ジョウビタキ(♀) [鳥]
ジョウビタキ
尉鶲、常鶲
スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)
スズメよりやや小さい渡り鳥。日本には10月中下旬に飛来。
今年初めてうちの庭にもジョウビタキの雌が1羽姿を見せてくれました。
縄張りを作る性質があるそうですが、確かに庭へ出るとどこからともなく飛んで来ます。
数年前庭を耕すとモズが1羽寄って来てミミズや幼虫が出てくるのを待っていたことを思い出しました。このジョウビタキはモズよりはやや距離をおいていますが、かなり人懐っこい鳥です。
11月8日。オクラの枝に止まっています。
雌は頭から腹部までうぐいす色、尾部には雄と同じくオレンジ色が加わります。
翼は茶褐色で白い斑点が目立ちます。
雄は頭が銀色。漢字名「尉鶲」の尉(ジョウ)とは銀髪のこと、鶲はヒタキ。
胸腹部・尾部はオレンジ色。背部から翼にかけては黒褐色でやはり白班があります。
11月12日。パイナップルセージの赤い花にとまったジョウビタキ。
12月2日、つくばいに現れました。水浴するのでしょうか?
慌ててガラス戸越しにカメラを向けます。
おー、入りました!
一瞬パシャパシャッとしたかと思ったらすぐ飛び出しました。
たった1回で上がります。ヒヨドリはもっと何度も豪快に浴びるのですが。
(昨冬のヒヨドリの寒中水浴はこちらです。)
芝生に飛び降り緊張した面持ちで背伸びしています。
ヒヨドリはペアーで来て1羽が見張りをしつつ水浴しますが、単独の場合はより警戒しているのでしょうか。
尾部のオレンジ色がきれいです。
ぱっと飛んでリキュウバイの樹の上へ。ここなら安心。
これは食べられないかな?
ヒタキ科の鳥は飛ぶ虫を空中で捕食するそうです。
やはり、イスの上に田作りを置いても無視されました。
冬は木の実も食べるそうですが、うちではまだ確認できません。
鳴き声は「ヒッ、ヒッ」とか「カッ、カッ」とか聞こえます。
これが火焚きのときの火打ち石の音ににているからヒタキと名付けられたようです。
ジョウビタキは4月ころ繁殖のためチベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺へ渡るそうです。こんな小さな身体で驚くばかりの長旅ですね。
今年のジョウビタキ嬢(?)がまた来年も無事この庭に来てくれますように。
追加:2010.12.31.
昨夜、なかなかさんからコメントをいただきました。
ジョウビタキは鳥写真第1号の記念すべき鳥だったそうです。
検索すると“花*花・flora”にジョウビタキの♂と♀がそれぞれ赤い実をついばんでいる素敵な写真が出てきましたのでご紹介します(昨夜のコメント返信と重複)。
今朝は思いがけない雪景色。寒さも忘れてカメラを持って庭へ出てしまいました。
気づけば今年もあと12時間余。
まだしなければならないことが一杯! 雪写真は来年のお楽しみです。
皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。
尉鶲、常鶲
スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)
スズメよりやや小さい渡り鳥。日本には10月中下旬に飛来。
今年初めてうちの庭にもジョウビタキの雌が1羽姿を見せてくれました。
縄張りを作る性質があるそうですが、確かに庭へ出るとどこからともなく飛んで来ます。
数年前庭を耕すとモズが1羽寄って来てミミズや幼虫が出てくるのを待っていたことを思い出しました。このジョウビタキはモズよりはやや距離をおいていますが、かなり人懐っこい鳥です。
11月8日。オクラの枝に止まっています。
雌は頭から腹部までうぐいす色、尾部には雄と同じくオレンジ色が加わります。
翼は茶褐色で白い斑点が目立ちます。
雄は頭が銀色。漢字名「尉鶲」の尉(ジョウ)とは銀髪のこと、鶲はヒタキ。
胸腹部・尾部はオレンジ色。背部から翼にかけては黒褐色でやはり白班があります。
11月12日。パイナップルセージの赤い花にとまったジョウビタキ。
12月2日、つくばいに現れました。水浴するのでしょうか?
