中庭の陶卓 [庭便り(春)]
中庭の陶卓
4月から5月にかけて庭はあれよあれよという間に緑の競演になります。
冬が寂しいからと晩秋に植えるビオラの花も、この季節には急に色鮮やかになり見違えるほどです。
( 画像は全て画面をクリックすると大きくなります。)
今から8年前、中庭の真ん中に正方形のテーブルを置きました。
連休のひとときゆっくり庭を見ると、このテーブルもすっかり庭になじんでいることを実感しました。
実はこのテーブルは銀とプラチナを用いて市松模様に仕上げた陶板で、鉄製の枠台に載っています。作者は内田鋼一さん。
屋内に展示する作品でしたが、運搬中誤ってひびが入ってしまったそうです。
一目惚れしました。
屋外で風雨に曝すこともお話しして、何とかこの中庭に設置することができました。
明るい所がプラチナ、暗い所が銀。光によって色も異なって見えます。
初めはもっと白っぽく輝いていましたが、陽にも雨雪にも曝され、いぶし銀・いぶしプラチナになってしまいました。
でもこのやわらかさ・しずけさが好きです。
何もしなくても年中花が咲く庭が理想、しかし初めは広さを持て余しました。
でもここにクリスマスローズを植えてから楽になりました。
クリスマスローズは最良のグランドカバーだと思っています。
2010年はブルーのパンジーがきれいでした。
2006年の左側の庭の白とピンクはストック。
小径の煉瓦は使用済みのアンティーク。
腰痛がひどくなったのはこの後でした。
2005年はこの陶卓が入った年。
輝く陶卓につられて花も華やかです。
2003年、作庭3年目。
当初は英国Lister 社ガーデン ファニチャーのテーブルでした。
丈夫で長持ち、実用的ですが、いつも物足りなさを感じていました。
渋い赤のビオラを植えたつもりでしたが、春になると赤が目立ち過ぎて後悔しました。
こうして見ると庭も主と共に年々変化しています。
ともすれば植物の種族保存のパワーに負けそうになりますから、ナチュラルガーデンにも剪定は必要です。
容易に表情を変えることが出来る1年草の選択には特に個性や年令が現れます。
私も今日昔の庭の写真を並べると気恥ずかしくなりました。
「追加」
陶卓の写真の中にこんなのも保存してありました。
2010年、煉瓦の隙間からトレニアがどんどん出てきたのです。
抜こうか否か迷っている間に花が咲き始めてしまいました。
ついに歩くのもむつかしいほど。
トレニアに路ふさがれて回り道。
朝顔につるべ取られた加賀の千代女の現代版?
今、庭には黄色いボタンが20花も咲いています。
今日はこれから、2011年5月ここへ避難してきて生まれた孫達を迎えます。
4月から5月にかけて庭はあれよあれよという間に緑の競演になります。
冬が寂しいからと晩秋に植えるビオラの花も、この季節には急に色鮮やかになり見違えるほどです。
( 画像は全て画面をクリックすると大きくなります。)
今から8年前、中庭の真ん中に正方形のテーブルを置きました。
連休のひとときゆっくり庭を見ると、このテーブルもすっかり庭になじんでいることを実感しました。
実はこのテーブルは銀とプラチナを用いて市松模様に仕上げた陶板で、鉄製の枠台に載っています。作者は内田鋼一さん。
屋内に展示する作品でしたが、運搬中誤ってひびが入ってしまったそうです。
一目惚れしました。
屋外で風雨に曝すこともお話しして、何とかこの中庭に設置することができました。
明るい所がプラチナ、暗い所が銀。光によって色も異なって見えます。
初めはもっと白っぽく輝いていましたが、陽にも雨雪にも曝され、いぶし銀・いぶしプラチナになってしまいました。
でもこのやわらかさ・しずけさが好きです。
何もしなくても年中花が咲く庭が理想、しかし初めは広さを持て余しました。
でもここにクリスマスローズを植えてから楽になりました。
クリスマスローズは最良のグランドカバーだと思っています。
2010年はブルーのパンジーがきれいでした。
2006年の左側の庭の白とピンクはストック。
小径の煉瓦は使用済みのアンティーク。
腰痛がひどくなったのはこの後でした。
2005年はこの陶卓が入った年。
輝く陶卓につられて花も華やかです。
2003年、作庭3年目。
当初は英国Lister 社ガーデン ファニチャーのテーブルでした。
丈夫で長持ち、実用的ですが、いつも物足りなさを感じていました。
渋い赤のビオラを植えたつもりでしたが、春になると赤が目立ち過ぎて後悔しました。
こうして見ると庭も主と共に年々変化しています。
ともすれば植物の種族保存のパワーに負けそうになりますから、ナチュラルガーデンにも剪定は必要です。
容易に表情を変えることが出来る1年草の選択には特に個性や年令が現れます。
私も今日昔の庭の写真を並べると気恥ずかしくなりました。
「追加」
陶卓の写真の中にこんなのも保存してありました。
2010年、煉瓦の隙間からトレニアがどんどん出てきたのです。
抜こうか否か迷っている間に花が咲き始めてしまいました。
ついに歩くのもむつかしいほど。
トレニアに路ふさがれて回り道。
朝顔につるべ取られた加賀の千代女の現代版?
