淡路夢舞台ラン展2012 [庭の外]
夕菅の庭も4年目、庭の中の題材も残り少なくなってきました。
この2月25〜26日、偶々淡路夢舞台ヘ行ったのを機に、庭の外の記事も加えてみようかと思うようになりました。今日はその事始めです。
淡路夢舞台ラン展2012
3か月前からブログに数回コメントをいただいた、ただそれだけのご縁のMさんのお誘いを受けて、200km以上離れた島へ新幹線に乗ってラン展を見に行ってきました。
今までランはどちらかというと苦手、有名な世界ラン展も名古屋で一度見たきりでした。
土曜日は午前中の仕事を終えてから出発、隣接のホテルに着いたのは4時半。お茶も飲まずにまっしぐら、ラン展の下見に行くことにしました。
入り口の看板は壁面植栽にはめ込みです。

この巨大な温室は「奇跡の星の植物館」。
今までの温室やラン展とは全く異なるアート植物館。演出は辻本智子さん。
意表をつく大きな花器は淡路島出身の左官・久住有生さんの作品です。
土肌とシンビジウムとの斬新なコラボに見入りました。

静かな和蘭の世界、向山武彦さんのランです。

愛用のデジイチは重いので、今回のカメラは買ったばかりの小さなコンデジのみ。
閉館まで1時間、気に入ったランを1枚ずつ撮ります。






メインホールは蘭華宮殿。
閉館の15分前、外は暗くなって華麗なランの花々がスポットライトで浮かび上がりました。
この豪華な広い空間、画像に人影はありません。どうも本日最後の観客のようです。
この会場で用いられたランは2,000種、2万株だそうです。
こんなにすばらしい企画なのに、しかも土曜日なのに、観客はまばらでした。
なんとももったいない空間、独り占めの数分は贅沢の極み。
(どうぞ画面をクリックして大きくしてごらん下さい。)

玉座は細かいランで覆われています。

ランで描かれた絵画は壁面緑化の技術です。

翌朝の開館は10時。
Mさんと11時出口で待ち合わせですから、今度は明るい自然光で撮りましょう。
ところが!!! 「電池交換して下さい。」と。
コンデジは電池容量も少なかったのですね。
充電直後だからもっと撮れるかと思っていました......................!
この日はその分、しっかりこの目に焼き付けました。
これもよかったかも(負け惜しみ?)。
日曜日は行列かと思いましたのに、今日も観客はそんなに多くありません。
Mさんとは出口まで行かぬうちに、会場内でお会いできました。
目印は久留米絣のコート。お互いにイメージ通り!
話せば旧知の方と再会したかのようでした。
景観園芸学校・花さじき・ハイウェイオアシスと案内していただき、海の見えるレストランで昼食。夢のような3時間半でした。
夢でなかった証拠に持ち帰ったのは、途中で拾ったモミジバフウとヒトツバタゴの実。
ヒトツバタゴに干しぶどうのような実がなるとは知りませんでした。

ブログでの不思議な出会い。初めての経験です。
Mさんは「文は人なり」を引用されました。
昔は毛筆で書いたからもっと人柄まで表れたのでしょう。
ブログを続けていて本当によかったと思えた日でした。
追記(2012.2.29.夜)
Mさんのご了解を得てブログをご紹介します。
ハンドルネームは kochira 703(略して 703 )。
下段はこの日の記事です。
風の通る庭 http://kochira703.exblog.jp/
http://kochira703.exblog.jp/17430396/
この2月25〜26日、偶々淡路夢舞台ヘ行ったのを機に、庭の外の記事も加えてみようかと思うようになりました。今日はその事始めです。
淡路夢舞台ラン展2012
3か月前からブログに数回コメントをいただいた、ただそれだけのご縁のMさんのお誘いを受けて、200km以上離れた島へ新幹線に乗ってラン展を見に行ってきました。
今までランはどちらかというと苦手、有名な世界ラン展も名古屋で一度見たきりでした。
土曜日は午前中の仕事を終えてから出発、隣接のホテルに着いたのは4時半。お茶も飲まずにまっしぐら、ラン展の下見に行くことにしました。
入り口の看板は壁面植栽にはめ込みです。