慌ててガラス戸越しにカメラを向けます。
おー、入りました!
一瞬パシャパシャッとしたかと思ったらすぐ飛び出しました。
たった1回で上がります。ヒヨドリはもっと何度も豪快に浴びるのですが。
(昨冬のヒヨドリの寒中水浴はこちらです。)
芝生に飛び降り緊張した面持ちで背伸びしています。
ヒヨドリはペアーで来て1羽が見張りをしつつ水浴しますが、単独の場合はより警戒しているのでしょうか。
尾部のオレンジ色がきれいです。
ぱっと飛んでリキュウバイの樹の上へ。ここなら安心。
これは食べられないかな?
ヒタキ科の鳥は飛ぶ虫を空中で捕食するそうです。
やはり、イスの上に田作りを置いても無視されました。
冬は木の実も食べるそうですが、うちではまだ確認できません。
鳴き声は「ヒッ、ヒッ」とか「カッ、カッ」とか聞こえます。
これが火焚きのときの火打ち石の音ににているからヒタキと名付けられたようです。
ジョウビタキは4月ころ繁殖のためチベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺へ渡るそうです。こんな小さな身体で驚くばかりの長旅ですね。
今年のジョウビタキ嬢(?)がまた来年も無事この庭に来てくれますように。
追加:2010.12.31.
昨夜、なかなかさんからコメントをいただきました。
ジョウビタキは鳥写真第1号の記念すべき鳥だったそうです。
検索すると“花*花・flora”にジョウビタキの♂と♀がそれぞれ赤い実をついばんでいる素敵な写真が出てきましたのでご紹介します(昨夜のコメント返信と重複)。
今朝は思いがけない雪景色。寒さも忘れてカメラを持って庭へ出てしまいました。
気づけば今年もあと12時間余。
まだしなければならないことが一杯! 雪写真は来年のお楽しみです。
皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。
2010-12-26 23:29
コメント(13)
ジョウビタキの動作一つ一つがとてもよく撮れていますね。
色がとてもきれいだし、顔が可愛いです。
彼ら、彼女らは、大陸生まれ、すなわちそちらが生まれ故郷。日本は避寒地なので、のんびり過ごしているようにも見えます。
雌も雄も1羽ごとに縄張りをもつそうですから、夕菅さんのお庭は春まではこの雌ちゃんの庭でもあるのですね。とても気に入っているような顔です。
by エフ・エム (2010-12-27 21:41)
エフ・エム さん コメントありがとうございました。
ヒヨドリは毎日来ていてもなつきませんが、ジョウビタキは初めっから人懐っこく表情があるような感じです。
今年モズを見ないのも、縄張りに入るべからずと追出されてしまったのかもしれませんね。
冬の庭は花が少ないので鳥は大歓迎です。
by 夕菅 (2010-12-27 23:15)
夕菅さん こんばんわ~~
お目眼がカワイイ!!
また、仕草もカワイイ!!
お庭につくばいがあって、そこに鳥さんたちが来て、
バシャバシャバシャ
ステキやなぁ・・・・・
by わんちゃん (2010-12-28 00:03)
わんちゃん コメントありがとうございました。
ジョウビタキの目、かわいいでしょう!
