新緑讃歌 [花木(春)]
あたり一面、濃淡様々な若葉の緑また緑。
それぞれの緑が時々刻々広がって迫ってきそうな勢いを感じます。
その複雑な若葉の緑をどのように表現したらいいのでしょう。
「日本の伝統色465色」の中から緑色系統を数えれば50を越えます。
緑黄色、鶸色 (ひわいろ)、 抹茶色 、 若草色、黄緑、若芽色、若菜色、若苗色、青丹 、 草色、苔色、 萌黄、苗色、若葉色 、松葉色 、 夏虫色 、 鶸萌黄 、 柳色・・・・・・・・・
それぞれグラデーションがあってことばで表現するのはとてもむつかしいですね。
次は写真。しかし素人は光と風に攪乱されます。
強い日差しは反射しやすく、曇れば生気乏しく、風吹けば揺れて暈け、目に映る若葉の感動を写し取ることは容易ではありません。
それでも私はカメラを持って庭に出ます。
ハクモクレンはすでに樹高3m余。
見上げれば黄緑の若葉に光と影が濃淡を奏でています。
利休梅。
おびただしい新葉が小枝を覆い尽くす勢い。
ボダイジュ(菩提樹)。
見上げればもう蕾がいっぱいです。
ユズリハは譲る葉。
新芽が出てくると昨年の古い葉は潔く全て落ちて、一斉に若葉に入れ替わります。
この写真では上の方は世代交代完了、下の方は進行中です。
マルバノキは柔らかい円い葉がふわりふわりと現れます。
紅葉のみならず若葉も美しい。
ビワの若葉は光の方角に力強く開きます。
たわんだ枝にやさしい葉が着くツリバナ。
葉の下には小さな花がつり下がっていました。
日陰の庭では斑入りヤツデも衣替え。
若葉の上に載っているのは? ハナイカダの雄花です。
常緑のサネカズラも新調の制服姿。
しんがりは山椒です。
柔らかな若い葉は直前に要るだけ摘まれて、わが家名物の豆腐田楽に載せられます。
あらとうと青葉若葉の日の光 芭蕉
それぞれの緑が時々刻々広がって迫ってきそうな勢いを感じます。
その複雑な若葉の緑をどのように表現したらいいのでしょう。
「日本の伝統色465色」の中から緑色系統を数えれば50を越えます。
緑黄色、鶸色 (ひわいろ)、 抹茶色 、 若草色、黄緑、若芽色、若菜色、若苗色、青丹 、 草色、苔色、 萌黄、苗色、若葉色 、松葉色 、 夏虫色 、 鶸萌黄 、 柳色・・・・・・・・・
それぞれグラデーションがあってことばで表現するのはとてもむつかしいですね。
次は写真。しかし素人は光と風に攪乱されます。
強い日差しは反射しやすく、曇れば生気乏しく、風吹けば揺れて暈け、目に映る若葉の感動を写し取ることは容易ではありません。
それでも私はカメラを持って庭に出ます。
ハクモクレンはすでに樹高3m余。
見上げれば黄緑の若葉に光と影が濃淡を奏でています。
利休梅。
おびただしい新葉が小枝を覆い尽くす勢い。
ボダイジュ(菩提樹)。
見上げればもう蕾がいっぱいです。
ユズリハは譲る葉。
新芽が出てくると昨年の古い葉は潔く全て落ちて、一斉に若葉に入れ替わります。
この写真では上の方は世代交代完了、下の方は進行中です。
マルバノキは柔らかい円い葉がふわりふわりと現れます。
紅葉のみならず若葉も美しい。
ビワの若葉は光の方角に力強く開きます。
たわんだ枝にやさしい葉が着くツリバナ。
葉の下には小さな花がつり下がっていました。
日陰の庭では斑入りヤツデも衣替え。
若葉の上に載っているのは? ハナイカダの雄花です。
常緑のサネカズラも新調の制服姿。
しんがりは山椒です。
柔らかな若い葉は直前に要るだけ摘まれて、わが家名物の豆腐田楽に載せられます。
あらとうと青葉若葉の日の光 芭蕉
2010-05-25 16:10
コメント(6)
新緑謳歌。
まさに言葉通りですね。
緑の葉の美しさに何時も魅せられている私にとっては
待っていました・・・そんな幸せな写真です。
ありがとうございます。
確かに、目に映る色を写真に撮ることは難しいのでしょうね。
「それでも、私はカメラをもって庭に出ます」・・・素敵です。
色は、光の造形。
眼で見ているときでさえ、その一瞬一瞬の色も違うはず。
そう思うだけで、また楽しくなりますね。
また、色の違いはもちろん
十人十色、その木の その葉の持つ姿の楽しさ。
そこに光、風、影 達との遊び・・・