この巨大な温室は「奇跡の星の植物館」。
今までの温室やラン展とは全く異なるアート植物館。演出は辻本智子さん。
意表をつく大きな花器は淡路島出身の左官・久住有生さんの作品です。
土肌とシンビジウムとの斬新なコラボに見入りました。

静かな和蘭の世界、向山武彦さんのランです。

愛用のデジイチは重いので、今回のカメラは買ったばかりの小さなコンデジのみ。
閉館まで1時間、気に入ったランを1枚ずつ撮ります。






メインホールは蘭華宮殿。
閉館の15分前、外は暗くなって華麗なランの花々がスポットライトで浮かび上がりました。
この豪華な広い空間、画像に人影はありません。どうも本日最後の観客のようです。
この会場で用いられたランは2,000種、2万株だそうです。
こんなにすばらしい企画なのに、しかも土曜日なのに、観客はまばらでした。
なんとももったいない空間、独り占めの数分は贅沢の極み。
(どうぞ画面をクリックして大きくしてごらん下さい。)

玉座は細かいランで覆われています。

ランで描かれた絵画は壁面緑化の技術です。

翌朝の開館は10時。
Mさんと11時出口で待ち合わせですから、今度は明るい自然光で撮りましょう。
ところが!!! 「電池交換して下さい。」と。
コンデジは電池容量も少なかったのですね。
充電直後だからもっと撮れるかと思っていました......................!
この日はその分、しっかりこの目に焼き付けました。
これもよかったかも(負け惜しみ?)。
日曜日は行列かと思いましたのに、今日も観客はそんなに多くありません。
Mさんとは出口まで行かぬうちに、会場内でお会いできました。
目印は久留米絣のコート。お互いにイメージ通り!
話せば旧知の方と再会したかのようでした。
景観園芸学校・花さじき・ハイウェイオアシスと案内していただき、海の見えるレストランで昼食。夢のような3時間半でした。
夢でなかった証拠に持ち帰ったのは、途中で拾ったモミジバフウとヒトツバタゴの実。
ヒトツバタゴに干しぶどうのような実がなるとは知りませんでした。

