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夏の昆虫(カブトムシ・スズメバチ・シオヤアブ・ウズグモ) [昆虫]

カブトムシ

暑い暑い今年の夏、少し涼しくなるのは6時過ぎ。
庭のキュウリは朝夕採りに行かないと大きくなり過ぎてしまいます。
さあ、夕食前にキュウリを見回り。
えっ?
一瞬、見なれない黒い影が目に入りました。
ひょっとして?
もう一度もどって確認します。
やっぱり! 大きなカブトムシの雄のようです。
でもこんな格好で? 生きてる?
カブトムシ201307181809-1wb.jpg

後に回ってみました。
丈夫な鍵爪でしっかりキュウリの枝に絡み付いていました。
カブトムシ1809-2wb2.jpg

りっぱな大小2本の角をもつオスのカブトムシです!
逆さにぶら下がってどうしたのでしょう?
逃げる気配もありません。
夕食後、懐中電灯をもって確認に行きました。
..........もぬけの殻! 下にも落ちていません。
夜の活動に備えて仮眠熟睡していたのでしょうか。
カブトムシ2013-5wb.jpg

カブトムシの幼虫は庭隅の堆肥場でときどき見られます。
その時は傷つけないようにそうっと落葉をかけておくのです。
数年前にはこんな場面もありました。
真っ昼間、病虫害で落果したモモにかぶりついていました。
おやっ? 右側に痩せ蛙もいたのですね。偶然写っていたようです。
カブトムシ桃・蛙1wb.jpg

チョコレート色の見事なカブトムシですが、こうなると恥も外聞もないようです。
この完全無農薬のモモはきれいに熟すと本当においしいのですが、多くはそうなる前に落果してしまいます。
カブトムシ桃wb.jpg

スズメバチ
イチジクも同じく完熟するまで木においたものは本当に美味しい!
コガネムシやハチ達はそれを良く知っていて完熟を待って寄ってきます。
ややっ!
これはスズメバチ? 
コガタスズメバチ1wb.jpg

夢中になってイチジクを食べています。
目が合わないようにそうっとこの場を離れました。
スズメバチ3wb.jpg

シオヤアブ
これも夏庭の常連です。
でもこの場面を見たのは初めてでした。
この庭でもいつもこのような生きるための闘いが続いているはずです。
(どれも画面をクリックすると大きくなります。)
シオヤアブ2wb.jpg

シオヤアブの雄は尾に白い毛束がついています。
さすがに精悍な姿です。脚の先の構造はすごい!
シオヤアブ1wb2.jpg

ウズグモ
最後は朝陽に輝く優雅なレース編み。
だれの作品でしょう?
クモの巣レースwb2.jpg

こんなきれいなレース編みをつくるのはウズグモ。
コガネグモやナガコガネグモの多いうちの庭では初めて見るクモです。
クモの巣レースwb.jpg

追記
後で検索してみるとウズグモの画像は割に少なくて、普通見られるのは白い網です。
この画像ではたまたま朝日が当たって虹色に見えたのでしょう。
このレース編みに見える部分は「隠れ帯」といってクモの種類によって特徴のある形をつくります。
ウズグモの隠れ帯は体長5〜6mmの小さなクモにしては大きく、ふつうこの裏にかくれているようです。この写真を撮る時は偶然表にいてくれたことも幸いでした。
写真はたった1枚撮っただけ、それも時間がなく大急ぎでした(上下2枚はトリミング)。
クモはピンぼけですが拡大しておきます。
クモの巣レースwb3.jpg

夏の昆虫の一瞬の生態、画像が少ないものの印象的だった4種をまとめました。


コメント(8) 

コメント 8

花咲かばあさん

カブトムシを見つけると目を輝かす5歳の孫、婆の知らないことを教えてくれたり、絵を描いてはせっせと送ってくれます。
無農薬栽培のユウスゲ庭は昆虫にとっても楽園でしょう。
ウズグモの作った美しいクモの巣には驚きました。昆虫たちの営みや造形物には魅せられますね。
スズメバチ、これも立派な住まいを作りますが、見つけたら呑気なことは
言ってはいられません。かわいそうですが美味しいジュ-スで誘って退治しています。市販のものです。残酷でしょうか。
今年教わったジュ-スは、お酒600ml,酢200ml,砂糖250mlの割合です。ペットボトルに半分ほどのジュ-スを注ぎ、その上の方に1センチほどの切り込みを入れてふたをして、地上2メ-トルほどの高さに吊るしておくといいそうですが、こちらはまだ試してはいません。
これは、柳生博さんに教わったものです。
厳しい暑さが続いただけに、この頃の朝晩の涼風はうれしいですね。
秋の虫もにぎやかです。秋の七草も咲きそろいました。
春の七草は食べられますが、こちらは食べられませんね。
秋のお庭はどんなドラマが?楽しみにしています。
by 花咲かばあさん (2013-09-08 17:38) 

