クリスマスローズの自然交配 [草花(春)]
クリスマスローズを初めに植えてからもう10年余になります。
その頃から植えっぱなしの株に自然に子や孫ができるようになりました。
今日は、この庭のクリスマスローズ1世・2世の流れをまとめてみます。
初めの頃のクリスマスローズはガーデンハイブリッド(オリエンタリス)が殆どでしたが、花弁は先の尖った剣弁でした。
クリスマスローズの花は殆どうつむいて咲いています。
顔を見るときはそっと上向きにします。
初めに来た花達はドットがあるものが多く素朴な印象でした。
その後、ドットのない丸弁の花が園芸店に並ぶようになりました。
純白といってもクリスマスローズの白は暖かみがあります。
うちの庭の土はクリスマスローズに適しているらしく、地植えするとどんどん大きくなります。日陰でも日向でも大丈夫、今のところ病虫害もありません。誠に手間要らずです。
これ幸いと少しずつ苗を買い足していきました。
淡い色合いに惹かれます。
時にはアクセントに濃い色の花も。これはカップ咲きです。
黄色や緑色のかかった色も美しい。
花からこぼれ落ちた種が芽生えて双葉が群生しています。
上の方の糸くず様のものは散った雄しべです。
鳥足状の葉が出ています。常緑のグランドカバーとしても重宝。
3〜4年で花が咲きます。
数年経つと自然交配でいろんな花ができました。
ドットのある花は多いのですが、ドットの多少、地色の濃淡、花弁の形などによって少しずつ異なります。
花弁の辺縁に淡いシャドウが現れました。
これはまた霧吹き状のもようが面白い。
珍しいマーブル模様。蜜腺はオレンジ色です。
だんだんクリスマスローズの人気が高まり、八重咲きも登場しました。
初めは高嶺の花と思っていましたが、やはり気になって値下がりを待って購入。
今年はこんな大株になりました。
初めは淡いピンク、次第に濃くなっていきます。ドットはありません。
一昨年、庭隅に変った花を発見しました!
買った記憶のない八重の赤です!
花弁の裏側にはドットがいっぱい。
はたと思い当たりました。近くにドットの多い赤の大株があります。
これはピンクの八重とこの赤との子どもでしょう。
趣味が高じてクリスマスローズの人工交配で珍しい花を誕生させていらっしゃる方もあります。
開花前の雄しべを摘んで雌しべの成熟を待ち、他の花の花粉を付けるのです。
でも袋を被せたり、ラベルをつけたり、なかなかたいへんなようです。
私はこんなふうにいろいろ咲けばいいので、今のところそこまでする気はありません。
こぼれ種で咲いた子達の顔を見て回るのも結構楽しいものです。
3年前、庭のクリスマスローズについて5つの記事を書きました。
1)クリスマスローズ バラーディアエ
2)クリスマスローズ ガーデンハイブリッド
3)クリスマスローズ ガーデンハイブリッド ダブル
4)クリスマスローズ ニゲル
5)原種形クリスマスローズ
その頃から植えっぱなしの株に自然に子や孫ができるようになりました。
今日は、この庭のクリスマスローズ1世・2世の流れをまとめてみます。
初めの頃のクリスマスローズはガーデンハイブリッド(オリエンタリス)が殆どでしたが、花弁は先の尖った剣弁でした。
クリスマスローズの花は殆どうつむいて咲いています。
顔を見るときはそっと上向きにします。
初めに来た花達はドットがあるものが多く素朴な印象でした。
その後、ドットのない丸弁の花が園芸店に並ぶようになりました。
純白といってもクリスマスローズの白は暖かみがあります。
うちの庭の土はクリスマスローズに適しているらしく、地植えするとどんどん大きくなります。日陰でも日向でも大丈夫、今のところ病虫害もありません。誠に手間要らずです。
これ幸いと少しずつ苗を買い足していきました。
淡い色合いに惹かれます。
時にはアクセントに濃い色の花も。これはカップ咲きです。
黄色や緑色のかかった色も美しい。
花からこぼれ落ちた種が芽生えて双葉が群生しています。
上の方の糸くず様のものは散った雄しべです。
鳥足状の葉が出ています。常緑のグランドカバーとしても重宝。
3〜4年で花が咲きます。
数年経つと自然交配でいろんな花ができました。
ドットのある花は多いのですが、ドットの多少、地色の濃淡、花弁の形などによって少しずつ異なります。
花弁の辺縁に淡いシャドウが現れました。
これはまた霧吹き状のもようが面白い。
珍しいマーブル模様。蜜腺はオレンジ色です。
だんだんクリスマスローズの人気が高まり、八重咲きも登場しました。
初めは高嶺の花と思っていましたが、やはり気になって値下がりを待って購入。
今年はこんな大株になりました。
初めは淡いピンク、次第に濃くなっていきます。ドットはありません。
一昨年、庭隅に変った花を発見しました!
買った記憶のない八重の赤です!