彼女の姿を見つけると幸せな気分です。
でもペットのようにいつもいるわけではありませんし、水浴も
初めて見たのです。この間わずか1〜2分。
ガラス越しの遠景写真ですが、やっぱり記録しておきたかったんです。
by 夕菅 (2010-12-28 00:39)
可愛いジョウビタキの写真、鳥は根気良くねばってもなかなかうまく写真に
収まってはくれませんがすごいですね。
7枚目の写真はこのまま写実の絵が描けそうです。
参考にさせていただきます。
うちの庭には雄がやってきます。どうして雌は?と不思議でしたが
エフ・エムさんのお話でそのナゾがとけました。
縄張り争いがはげしいせいか、自分の姿が鏡に映っても攻撃するんだそうですね。
本当に人に慣れていて畑を耕していると平気で足元によってきます。
白い紋付羽織を着ているような、、、。
裸木になったサンシュウの枝に、10センチにも満たない小鳥の巣が
残っていますが、この巣はもう二度と使うことはないそうですね。どんな鳥の巣か
知りたいです。ナイロンの荷作りテ-プを細く細く裂いて造っていうようです。
来年の再来がたのしみです。
by 花咲かばあさん (2010-12-28 16:59)
花咲かおばさん コメントありがとうございました。
お庭には雄が足元まで来るんですか。
ジョウビタキの雄は銀髪にオレンジ色のシャツ、黒っぽい上着となかなかおしゃれのようですね。懲りずに写真も頑張って下さい。
車のバックミラーに映った自分も攻撃することはしばしば観察されているようです。庭にも鏡を置いとこうかな。
サンシュウの枝の鳥の巣、何鳥でしょう。
ヒヨドリはもっと大きいでしょうし、メジロかな?
by 夕菅 (2010-12-28 22:19)
ジョウビタキ、よく撮れていますね。「北海道の野鳥」という図鑑を見ましたが載っていないところを見るとこちらには来ない鳥なのかな。望遠で庭に木に来る野鳥を狙ってもものにしたことがありません。
by satton (2010-12-29 21:08)
satton さん コメントありがとうございました。。
確かにジョウビタキは北海道ではなかなか見られないようです。
でも「1983年6月、北海道大雪山の麓で5羽の雛が巣立ちに成功」という日本で初めての繁殖記録があります。
冬の北海道にもいることはいるのですね。
写真はお恥ずかしいのですが、花用のマクロレンズのまま、それもオートで撮って拡大しただけのお粗末なものです。
by 夕菅 (2010-12-29 22:24)
この時期になると花から鳥を写す方がたくさんいますよね。 私も3年前初めて鳥撮りに挑戦したとき、初めて写した鳥がジョウビタキでした、
夕菅さんの庭がずいぶん気に入っているようすですね。 毎日来るのですか?
水浴びはで、ちょこんと浸かっているところがとってもかわいいです。
by なかなか (2010-12-30 21:46)
なかなかさん コメントありがとうございました。
思いがけないご来訪に感激です。
ジョウビタキはやはり写真を撮りたくなる鳥なんですね。
中旬は毎日のように姿を見せていましたが、このところ雨模様の寒い日が続いてジョビさんにも会えないなと淋しく思っていました。
ところが今朝は居間から見えるところへ現れ、急いで庭に出ると元気な鳴き声も聞かせてくれました。
今年も困った時にはご親切にお教えいただきまして本当にありがとうございました。
by 夕菅 (2010-12-30 23:39)
なかなかさん
花*花・Floraに2008年にジョウビタキを見つけました!
http://blog.goo.ne.jp/yukinioowaretaoze/s/%A5%B8%A5%E7%A5%A6%A5%D3%A5%BF%A5%AD
♀も♂もいました!
共に、紅い木の実をくわえたり、ピラカンサを飲み込む瞬間。
さすがにZoom70〜300mmはすばらしい。
でもじーっと寒い中でこのシャッターチャンスを待ってばっちりという根性と感に敬服します。
これがヤドリギのヒレンジャクの名場面につながるのですね。
by 夕菅 (2010-12-31 01:02)
ジョウビタキちゃんのまん丸お目目かわいいですね~~❤
田作りを置いてみたら無視されたというところで笑ってしまいました(^o^)
by MISIA (2011-01-02 22:25)
MISIAさん コメントありがとうございました。
ジョウビタキ かわいいんですよ。
余り逃げないので、私に親愛の情を示してくれてるのかと思ったら、
さにあらず、ヒトが地面を耕すのを待ってるらしいんです。
田作りは食べないはず、好物は幼虫や木の実でした(笑)。
by 夕菅 (2011-01-03 21:49)