ブログでの不思議な出会い。初めての経験です。
Mさんは「文は人なり」を引用されました。
昔は毛筆で書いたからもっと人柄まで表れたのでしょう。
ブログを続けていて本当によかったと思えた日でした。
追記(2012.2.29.夜)
Mさんのご了解を得てブログをご紹介します。
ハンドルネームは kochira 703(略して 703 )。
下段はこの日の記事です。
風の通る庭 http://kochira703.exblog.jp/
http://kochira703.exblog.jp/17430396/
2012-02-28 21:09
コメント(12)
淡路島までようこそお越しくださいました。
私のブログを見て足を運んでくださった方を歓待したい思いと、
素晴らしいブログを書かれる方にお会いしたい思いとで、
わくわくしながら出かけました。思い出に残る楽しい一日になったことを、
素敵な方と知り合えたことを、心から感謝します。
さすが夕菅さん、ラン展の全体を俯瞰的にとらえておられ、様子がよく分かります。私は気に入った所だけをアップするので、全体が見えません。
夕刻の蘭華宮殿の写真、おとぎの国のようですね!
夢のような広い空間を一人占めできて、ラッキーでした!!
by 703 (2012-02-28 22:42)
蘭展を訪ねたことはありませんが、美しく珍しい花に驚きました。
淡路夢舞台ラン展は、本当に夢舞台、香しいかおりでいっぱいだたことでしょう。
そんな中で、Mさんと初めての出会い、同じ趣味をお持ちのかたどおしですから、たちまち意気投合されたこと、話がはずんで時間が経つのも
忘れてしまわれたのでは?と想像しています。
こんな時ですね、「あ-幸せ」と感ずるのは。
「たのしみは 庭に植えたる春秋の 花のさかりにあえる時」
以前教わったこの歌をいっしょに共感できることは、あ-ほんとうに幸せですね。
Mさんのブログを拝見させていただきました。素敵でした。
これから楽しいことがまた増えました。
近所のマンサクが盛りです。クリスマスロ-ズも咲きだしました。
フクジュソウがパラボラアンテナを全開して春の太陽を追いかけています。今朝はきびしい寒さで庭の霜柱が見事でした。シモバシラにも少し
霜柱が。色数を増やしていく庭もいいですが、こんな冬の造形も
もう少し楽しみたい、、とも思ったりしています。
by 花咲かばあさん (2012-02-28 23:09)
703さん 早速ありがとうございました。
お心のこもったおもてなし、本当に感謝の気持ちで一杯です。
初日からおっちょこちょい+ぼけの忘れ物、ご迷惑をおかけして申訳ありませんでした。
私のはつい解説的になってしまって面白くないですね。
独り占めの写真は小さなコンデジにしては上出来かと、この偶然に感謝です。
by 夕菅 (2012-02-28 23:40)
花咲かおばさん いろいろ見ていただいてありがとうございました。
703さんとお会いしている時、何度も花咲かおばさんのことを思い出していました。
そして本当に夢の中にいるような幸せなひとときでした。
淡路島ではオープンガーデンの催しがあるそうです。
そこまではできないけど、花便りの交換だけでも楽しいですね。
うちではフクジュソウはやっと蕾2個、フキノトウは9個見つけました。クリスマスロ-ズの首も長くなっていますよ。
by 夕菅 (2012-02-29 00:06)
こんにちは
素敵な出会いのお話と美しいラン展の写真から
夢のような幸せなひととき…が伝わってきました。
自分自身のことのように嬉しく感じます。
夕菅さん、良かったですね。
出会い・・・・私の好きな言葉です。
出会いを意識できるのは、心が動いた証拠。
感じられる心を大切にできる自分でいたい・・・
いつも願っています。
夕菅さんのブログはすべてが、「出会いの表現」
そのものと勝手に思っています。
そして、そのブログを通して
私がまたそこで出会いをさせてもらっています。
夕菅の庭もすでに3年目になられるとか・・・
これからも 楽しみにしています。
by ebisu-mama (2012-02-29 12:33)
ebisu-mama さん コメントありがとうございました。
今夜は記念の写真を送ってくださったMさんにお礼の電話をし、リンクのお許しをいただいたので今Mさんを703さんに置き直し、そのブログもリンクしたとことです。
「出会いの表現」ですか。 なるほどね〜。
年を重ねてからでもこういう出会いに恵まれたことを感謝しています。
by 夕菅 (2012-02-29 23:55)
この寒い季節に百花繚乱の蘭展とMさんとの出会い、すっかり春が来ましたね。
自然観察の友はすぐに打ち解けられるし、本当にいいものです。
私も会いたい人がいるのですが、会えそうもありません。
by とんとん (2012-03-01 21:20)
とんとん さん 遠方までお訪ねいただきましてすみません。
私は自然観察会にも参加したことがなく、こういう出会いは初めてでした。未だに夢をみていたような不思議な感じです。
by 夕菅 (2012-03-01 22:42)
私もランにはあまり興味がなく、ラン展と称するものにはほとんど行ったことはありません。ですが、この記事を拝見して、ランの装飾的な美しさとその利用のためのアイディアのおもしろさが分かったような気がします。
そしてそんな空間にすてきな出会いがあったのですね。Mさんのブログにも魅了されました。
by エフ・エム (2012-03-04 09:57)
エフ・エム さん コメントありがとうございました。
今回は思いきって庭の外の記事を加えてしまいました。
Mさんのブログからこのラン展を検索すると、淡路島を花で島起こししようという辻本智子さんの存在も知り、いつになく出かけてしまったのです。
類は友を呼ぶとはこういうことかもしれませんね。
by 夕菅 (2012-03-04 13:11)
出会いの感動って~めったにないだけに新鮮ですね。
伝わってきました!
蘭は、見に行ったらうっとりするに決まっているので
こうして見せていただくだけで満足することにします。
すぐ影響を受けてしまいそうです(*^_^*)
by ミセスサニー (2012-03-04 16:46)
ミセスサニーさん コメントありがとうございました。
共感していただいてまた感激です。
庭作りの傾向のみならず、共に昨年初孫誕生など相通じること多く、本当に不思議な出会いでした。
ランもいろいろで近づきがたいものも、親しみを感ずるものもありました。
by 夕菅 (2012-03-04 23:28)