花弁の裏側にはドットがいっぱい。
はたと思い当たりました。近くにドットの多い赤の大株があります。
これはピンクの八重とこの赤との子どもでしょう。
趣味が高じてクリスマスローズの人工交配で珍しい花を誕生させていらっしゃる方もあります。
開花前の雄しべを摘んで雌しべの成熟を待ち、他の花の花粉を付けるのです。
でも袋を被せたり、ラベルをつけたり、なかなかたいへんなようです。
私はこんなふうにいろいろ咲けばいいので、今のところそこまでする気はありません。
こぼれ種で咲いた子達の顔を見て回るのも結構楽しいものです。
3年前、庭のクリスマスローズについて5つの記事を書きました。
1)クリスマスローズ バラーディアエ
2)クリスマスローズ ガーデンハイブリッド
3)クリスマスローズ ガーデンハイブリッド ダブル
4)クリスマスローズ ニゲル
5)原種形クリスマスローズ
2012-03-28 21:05
コメント(10)
クリスマスローズがいっぱい!
こぼれ種からの芽生えもいっぱい!
日向でも日陰でも大丈夫!
八重と一重との交配種も生まれる!
八重も地植え出来る!
すごいなあと驚きながら見ていきました。クリスマスローズが咲きあふれる庭を、花の顔をのぞきながら歩くのは、なんと素敵なことでしょう!!
by 703 (2012-03-28 22:22)
703さんもクリスマスローズファンですね。
昨夜コメントいただいたのを気付かず、703さんのクリスマスローズの記事へコメントしました(笑)。
ピンクの八重の拡大写真を取り替えましたのでもう一度見て下さい。
やはりアップは若い方がきれいですね(しみじみと)。
ずぼらな私は鉢植えは苦手、八重も地植えですがご覧のようにこのピンクはとても丈夫です。
でも白のダブル、特にピコティは場所が悪かったのか、繁茂せず萎縮気味です(現在ダブルはこの3種)。
by 夕菅 (2012-03-29 09:07)
これだけの種類があると、花色も蕊の様子の違いを楽しみながら、見比べたりして。^^
白が固まって咲いているところは清楚な雰囲気がいっぱい。
萼の丈夫さは驚くほどで、長く奇麗に咲いてくれて、花壇には有難い存在ですね。
7枚目と10枚目が我が家にあります。
三枚目の白が一番好みで~す♪
by とんとん (2012-03-29 15:36)
とんとんさんのお好み、わかりまーす。
私もクリスマスローズの白は大好きです。
陶器の白色がいろいろあるように、クリスマスローズの白も真っ白に近いものから、クリーム色・黄緑色・ピンクっぽいものまでいろいろあって楽しめます。
自然に任せてもドットの入らない親と同じ白も誕生しますが、八重の白はまだ出てきません。
by 夕菅 (2012-03-29 21:08)
子や孫にいろいろな花のものが現れるのはお楽しみですね。
自分だけの品種というのも出来てくるでしょうか。
交配は比較的簡単そうですが、種子を播いても1年では花が咲かないので、結果をすぐ期待するというわけには行きませんけれど。
by エフ・エム (2012-03-29 21:25)
エフ・エム さん コメントありがとうございました。
この頃、夕菅の庭はクリスマスローズの庭になってきました。
見直すと、種を蒔いてから花が咲くまでにやはり3〜4年はかかるようです。初め2〜3年としていましたが訂正いたしました。
幼いうちは目立たないので、花が咲いて初めて気付くことが多く、何年生なのかよくわからないのです。
でもカタクリは7年かかるとか、まだ早い方でしょうか。
by 夕菅 (2012-03-30 00:01)
こんにちは。
クリスマスローズが満開で素敵なお庭ですね。
ひっそりとうつむき加減に咲く姿が、何とも魅力的です。
by 多摩NTの住人 (2012-03-30 08:50)
多摩NTの住人さん、コメント、同じ頃クロスしましたね。
クリスマスローズは放置しても咲きますし、常緑で雑草よけのグランドカバーになりますので増えるに任せています。
そばかすいっぱいの素朴な子が多いのですが、うつむいて咲いてるのでどんな顔かわかません。遠くから眺めるにはこれで充分と思っています。
by 夕菅 (2012-03-30 12:23)
見事なクリスマスロ-ズの花、花、花たち。クリスマスロ-ズのグランドカバ-、夢の庭です。
年々数が増えていっていますね。こぼれ種からの小さな苗から次はどんな花を咲かせるのかもまた楽しみですね。いただいた株も大きくなりました。
株を大きくすることばかり考えて、種を結ぶ前に早めに花柄摘みを
していました。それでもいつの間にか小さい苗があちこちに育っています。
それらを集めて鉢上げをして、大きくなったら地に植え替えて増やしてきました。自然交配ですか。、今年は花柄摘みはやめることにします。気長に付き合っていろいろな顔を見てみたいと思いました。いろいろな楽しみ方を教わります。
病虫害のないのがうれしいです。中のほうに光が届くように古い葉を整理したりしています。
花期が長いですので、しばらく楽しめますね。
by 花咲かばあさん (2012-03-30 21:43)
花咲かおばさんのところにもうちの子が育っているのですね。
クリスマスロ-ズは私の庭では最も手間がかからない優等生です。
花は種子が落ちて褐色になるまで放置。
古い葉も緑色のうちはそのまま。みすぼらしいもののみ切除。
こぼれ種の苗は鉢上げもせず自生任せ。混み過ぎたら移植。
肥料は寒中に固形発酵種粕を置くだけ。
大株になり過ぎたものは株分けすべきかと思いつつ未だ実行していません。
でも原種系のリビタスやフェチダスは数年で消えてしまいました。
by 夕菅 (2012-03-31 00:27)