アジサイ [花木(夏)]
アジサイは日本原産のガクアジサイから装飾花が主体となるように作られた園芸品種です。
前述のガクアジサイは中央の両性花を装飾花が額縁のように囲んでいますが、アジサイは装飾花が球状に集って咲き、両性花は奥にあるものの目立ちません。
2年前から庭隅で咲き始めたこのアジサイは1株でいろんな花色が楽しめます。

この花は咲き始めからクリーム色、ピンク、薄紫と多彩。

時には初めから白い花。

ほんのりとピンクがかった花。

ピンクのグラデーション。

ピンクから薄紫へ。

装飾花をかき分けてみるとピンクの蕾と青い小花が見えました。
これがアジサイのほんとうの花(両性花)です。

両性花の多くは5枚の花弁、10本の雄しべ3つの柱頭をもつ雌しべからなります。

この花は花弁6枚、雄しべ12本。

装飾花の真ん中にも蕾のようなものがありますが、その幾つかは開いていました。

花の色が次第に濃くなるにつれ、装飾花の開花もふえてきました。

今まで装飾花はただ萼が花のように装っているだけだと思っていました。
しかしこのアジサイを見るうちに、装飾花の真ん中にあるものはやはり蕾で開花することがわかりました。
これについてもう少し詳しく観察して次の記事にしたいと思います。
前述のガクアジサイは中央の両性花を装飾花が額縁のように囲んでいますが、アジサイは装飾花が球状に集って咲き、両性花は奥にあるものの目立ちません。
2年前から庭隅で咲き始めたこのアジサイは1株でいろんな花色が楽しめます。

この花は咲き始めからクリーム色、ピンク、薄紫と多彩。

時には初めから白い花。

ほんのりとピンクがかった花。

ピンクのグラデーション。

ピンクから薄紫へ。

装飾花をかき分けてみるとピンクの蕾と青い小花が見えました。
これがアジサイのほんとうの花(両性花)です。

両性花の多くは5枚の花弁、10本の雄しべ3つの柱頭をもつ雌しべからなります。

この花は花弁6枚、雄しべ12本。

装飾花の真ん中にも蕾のようなものがありますが、その幾つかは開いていました。

花の色が次第に濃くなるにつれ、装飾花の開花もふえてきました。

今まで装飾花はただ萼が花のように装っているだけだと思っていました。
しかしこのアジサイを見るうちに、装飾花の真ん中にあるものはやはり蕾で開花することがわかりました。
これについてもう少し詳しく観察して次の記事にしたいと思います。
2011-06-25 23:36
コメント(8)
素敵なアジサイですね。これ以上の色づけは望めません。自分自身を上品に、華麗に装うセンスのよさに感嘆しています。アジサイ以外に、こんな花はありませんね。
by エフ・エム (2011-06-26 14:07)
エフ・エム さん コメントありがとうございました。
他にもアジサイはありますが、青紫系、ピンク系、白色系とそれぞれ株によって同じような色の花が咲きます。
1株でこんなに多彩な色が見られたのは今年のこの株だけです。その上、全体に淡い色で私の好みにぴったりです。
アジサイの色はエフ・エム さんに教えていただいたアントシアニンらしいのですが、土壌の酸度やアルミニウムイオンなどの関与もあるようですね。私には難し過ぎるのでただ花色を愛でています。
by 夕菅 (2011-06-26 18:21)
一株で色を咲きわけるなんて、とっても貴重ですね。
品種名を「ミラクル」ってつけたいです。^^
真花の話は去年友人から聞いて知りました。
装飾花の中心の花も綺麗に開いていますね。
これも真花と同じ様子をしていますが、真花と考えて構わないのですね。
by とんとん (2011-06-26 23:39)
とんとん さん 命名ありがとうございました。
「ミラクル」いいですね〜。
由来がわからぬまま育ったこの1株、毎年こんなふうに咲いてくれるかどうか楽しみです。
真花という言葉は生物気象観測上で使われているようですが、植物学上では両性花といわれているようですね。
装飾花の中心の花、咲かないと思って見逃していましたのに、よく見ると咲いていて慌てました。次回ご報告しますね。
by 夕菅 (2011-06-27 00:18)
ま-、素的なアジサイですね。七変化といわれるようにだんだん色変わり
するものが、アジサイとばかり思っていましたが、不思議ですね。
どの色も素的です。最初の色が異なると最後の色もやはり異なるんでしょうか。
アジサイも沢山の品種があるんですね。品種改良によってどんどん数が
増えるのでしょう。
長いこと楽しめる花がうれしいですね。
でも、アジサイに毒性があると最近知りました。時々箸置きなどに、花や木の枝など使ったりして、楽しみますがこれは使わないほうがよさそうですね。
狭い庭ですが、珍しい花に出会うとまたせっせと挿し木をしています。
アジサイは容易に出来る花の一つですね。うっとおしい日も楽しい作業です。
by 花咲かばあさん (2011-06-28 19:11)
花咲かおばさん、このアジサイ、本当に素性がわからないのです。
昨年3月、庭に自生したのか、枯れた植木の鉢から生えてきたのか不明の20cmくらいの苗を見つけ日陰の庭に植えたところ、6月にピンク系の花を咲かせました。
それが今年はこんなに育っていろんな花色の花が続々と開きまさにミラクル?
多彩な花はそれぞれ濃くなりますがやはり濃淡様々で最後までいろいろのようです。
検索してもこのような花の咲き方をしている品種を見つけることはできませんでした。
毒性については私もブログアップに際して資料を読んで初めて知りました。葉っぱを和菓子や料理の下に敷いたりしたこともありましたが異常なく過ごしてきましたよ。
by 夕菅 (2011-06-28 23:50)
アジサイの装飾花をかき分けて見たことがありませんでした。両性花がかわいらしいですね。我が家のアジサイの開花はもう少し日にちがかかりそうです。
by satton (2011-06-30 21:11)
satton さん、私もそうでしたよ。
手まりのように咲いているアジサイをかき分けて見るなんて普通しませんものね。
北海道のアジサイはまだこれからなんですか。
涼しいから花も長持ちするでしょうね。
by 夕菅 (2011-06-30 22:35)