秋の庭 2013 [庭便り(秋)]
秋の庭2013
10月14日午後1時4分。
長い残暑の後、今年の秋は駆け足でやってきました。
夏草が残る庭にシュウメイギクが満開です。
お昼を過ぎたのにスイフヨウは珍しくピンクと白が半々くらい。
ふつうは朝は全て白、夕方には皆ピンクに染まります。
(どれも画面をクリックすると大きくなります。)

右前の大きな緑の葉はダンドク。
昨年5月、淡路のMさんからいただいた1株が無事越冬し次々と花を咲かせています。

小笠原諸島に残存していたダンドクの子孫だそうですから、ここの厳冬が越えられるかと心配しましたが全く問題ありませんでした。
もちろん種子は残しておきました。それらも無事発芽、2世が育ちつつあります。

白のシュウメイギクと紅いダンドク、戸惑いながらも引き立て合っています。

庭のシンボル、篠原さんのプロペラをシュウメイギクが取り囲んでいます。

シュウメイギクは白絹病で突然枯れ易いのですが、今年は発病が少なくたくさん咲きました。放りっぱなしで咲いてくれる秋の庭の主役です。

ピンクはしなだれ易く台風や大雨でくにゃくにゃ。

シュウメイギクは花弁と思われるのが萼片。
どれも変形があって形が揃いませんが、きっちりしないところがこの花の魅力かもしれません。

フジバカマも咲き始めました。
今年こそはもう一度アサギマダラを呼び寄せてくださいね。

さわやかなブルーはサルビア アズレア。
背が高くなり過ぎて倒れ易いのが難ですが、とても丈夫で放っておいても毎年咲きます。

ワレモコウもシュウメイギクとコラボ。

トレニアの前に紅い茎のサクラタデ、やっと開花しました。
この庭にあったのに何故か育たず無くなってしまいました。
ところが1株お分けした花友さんのところではよく殖えて、今年は里帰りさせて下さいました。
どうも草取りを頼んだシルバーさんがイヌタデと間違えて抜いてしまっていたようです。

可憐な小さな花、3本づつ柱頭がのぞいています。

カリガネソウも健在です。
帆かけ舟のようにくるっとまわった蕊の束がユーモラスでほほえましく、臭いさえ気になりません。

午後4時半、スイフヨウはみな酔いが回ってきたようです。
小さい白い点々は明日咲く花の蕾、濃いピンクの点々は昨日の花殻。

夕闇がかった空。
スイフヨウの濃くなったピンクが柔らかく感じられます。
シュウメイギクの白は跳ねています。
見なれた庭にいつもと異なるものを感じてしばし静止。
たまたま、夕食用の野菜を採りに庭に出たのですがまたカメラを取りに戻りました。
夕暮れ時でも意外に明るく撮れるものですね。( 2013.10. 8.16:39 )

10月14日午後1時4分。
長い残暑の後、今年の秋は駆け足でやってきました。
夏草が残る庭にシュウメイギクが満開です。
お昼を過ぎたのにスイフヨウは珍しくピンクと白が半々くらい。
ふつうは朝は全て白、夕方には皆ピンクに染まります。
(どれも画面をクリックすると大きくなります。)

右前の大きな緑の葉はダンドク。
昨年5月、淡路のMさんからいただいた1株が無事越冬し次々と花を咲かせています。

小笠原諸島に残存していたダンドクの子孫だそうですから、ここの厳冬が越えられるかと心配しましたが全く問題ありませんでした。
もちろん種子は残しておきました。それらも無事発芽、2世が育ちつつあります。

白のシュウメイギクと紅いダンドク、戸惑いながらも引き立て合っています。

庭のシンボル、篠原さんのプロペラをシュウメイギクが取り囲んでいます。

シュウメイギクは白絹病で突然枯れ易いのですが、今年は発病が少なくたくさん咲きました。放りっぱなしで咲いてくれる秋の庭の主役です。

ピンクはしなだれ易く台風や大雨でくにゃくにゃ。

シュウメイギクは花弁と思われるのが萼片。
どれも変形があって形が揃いませんが、きっちりしないところがこの花の魅力かもしれません。

フジバカマも咲き始めました。
今年こそはもう一度アサギマダラを呼び寄せてくださいね。

さわやかなブルーはサルビア アズレア。
背が高くなり過ぎて倒れ易いのが難ですが、とても丈夫で放っておいても毎年咲きます。

ワレモコウもシュウメイギクとコラボ。

トレニアの前に紅い茎のサクラタデ、やっと開花しました。
この庭にあったのに何故か育たず無くなってしまいました。
ところが1株お分けした花友さんのところではよく殖えて、今年は里帰りさせて下さいました。
どうも草取りを頼んだシルバーさんがイヌタデと間違えて抜いてしまっていたようです。

