴミグモの雌。
その下にリボンのようにゴミがぶら下がっていますが、この中に卵嚢が包まれています。
周りには細かい同心円状の蜘蛛の巣。
(画像はどれもクリックすると大きくなります。)

せっかく咲いたオオシキンカラマツ(タリクトラム デラバイ)の花にゴミグモが絡んではかわいそう。
やはりカットしましょう。
一番太い絹のような糸を切りました。

一番太い糸を切られたのに、ゴミグモは動きません。

毅然として巣を守っています。
一見、猫の顔のよう。
上が胴体、下に頭と脚。クモの脚は8本、左右に4本づつあります。
目のように見えるところは脅しのための模様でしょうか?
模様や色には個体差があります。

ゴミグモの巣を落とそうとつつくとクモが葉の上に飛び降りました。
体を縮めて動きません。死んだふり?
腹部の黒い模様の上に2個、尾部に6個の突起があります。

裏返しましたが動きません。まるでゴミのようです。

1分後、危険を感じたのでしょう。
突如動き出して糸を手繰りながら巣に戻ろうとしました。

でも困るのです。
せっかくのオオシキンカラマツ(タリクトラム デラバイ)の花にゴミは邪魔です。
糸を切ってしまいました。
葉の上に落ちたゴミグモの巣。
瑠璃色の昆虫の羽も付いていました(6月28日15時55分)。

翌日花を見に来て驚きました(6月29日11時5分)。
何と昨日葉の上に落としたゴミグモの巣が上のモクレンの下で輝いていたのです。

この19時間の間に、雌グモは単身で落ちた巣を引き上げ、さらに高いところへ運んで吊るし、その周りに大きなネットを編み上げたのです!
ゴミグモにとってヒトは最も怖い天敵!
しかしゴミグモには1夜で巣を再生させる能力があったのです。
この美しい巣をもう壊すことはできません。

おっと、次の瞬間、ゴミグモの姿が消えました。
天敵が怖かったのでしょうか?
網の端っこまで行ったかと思ったら、また一目散に巣に戻りました。

やっぱり卵を守るのが雌の役目?

定位置に帰りました。この間わずか2分!

翌日も定位置に鎮座。
蜘蛛の巣はまた作り変えられたようでこの日のはややこじんまりしています。

下の茶色の膨らんだ部分2個が卵嚢のようです。

この間にオオシキンカラマツ(タリクトラム デラバイ)の花も咲き進みました。
これでめでたしめでたしかと思ったのですが...................?

7月6日、ゴミグモの巣はまだありました。
でも..........クモがいません。卵嚢はそのままです!
親は次の巣を作るために移動したのでしょうか?
鳥にでも襲われたのでしょうか?
翌日も翌々日も親は戻って来ませんでした。

2017-07-29 00:35
コメント(18)