オオスカシバの幼虫 [昆虫]
ヤエクチナシの花の左下にあるのは何でしょう?
果実ではありません。
柔らかい花弁が食べられ丸坊主になっています。
犯人は誰?
蕾が頭から食べられたようです。萼片も右の花に2枚しか残っていません。
蕾や柔かい葉を選んで食べています。
出た〜!!!
これぞ、犯人! オオスカシバの幼虫でした。
丸々太った大きな体で花弁にむしゃぶりついています。
幼虫は長さ約6cm。
左が頭部、続く胸部には爪のある胸脚が3対、腹部には腹脚が4対と尾脚1対、さらに尾角が突出しています。
黄緑色に赤い斑点(気門)、表面は光沢があって、オオスカシバは幼虫の時からおしゃれな感じです。
袋状の腹脚が枝にぴったり付いています。
よく見るとあっちにも、こっちにもいました〜。
腹脚で吸盤のように固定されて逆さになっても落ちません。
幼虫は黄緑色ばかりではなく褐色の個体もあるそうです。
5月9日、オオスカシバがヤエクチナシの周りを飛び回っていました。
この腰の動きは産卵のようです。
その後、確かにヤエクチナシの若葉の裏に卵を発見!
この卵が孵って育った幼虫もこの中にいるかもしれません。
これは2012年に載せたオオスカシバの画像です。
この成虫は庭に来る昆虫の中では美しい虫として歓迎したいくらいです。
でもそうするとヤエクチナシが全滅しそう。それも困ります。
オオスカシバを助けるか、ヤエクチナシを守るか、大変悩ましい選択になりました。
結論は転居。
幼虫は葉が柔らかなヤエクチナシから自生の大株のクチナシへ移住してもらいました。
果実ではありません。
柔らかい花弁が食べられ丸坊主になっています。
犯人は誰?
蕾が頭から食べられたようです。萼片も右の花に2枚しか残っていません。
蕾や柔かい葉を選んで食べています。
出た〜!!!
これぞ、犯人! オオスカシバの幼虫でした。
丸々太った大きな体で花弁にむしゃぶりついています。
幼虫は長さ約6cm。
左が頭部、続く胸部には爪のある胸脚が3対、腹部には腹脚が4対と尾脚1対、さらに尾角が突出しています。
黄緑色に赤い斑点(気門)、表面は光沢があって、オオスカシバは幼虫の時からおしゃれな感じです。
袋状の腹脚が枝にぴったり付いています。
よく見るとあっちにも、こっちにもいました〜。
腹脚で吸盤のように固定されて逆さになっても落ちません。
幼虫は黄緑色ばかりではなく褐色の個体もあるそうです。
5月9日、オオスカシバがヤエクチナシの周りを飛び回っていました。
この腰の動きは産卵のようです。
その後、確かにヤエクチナシの若葉の裏に卵を発見!
この卵が孵って育った幼虫もこの中にいるかもしれません。
これは2012年に載せたオオスカシバの画像です。
この成虫は庭に来る昆虫の中では美しい虫として歓迎したいくらいです。
でもそうするとヤエクチナシが全滅しそう。それも困ります。
オオスカシバを助けるか、ヤエクチナシを守るか、大変悩ましい選択になりました。
結論は転居。
幼虫は葉が柔らかなヤエクチナシから自生の大株のクチナシへ移住してもらいました。
2015-07-23 17:43
コメント(12)
見事ですね!!!オオスカシバのしわざが!
丸坊主にするにしてもなんだか芸術作品みたいになって・・・
それに吸盤みたいなのがついた脚にはびっくり!
そうなんですね しっかりと下になっても体勢を維持するためにうまくできていますね
こういう個所を観察できるなんて流石です~
クチナシへ移動してもらってそこですくすく育つでしょうね
オオスカシバは見ることはあるのですが動きが速すぎてとてもカメラにはおさまらないです~
by とんちゃん (2015-07-24 09:45)
とんちゃん コメントありがとうございました。
大きな芋虫、嫌がらずに見ていただいて嬉しく思います。
私も決して好きではありませんが、植物と昆虫は切り離せない間柄ですからやむを得ません。
今までスズメガを詳細に見たことはなかったのですが、特に脚は爪のある胸脚と袋状の腹脚がそれぞれ機能的にできていて感心しました。
さらにオオスカシバの幼虫はよく見れば、色彩的にもなかなか美しい芋虫でした。
by 夕菅 (2015-07-24 14:56)
こんにちは。素晴らしい観察記録ですね。この芋虫は見事な食べっぷりですね。
by 多摩NTの住人 (2015-07-26 15:21)
多摩NTの住人 さん、コメントありがとうございました。
この芋虫の美食・大食には参りました。
あっという間に坊主にされたと嘆く方が多いのもさもありなんです。
by 夕菅 (2015-07-26 17:11)
なんとまあ鷹揚な夕菅さん!