可憐な小さな花、3本づつ柱頭がのぞいています。

カリガネソウも健在です。
帆かけ舟のようにくるっとまわった蕊の束がユーモラスでほほえましく、臭いさえ気になりません。

午後4時半、スイフヨウはみな酔いが回ってきたようです。
小さい白い点々は明日咲く花の蕾、濃いピンクの点々は昨日の花殻。

夕闇がかった空。
スイフヨウの濃くなったピンクが柔らかく感じられます。
シュウメイギクの白は跳ねています。
見なれた庭にいつもと異なるものを感じてしばし静止。
たまたま、夕食用の野菜を採りに庭に出たのですがまたカメラを取りに戻りました。
夕暮れ時でも意外に明るく撮れるものですね。( 2013.10. 8.16:39 )

2013-10-21 08:00
コメント(16)
いつ見てもすてきなお庭です!
シュウメイギクがいっぱい それにダンドクがとってもみずみずしくてきれいな色をしています。
アサギマダラがやってきてくれますように!
サクラタデはよかったですね♪ 色がきれいに見えます。
カリガネソウも美しくてカッコイイです!
夕方なのにきれいに写りますね。明るくて夕暮れ時なんて思えないくらいです。
このプロペラは重要なポイントの役目をしっかり果たしてくれているといつも思います。
by とんちゃん (2013-10-21 08:53)
とんちゃん 早速のコメントありがとうございました。
先日アップされた水元野草園の花達の後追いですね。
うちの庭もだんだん野草園のように、放っておいても毎年咲いてくれる植物ばかりにしたいと思うのですが、実現はなかなかむつかしく、今年はミズヒキ、ツユクサ、クロホオズキなどが殖え過ぎて抜くのがたいへんでした。
夕暮れの写真はカメラ音痴の救いのオートですが、ここまで撮れるとは期待していませんでした。
by 夕菅 (2013-10-21 13:01)
こんにちは。
お庭が秋の花盛りですね。
サクラタデのピンク色がとても綺麗です。
by 多摩NTの住人 (2013-10-22 08:07)
多摩NTの住人 さん コメントありがとうございました。
季節を忘れず花を咲かせてくれる庭木や宿根草はありがたい存在です。
サクラタデは今年は「これは抜かないでね」としつこく見守り、3株とも花を見ることができました。可憐な花ですね。
by 夕菅 (2013-10-22 13:10)
この季節の夕菅庭、素敵ですね。どの花もみずみずしく本当に美しいです。
にぎやかな春、夏の花とはまた違って風情のあるお庭に様変わり。
秋は好きな花の多い季節です。カリガネソウ、シュウメイギク、サクラタデなど。
また同じ草花でも秋は花色が濃くなるようですね。サクラタデがまた仲間入りできてよかった。フジバカマにアサギマダラ、出会いたいですね。うちの庭でもフジバカマが咲きだしましたが、これもまた繁殖旺盛な花で、少々こまりものですけれど。
このごろ鳥たちの姿をよく見かけるようになりました。今朝はモズとシジュウカラがやってきました。
by 花咲かばあさん (2013-10-22 23:42)
花咲かおばさん サクラタデを殖やしてまたこちらに植えていただいてありがとうございました。
お蔭様で今年はかわいい花を見ることが出来ました。
まだホトトギスやセキヤノアキチョウジなど載せたかったのですが、葉が枯れかけて気に入った写真がなく見送りました。
フジバカマは初めこんなに増えてと困りましたが、その後はむしろ減少してシュウメイギクに押されています。
そうそう夏の間見えなかった鳥が帰って来ました。
でもこちらはやはりヒヨドリとモズです。
by 夕菅 (2013-10-23 00:36)
やっと、お邪魔しにまいりました~。
庭いっぱいの秋の花、実物はもっと綺麗でしょうね。
きちんと記録に撮っておきたいですね。^^
引き締まったカリガネソウにみとれています。
我が家のは長く枝を伸ばして花がまとまっていないのです。
あら、イヌタデを抜いてしまうシルバーさん?
う~ん、どうしましょう。
今、プチプチ咲いているイヌタデにみとれているところです。^^
あ、サクラタデはシロバナサクラタデに押されて消えてしまいました。