703

虫も美味しいものにかぶりつく時は、我を忘れていますね。
カブトムシもさぞかし桃が甘かったのでしょう。
うちでもブルーベリーやイチジクに頭を突っ込んだカナブンをよく見かけます。なんなく摘めます。もちろん報復(笑)
スズメバチもこれからよく目に付くようになりますね。
これまでは共存でした(じっとしていると飛んでいきます)が、
今年は対策を考えないといけません。
花咲かおばさんの、スズメバチ用ジュースを作ってみようかな。
情報ありがとうございました。
by 703 (2013-09-08 21:59) 

夕菅

花咲かおばさん コメントありがとうございました。
もうお孫さんと昆虫が楽しめるのですね。いいなあ!
こと昆虫に関しては子供が先生!うちの息子もそうでした。
虫を絶やさぬようにして孫の成長を待ちましょう。
ウズグモの隠れ帯、きれいでしょう。
実際に見たものより画像の方が美しく見えて驚きました。
スズメバチのジュースはさすがに高級品!
うちではアシナガバチの巣はたくさん見ますが、スズメバチの巣はまだ見たことがありません。あの大きなユニークな巣、工芸品のようで魅力的ですね。
うちの市ではスズメバチの巣は電話すると市役所から退治に来るそうです。
この庭ではアシナガバチが多い年は毛虫や青虫が少ないのは確かですが、孫が来るとなるとスズメバチとの共存は無理でしょうね。
by 夕菅 (2013-09-08 22:17) 

夕菅

703さん コメントありがとうございました。
カナブンがブルーベリーやイチジクに頭をつっこみますか。
それも一匹や2匹ではないでしょうから黙認できませんね。
うちでもモモには大挙してやってきて紅くなった美味しいところからかじるので大敵です。
スズメバチは巣がなければ共存でいいのでしょうが、やはりお孫さんのことを思うと来てほしくないでしょうね(同感)。
この配合剤はカナブンにもいいかもしれませんね?
by 夕菅 (2013-09-08 22:49) 

とんちゃん

カブトムシ!大きいですね
きゅうりの枝でお休みしてたんですね。
カブトムシと聞いただけであの甘ったるいつんとしたにおいがしてくるような気がします。
ご馳走にありついて満足しているみたい
スズメバチにアブもヒヤヒヤですが細かな部分がはっきり分かるほどにとらえられています!
ウズグモの巣なんですね。
こういう形の蜘蛛の巣を見かけることがあります。
光に当たってえもいわれぬような作品に仕上がっているんですね。
巣の主を見ると意外に大きなやから!繊細なレース模様を作れるなんて思えないほどの体格に見えます!

by とんちゃん (2013-09-13 10:47) 

夕菅

とんちゃん お帰りなさい。早速コメントありがとうございました。
こんな大きなカブトムシがキュウリの蔓にいるとは思いもよらず、大びっくりしました。
スズメバチも大好物を逃しててなるものかとイチジクに夢中、こちらが邪魔しなければ攻撃することもありませんね。
ウズグモは目で見た時は感激はなく、初めて見るクモの巣と1枚だけ撮ったのですが、あとで拡大したら色も模様も美しく驚きました。
毎朝クモの巣を掻き分け、掻き分けして庭を見て回っていますが時々
ヴェールを被せられます。
by 夕菅 (2013-09-13 18:38) 

とんとん

はるなつあきふゆ夕菅の庭には昆虫たちも沢山の種類が押し掛けてくるでしょうね。
このカブトムシは背中が凹んでいるように見えますが、弱っているのかしら。
甘いものに取りつかれている様子は赤ちゃんの様で可愛いです。
以前撮ったウズグモをやっとの思いで探したら…やっぱり糸の下に隠れていました。
この巣は虹色に輝いて綺麗ですね。
by とんとん (2013-09-15 19:29) 

夕菅

とんとん さん コメントありがとうございました。
無農薬をモットーにしてきた庭には昆虫が多く集ります(時に多過ぎ)。
カブトムシの背中、私も初め変に思いました。
自分で飼ったことがなくよくわからのいのですが、カブトムシは背中の尾部にかすかな突起があるようですね(2枚目の画像)。
3枚目の画像では背中は凹んでいないようですから、ネットで圧迫されてそう見えるのかと思いましたがどうなんでしょう?
ウズグモのネットは拡大したら虹色でびっくり!
翌日見に行きましたが何もありませんでした。一瞬の輝きだったようです。
by 夕菅 (2013-09-15 21:41) 

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