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ドバトとキジバト [鳥]

ドバト

土曜日の昼下がり、居間で新聞を読んでいると視野の端に黒い陰。
鳥です! ハト?
急いで先ず1枚。ガラスの鋼線が写ってしまいました。
ハトの蔭wb.jpg

追っかけて外へ出ました。
生垣の南は広い田んぼ。
その上空を群舞する数十羽のハト?
ハト飛翔1wb.jpg

影絵のような鳥の飛翔。
ハト飛翔3wb.jpg

角度によってはカモメのよう。
ハト飛翔2wb.jpg

またUターン。やはりハトです。
ハト達は私を翻弄するように飛び交います。もう少しでヒッチコック!
ハト飛翔4wb.jpg

大きく羽ばたきながら低空へ降りてきました。
ハト飛翔5wb.jpg

100m程離れた水田に降ります。
ここは1毛作、機械で刈ったあとには落ち穂があるのでしょうか。
ハト低空wb.jpg

あ、白い鳥、これもハト?
ハト白2飛ぶwb.jpg

着陸〜。やはりハトのようです。純白ではなく翼の一部はやや黒い?
ハト着地2wb.jpg

灰色っぽいハトの中に一羽だけ白いハト。
ハトは雑食性。何を食べているのでしょう。
ハト白2wb.jpg

これらのハトは公園や神社にたむろするハトと外見は同じです。
うちの庭にはいろんな野鳥が来ますが、このハトは今まで来たことはありません。
ハト田んぼwb.jpg

これまでハトについて深く考えたことはありませんでした。
この写真を撮って、いざブログにと思って確認すると難問続出でした。

まず、これらのハトの和名、 カワラバト? ドバト?
  カワラバト(河原鳩)学名:Columba livia
  ドバト  (土鳩) 学名:Columba livia var. domestica
カワラバトはヨーロッパ、中央アジア、北アフリカに生息するハトですが、古くから食用や伝令用として家禽化され、日本には奈良時代には既に伝わっていたようです。
そしてこのカワラバトが再野生化したものが ドバト だそうです。
ということはこれらのハトも ドバト ということになります。
カワラバトの羽は青灰色で首に金属光沢がありますが、ドバトは青灰色から黒、白、赤褐色と様々です。

昔はお宮さんや公園に集るハトと人とは仲良しでした。
ハトは平和の象徴といわれたものです。

♪ ぽっぽっぽ、鳩ぽっぽ、
  豆がほしいか、そらやるぞ。
  みんなでなかよく食べに来い。♪

でも今はハト公害が問題になっています。
主に建物に対する被害ですが、時にはオウム病やクリプトコッカス症などの感染源になることもあります。
このため餌やりを制限する動きが各地であるようです。

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キジバト(雉鳩、Streptopelia orientalis)
  別名 ヤマバト 
  留鳥(本州、四国、九州)、北海道では夏鳥

いつも庭に入ってくるのはキジバトです。
仲良くお揃いということもよくあります。
キジバトwb.jpg

冬の朝。水を飲みにきたのにこれじゃ飲めないや。今年は寒かったね。
キジバト氷朝wb.jpg

寒いからふっくらふくらんで日向ぼっこ。
地味ですが美しいうろこ模様です。
キジバト201202wb.jpg

これぞ鳩胸。足も太くてたくましい。
ハト20101215wb.jpg

仲良く並んで芝生を物色しています。
キジバト2羽wb.jpg

何かあった! 食べられるかな?
ハト食べるwb.jpg

一般にはドバトは人になじみ易い鳥、キジバトは野鳥と思われがちでが、
うちでは逆なのが面白く対比してみました。
キジバトは20年くらい前には時々庭に巣をつくりました。
キウイフルーツの棚に作ったときは下を通るたびに「ポッポ 今日は」。
その時巣立った仔鳩は近づいてもあまり逃げませんでした。
これぞ「刷り込み」?と思ったものです。
また巣を作ってくれないかなー。
コメント(12) 

コメント 12

とんとん

キジバトが巣を作ってくれるといいですね。
我が家も一度だけ経験しましたが、巣立ったばかりの子供は胸に産毛を付けて全く人を警戒しないので可愛かったです。
ドバトのうろつく(笑)庭って理想です♪
素敵なお庭ですね。あ、また言っちゃった。^^

鎌倉の鶴岡八幡宮で全身真っ白いドバトを初めて見て驚きました。
嘴と脚、目も奇麗なピンク色をして気品が漂っていました。
栗色が混ざっている鳥もいて、それもとても素敵でした。
アルビノとの混血なのでしょうかね。
結構いるのですね。
by とんとん (2012-03-21 17:18) 

夕菅

とんとん さんもよくキジバトを撮っていらっしゃいますね。
キジバトの子、かわいかったでしょう!
もう一度、今度は写真も撮りたいですね。
最近うちではどの鳥もなかなか巣作りしてくれません。
鶴ケ岡八幡宮の白いドバトをごらんになったんですね。
靖国神社や鶴ケ岡八幡宮では白いドバトを何百羽も飼っているとか。
ドバトも白いと品があって美しいですね。
by 夕菅 (2012-03-21 23:07) 