今、庭には黄色いボタンが20花も咲いています。
今日はこれから、2011年5月ここへ避難してきて生まれた孫達を迎えます。
2013-05-02 00:10
コメント(16)
何処かのフラワーパークの様なモダンなお庭ですね。
カーブした小路に咲き乱れる花達。
お庭でお茶や会食して楽しめますね。
今年珍しくごちゃごちゃになっている庭の手入れを始めました。
増えたり跳んだりした野草たちを適切な場所に植えかえて、少し整備しているところです。
いつの日か、背景も入れて花を撮っても汚くない庭になる日を夢見ています。^^
by とんとん (2013-05-03 19:41)
とんとんさん コメントありがとうございました。
花木と宿根草の庭を目指したのですが、試行錯誤の連続です。
13年目にしてやっと安定してきたかんじですが、殖え過ぎたり、消えてしまったり、宿根草はむつかしいですね。
庭を見ながらゆっくりコーヒーが飲めるときは幸せを感じます。
植物は手入れすれば応えてくれますから、とんとんさんのお庭も今後が楽しみですね。
by 夕菅 (2013-05-04 00:06)
こんにちは。
素晴らしいお庭ですね。
陶卓が地味な色合いながら存在感を示していますね。
by 多摩NTの住人 (2013-05-04 16:57)
トレニアが出てきたのでもう一度!と思ってウロウロしてまた前の記事を読んでいました。
何度も読んでいるのに頭の中を中々整理できずただただすごいことだと思うばかり
煉瓦のすき間から我が物顔で居座っているトレニアですが夕菅さんにとっては思い入れが深いのでしょうと私までもが感じ入っています。
陶卓がステキ!銀とプラチナの市松模様なんですね。
ティータイムが一層優雅に過ごせるような雰囲気だと拝見いたしました。
小径の煉瓦ともとってもよく合っていますね。
配色よく整えられたお庭を見ているとゆったりとした時間の流れを満喫できそうです。
大震災に遭われて避難されたときに生まれたお孫さんですか?
by とんちゃん (2013-05-04 17:05)
手入れの行き届いた大きな庭でいいですね。陶卓もよくマッチしていい雰囲気です。我が家では東京在住の次女家族が引っ越してきて家を建てるので、猫の額ほどの庭は全滅になりそうです。クロマツやハイマツ、エゾツツジなど子供のころからなじんだいい木があるのですが、育てるスペースがなくなってしまいました。
by satton (2013-05-04 19:31)
多摩NTの住人 さんコメントありがとうございました。
道路ひとつ隔てれば田んぼという環境で、広さはありますが手入れが行き届きません。
どうしたら最小限の労力で四季花が咲く庭にできるのか、試行錯誤の末の13年目、少しはわかってきました。
陶卓はひびが入っていますし、一見価値が分からないようです。
ひそやかな私の楽しみです。
by 夕菅 (2013-05-04 21:10)
お孫さんと庭でのんびりなさっているでしょうか?
ビオラの花柄摘みを手伝ってくれているんじゃないかな?
うちの I ちゃんは綺麗な花ばかりを摘んで渡してくれます。それでも嬉しいですね(笑)
お孫さんとのゆっくりとした時間が持てて、存分に楽しまれますように!