オオスカシバの幼虫も、見つかった後、まさか助けてもらえるとは思ってなかったでしょうに(笑)
ゴマを栽培していた時に、この巨大イモムシと格闘したことを思い出します。栽培しなくなったら、見かけることも少なくなりました。
卵から成虫まで見せていただいて、勉強になりました。
by 703 (2015-07-27 00:11)
本当にこの虫は大食漢です。前にも書いたと思いますが、クチナシを完全に丸坊主にされ、死んでしまいました。それ以来クチナシは植えていません。
でも、オオスカシバは嫌いにはなれません。美しい姿はやはり魅力があります。
703さんのゴマの芋虫は私もみたことががあります。オオスカシバの幼虫よりもっと迫力がありますね。メンガタスズメか、クロメンガタスズメの幼虫?
by エフ・エム (2015-07-27 08:48)
703さんコメントありがとうございました。
子供の頃母がゴマを育てたことがありました。
巨大な芋虫がごろごろついていてとても気持ちが悪かった記憶があります。
703さんがこの時代に敢えて無農薬ゴマ栽培をされるのに大ビックリしましたよ(笑)。どっちが鷹揚?
芋虫も食草が決まっていて共存できるようになっているのに驚きます。
by 夕菅 (2015-07-27 13:54)
エフ・エムさんコメントありがとうございました。
あの惨状を見るとまたクチナシを植える気にはなれないかもしれませんね。
うちのヤエクチナシもまだ警戒中です。
先週はベランダのツキミソウが坊主になっているのに驚きました。
子ヘビがいるのかと思ったら、白黒縞模様の芋虫が4匹も!
調べたらベニスズメの終齢幼虫。
これは流石に袋に入れて焼却炉に直行しました!
by 夕菅 (2015-07-27 14:18)
うちの庭のくちなしは園芸種のオオヤエクチナシかと思いますが、大きなふんがごろごろ落ちていたら、幼虫探し、、容赦なく退治しています。
濃厚な香りが花の開花を報せてくれますが、、葉も純白な花も完全に美しい姿にはめったに出会えません。大食漢にはまいります。オオスカシバ、はちどりやホウジャクに似ていますね。吸盤のような脚を持った芋虫にも驚きです。ここまでじっくりにらめっこしたことがありませんでした。
玄関に生けたくちなしをそのままにして2週間留守にしたら、玄関中が大きな糞、履物ヤマットにも、、。幼虫か蛹、それとも成虫に、、、と思って探しましたが、いまだ行方不明です。
by 花咲かばあば (2015-07-29 11:35)
花咲かばあば さんコメントありがとうございました。
確かにヤエクチナシの美しい写真はなかなか撮れませんね。
これならと思ってもすでにしみが出ていたり、葉が汚かったり。
またスズメガの幼虫は信じられないほど大きな俵型のフンをしますね。
それを逮捕しようとすると枝に密着していてなかなか剥がせない。
これは腹脚の吸盤のような装置のためだったことがわかりました。
今回のお留守の間に玄関を荒らした狼藉者、いったいどこに潜んでいるのでしょうね。
せめてお詫びに羽化を見せてくれるといいのですが...........。
by 夕菅 (2015-07-29 22:45)
クチナシは芋虫が付くからいやだと母が言っていたのは、この子だったのですね。
オオスカシバを見つけただけで大喜びするとんとんですから、お庭で産卵とは! 目がまんまるになってしまいます。
何と豊かなお庭でしょうか。
頂いたヒメイズイを植えた場所が悪くていつも見逃しばかりなので、植えかえて良く見える場所で可愛い葉っぱを楽しんでいたら、急に枯れてきました。
大丈夫かちょっと心配です。
by とんとん (2015-08-12 22:46)
とんとんさん コメントありがとうございました。
この芋虫の被害にあうとクチナシを敬遠する方が多いようです。
でもオオスカシバの成虫は好きなので悩むところです。
ヒメイズイは夏が終わる頃には地上部は枯れて休眠し、また春に芽を出します。
地下茎が残りますから多分大丈夫でしょう。
by 夕菅 (2015-08-13 00:38)