そして、その時 その様子を見つめる心模様まで影響して
心に飛び込んできます。
木漏れ日の緑はまるで光と葉が遊んでいるよう・・・
早朝、雨上がりの若葉の艶めきは、どきっとするほど・・・
重なり合う葉たちが風に揺れる姿は声が聞こえてきそう・・・
もうすぐ、梅雨の季節を迎えますが、
この季節ならではの 様々な緑を楽しみましょう。
by ebisu-mama (2010-05-27 18:00)
ebisu-mamaさんへ
自然の緑に魅せられた方の美しいコメント、詩的な文章に感じ
入りました。すばらしい感性と表現力ですね。
ほんとうにありがとうございました。
私の素っ気ない説明文が恥ずかしくなりました。
これを書きながら「日本の伝統色465色」を見つけました。
本文中、リンクしてありますから開いて色名のところをクリック
してみて下さい。画面いっぱいに雅な色が現れます。
若苗色とか裏葉柳という色まであってしばしうっとりしました。
by yuusuge (2010-05-27 22:28)
夕菅さんのお庭では、こんなにも美しい樹木の葉が見られるのですね~
形もさまざまに、お日さまの光とあいまって、
美しい色のグラディエーションで、
見ていて、とっても清々しく、心清らかになりました。
緑色をあらわす言葉もこんなにたくさんあるのですね。
日本の色の美しい表現も、本当に繊細で、
昔の日本の人々の感性にも感動ですよね。
緑の美しい光景をおさめにデジカメを持って庭をめぐる夕菅さんを想像して
なんて、心豊かで素敵だろうって、
緑の美しさの中で風を感じて、葉のにおいを感じて、一緒に散策しているかのような気持ちになりました。
たくさんの木々も庭に取り入れて
私も庭を作っていきたいなって思いました。
緑の美しい世界を改めて気付かせていただいて
本当に素敵な時間をいただきました。
夕菅さんの素敵なお庭を見させていただいて
本当に心癒されました。ありがとうございますね^^
by えっちゃん (2010-05-30 21:41)
えっちゃん
新緑の美しさに共感していただいて、とても嬉しく思います。
それぞれの植物の花の色と葉の色の組み合わせの妙にしばしば感嘆しますが、新緑の緑は本当に迫力があります。
私はバラが苦手でその代わり、いろいろの花木を植えて花と葉を楽しんでいます。これは比較的手間要らずで楽でいいですよ。
でもこの記事を書きながら、やはり花の写真は撮り貯めてあるけど、葉の写真が少ないことに気付きました。
もっと葉の美しさも表現できたらと反省しています。
いろいろ教えていただいてありがとうございます。
その上、お忙しい中をお心のこもったコメントを頂戴して感謝するばかりです。これからもどうかよろしくお願いします。
by yuusuge (2010-05-30 23:33)
夕菅さん こんばんわ~~
そよかぜさんのところからおじゃましました。
最初と最後の、つまりハクモクレンの木が
ウチの庭に大きく育っています
サンショウはそれなりに・・・・・
サンショウの葉っぱが大好物の青虫をウチの中でアゲハチョウに変身させたことがありました。
ホンマにサンショウの葉っぱしか食べなくって大丈夫なんや、
と、感心した記憶があります。
これからも時々おじゃまします。
ブックマークお願いしていいですか?
by わんちゃん (2010-06-03 00:13)
わんちゃん
コメントいただいて光栄です。ありがとうございました。
そよかぜさんのブログは殆ど毎日見せていただいています。
ですから わんちゃんの連日の当意即妙なコメントにも感心しています。
さすがそよかぜさんの愛弟子、わんちゃんのブログも素晴らしいですね。アップの写真も本当にきれい!
私は仕事の合間に辛うじて週1回くらいの更新しかできませんので、ブックマークなどのお許しを申し出ることも恐れ多くて白紙のままです。
そんなでもよろしかったら、どうぞお願いします。
確かに虫達は偏食ですね。食草と蝶と関係も驚きです。
わんちゃんもいつかウマノスズクサ?のことを書いていらっしゃいましたね。
私も【わんちゃんの独り言】へ時々お邪魔させていただきまーす。
by yuusuge (2010-06-03 17:56)