歴年の庭を見せていただいて、ありがとうございました。
落ち着いた庭にしたいと思いつつ、つい色彩あふれる花壇ができてしまいました。それもその時その時の気持ちの表現で、それでいいんだと言ってくださっているように、勝手に感じております。
うちのもそのうちに、すっきりとした庭に落ち着いてくれるでしょう!(かな?)
by 703 (2013-05-04 21:48)
とんちゃん コメントありがとうございました。
トレニアはこぼれ種で花壇に生えたものはそのまま咲かせていたのですが、通路にこれだけ生えるとさすがに迷いました。
トレニアの記事、またお読みいただいてありがとうございました。
2年前の3月14日、息子は8か月の胎児をかばってつくばから愛知県まで逃れてきました。今日は当地で生まれた初孫と庭巡りしました。
by 夕菅 (2013-05-04 22:00)
satton さん コメントありがとうございました。
昔からなじんできた木と別れるのはつらいことですね。
ましてやクロマツやハイマツ、エゾツツジなどの老木ではなおさらのことでしょう。お察しします。
でも家族がふえるのはまた楽しいこと、その分、外の花々をお訪ねになって下さい。
by 夕菅 (2013-05-04 22:22)
703さんは毎日 I ちゃんに手伝ってもらえていいですね!
孫は今回、うちの庭初体験。今日は平戸ツツジの香りを嗅ぐことを教えました。花に顔を埋めた後、鼻に花粉がついていて大笑い。
土をすくってばらまいたり忙しそうでしたが、つまんだ青虫が掌でうごめいたのに驚いて悲鳴をあげました。
庭作りは絵を描くようなもの、墨絵もよし、カラフルもよし、年と共に変わるも良しと思っています。
私は703さんのお庭で知らない花をたくさん教わっています。
by 夕菅 (2013-05-04 22:56)
庭のキャンバスに絵を描くように、計算され植えられた草木や置物は本当に美しいですね。そんなお庭でお孫さんと花たちとの語らい、ほほえましい姿を想像しています。我が家も久しぶりにやってきた4歳になる孫が、咲き終わったナガミヒナゲシを抜いてくれました。そのままに放置すると庭中広がってしまいます。でも大小さまざまに咲くこの景色は嫌いではないですが・・・。季節ごとに植え替えはほとんどせずに自然に?まかせてという庭作りですが、それでも大事な花を旺盛な花たちから時には守ってやらないと大変なことにもなりますね。
皆さんのお庭で見た花を仲間入りさせたくて隙間に植えこんでいくと
とても絵を描くようにはいかなくなってしまいます。咲いた花を選別するときは心が痛みますね。
by 花咲かばあさん (2013-05-05 17:33)
花咲かおばさんとこもやはりお孫さんがいらしたのですね。
お孫さんと庭仕事できるとは羨ましいこと!
ナガミヒナゲシは1日花で、すぐ種子を作りますから要注意ですね。
でも抜き易いから4才のお孫さんでもお手伝いできるのでしょう。
庭は絵をかくように植えたいと思っても飛び入りや衝動買いやでなかなか理想通りにはなりません。
えらそうなことを書いたようで後悔しています。
花咲かおばさんのお庭は宿根草とこぼれ種の原則を通され、いつも感心しています。
by 夕菅 (2013-05-05 22:39)
花々の構成がすばらしいです。それに煉瓦の路とそこに置かれた陶卓がセンスあふれた庭の構図を作り出しているのですね。花の配置と色も工夫されて、ほんとうに1つの芸術作品をつくっているようです。毎年変わるものですから、写真を撮っておくことも大切ですね。
by エフ・エム (2013-05-06 12:14)
エフ・エムさん コメントありがとうございました。
こんなにお褒めいただくと、良さそうな所だけを写したことを申訳なく思います。
さらに、今はあふれんばかりの活気がありますが、冬はさすがに寂しいものです。
でも何とか四季折々少しは花が咲いてくれる庭になったことをありがたく思っています。
最近は後何年維持できるかとの思いがよぎるようになりました。
by 夕菅 (2013-05-06 18:17)
今年うちのシラユキゲシは絶えていたことに気が付きました。
丈夫だと思っていましたが、もっと元気な宿根草に圧倒されたのか、
乾燥しすぎたのだと反省。茎を切って見たかったです。
そして同じく、キバナオドリコソウも繁殖に至らず絶えました。
我が家に(私に?)合う子を見つけなければ。
by ミセスサニー (2013-05-17 22:42)
ミセスサニー さん コメントありがとうございました。
あらら、シラユキゲシもキバナオドリコソウも絶えてしまったのですか。
ミセスサニー さんのお庭は自然風でこのような植物が合いそうに思えますのにね。
何故か相性の悪い物ってありますね。
うちでもシュウカイドウやミヤコワスレなどは何度植えても消えてしまいます。
by 夕菅 (2013-05-17 23:54)