セミ [昆虫]
はや初秋の風が青田を渡り、ツクツクボウシの独唱が夏の終わりを告げています。
最近地域によってはアブラゼミが減りクマゼミが増えているそうですが、愛知県のはずれ、木曽川に近いこの庭では未だにアブラゼミがほとんどです。
写真左の菩提樹はセミに最も好まれる木で、最盛期には1株に100匹近くいるのではないかと思うほどです。この写真で見えているだけでも20匹はいますね。
次に多く集まるのはエゴノキ(写真右)、桜やボウガシは好みではないようです。
世界のほとんどのセミの翅は透明で、翅が不透明なのは珍しく、その上油色というのは日本のアブラゼミだけということです。これが菩提樹にとまったアブラゼミです。
少数派のツクツクボウシ。
9月になるとと「ツクツクボウシ ツクツクボウシ もう いいよ」と鳴きます。
ごく稀にはニイニイゼミも見られました。
庭のあちこちに脱け殻を見つけます。しかしセミの羽化は夜なのでなかなか見ることができません。
菩提樹の葉の裏 ニンジンボクの実の上
セミはただ木に止まって鳴いているだけではないのですね。
木の幹に丈夫な長い口吻を刺して樹液を吸っているのです。
近づくと突然おしっこ?をかけて逃げることがあります。これは飛翔の際に体を軽くするためという説もあり、体内の余剰水分を出すらしく有害物質は含まれないようです。でもかけられたらやっぱりいやですね。時々被害に遭います。
青空に大きな羽音をたてながらセミが揺れていました。
おーおー、クモの巣にかかってしまったんですね。まだクモは遠くにいます。
傘を使ってクモの糸を切って救出しようとしましたが、糸は絹糸のように強いんですね。
やっと切れて芝生に落下、しかし左翅に糸が絡んでたためずバタバタあがいています。
また救助の手を差し伸べ、何とか回復。セミは一休みしてから飛び去っていきました。
珍しく低いところにニイニイゼミがいるのを見つけて写真を撮ったとき、後ろに
ごみのような影がありました。
何だろうと後ろに回ると.............まあ!こんなにたくさんセミがいても交尾の場面を見たのは初めてです。
アブラゼミは卵が成虫になるまでに6年かかります。成虫の寿命はしばしば1週間といわれますが、実際にはもっと長く2〜3週間のようです。
セミは夏の風物詩、大合唱はちょっと耳障りな時もありますが、やはりこれからもこの庭に生存し続けてほしいものです。
最近地域によってはアブラゼミが減りクマゼミが増えているそうですが、愛知県のはずれ、木曽川に近いこの庭では未だにアブラゼミがほとんどです。
写真左の菩提樹はセミに最も好まれる木で、最盛期には1株に100匹近くいるのではないかと思うほどです。この写真で見えているだけでも20匹はいますね。
次に多く集まるのはエゴノキ(写真右)、桜やボウガシは好みではないようです。
世界のほとんどのセミの翅は透明で、翅が不透明なのは珍しく、その上油色というのは日本のアブラゼミだけということです。これが菩提樹にとまったアブラゼミです。
少数派のツクツクボウシ。
9月になるとと「ツクツクボウシ ツクツクボウシ もう いいよ」と鳴きます。
ごく稀にはニイニイゼミも見られました。
庭のあちこちに脱け殻を見つけます。しかしセミの羽化は夜なのでなかなか見ることができません。
菩提樹の葉の裏 ニンジンボクの実の上
セミはただ木に止まって鳴いているだけではないのですね。
木の幹に丈夫な長い口吻を刺して樹液を吸っているのです。
近づくと突然おしっこ?をかけて逃げることがあります。これは飛翔の際に体を軽くするためという説もあり、体内の余剰水分を出すらしく有害物質は含まれないようです。でもかけられたらやっぱりいやですね。時々被害に遭います。
青空に大きな羽音をたてながらセミが揺れていました。
おーおー、クモの巣にかかってしまったんですね。まだクモは遠くにいます。
傘を使ってクモの糸を切って救出しようとしましたが、糸は絹糸のように強いんですね。
やっと切れて芝生に落下、しかし左翅に糸が絡んでたためずバタバタあがいています。
また救助の手を差し伸べ、何とか回復。セミは一休みしてから飛び去っていきました。
珍しく低いところにニイニイゼミがいるのを見つけて写真を撮ったとき、後ろに
ごみのような影がありました。
何だろうと後ろに回ると.............まあ!こんなにたくさんセミがいても交尾の場面を見たのは初めてです。
アブラゼミは卵が成虫になるまでに6年かかります。成虫の寿命はしばしば1週間といわれますが、実際にはもっと長く2〜3週間のようです。
セミは夏の風物詩、大合唱はちょっと耳障りな時もありますが、やはりこれからもこの庭に生存し続けてほしいものです。
2009-08-27 22:22
コメント(4)
トラックバック(0)
お久しぶりです。
蝉のいろいろ面白く拝見。
我家のほとりも油蝉の大合唱でした。
小泉八雲はこの蝉の鳴き声が大嫌いだったそうです。
蝉の羽化は、とても神秘的で感動的だ、と見た人は言います。夜明け前もチャンスらしい。
ユウスゲさんのところはこれだけ蝉が誕生するのですから、来年はぜひその刻に出逢われますように。
ところで、蝉のオシッコはどんな匂いなんでしょう?
by ごくり (2009-09-07 11:27)
ごくりさん
コメントありがとうございました。
西の方もまだアブラゼミなんですね。
もう一種ミンミンゼミかと思われるミーン ミンミン ミーンと
いう鳴き声も聞いたことがありますが、目では確認していません。
小泉八雲さんは蝉の鳴き声が大嫌いだったのですか。たしかに騒音
に聞こえる時もありますが、なくなったら淋しいと思いますねー。
セミの羽化、本当はそこまで見たかったのです。
でも蚊が待ち構えている夕方以降、暑くても長袖・蚊取り線香の
出で立ちで庭隅を探し、じっと待たねばなりません。
家の中には夕食は今や遅しと待っている人がいます。
そして夕食後は疲れて再起動不可。夜明け前は熟睡の頃。
というわけで今年も見送りました。来年は是非..........?
そうそう、蝉のオシッコはね、無色無臭のようです。
たくさんかけられたことはないのですが、しぶきみたいに降って
くるのは時々腕に受けました。
やっぱり何となく気持ち悪くて洗い落としました(笑)。
by yuusuge (2009-09-07 22:27)
朝早くに蝉の大合唱で起こされてます
鳴き声に特徴があるんでしょうね?
何の蝉が鳴いているのかさっぱり解らないわんちゃんです。
一匹のセミちゃんに良いことされましたね
蝉の抜け殻もいろんな木の葉っぱにくっついてます
抜け殻の白い糸状のことについてお尋ねしたら
http://soyokaze-jp.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_8c6b.html
に、チョー詳しく・・・・・教えていただきました。
by わんちゃん (2010-08-04 15:41)
わんちゃん 返信遅れてごめんなさい。
そよかぜさんの「セミの抜け殻の白い糸」ね。
このブログを書く時、圧倒されながら読みましたよ。
そよかぜさんの博識と表現力はすばらしいですね。
そしてそよかぜさんとわんちゃんのコンビも絶妙ですね。
今年も大きなクモがたくさんクモの巣を張っててセミが掛かってしまいます。
最近は毎日2匹くらい救命してますよ。
by 夕菅 (2010-08-09 22:18)