マンサク(園芸品種) [花木(春)]
マンサク
満作 マンサク科マンサク属の落葉性小高木
早春の花、マンサク。
マンサクの命名は花が葉に先立って「まず咲く」からとか、花数が多いことが「豊年満作」に通じるからなどの説があるようです。
2015年3月、園芸店で「マンサク」の苗木を見つけました。

花は満開というより終盤の頃でしたが、その魅力に負けて購入してしまいました。

葉の展開に先立って咲くとは然り、まだ若芽は固い。

この年は、花の構造は来年見ましょうということで終わりました。

ところがどうしたことでしょう。
育てやすいはずのマンサクが昨年も今年も満作にならないのです。
今春も数花づつ、数カ所に咲くばかりです。

花は丈夫な萼に包まれています。
せめて今年は少ない花をよく見ることにしましょう。

3月5日、萼が開いて黄色の縮れたリボンのような花弁が展開し始めました。

4枚の萼の内側は赤褐色、小さい花のように見えます。

花弁の長さは約1.5cm。縦に筋が入っています。

花弁4枚、中央に先端が2裂した雌しべ、その周りに4本の雄しべ。
雄しべのうち、下の雄しべの葯は未開、上3本の雄しべの葯は、丸窓を開けるように両側に開いています。

上3本の雄しべの葯は全開して花粉が飛び散っていますが、まだ左下の葯は開いていません。

葯が全て開き、花粉も散り終えた花。
マンサクには花弁の内側に仮雄しべがあるようですが、なかなか見つかりません。

室内でカメラの位置を変えながら接写してみました。
その1枚に花弁の奥に緑色がかった光沢のある隆起が4つあるのを見つけました。
これが仮雄しべだと思います。蜜を分泌しているようです。
葯は全開。

花弁を4枚、雄しべを2本取り除きました。
花弁の位置に緑色の棍棒状のものが3つ見えます。
これが仮雄しべ。4本あるはずですが、もう1本は?
右の花弁の下端に付いていました!
ネット検索で見た仮雄しべはマルバマンサクは暗赤色、アテツマンサクは黄緑色でした。
園芸品種はそれぞれ仮雄しべの色が違うと楽しいですが、確認できなくて残念です。

2016年4月16日 若葉がとてもきれいでした。
やはり、同じくマンサク科のトサミズキの葉に似ています。

葉は互生し、先端がやや尖った倒卵形。

日本に分布する主なマンサク
マンサク Hamamelis japonica 本州、四国、九州に分布。
アテツマンサク 中国地方、四国に分布。萼まで黄色。
マルバマンサク 本州の日本海側から北海道に分布。葉の上半分が半円形。
この中にアカバナマンサクやニシキマンサクなどの品種あり。
シナマンサク Hamamelis mollis 中国原産。
マンサクより大きい花が枯葉が落ちずに残ったままで開花。葉も大型で毛深い。
マンサクの園芸品種 Hamamelis x intermedia
日本のマンサクとシナマンサクとの交配種。
‘アーノルド・プロミス’ Hamamelis x intermedia ‘Arnold Promise’ 濃黄色
‘パリダ’ Hamamelis mollis ‘Palida’ 濃黄色
‘ディアン’ Hamamelis x intermedia ‘Diane’ 濃赤銅花
‘エレナ’ Hamamelis x intermedia ‘Jelena’ オレンジ色
この他にもまだたくさんの園芸品種があります。
神代植物公園や武蔵丘陵森林公園 にも植えられているようです。
この庭のマンサクも園芸品種だと思われますがラベルは付いていませんでした。
来年こそは豊年満作の花が見られますように。
満作 マンサク科マンサク属の落葉性小高木
早春の花、マンサク。
マンサクの命名は花が葉に先立って「まず咲く」からとか、花数が多いことが「豊年満作」に通じるからなどの説があるようです。
2015年3月、園芸店で「マンサク」の苗木を見つけました。

花は満開というより終盤の頃でしたが、その魅力に負けて購入してしまいました。

葉の展開に先立って咲くとは然り、まだ若芽は固い。

この年は、花の構造は来年見ましょうということで終わりました。

ところがどうしたことでしょう。
育てやすいはずのマンサクが昨年も今年も満作にならないのです。
今春も数花づつ、数カ所に咲くばかりです。

花は丈夫な萼に包まれています。
せめて今年は少ない花をよく見ることにしましょう。

3月5日、萼が開いて黄色の縮れたリボンのような花弁が展開し始めました。

4枚の萼の内側は赤褐色、小さい花のように見えます。

花弁の長さは約1.5cm。縦に筋が入っています。

花弁4枚、中央に先端が2裂した雌しべ、その周りに4本の雄しべ。
雄しべのうち、下の雄しべの葯は未開、上3本の雄しべの葯は、丸窓を開けるように両側に開いています。

上3本の雄しべの葯は全開して花粉が飛び散っていますが、まだ左下の葯は開いていません。

葯が全て開き、花粉も散り終えた花。
マンサクには花弁の内側に仮雄しべがあるようですが、なかなか見つかりません。

室内でカメラの位置を変えながら接写してみました。
その1枚に花弁の奥に緑色がかった光沢のある隆起が4つあるのを見つけました。
これが仮雄しべだと思います。蜜を分泌しているようです。
葯は全開。

花弁を4枚、雄しべを2本取り除きました。
花弁の位置に緑色の棍棒状のものが3つ見えます。
これが仮雄しべ。4本あるはずですが、もう1本は?
右の花弁の下端に付いていました!
ネット検索で見た仮雄しべはマルバマンサクは暗赤色、アテツマンサクは黄緑色でした。
園芸品種はそれぞれ仮雄しべの色が違うと楽しいですが、確認できなくて残念です。

2016年4月16日 若葉がとてもきれいでした。
やはり、同じくマンサク科のトサミズキの葉に似ています。

葉は互生し、先端がやや尖った倒卵形。

日本に分布する主なマンサク
マンサク Hamamelis japonica 本州、四国、九州に分布。
アテツマンサク 中国地方、四国に分布。萼まで黄色。
マルバマンサク 本州の日本海側から北海道に分布。葉の上半分が半円形。
この中にアカバナマンサクやニシキマンサクなどの品種あり。
シナマンサク Hamamelis mollis 中国原産。
マンサクより大きい花が枯葉が落ちずに残ったままで開花。葉も大型で毛深い。
マンサクの園芸品種 Hamamelis x intermedia
日本のマンサクとシナマンサクとの交配種。
‘アーノルド・プロミス’ Hamamelis x intermedia ‘Arnold Promise’ 濃黄色
‘パリダ’ Hamamelis mollis ‘Palida’ 濃黄色
‘ディアン’ Hamamelis x intermedia ‘Diane’ 濃赤銅花
‘エレナ’ Hamamelis x intermedia ‘Jelena’ オレンジ色
この他にもまだたくさんの園芸品種があります。
神代植物公園や武蔵丘陵森林公園 にも植えられているようです。
この庭のマンサクも園芸品種だと思われますがラベルは付いていませんでした。
来年こそは豊年満作の花が見られますように。
2017-03-17 17:00
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