703

これまで鳩を興味を持って見てこなかったので、
ドバト、キジバト、そんな種類も知らず、
アップされているように飛ぶのも、初めて見る気がします。
それにしても面白い写真が撮れましたね。

庭で野鳥が巣作りとは、本当のナチュラルガーデン! 羨ましいです!
最近は巣作りしないというのは、お宅の周辺の環境が変わったからでしょうか?またヒナの姿を見たいですよね。

by 703 (2012-03-22 22:21) 

夕菅

703さんもやっぱりそうでしたか!
私も何故かハトは漢字で鳩として長年過ごしてきましたので、今回「ドバト」というと何かそぐわない感じでためらいました。
こちらへ来て30年余、まだ南は田んぼが残ってはいるものの、宅地化が進んでいます。巣作りしないのはそのせいでしょうか。
この頃ではスズメも減っているようですが、ハトの群れも珍しいのでつい追っかけました。でも鳥写真マニアの方にはたいへんお恥ずかしい写真です。
by 夕菅 (2012-03-22 23:15) 

エフ・エム

ドバトの大群、こんなのは見たことがありません。伝書鳩ではないのですね。どんなところに住み着いているのか興味があります。
昔ハトといえば、平和のシンボルだったのですが、今はまったくそのイメージが薄れてしまいました。特急「ハト」というのもありましたが、どうでもよい鳥、いやむしろ害鳥になってしまったのが気の毒な気もします。
by エフ・エム (2012-03-23 10:30) 

夕菅

エフ・エムさん コメントありがとうございました。
私もこのハト達はどこから来たのか疑問でした。
ドバトの増加は迷子になった伝書鳩やレース鳩にもよるようですが、こちらでは伝書鳩の話を聞いたことがなく、疑ってもいませんでした。
伝書鳩は足に脚環をつけているはずですが、この距離では確認不能です。
調べると日本伝書鳩協会や日本鳩レース協会のレースは存続中で、つくば国際鳩舎レースも行われているようです。
やはりこちらには支部がありません。
レースでは何百羽も放つのですが、昨年の帰還は半分くらいのよう、ますます増える電波の中を飛ぶハトはたいへんなのでしょう。
私が撮ったハトは帰れなかったハトの子孫かもしれませんね。

by 夕菅 (2012-03-23 21:40) 

ミセスサニー

キジバトはよく庭の木にも巣を作りますが、
ドバトが巣作りに来ることはないですね~
習性が違うのですね。
あの大群がみんなで巣を作りに来たらとても困りますから、
キジバトでよかった。

鳥の写真、よく撮れていて楽しいです。
by ミセスサニー (2012-03-23 22:01) 

夕菅

ミセスサニーさんのところでもキジバトはよく巣を作るのですね。
でもやっぱりドバトは来ませんね〜。
ドバトの先祖カワラバトはサハラの山岳部に棲んでいたそうですが、この大群はどこに巣を作っているのでしょう?
キジバトの巣も荒っぽい作りですが、ドバトは小枝も運ばず直接卵を生んでしまうようですね。
やはりドバトの大群は我が家に住み着いてほしくありません。

by 夕菅 (2012-03-23 23:05) 

多摩NTの住人

こんにちは。
確かにこの集団を見るとヒッチコックの世界ですね。
もう一度、あの映画を見たくなりました。
子供の頃、近所に鳩小屋を作って鳩をたくさん飼っている人がいて、雛のうちに脚にリングを付けるのを、興味深く見ていたことがありました。
伝書鳩なんていうのは、もう無くなったんでしょうかね。
by 多摩NTの住人 (2012-03-24 18:53) 

夕菅

多摩NTの住人 さん コメントありがとうございました。
ヒッチコックの鳥、40年前(?)見たときは怖かったですよ。
小さい時伝書鳩の飼育をごらんになったのですね。
今も伝書鳩のレースは続いていることがわかりました。
ご興味がおありでしたらごらん下さい。

日本伝書鳩協会
http://www.nihon-denshobatokyokai.org/
 2011.12.10.には広島で放たれた66羽のレース鳩のうち16羽は  700kmを飛んでつくばの鳩舎へ帰ったそうです。!!!
 http://www.nihon-denshobatokyokai.org/page090-99.html

日本鳩レース協会
http://www.jrpa.or.jp/
by 夕菅 (2012-03-24 20:55) 

わんちゃん

夕菅さん こんばんわ~~

弟は子供の頃、鳩を飼っていましてね、鳩のレースなんかにも参加してたみたいです。
鳩が小屋に帰ってくると勝手に入れるように工夫がしてありました
ちょっと懐かしく思い出しました

キジバトはウチの近所ででもよく見かけます、けど、ウチの庭には入ってきたことないんですよ。
今使われている80円切手にキジバト登場ですね。
今まで意外とキジバトって切手に登場してるんですねぇ・・・
by わんちゃん (2012-03-24 22:21) 

夕菅

わんちゃん コメントありがとうございました。
弟さん、鳩を飼っていらっしゃったのですか。
鳩のレースってかわいがっている鳩を遠くへ連れて行って飛ばすんですね。私にはこわくて出来ないような気がします。
あの新しい80円切手、キジバトだったのですね。意識していませんでした!

by 夕菅 (2012-03-24 23:58) 

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