by とんとん (2013-10-23 14:39)
白いシュウメイギクは優しさと気品を感じます。キンポウゲ科の植物には共通した特徴かも知れません。キンポウゲ科のスプリングエフェメラルたち、そして秋はシュウメイギク。
ワレモコウ、サクラタデ、カリガネソウ、秋の深まりを感じさせる花々ですね。
by エフ・エム (2013-10-23 16:29)
とんとん さん お久し振りです。たいへんでしたね。
庭の中だけでもう5年弱、そろそろネタも枯れてきましたが、マイカテゴリー「庭便り(秋)」を見ると秋の花をまとめて記事にしたことはなかったようですので今回はそれらを並べてみました。
とんとんさんのお庭ではイヌタデも残されているのですね。
うちではサクラタデは残し、増え過ぎたイヌタデは抜去です。
ボントクタデは育てたいのですが隣の田が埋められてからミゾソバと共に消えてしまいました
by 夕菅 (2013-10-23 18:07)
エフ・エムさん コメントありがとうございました。
キンポウゲ科の花達は形態に原始性をとどめると言われますが、花弁のように見える萼片は手作りの骨董品のように形がそれぞれで面白味がありますね。
これらの宿根草が庭に定着してくれてありがたいのですが、庭では落葉も積もるに任せるのもためらわれて掃いてしまうためか、一旦茂った後やせたり、花が咲かなくなったり、消えたりすることもあって申し訳なく思っています。
by 夕菅 (2013-10-23 18:10)
ダンドクという葉姿がすてきですね。
ワレモコウ、カリガネソウ・・・なかなか宿根しないのであきらめました。。うらやましいです。
サルビア アズレアをためしてみます。
by ミセスサニー (2013-10-23 23:53)
ミセスサニーさん コメントありがとうございました。
そう、ダンドクは花はカンナよりうんと小さいですが、葉は豊かで日焼けもせず艶やかです。
ワレモコウやカリガネソウ、宿根しませんか。
たしかにワレモコウは裏の駐車場のの方がよく咲きますね。
サルビア アズレアは大きくなり過ぎるので一度切ると良いそうです。もう少し低いボッグセージもあります。
by 夕菅 (2013-10-24 09:27)
夕方、カメラを取りに戻られたのがよく分かります。
スイフヨウが濃くなって、朝や昼間とは違う感じで、庭の景色を引きしめていますね。
それにしてもシュウメイギクの素晴らしさ。
こんなに一面に咲かせてみたい! 憧れますよ!!
サクラタデはこの夏せっせと水やりをしたら、よく咲いてくれました。
去年は白絹病で半分はダウンしたのですが、今年は無事。
オランダダンドクは自己主張が強すぎる花色ですが、
花たちはみな、それはそれで合わせてくれますね。
しっとりと華やぐ秋の素敵な庭を見せていただきました。
by 703 (2013-10-25 21:56)
703さん 夕方撮るのもなかなかいいものですね。
思ったより明るく写ったので驚きました。
シュウメイギクは今年は特に広範囲に開花中です。
気軽に切り花にもできるので重宝です。
703さんの所では土の入替えまでなさってたいへんですね。
今年はセキヤノアキチョウジが貧弱で良い写真にならなかったのが残念です。
by 夕菅 (2013-10-26 00:32)
綺麗な秋のお庭ですね。私の花畑は草がいっぱい。午前中少し草取りをしながらスイフヨウを今度植えてみようかと思っています。少し背が高く大きめの花があると綺麗ですね。実家のフヨウの木がずいぶん大きくなりすぎたような記憶がありますが。綺麗なお庭に魅せられ私もあれこれ植えてみようかと思いをめぐらせています。草と一人ばえの枯れた百日草の中で。
by リンちゃんママ (2013-10-27 23:12)
リンちゃんママさんコメントありがとうございました。
花木は一度根付いたら毎年大きくなって季節が来たら花を見せてくれますから、草花より楽でいいですね。
でも時には剪定をしないと大きくなり過ぎます。
宿根草と上手く組み合わせるといいですよ。
by 夕菅 (2013-10-27 23:58)